瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

07年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2007年12月16日 19時58分54秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪

昨日は七面鳥の丸焼きについてお話したわね。
今夜は『猪の丸焼き』についてお話しするわ!

「え!?猪の丸焼きなんて、クリスマスに食べるのか!?」って…?

北欧のクリスマスでは、鳥よりも猪を食べる方が一般的だったのよ。
現代のイギリスでも、儀礼的にホテルで供されるケースが見られるわ。

晩餐の始まりに、猪もしくは豚の頭がファンファーレと共に持ち込まれ、『猪頭のキャロル』を一同斉唱――


我、腕(かいな)に猪頭を捧げ持つ
それを飾るは月桂樹にローズマリー
御主人方は上機嫌
どうぞ、陽気で在られん事を

我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う

我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う


この奇怪な風習は、オックスフォード大学学寮で始まったと言われているわ。

伝説では或る年の学生がアリストテレスを読みながら歩いていた所、猪に襲われ、持っていた本を猪の口に突っ込み窒息死させたの。
けれど本を惜しんだ学生は、頭を切って大学に持ち帰り、ついでにその頭を肴に宴会を開いたのですって。


…でも実はそれ以前から……遥か大昔から、猪を冬至の祭で食べる伝統が有ったのよ。


猪は古代ゲルマン神話の豊穣の神「フレイヤ」を象徴する動物。
古代ゲルマン国の冬至祭には必ず生贄として捧げられ、来る年の豊作を祈っていたそうなの。

今では猪の代りに、より一般的に手に入る動物『豚』が、クリスマスメニューに用いられてるわ。
保存が利くようハムにして、クリスマスの食卓に備えてる家庭が、北欧では多いの。
クリスマス期間中、スウェーデン人は1人当たり1kg、デンマーク人は2kgものハムを消費するんだそうよ。

欧米ではハムより『ミートローフ』の方が、クリスマスの肉メニューとしては一般的だわ。
下拵えして、オーブンに入れるだけで出来上がる簡単な料理だから、パーティに出すには都合が好いんでしょうね。


それじゃあ此処で2曲目のクリスマスソング♪



            【牧人 羊を】


牧人♪ 羊を♪

守れるその宵♪

妙なる♪ 御歌(みうた)は♪

天(あめ)より響きぬ♪

ノエル♪ ノエル♪

ノエル♪ ノエル♪

主イエスは生まれり♪


仰げば♪ 御空(みそら)に♪

煌く若星♪

夜昼♪ 清かに♪

輝き渡れり♪

ノエル♪ ノエル♪

ノエル♪ ノエル♪

主イエスは生まれり♪
  


…厳かに救世主の誕生を祝してる、イメージの浮び易い歌ね。
『The First Nowell』のタイトルで、広く流布しているわ。


今夜は此処まで。
それじゃあ皆、明日も楽しく歌いましょう♪



…こっからは毎度期間限定代理人のびょりです。
今年紹介するクリスマスソングは此処で視聴出来ますんで、馴染の無い歌だと思った時は宜しければ…。

写真はハウステンボス、オランダ雑貨店(通称「木靴屋」)『ホーランドハウス』の扉に飾られてたクリスマスリース。
木靴で飾られたリースは、この店ならではの特徴。
コメント (2)
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