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瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

歌え!!アニソン!!~ときめきトゥナイト~

2007年10月23日 22時35分27秒 | アニソン
――今夜の月は、妖しく光る。



ドゥンルルドゥンルルドゥン♪

――パッ♪パァーーン♪

ドゥンルルドゥンルルドゥン♪

――ダッダァーーーン♪

ジャッジャンジャジャジャン♪

――ダーン♪ダーン♪

女の子ぉはぁ♪ 恋をした・時・かぁらぁ…♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪――チャン♪

超一流のぉ♪ マジシャンに早変ぁ・りぃ~~~♪

知らず知らずぅ…♪ 使ぁってしまう・マジィック♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪――チャン♪

恋が覚めぇる♪ 時まで・気付かないのぉ~~~♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪
   ――チャン♪ ――チャン♪

光るひ・とぉみとか♪

風に揺ぅれてる髪♪ とぉ♪ かぁ~~~~~♪

シャンプーゥなぁんかの♪ 香りに・は♪

気を付け♪ てぇ♪ ね♪――も~遅いかなぁ♪ フッ♪ フッ♪ フゥッ♪

(スーパーラァブローッショ~~ン♪)マァ~ジックぅよぉ♪

(スーパーラァブローッショ~~ン♪)かぁ~おり・はぁ♪

目に見えない…♪

ラブレェター&ラブ・コ~ォ~~~~ル…♪

――パッ♪パァーーン♪

――ダーンダーンダァ~~~~……ン♪




1982年10/7~1983年9/22迄日本テレビ系で放映されたTVアニメ。
制作は東宝株式会社&グループ・タック。

EDタイトルは『Super Love Lotion(スーパー・ラブ・ローション)』、作詞&作曲は古田喜昭氏、編曲は大村雅朗氏、歌ってるのは加茂晴美氏。

…何故OPじゃなくEDを紹介するのかは後述するとして。


原作は池野恋氏が1982年7~1994年10月号迄、老舗の少女漫画誌『りぼん』で連載した同名の漫画。
なんと12年にも渡って続けられたという。
だけじゃなく、実は2002年~パラレルリメイク版『ときめきミッドナイト』なる漫画を連載しているそうで。(相手役の男2人の設定が入替わっている)
流石は集○社連載、線路の如く続くよ何処までも。


ヒロイン『江藤蘭世(えとう らんぜ)』は、吸血鬼の父親と狼女の母親を持つ魔界人の女の子。
しかし生れ育ちは人間界の、ごくごく普通な女の子。
噛付いた相手の姿に変身出来る能力を除けば…だが。
ちなみにクシャミをすれば元に戻る。

そんなちょっと変った女の子が、転校初日に恋をした。
相手は普通の人間の男の子で、名前を『真壁俊(まかべ しゅん)』と言う。

しかしそれを知った両親は、「人間なんぞに恋をするな」と猛反対。
その上『神谷曜子(かみや ようこ)』と言う、強力なライバルが出現し、蘭世の恋は前途多難…。


――と言うのがアニメ化の際の粗筋。


原作はヒロインが代替りし(蘭世の娘が最終的なヒロイン)、第3部にまで到ったそうで…。


……済みません、告れば自分、原作もアニメも2~3回位しか観た事無いのです。(汗)

んじゃ何で採り上げたかっつうと、アニソン史に残したい程、印象的なEDだったから。(笑)
OPはぶっちゃけ大した事無いんですよ。
しかしEDは後のアニメに影響を及ぼすほど凄いものだった。(アニメ『月詠(2004年放映)』がOPでパロってる…元設定自体が似てたから、そうしたんだろうが…)


ヒロインがバンパイア風の黒マントを着用してるんですが――その下はなの。
オール裸なの。
それでセクシーポーズかますのよ。
動く度にちらりと白い膚が露出するんですわ。
その見えそで見えない演出が並じゃない。(笑)
かりにも少女漫画のEDだってぇのに……凄ぇ。


原作は息が長かったが、アニメは短かった。(まぁそれでも1年近く放映してたようですが)
何でも視聴率1%位しか無かったとか…。
もっとも視聴率=人気をそのまま表してる訳じゃないですが。
リサーチ会社が全国から無作為に選んだ200~300の一般家庭をサンプルに算出してる訳ですから、偶々その200~300家庭に視聴者が居なかったって事も有得なくはない。
とは言っても、アニメとしての人気は今一だったのでしょう。


しかしEDはアニメファンの間で、後々まで伝説として語られたのです。(笑)
どんだけ凄いかは、実際に観て貰うしかない…。


――ってな訳でどうぞ!!→(音が出るんで注意)http://www.youtube.com/watch?v=j2UXUSy3tsA


嘘か真か、当時このEDのファンクラブまで設立されてたらしい。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
コメント (3)
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歌え!!アニソン!!~超時空要塞マクロス~

2007年10月22日 20時32分17秒 | アニソン
――メカと美少女と三角関係。




――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪――ズズズズズン…♪

パパパパァ~~~~~♪

――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪――ズズズズズン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪

――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

マクロのそぉ~~~らを~♪――ジャーン…♪

貫ぅ~いてぇ~~~♪――ズズゥーンズーン…♪

地球を撃~ぅったいっかぁずちぃはぁ~~~~♪

――フィフィッ♪

我等おさぁ~~~ない♪――ジャーン…♪

人るぅ~いにぃ~~~♪――ズズゥーンズーン…♪

目覚めてくぅ~れ・と♪ は・な・たれったぁ~~~~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ルルルルルル♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ルルルルルルゥ~~♪

雄々しっくう~立ぁったぁ♪ わっかっ者ぉはぁ~~♪

愛するぅ~ひぃとを♪ 庇い~つつぅ♪

旅立つ日ぃ日を~♪ 戦ぁいひぃらくぅ~~~♪

ウィルュラァ~ヴ・ミィ~♪ トゥ~マァ~ロォ~♪

やっみぃを~切ぃ裂き♪ 飛び行ぅくぅ先ぃ~はぁ~~~♪

遠くぅ~♪ 輝くぅ♪

あ~おい星ぃ~~~~~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ペ~レレェ~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ペェーーーーー♪

――ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャン♪

マァ~~~~~♪ クロォ~~~~~~~ス…♪

パパパパァ~パァ~~~~♪

――パパッ♪――ジャジャン…♪




1982年10/3~1983年6/26迄、毎日放送をキーステーションにJNN系で放映されたTVアニメ。
『ヤマト』同様、複数の会社が参画した事で、知的財産権を巡り、かなり揉めてました。
幾度か訴訟が繰返された結果、映画の著作物としての権利は制作費を支出したタツノコプロに…キャラ&メカについてはデザインを担当したビックウエストとスタジオぬえに権利が有るとの判決が出されたそうな。
しかし実際のアニメ制作は、アートランド・アニメフレンド(タツノコの子会社)が主に担当してたそうで。

……真、著作権ってのは厄介ですな。(人気作品の場合、特にね)(汗)

OPタイトルは『マクロス』、作詞は阿佐茜…これは作品のチーフディレクター石黒昇氏・脚本家松崎健一氏・プロデューサー岩田弘氏の共同ペンネームだそうで、OP歌詞はその岩田氏が担当したそうな。
作曲は(故)羽田健太郎氏、歌ってるのは藤原誠氏。


西暦1999年(もう過ぎちまったんだな…)――

突如宇宙から飛来した謎の物体が、太平洋上の南アタリア島に墜落。

それは全長1km超もの、巨大な宇宙戦艦であった。

これにより異星人の実在を知った地球人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく、地球統合政府を樹立。
墜落艦を改修し、『SDF―1マクロス』と命名する。

2009年のマクロス進駐式当日――地球付近に異星人『ゼントラーディ軍』の艦隊が突如出現。
その存在を感知した途端、マクロスの主砲システムは勝手に作動し、異星人の戦艦群を撃破してしまう。

実はマクロスの正体は、ゼントラーディと敵対する陣営が仕掛けた、ブービートラップだったのだ。

こうして地球人類は否応無く宇宙戦争に巻き込まれる形となる。

ゼントラーディ軍の包囲網から逃れる為、マクロスはフォールド航行(要はワープです)を行い月の裏側への待避を図るも制御に失敗、南アタリア島一帯の住民を巻き込んでしまった末、冥王星軌道付近にまで飛ばされてしまう。
その際ワープ位置を設定する為のフォールドシステムが消失。
『マクロス』はロケット推進のみで、地球への長い帰還の旅を強いられる破目に陥る。
そんな中、巻込まれた南アタリア島住民5万8千人は、マクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで逞しくも普段の生活を営むのであった。

アクロバットパイロットだった主人公『一条輝』は、戦火の中出会った少女『リン・ミンメイ』に恋をし、彼女を守る目的から軍に入隊、可変戦闘機『バルキリー』のパイロットとなる。

しかしミンメイは『ミス・マクロス・コンテスト』で優勝し、艦内で人気アイドル歌手となって行くにつれ、輝から離れて行くのであった。(ミンメイ自身は輝に対し、「お友達」くらいの認識しか無かったらしい)
ミンメイの気持ちが読めず、苦悶する輝…何時しか彼の中で、喧嘩相手だった上官『早瀬未沙』の存在が、少しずつ大きくなって行く。

一方、戦いの中で次第に判明するゼントラーディ人の実態。
彼等は遺伝子操作により人種改良された、生まれつき戦う事しか知らない戦闘人種で在り、「文化」を持つ地球人種を『プロトカルチャー』と呼んで極端に恐れていた。

『プロトカルチャー』――それは『ゼントラーディ人』の創造主にして、遥か昔高度な文明を開いたと伝えられる異星人種の呼称。

地球文化との接触は、異星人の攻撃艦隊側に、文字通りのカルチャーショックを与える…。


――大分忘れてるんで、毎度粗筋はウィキ等から大幅に引用。(汗)


『ヤマト』・『ガンダム』に引き続き、アニメブームを起した作品として、アニメ史に記録されてます。(俗に「第3次アニメブーム」と呼ばれる)
2作品同様、やはり映画を切っ掛けに、一般にまで広く存在が認知されました。
んでこれも2作品同様、TV放映時はかなりの迷走を見せてまして。(笑)

放映前から誌上で特集を組まれ、ファンの期待はかなり大きかった。
複数の制作会社がタッグを組み、チーフディレクターはあの『ヤマト』で演出を担当していた石黒昇氏。
これまで目にした事の無い、斬新なメカニックデザイン(担当したのは宮武一貴氏と河森正治氏)
キャラクターデザイン美樹本晴彦氏の、可愛くお洒落な美少女イラスト。

…オタクの萌え心をこれでもかと刺激したのです。(笑)(余談ですが『オタク』と言う呼称は、この作品の主人公の呼び方から来てるとの説が有ります)

しかし蓋を開けてみれば、信じられない作画崩壊続き。

特に動画を間に挟まず原画のみで放送した11話は、アニメファンの間で「紙芝居」と揶揄された程。(原画・動画についての説明は、この章を御覧下さい)
これは海外発注していた動画が凄まじくレベルが低く、とても観賞に堪えうるものじゃなかったからだそうで。
日本の制作スタッフが修正しようにも間に合わず、結局動画を抜いたまま放送する事にしたんだと。

…今でも頻繁に起きてるトラブルだったり。(苦笑)


ちょっと話がズレますが…TVアニメにはさながらワインの如く、「当たり年」や「外れ年」と言うのが存在します。
1990年終り~1992年頃、1998年~2002年頃は、放映された殆どのアニメが作画崩壊を起してるという、魔の年代なのですよ。
嘘だと思うなら、その年代に制作されたアニメのビデオ(DVD)を借りて観ればいい。
高確率で「作画崩壊」を観られるから。(笑)(ビデオ収録時に修正が入れられてる場合も有るけど)

何でこういう事態が起るかと言うと、放送作品数が急激に増加し、アニメーターの手が足りなくなるから。
アニメーターと言うのは特殊な技能を持った職人さんで、腕の良い人なら尚更数が限られる。
各制作会社はその職人さん達を取り合ってる状況な訳ですよ。

以前ちらりと話したけど…現在アニメ業界は深刻な人手(主に作画アニメーター)不足に悩まされてます。
最盛期は5千人居たアニメーターが、今や1千人を切ってしまったそうで…。(恐ろしい事に500人前後だという説も有る…)
今放映されてる全TVアニメは、その約1千人をフルに稼動させ、何とか持ち堪えている状況なのですよ。
仕事がハードな割に給料が少ない(働いても初めは月3万位にしかならないとか…)等の理由から、辞めてく人が多いんですね。
好きな絵を描きたくてもPCで管理される様になってからは難しくなったし。
好きな演出したくても、「原作通りにしろ」と作者&出版社側から、一々チェック入れられるし。
「金無い、自由が無い、名誉も認められない」で、仕事してて「面白くない」んですな。

このまま行くと年間1~2兆円の利益を計上してる、国内に於いて数少ない黒字産業は廃れるかもしれないと、真剣に危機が叫ばれているのです。


…話が大幅にズレそうなんで、一旦止めて作品に戻ります。(汗)


信じられない作画崩壊を引起しつつ、他方で物凄い気合の入った演出&作画を観せる回が流されたりと、TVマクロスは回によって出来がまちまちだった。
板野一郎氏、平野俊弘(現:平野俊貴)氏、庵野秀明氏等、技術の高さからファンの間で注目を浴びるアニメーターも現れた。
特に板野一郎氏の描くメカアクションシーンは、立体的かつリアリティに溢れ、後のアニメーターに多大なる影響を与えたのです。
空中で縦横無尽天地無用に乱れ飛ぶミサイルは圧巻、観たファンはそれを『板野サーカス』・『納豆ミサイル』等と褒め称えました。(OPのバルキリー飛来~戦闘シーンは氏が担当したもの)
後に『ガイナックス』を立ち上げ、エヴァンゲリオンを制作する山賀博之氏・庵野秀明氏は、自主制作アニメの出来をCD石黒氏に認められ、アマチュアながら制作に参加、やはりファンから注目されます。
『うる星』同様、若い血を積極的に導入し、自由に表現させた事で、『マクロス』はアニメ史に名を刻む事が出来たのです。
第27話『愛は流れる』は現在の目で観ても(パワーの点では明らかに現在のアニメより勝ってる)、レベルが高いエピソード。
中盤のメカアクション~ラストには、感動せずに居られない。

…そこで終ってれば良かったんですがね~。(苦笑)

「玩具が売れたから延長しろ!」とスポンサーだった某会社に命令され、急遽9話分延長される事が決定。
結果昼ドラ的な要らんおまけが付きました。
あれは要らない…制作者側でも「真の最終回は27話」って言ってる事だし…今から観る人は27話迄にしといた方が良いですよ。(笑)

すったもんだ続きのTV放送で溜った鬱憤を晴らす様に制作された映画『愛・おぼえていますか(1984年公開)』は、作画&演出レベル最高峰と讃えられる傑作。
TV版とは大分設定変ってるんですが、27話で観せた様な展開を軸にして、見事に纏めてます。
設定が違うのは「戦勝20周年を記念して作られた映画」という、言わば劇中作として作られたからだそうで…だから主役は輝じゃなくミンメイ。
観た人の誰かが、「良く出来た(アイドル)プロモーションアニメだ」なんて皮肉述べてたけど…成る程と納得してしまったり。(笑)
クライマックスシーンだけで申し訳無いが、もしも興味有りましたら観てみて下さい。(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=TagFZjZYFhw)
CG無くしてこれだけ描ける……人が持つ技術力に驚嘆します。

映画主題歌『愛・おぼえていますか(故:安井かずみ氏作詞、加藤和彦氏作曲)』は、本当に名ソングだと思う。
当時オリコントップ10内に入り、歌っていた飯島真理氏は『ザ・ベストテン』にまで出演したのです。
「アニソンを利用して歌(歌手)を売る」発想はうる星からだけど、実現化させたのはマクロスでして。
今声優さんが作品とは別に、タレントの如く歌ったり写真集出したりするのがブームですが、そのモデルを作ったのは飯島真理氏じゃないかと。
ミンメイ役として劇中で歌い、現実のアイドルとして育って行った彼女が、後の声優アイドルブームを築いたのではなかろうかとね。


放映中、マクロスが注目を浴びた箇所は数有れど、大きく挙げるなら2点――


・斬新なメカデザイン。

…1.2kmもの要塞(その中では人が街を造り居住している)が、戦闘時巨大ロボットに変形するというアイディアも凄まじいけど、なんと言っても『バルキリー』と呼ばれるロボットが革命的だった。
「ファイター(戦闘機)」→「ガウォーク(コンパスに似た形状とでも表現したものか…)」→「バトロイド(人型)」と、三段階に変形する軍用ロボット。
カラーリングも従来のロボとは違い、すっきりとした白色で、女から見ても格好良い。
アニメ通りに変形する玩具が爆発的に売れ、以降のロボットは『バルキリー』を雛形にして進化してく様になったのです。
暫く『バルキリー』的な、腰を中心に、脚が後ろへ行くタイプのロボが続いたもんな~。(笑)


・作中に於けるヒロインの交代。

…初は『うる星』だけど、これは意図して行った訳じゃない。
アニメの場合は当初から「ラム」をヒロインに据えてたし。
所がマクロスの場合、どうやら当初から「ヒロイン交代」を企んでたらしい。(笑)
最初は別の女の子をヒロインの如く派手に描き、真のヒロインは地味目に設定していた。
そうして段々と立場逆転させてく積りだったそうな。
思惑は成功し、ファンはミンメイと未沙、どちらが主人公と結ばれるのか、最後までやきもきして見守る事に。
結果、選ばれたのは……だった訳ですが…かなり反響はデカかったです。(笑)
それを頭に入れてEDの歌詞を見ると…成る程と納得が行く。


良くも悪くも後のアニメに多大なる影響を与えた事から、『うる星』同様未だに賛否両論喧しいですが…「争いを治めるのは『文化』。異文化を受け容れられるかどうかが、戦争終結の鍵を握ってる」という作品の主張は、鋭いトコを突いてると感心してしまったり。

間違い無く80年代を代表するアニメだと思うのですよ。



参考)…マクロス公式サイト(→http://www.macross.co.jp/)&フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

…今TBSで水曜26:57~27:27(木曜の深夜2:57~3:27って事か?)に再放送してるみたいで…へ~~知らんかったな…。
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歌え!!アニソン!!~The かぼちゃワイン~

2007年10月20日 22時32分54秒 | アニソン
――ハロウィーンに合わせるべきだったか。




――シュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュ~~~~~♪
                                                      ――ドッドッドッドドド…♪

エル♪(エル♪)

エルはLOVEのぉL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

エル♪(エル♪)

エルはLIPのL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

こぉ~のぉ~~♪ くぅちびるにぃ♪――リロリロリン♪

燃える愛を乗せぇ…てぇ♪

エルは貴方を見・詰ぅめ・てぇ・るぅ~~~~~♪

――リリン♪――リリィン♪

わ・た・しぃ・は・決めますぅ♪

決めたぁ・ん~で・すぅ♪

ま・ぶ・し・い・恋人ぉ♪

あ・なぁ・たぁ・だぁ…けぇ♪

磁石がぁ♪ 自然にぃ♪

引き合うよぉっ・にぃ~~~~~♪
(…フーーーーーー♪ウーーーーーーーー♪)

わ…ったぁし♪ スルスルゥ♪

引き寄せられっるぅ~~~~♪
(フーーーーーー♪ウーーーーーーー♪)

――ジャッジャン♪

ね~~え~~♪ いいでしょ♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

傍に…♪ 居・て・もぉ♪
(フッフッフッフッフッフッフッ♪)

ね~~え~~♪ いいでしょ♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

キスを…♪ し・て・もぉ~~~~~♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

エル♪(エル♪)

エルはLOVEのぉL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

エル♪(エル♪)

エルはLIPのL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

こぉ~のぉ~~♪ くぅちびるにぃ♪――リロリロリン♪

燃える愛を乗せぇ…てぇ♪

エルは貴方を見・詰ぅめ・てぇ・るぅ~~~~~~~~♪




1982年7/5~1984年8/27日迄TV朝日系にて放映、制作は東映。

OPタイトルは『Lはラブリー』、作詞は伊藤アキラ氏、作曲は馬飼野康二氏、編曲はいちひさし氏、歌ってるのはかおりくみこ氏。

歌ってる方、素晴しく澄んだ声で、聞惚れます。
実はテープ買って持ってたり。
バックコーラスは…自分の記憶が確かなら、『ザ・チャープス』と言うグループだったような。


原作は三浦みつる氏が『週刊少年マガジン』にて1981年~連載していた同名の漫画。
何が「かぼちゃ」で「ワイン」なんでしょーね?
ヒロインのイメージが「かぼちゃ」なのかな~とは思えても…「ワイン」は何を表してるのかな~~と…子供の頃から謎なのですが。
作者が言った「かぼちゃは(健康に)良い!」発言が、「かぼちゃワイン」に変換されたっつう、物凄い説を昔友人から聞いたのですが……本当かな~~~?(笑)
何にしろ、かりにも少年誌連載で「酒」をタイトルに入れるとは、かなりマズイように感じられるんすが。
今と比較すると、当時は漫画もアニメも規制が緩やかだったって事でしょう。


アニメも漫画も長期に渡って続いてたんで、御存知な方は多いでしょうが――


主人公『青葉春助』は、女嫌いの硬派を自称する中学2年生。
小学生並にチビながらも、腕っ節と根性は誰にも負けない。
その彼に一目惚れ(アニメではそうとしか思えない)したのが、同じく中学2年生でありながら、身長170㎝の大型Lサイズ美少女『朝丘夏美』こと、『エルちゃん』。
さながら妻か母の様に健気に尽くす彼女だが、生来の意地っ張りから春助は素直になれず。
そんなSLコンビの学園青春ラブコメ。


――というのが大体の粗筋。


『うる星やつら』がブームになって以来、少年漫画誌でもラブコメ作品が多く載るようになりました。
各誌とも必ず2~3作品はラブコメ漫画を揃えてたと記憶している。
未だ青年誌が発行されてない時代でしたから、少年誌には有るまじきストレートな恋愛表現が頻繁に見られた。
キスやらヌードやら、よく出て来たんだな~。

今でも『マガジン』はラブコメ漫画を看板の1つに掲げてますが、恐らくその開祖は『かぼちゃワイン』じゃねーかと。
男に無条件で惚れて、ひたすら尽くしてくれるヒロイン…これは正に男の理想像でしょう。
悪い言い方すれば、「都合の良い女」。
女から見れば「夢見てんじゃねーよ」みたいな。(笑)
まぁでも少女漫画にも「ヒロインに無条件で惚れる都合の良い男」が腐るほど出て来ますから…偉そうな事言えないか。(笑)

そんな「都合の良い女」だったけど、自分はこのエルちゃんが好きでした。
あそこまで「惚れて尽す」姿には、見ていて感動を覚えたよ。
原作最終回、詳しい話は忘れちゃったけど…春助の為なら大事に伸ばしてた髪も切り、彼が来るまで百年でも二百年でも待ち続けると覚悟を告げた彼女は、いっそ漢らしいと感じました。
死んだらきっと地縛霊になるタイプだと思う。
…茶化して申し訳無いが(汗)……あ~いう問答無用に一途なキャラは、自分マジで好きなのです。(比較するとラムはまだまだ甘いと思う)

ただ彼女が春助の何処に惚れてるのかは、正直理解出来なかったな~。
自分の為に謹慎を命じられた彼女を見捨てられない、その情の深さに惚れたのは解るけど…。
「自立するぞ」っつってバイト探す風でもなく、親の送金で独り暮し始めたり…自分には言葉だけの甘ちゃん坊やにしか見えん。(言い過ぎ?)

てゆーかあの2人、思い起すにどっちも金持ちだった。
「大量のチョコ買って来て、2人が互いの像を作る」なんて、忘れられないエピソードが有る。(笑)
漫画なんだからリアリティには目を瞑れと言われそうですが、取敢えずバイトしろ2人ともと感じたもんです。(笑)(連載初期には「実家の甘味店の手伝いをして、春助への誕生日プレゼント代を稼ぐエルちゃん」という描写が見られたが…)

てゆーかあの学園の生徒、皆金持ちに思えた。(有閑倶楽部かよ!?)
毎回毎回旅行に出掛けやがって――中坊のクセに生意気な!!
…と、大人になった今、思い出す度に妬ましさを感じずには居られません。(笑)


こっからはアニメの話――


ヤフー動画で第1話だけなら無料で配信しとります。
観直してみて、やたら気恥ずかしさを覚えた…。(照笑)

寮食堂のおばちゃんが出て来たり、その娘が出て来たり、かなりオリジナル部分の多いアニメでした。
んでも原作が特に筋らしきものを持ってなかった為か、ファンにもそれなりに受け容れられてたと思う。
1度だけエルちゃんが春助に口答えした事が有って、その時は「違う!!そんなのエルちゃんじゃない!!」と思ったりしましたが(笑)…絵も可愛かったし、毎回楽しく観ていた覚えが有る。

演じてた声優さんが、実にイメージぴったりで嬉しかった。
エルちゃんの声は、『ラピュタ』のシータやドラミちゃん、児童番組『にこにこぷん』でぴっころ役を演じた、よこざわ けい子氏と言う方がアテてました。
腰が砕ける様な可愛らしい声で、アニメファンには有名な方です。

春助役は『うる星』で諸星あたる、『ドラゴンボールZ』でピッコロを演じた古川登志夫氏。

――『Wピッコロ』って訳ですね。(としょーもない事を言ってみたり)(笑)

古川氏もよこざわ氏も非常に歌が巧く、お2人がデュエットしてる後期ED『Pumpkin Night』は、機会が有れば是非聴いて欲しい名ソングです。
ハロウィーンも近いし、ちょっと歌ってみましょうか。(テープ持ってないんで適当ですが…)


カボチャが馬車にぃ~なりそうなぁ~♪
ファンタジ…ックなこんな夜ぅ~♪
誰かが誰かを好きになるぅ~~♪
勿論私は貴方が好っきぃよぉ~~♪

パ~ンプキンナ~イト♪
何ぉ処ぉへ~行くのか流れ星ぃ~~♪
3っつ数えて蝋燭点っけってぇ~~♪

パ~ンプキンナ~イト♪
長いお話しましょうかぁ~♪
ちょ…っと澄まして瞳を見っ詰ぅめぇ~~♪

2人でぇ~♪ 2人~ぃ~でぇ~~♪
パ~~~ンプキ~~~ンナ~~~~イト♪

「うっせぇなぁ、何か用かよ…?」
「あはぁ♪春助君だぁ~~~い好きぃ…v」


この最後の台詞が毎回聴いてて照れるの何の。
漫画に負けず劣らず、アニメもラブシーンにヌードに下着がバンバン出て来るもんで、途中から照れて観なくなった。(子供だったし)(照笑)
でも不思議と温かさを感じられたのは、キャラの微笑ましさから来るものだったのかもね~。
まぁ今と比較して、大らかな時代でしたよ。


最後に、某アニメ雑誌に載ってたエルちゃんの身体データを紹介。


身長…170cm
体重…48kg


……身長は納得行くとして、あのスタイルで48kgは大嘘だろう。(笑)
あれで中学2年生……うう~む……『ぬ~べ~』や『タルるート』が可愛く思えますね。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト等。




………………いや~~~~~。

読みが外れるにしても、こんなストレート負け喫するとはね……。(苦笑)

こういう短期勝負って本当、スロースターターなチームは弱いなぁ。

しかし失礼ながら私…もしもセで鷹の様なチームが出るとしたら、それは中日だろうと思ってた。(いやホント失礼)(汗)
鷹と同じ悲運の星を、中日からは感じられたもんで…。(日本シリーズ勝った事無いジンクスとか)

……巨人になるとはね~~~~~~。

…まぁ……負けるにしたって…劇的なエラーで終る辺りが、如何にも巨人クオリティ。
お蔭で哀しむより放心してしまった。(苦笑)
しかし流石は日本TV、監督のインタビューの途中で中継打ち切りやがりましたよ。(笑)

ま、機先を制した落合監督の策略勝ちですな。(笑)


ってな訳で中日CS優勝おめでとう御座いました!!


土壇場で発揮した力を忘れずに、日本シリーズでも頑張れ!
去年を観てるから、多少中日に肩入れしちゃうかもしれんです。(笑)
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歌え!!アニソン!!~パタリロ!(後編)~

2007年10月19日 20時53分36秒 | アニソン
――(ヤケクソ気味に)北の大地へ贈る祝福のダンス。




チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪

「さあ皆さん!!お手を拝借ぅ!!」

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

花は爛・漫・咲っきみっだれぇ~♪(アラヨット!!)

のどっかなっごやっかとっこ春のぉ~♪(ア・ドッコイ!!)

マ~リネ~ラァ♪ い~ちぃ~のぉ♪

美ぃ~・少ぉ~~年~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

それがパッタリッロ天才奇才~♪

何を仰るうっさぎっさん~♪(コリャマッタ!!)

あ~のか~おぉ♪ すぅ~がぁ~た♪

ど~お・見ぃ~~・てもぉ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

潰ぅれアンマン♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)


夢がルン・ルン・咲っきこっぼれぇ~♪(アラヨット!!)

天・下・泰・平・マリネラじゃぁ~♪(ア・ドッコイ!!)

賞ぉ~きぃん~♪ くぅ~らぁ~べ♪

大流~ぅ行ぉ~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

スーパ・キャァットかタマネギ部っ隊~♪

アフロ18・プラズマかぁ~♪(コリャマッタ!!)

丁~ぉ丁~おぉ♪ 発ぁ~あっ止♪

みぃ~な・必ぃ~~・っ死ぃ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

ここぉろハレバレ♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪「アソーレェ~~~!!!」

チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪



2番目のEDタイトルは『クックロビン音頭』、作詞は田中のぶ氏、作曲&編曲は青木望氏、歌ってるのはスラップスティックの皆さん&パタリロ役の白石冬美氏も主に合いの手で参加。
歌詞中の赤文字台詞は白石冬美氏の合いの手部分を表してます。

能天気な奴等に混じり、楽しげに踊るバンコラン&マライヒの姿に、ファンは一筋の涙を誘われるでしょう。(笑)


『スラップスティック』というのは、1977~1986年に人気を博していた声優が結成したバンド名。
メンバーは野島昭生氏、故)曽我部和恭氏、古川登志夫氏、古谷徹氏、三ツ矢雄二氏の5人。

後に『サムライトルーパー(1988年放映)』の主演声優5人が結成した人気ユニット『NG5(メンバーは草尾毅氏、佐々木望氏、竹村拓氏、中村大樹氏、西村朋紘氏)』の御先祖様に当たる様な存在っつうか。
この頃から声優さんの人気が、キャラから離れて独り歩きするようになったのですね~。

尚、『スラップスティック』のメンバーは、劇中でタマネギ部隊を演じても居られます。(曽我部和恭氏はバンコラン役。)


『タマネギ部隊』とは、パタリロの世話役から国の警護までこなす、マリネラ王国エリート武官部隊の名称。
全員タマネギ風の髪型して眼鏡をかけてる事からそう呼ばれとりまして、このタマネギカツラと眼鏡を取ると皆美形という設定が有る。

『アフロ18』・『プラズマ(X)』は、パタリロが造ったスーパーロボット。
夫婦となり子供2人まで儲けた後(造ったのはパタリロだが)、アフロは金属を腐食する黴「マルスX」のせいで亡くなってしまう。(このエピソードは悲しかった…)

『スーパーキャット』はパタリロの親友の、空飛ぶヒーロー猫。
連載当初はただバックを通り過ぎるだけだったけど、その内本編に絡む様になったという。


ちなみにこの『クックロビン音頭』…元ネタは下記の「マザー・グース(イギリスの伝承童歌)」から来てます。


誰がコマドリ殺したの?

それは私とスズメが言った
私の弓矢で私が殺した

誰がコマドリ死ぬのを見たの?

それは私とハエが言った
私がこの目で死ぬのを見た

誰がその血を受けたのか?

それは私と魚が言った
小さなお皿で私が受けた

誰が経帷子を作るのか?

それは私とカブト虫が言った
針と糸とで私が作る

誰がお墓を掘るのだろう?

それは私とフクロウが言った
鋤とシャベルで私が掘ろう

誰が牧師になるのかね?

それは私とカラスが言った
聖書を持ってる私がなろう

誰がお付をしてくれる?

それは私とヒバリが言った
真っ暗闇でなかったら
私がお付になりましょう

誰が松明持つのだろう?

それは私とベニスズメが言った
おやすい御用だ私が持とう

誰がお悔み受けるのか?

それは私とハトが言った
愛故深いこの嘆き
私がお悔み受けましょう

誰がお棺を運ぶだろう?

それは私とトンビが言った
もしも夜道でないのなら
私がお棺を運びます

誰が覆いを捧げ持つ?

僕らと言ったはミソサザイ
夫婦2人で持ちましょう

誰が賛美歌歌うのか?

それは私とツグミが言った
小枝の上から声がした
私が賛美歌歌いましょう

誰が鐘を撞くのかね?

それは私と雄牛が言った
何故なら私は力持ち
私が鐘を撞いてやる

可哀想なコマドリの為
鳴り渡る鐘を聴いた時
空の小鳥は1羽残らず
溜息吐いてすすり泣いた



(参考)…『マザー・グース4(講談社文庫刊、谷川俊太郎氏訳)』。



…中々不吉かつミステリアスな歌詞で御座いましょう?

余談ですがこの歌詞、アニメうる星の第98話『そして誰もいなくなったっちゃ!?』でも引用された。

『マザー・グース』は好きなんで、何時かまた改めて記事を書かせて戴く積り。

それはさて置き、何故「マザー・グース」かっつうと、少女漫画家の萩尾望都氏が描いて人気を呼んだ『ポーの一族(別冊少女コミック誌上で1972年3月号~1976年6月号迄不定期連載された作品)』のパロディの積りだったらしく。

魔夜峰央氏はこの作品のファンだったらしく、自分の作中でパロる事が多いのです。


アニメ『パタリロ!』はファンから人気を呼びつつも、視聴率的には芳しくなかったらしく、放映時間が2度も変更されまして。
当時はクイズ番組や巨人戦の人気が圧倒的でしたからな~。
「『パタリロ!』ってタイトルじゃ、人名とは解り難い」っつって、『ぼくパタリロ!』なんてタイトルに変更するも、結局打ち切られる事になってしまったのでした。
けどあの漫画、何処で切っても不都合感じられない様な気がしないでもない。(笑)

ふと考えてみたら、魔夜峰央氏の作品で、ちゃんとオチが着いてるのって、『おらが丸』くらいだよな~と…。


時にパタリロ役演じてた白石冬美氏、最近は声聴かなくなったな~~と思ってたら、現在は現場を退き専門学校声優科の講師を務められて居るらしく。
一発で解る独特な声が好きだっただけに、ちょっと残念。
『チョビン』、『怪物くん(1968年放映のモノクロ版の方ね)』、そして『パタリロ』と、何故か人外の王子役が多い方でした。



フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映『パタリロ』サイト等。





日本ハム連覇おめでとう御座います!!

最終戦、投げ合いになるかと思いきや……流石の成瀬もあの雰囲気の中投げるのは辛かったか。
日頃は憎らしいロッテ応援団が、大声援吹き荒ぶ札幌ドームの中に在って、意地らしさを覚えましたよ。(笑)
戦力大幅に落ちての優勝は、地力が有る事の証明で、暫くハムの天下が続くかもな~と思えた。
今回ロッテは2度胴上げを見せられた訳で…来年はまた恐いだろうし。

一方その頃、巨人は地味に負けてた訳ですが……「風が吹いてる」と感じられるのは、中日より巨人なんですよね。(中日ファンには申し訳無いが)
いやファンだから言う訳じゃなく(汗)…読みとしては「巨人VSハム」じゃねーかと。(今日も負けてるけどさ…でもスリーラン出た!)

さて、どうなる…!?(←最早完全に傍観者モード)(苦笑)
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歌え!!アニソン!!~パタリロ!(前編)~

2007年10月19日 20時52分15秒 | アニソン
――少女漫画界の「こち亀」。




――キラリロロン…!

――ポン・ピン・パ~~!!ポッピッペ~~~~…!!

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパパポペピプパァ~~~~~♪

――ヴォ・オン…♪

朝・から・晩・まで・バ・タ・バ・タ♪

悪・戯・成・功・ケ・タ・ケ・タ♪

大・事な・時にはク・タ・ク・タァ…♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロ♪

――ジャカジャンジャッジャジャッジャッジャッジャ♪

ジ・ケ・ン・が・起れば・変身っ♪

――ドゴゴォーーーン…!!!

飛ん・でけ・ロケェット・発進っ♪

滑っ…て転んで失神♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロっっ♪

(パッパァ~~~~~♪ア~~~~~♪ ア~~~~~~♪ ア~~~~♪)
だぁ~れぇ~もぉ~考えつかないこぉ~~~♪ と・を~~♪

すぅ~るのぉ~がぁ…♪ ダ・イ・好ぅ~・き~~~い~~~~♪
(ア~~~~~~~~~~~♪ ア~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪)

――ジャジャジャンジャッジャッジャッジャ♪

メ~チャリロにぃ♪

たぁ~いしたもんだぜパタリロォ~~~~~~~~~~…♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

――ジャッジャン♪




1982年4/8~1983年5/13迄フジ系で放映、制作は東映。

OPタイトルは『パタリロ!』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は青木望氏、歌ってるのは藤本房子氏。

ウィンク一発で地球を割るOP映像が凄まじい。


『マリネラ王国』はダイヤモンド鉱脈を豊富に持つ常春の島国。
その王国の国王『パタリロ・ド・マリネール8世』の人知を超えた活躍劇……とでも紹介すればいいものか。(汗)
まんま「筋書きの無いお話」だからな~~。

兎も角も主人公はこの『パタリロ』。
ブラックジョークに己のプライドを懸けていて、愛読書は『人をおちょくる50の方法』。
愛してるのは「自分」、そして「金」。
若干10歳の子供ながら、「人間コンピューター」と称される程の脅威的頭脳を持ち、しばしば途方も無い発明をしてみせる。
特技の「ゴキブリ走法」は、車をも追い越すスピード。
タイムワープまでしてみせるわで、はっきり言って人間じゃない。

そんな彼に絡むのが、世界各国に潜むスパイ達、暗躍する秘密組織、殺し屋、怪盗、等々。
特にイギリス情報局秘密情報部(MI6)所属『ジャック・バルバロッサ・バンコラン』とは最早腐れ縁の仲。
殺人許可証を保持する凄腕エージェントも、パタリロにかかっては形無しおちょくられっ放し。
しかし傍から見てると案外気が合ってる様だとは、バンコラン最愛の美少年『マライヒ・ユスチヌフ』の語る所。


基本はギャグ、偶にシリアス・ハードボイルド・オカルト・ミステリー等を交えて展開するストーリー。
少女漫画にも拘らず、老若男女幅広く読まれてるのは、そんな多ジャンル性有っての事でしょう。
まったく原作者魔夜峰央氏の博学には驚かされるばかり。


原作は1978年末頃~『花とゆめ』で連載されてる同名の漫画。(現在は『別冊花とゆめ』に移行)
発行されたコミックスは遂に80巻を超えたそうで…この記録は少女漫画界第2位だそうな。(ちなみに1位はあさりちゃん
『ガラスの仮面』のが連載開始したの早かったのに…休止ばっかしてるから追い抜かれちゃったよ。(笑)
休まずコンスタントに作品発表し続ける姿勢が益々『こち亀』っぽい。


洒落の効いたギャグは勿論なのですが…魔夜氏の描く魔界の表現が、妖しくて好きです。
当初氏はギャグ漫画でなく、シリアスなオカルト漫画で売ってまして…。
しかし誌上で公開した初のギャグ漫画『ラシャーヌ!』がウケた事から、ギャグ漫画中心で描く様になったのです。(余談ですがこの『ラシャーヌ』も、美少年版『男はつらいよ』ってな趣きで実に面白い)




――タラリララリン…♪

――ピィロロリロリロリロロン………♪

ルゥ~ルゥ~~~♪

ルルルルゥ~~~ルルゥ~~~♪

ラララァ~~~ラララァ~~~ララァ~~~~~…♪

う・つ・く・しぃさは…♪ 罪ぃ~~~♪

ほ・ほ・え・みぃさえ…♪ つぅみぃ~~~~♪

黒い薔ぁ薇のぉ花♪ 棘が有~る様に♪

優しく包み込んで行ぅ~~くぅ~~~~~~♪

わ・た・し・の・ひ・と・み・の・お・く・を・見・て・御ぉ覧♪

き・ぃっと・あ・な・た・は・離れられぇなっくぅなる♪

私を~…♪ 愛さない~♪

人はぁ…♪ 居~・なぁ~・い~~~~♪


ぅ私を~~~♪

愛さなぁ・い~~~♪

人はぁ……♪ 

居~~・なぁ~~・い~~~~~~…♪




EDタイトルは『美しさは罪』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は中村暢之氏、歌ってるのは竹田えり氏。

一瞬ワインを揺らす手を止るのが細かい演出。
主人公を他所に、男2人が見せる、耽美な愛の花園。(笑)


11/30迄ヤフー動画で1話のみ無料配信されてます。

TVアニメで初めて同性愛を取り扱った作品じゃねーかと。(てゆーか過去も今も、正面から描いたTVアニメは他に無い気がする)
まったく良くぞアニメ化しようなんて考えたもんだ…。(笑)
もっともマライヒ役を女性の方が演じてたお蔭で、知らなきゃ普通のカップルに見えるんですけどね。
恐らくはTVアニメで初めてベッ○シーンを出した作品じゃないかと…。(よく放送許されたもんだ)

あげな内容に拘らず、かなり原作忠実に作ってましたね…背景からキャラから、漫画そのままでしたもん。
今だったら「原作通り」は珍しくないけど、あの当時は『うる星』の様にオリジナル要素が入れられるのが普通だった。
ひょっとしたら製作者の中に、コアな原作マニアが居たのかもしれない。
アニメ化を決定したのも、誰かは知らんけどそのコアなマニアだったのよ、きっと。(←決め付け)


所で何故『パタリロ』は同性愛をモチーフにしてるかっつうと、作者曰く「女性キャラを描くのが苦手だから」だそうで。
「どうしてもワンパターンなキャラ設定になってしまって面白くない」んだとか。

「決して自分が同性愛者だからではない。
 俺には妻も子も居るんだ」との事で。(笑)

以前その筋の人から同好の士と思われ、それ系の本を貰った際は、御本人曰く「剃刀送られた方が余程マシと思った」とか…。(笑)


少し話逸れますが…少年漫画より少女漫画の方が、性描写の規制がぬるい気がする。
自分から見て少女漫画の方が、内容過激なものが多く思えるんですよ。
多分これは「男性=皆H」なる公式が、広く社会に浸透してるからではと。
実際には「人類=皆H」だろうに。(笑)



…字数制限オーバーしそうな為、前後編に分けさせて戴きます。(汗)
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歌え!!アニソン!!~魔法のプリンセス ミンキーモモ~

2007年10月17日 22時20分15秒 | アニソン
――アニメ史上初、交通事故で死んだヒロイン。




パァ~~~♪パラララァ~~~~♪

――キュルルゥ~~ン!!――キララァ~~ン…!!

パァ~ラララララァ♪パッララァ~~~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞~いてぇ~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞・い・てぇ~~~♪

魔法ぉ~の・プリーン・セェ~ス♪(プリーン・セェ~ス♪)

ときめくよかぁ~ん~何かぁ~がぁ~待ってるぅ~♪(待ってるぅ~♪)

今日のむ・こぉ・にぃ…♪

とぉきぃよぉ回っれぇ~♪(回っれぇ~♪)

夢のおはなっしぃ♪ どぉん~なぁ私にぃ…♪(私にぃ~♪)

出会えるかしぃらぁ~~~♪

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

――ピルルルルゥ~~!!――キラリラリラリラ…!

な・ん・にぃ・なるぅ~~♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

なん~にぃ・なぁ~~るぅ~~~~♪
(ア~~~~~~~~ア~~~~~~~~♪)

ドリィ~~ミィング♪(オー・ドリィーミング♪)

ゆぅ~めぇ~が♪ きっと叶うわぁ~~♪(叶うわ♪)

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪(ラァ~ラッ♪)

お願い聞・い・てぇ~~~♪(ミンキーモモ♪)

パァ~ラララララッラァ~~~~~~…♪




1982年3/18日~1983年5/26日迄、TV東京系で放映された、史上9作目に当たる魔女っ子アニメ。
東映製作『ララベル』以降、制作がストップしていた魔女っ子ジャンルを、蘇らす切っ掛けとなった偉大な作品。
企画・製作は葦プロダクション&読売広告社、制作は葦プロダクション。

OPタイトルは『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは主役のモモを演じた小山茉美氏。


昔々…と言っても、ほんのちょっとだけ昔――

どこかの国の、どこかの町に、子供の居ない夫婦が開いているペットショップが在りました。
所が或る日この夫婦の前に、1人の可愛い女の子がペットを3匹連れて現れ、2人の娘として暮す事になったのです。

実は彼女は「夢の国のプリンセス」でした。

昔々、ずっと昔、未だ地球の人達が夢を信じていた頃…地球の隣には『フェナリナーサ』と言う夢の国が在りました。
所が地球の人達が夢を忘れてしまった為、フェナリナーサは遠い宇宙の彼方まで、離れて行ってしまったのです。
夢の国の王様はこれを寂しく思い、再び地球の隣に戻って来れるよう、娘で在るプリンセスを地球に遣わす事に決めました。

プリンセスの名前は、『ミンキーモモ』と言いました。

モモは持前の「大人に変身出来る魔法」を使って、地球の人達に夢を与えようと頑張ります。
彼女が夢を与える事に成功すれば、その都度フェナリナーサ王宮に安置された王冠には、「ハッピーティア」と呼ばれる宝石が1個嵌りました。
それが12個揃った時、フェナリナーサは再び地球の隣に戻って来れるのです――


子供の頃嵌って観てました。
子供の頃は『うる星』以上に好きだったかも…。

制作会社の葦プロは、モモ以前にロボットアニメを手掛けていまして…その為か会社初のこの魔女っ子アニメは、何処か少女向けらしからぬ作風でした。
何せ『ミンキナーサ』なる巨大合体ロボまで登場しちまいますから。(合体時のBGMは『ゴーショーグン(1981年放映)』)(笑)
キャラも睫毛バリバリ瞳キラキラでなく、男女両方から好まれるデザイン。(モモのキャラデザを担当したのは芦田豊雄氏・みさきのあ氏・服部あゆみ氏の御三方)
結果小さな女の子だけでなく、大っきなお兄ちゃんの間でも、人気が沸騰したのです。(笑)

モモ以降、魔女っ子は呪文を唱えながら踊りを舞い(モモのリボン体操風のソレは、真に綺麗)、変身魔法を使うのが基本になりました。
言わばモモは『サリーちゃん』や『アッコちゃん』の様に、後に続く魔女っ子アニメに新たな「雛形(パターン)」を提供した、モデル的作品という訳ですよ。


モモの毎回のパターンはこう――


・トラブル発生、愛車『グルメポッポ(空飛ぶキャンピングカーと言いますか…)』で駆け付けるモモ。
・「子供じゃ相手してくれない」等の理由から、大人(それも様々な職業のプロフェッショナル)に変身。
・無事解決すると、モモが首から提げてるペンダントが光る。
・それが4回光るとペンダントから光線(?)発射…地球を2回り程した後、光線は宇宙に浮ぶフェナリナーサまで届き、王宮に有る王冠にハッピーティア(誕生石)が嵌る。(つまり一月に1回宝石が嵌るというコンセプトだった…最初は)


――こういう決められたパターンが有ったお蔭で、途中から観出しても直ぐにストーリーを掴む事が出来ました。


ベースはメルヘンでも、モモのストーリーは兎に角破天荒。
大抵1話完結で、ギャグ・SF・怪獣・ホラー(ちっとも恐くなかったけど)・シリアスと何でも御座れ。(この点、うる星に似てる)
主人公モモは恋愛を最重要視する乙女じゃなく、「何とかなるダバないダバサ♪」といったハチャメチャ能天気娘。

ストレートにラブな話が苦手な自分には、共感し易いストーリー&キャラだったのです。(笑)





――リロリロリロリロ…♪――ドンドンドッドドッド♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~♪

――ジャジャジャジャジャジャジャ♪

天使ぃ…♪ の羽ぁ根は…♪ 無いけぇれど♪

――ペレペレレレェ~~♪

夢がぁ…♪ ここぉろにぃ…♪ 溢れてい~ればぁ~♪

――ペレレレペェ~レレェ~~♪

ミンキーィステッキが…♪ 使えるはぁずねぇ♪

――ペッペッペェ~~~♪

使えるはぁずねぇ~~~~♪

――ダダダダン♪――ズン♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~…♪




EDタイトルは『ミンキーステッキドリミンパ』、OPと同じく、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは小山茉美氏。

「ピピルマ」やら「パパレホ」やら言うのは、モモが大人に変身する際の呪文です。


「ピピルマ・ピピルマ・プリリンパ!
 パパレホ・パパレホ・ドリミンパ!
 アダルトタッチで、看護婦さん(←例)になれ~!」


簡略されたりもするけど、ペンダントから取出した『ミンキーステッキ(クリスマスのあのステッキ?に似たデザイン)』を振り回し、こう唱える事で、モモは12歳の少女から、あらゆるプロ技術を持った18歳の大人に変身するのです。

18歳じゃ大人とは言えんだろうってツッコミは多かったに違いなく。(笑)


実はつい最近ヤフー動画で無料配信されてまして、初めて第1話から通して観たんですが……いや~凄いね。
いきなり何の説明も無く、子供の居ない夫婦の元に転り込むっつう始まり方が先ず凄い。(笑)
『メグちゃん』の様に「自分は此処の家の子供である」と家族に暗示をかけたとか…そんな説明一切無いんですよ。
地球に来た目的とか、自分は何者であるかなんて事も、全く喋ってくれないんだよ主人公。(4話目で漸く語る)(笑)
1話では「この子はミンキーモモと言う名前で、犬・猿・鳥とお供3匹連れていて(桃太郎)、大人になれる魔法を持っている」事だけが語られる。
流石80年代前半アニメ、実に型破り極まれり。


しかし最終回はもっと凄い。
何の予告も無く、主人公が車に撥ねられて、死んじゃう。
かりにも夢いっぱいの筈の魔女っ子アニメで、正しく前代未聞の大事件。

当時…観ていて物凄いショックを受けたね…。(子供だったし)
あまりのショックに、撥ねられた瞬間、地震が有った事まで、まざまざと記憶してますよ。(苦笑)
ヤフーで観た時も泣いたよ…イイ年して…と自分でも呆れるが。(恥)

これだけだと「哀しくお終い」に思われそうなんでネタバレしちゃいますが(汗)…モモは生き返ります。
イデオン』よろしく輪廻転生、人間の女の子の赤ん坊になり、フェナリナーサが降りて来る日を夢見て終りっつう…。

……こんだけじゃ全然解らないでしょう…?
解らないに違いない…。(汗)

大人になった今でも、あのラストはよく解らない。(汗)
感動的ではあるけど、どうしてモモが死んで、地球の人間に蘇らなきゃならんのか、根本的な部分で理解出来んのですよ。(汗)


「夢は他人に見せて貰うものじゃない。
 自分で叶えるものだ。」


この壮大なテーマを初めてアニメで語った、哲学的作品だったなと。
ただ…だからってモモを殺す事はないだろうよ、それも夢や希望の欠片も無い交通事故でと考えるのは止められず。(死に方に夢や希望やへったくれも無いだろうが)
幼い女の子向けアニメとは到底信じられず。(笑)

これには大人の事情が有りまして…。


モモは1年間の放映を予定していたのですが、「予想より玩具の売上が伸びなかった」件で、スポンサーで在る某玩具会社から、46話で打ち切りを申し渡されたのだそうな。
その事情を頭に入れて最終回を観ると…モモを撥ねるトラックが玩具を積んでいるのに気が付く。
つまりトラックはそのスポンサーで在る玩具会社を表していると。
夢は現実に負けたんだという、制作者側の痛烈な皮肉を交えたオチだった訳ですよ。(爆笑)
その後モモは、作品のプロデューサーだった読売広告社の大野実氏の尽力により、目出度くも63話迄の放映延長が決りました。

…最早何が何だか解らない。(苦笑)

とは言え一旦決定した内容は覆す事が出来ず、モモは死んで地球人に転生、そこで第1部終了。
総集編を2話挟んで、第2部が新たに始まったのです。

このドタバタ加減に制作現場の混乱が透けて見えるようですね~。(笑)

ちなみに全くの余談ですが…第2部最終回放映時も地震が来た。
モモが最終回を迎える度に、地震に襲われる――これは天地の怒りか、制作者の祟りか。(←多分それだ)(笑)

でもね…ウィキによると、実はもっとブラックな〆方企んでたみたいで…「勘違いから地球人は核戦争おっ始め、ミサイル爆発して地球崩壊」なんて最終回を、当初は考えてたらしい。(このネタは第42話「間違いだらけの大作戦」で活かされてます…核戦争勃発・ミサイル爆発は止めたけどね)(笑)

原案者で在る首藤剛志氏は、色んな意味で只者じゃないなと感じる逸話で御座いましょう。(笑)
ちなみにこの方、現在は『ポケモン』のメイン脚本家として活躍中…『ポケモン』の監督&脚本は、実はミンキーモモの監督&脚本と同じだったり。
任○堂の目が光っててモモほど無茶な話は作れないだろうが、ファンは心得といた方が良いでしょう。(笑)


モモが死ななきゃならなかった理由は解らないけど…フェナリナーサが降りられなかった理由は解る気がする。
現在の地球を考えてみた時、制作者は「降りて来られる訳が無い」と結論出すしかなかったんじゃないかと…。
「モモが皆の夢を叶えてハッピーエンド、最終回は目出度くフェナリナーサが降りて来て、地球は再び夢に包まれる」というラストは…描いたとして嘘になる。
子供相手でも、そんな無責任な嘘は吐きたくなかったんじゃないかなぁと…制作者は。


その他、細かい部分ではありますが、モモは予告も独特で面白い。
(噂では)首藤氏が毎回約30秒で書上げた予告文を、モモ役の小山茉美氏が基本アダルトタッチでDJ風に読上げる。

一例を挙げると――


「エンジン全開飛ばせ飛ばせぇ!!…は良いんだけど、最近スピードの出し過ぎで、流石の私も目が回りそう!
 そこで、高いお山の天辺で、ゆっくりのんびりお昼寝でもしようかと思ってたら…なななんとそこでも列車が大暴走!
 次回、魔法のプリンセス・ミンキーモモ――『暴走列車が止らない』!
 神様…!
 私はスピードの世界から逃れられない運命なのでしょうか…!?
 嗚呼…!!
 なぞと言いつつ止められない止らない、もう、やっちゃうのみじゃv(笑)」


――こ~んな感じ。(細かいトコ違ってたら御免)

あんまり評判呼んだもんで、特集本に予告文全部載せられたという。(笑)


シナリオの面白さだけでなく、小山茉美氏の演技が半端無く巧い!
アラレちゃんや『うる星』の了子ちゃん役をやった方ですが…両方のキャラの声を知ってる人なら解る筈。
正しく七色の声を持ったスーパー声優。
全く声が違うもんで、最初大人モモと子供モモは、声優さんが違うんだと思ってましたよ…。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、等々。





野球…ついに『2大怪獣、世紀の大激突!!』となるか。(笑)
最初鷹が負けたショックから、どーでもいいモードに入ってたけど、結局観てたり…。
チーム対決だけでなく、両軍の監督が「どちらが名監督か」を、意地になって争ってる風で微笑ましい。
どっちが勝っても微妙~に嫌なんですが…。(苦笑)
ヒ○マンさんに勝ち逃げられるのは何か嫌だし、バ○ンタインさんが勝つと1年ずっとTVに出ずっぱりそうで、やっぱり嫌なのです。(苦笑)

好き嫌いで比較するとこんな感じ。↓

監督対決)    ハム>ロッテ…バ○ンタインさん、普段は嫌いじゃないけど、調子に乗ってる時はちょっと嫌い。(笑)
お調子者対決)  ハム>ロッテ…里○よりは、ひ○ょりのが好き。
エース対決)   ハム<ロッテ…ダ○より成○のが好き。
抑え対決)    ハム<ロッテ…マ○ケルより幕張の破壊神のがインパクトで勝ってる。(←微妙に応援になってない)

…それにしてもロッテってチームは強い。
敵陣に在ってもあれだけ打てるんだから…。
鷹だったら雰囲気に呑まれて貧打になってると思う。(苦笑)
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歌え!!アニソン!!~逆転イッパツマン~

2007年10月15日 19時55分20秒 | アニソン
――逆転また逆転、ゲームは終盤まで縺れ込み、現在12回裏!!引き分けか、ともサヨナラか、果たして勝利の女神はどちらに微笑む!?(と実況風に)





…ッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ…!!――キュイ~ン!!――ビュウ~~ン!!

――ジャジャン♪

パッパパッパァ~パパパパァ~~♪

――ダダダダン♪――ヒュルル♪

パパパパァ~パッパパァ~~~~♪
――ジャーン♪ジャーン♪ジャーン♪

――ドドンドドンドン♪

パパパパァ~~~~♪

パッ♪ パッ♪ パッパッパッパッパッパッパッパッパッ!!!

――ドドン♪

イッパァ~ツマァ~~~~ン♪

――チャララッチャッチャ~~♪

好きだっ♪ 好きだっ♪ あの笑顔♪

――プァー♪

夢をっ♪ 夢をっ♪ 抱締めて♪

――チャラ♪

呼べばっ♪ 呼べばっ♪ 現れる♪

――プァー♪

時をっ♪ 時をっ♪ 飛んで来る♪

――チャラ♪

何処からぁ~~~~♪ それは謎めいてぇ~~~~♪

どうしてぇ~~~~♪ それは愛・故にぃ~~~~♪

風ぇ~~よりも速い・つぅばさぁ♪ 炎~~より熱い・こぉこぉろ♪

さあ!!さあ!! さあ!!さあ!!

ぎゃ・く・て・ん~~~~♪

此ぉ処からぁ~~悪は通さなぁ~い♪

さあ!!さあ!! さあ!!さあ!!

ぎゃ・く・て・ん~~~~♪

こぉれから正~義・の花道ぃ~♪

パッパッパッパッパッパッパッパッパッ!!!

――ドドン♪

イッパァ~ツマァ~~~~ン♪

――ドゥン…♪

「何時か逆転してやるからな~あ!!」――カァーーン!!!
チャチャッチャチャッチャチャッチャ~チャッチャッチャッチャア♪

「い…やァ~ん…v」




OPタイトルは『逆転イッパツマン』、作詞&作曲は山本正之氏、編曲は神保正明氏、黒歌詞部分は山本正之氏、赤歌詞部分はピンク・ピッギーズの皆さん、青歌詞部分は両方で歌ってます。

今丁度ヤフー動画で配信しとります。
OP映像を担当したのは高橋資祐氏…『うる星』の章で紹介しましたが、絵をスムーズに動かすと評判を呼んだアニメーターです。
特に飛行シーンの素晴しさは、是非御覧になって戴きたい。

最後の「逆転してやるからな」という台詞は、クリーン悪トリオの頭脳担当『コスイネン』が喋ったもの。
「い…やァ~ん…v」はクリーン悪トリオのお色気担当『ムンムン』…但しこの台詞、流されたのは何故か第31話のみ。(教育倫理上の問題から?)


フジ系で1982年2/13~1983年3/26迄放映された、タツノコプロ制作の『タイムボカンシリーズ』第6作目。

場所だけでなく時空まで飛越え荷物を届ける仕事で、常に業界TOPの業績を誇る『タイムリース社』。
その隣りには、常に業績不振を誇る『シャレコーベリース・オストアンデル北部支社』が建っていた。
シャレコーベリース社会長『コン・コルドー』からの命令を受け、北部支社長『ムンムン』・部長『コスイネン』・課長『キョカンチン』ら3人は、「クリーン悪トリオ」を名乗り、ライバルで在るタイムリース社の営業妨害を企む。
しかしそんな3悪の前に、立塞がる正義の味方。
その名は『イッパツマン』――果たして彼は何者か!?
毎回彼に助けられる少女『放夢ラン(ホームラン)』は、同じ会社に勤務する憧れの青年『豪速九(ごうそっきゅう)』が、その正体ではないかと怪しむのだが――


タイトル通り『逆転』、そして『謎』がコンセプトのアニメでした。

・イッパツマンの正体は『豪速九』なのか!?
・会長コン・コルドーの正体、真の目的とは!?
・イッパツマンのライバル『隠球四郎(かくれたましろう)』の正体とは!?
・謎の美女『星ハルカ』と『イッパツマン』は、何か関係してるのか!?
・『豪速九』は『放夢ラン』と『星ハルカ』のどちらを選ぶのか!?
・ムンムンの憧れの人、『ミスターX』は誰なのか!?

…とまぁ、思い付くだけでもこんだけ有った。
毎回視聴者に推理させ、それを大きく外す事で、評判を呼びましてな。

ぶっちゃけイッパツマンの正体は、(前半は)主人公『豪速九』ではない。

OP冒頭からして、もうトリッキー。(笑)


ちょっと横道逸れる様だけど…80年代前半のアニメには、70年代アニメが作った「お約束」を壊す事で、自己主張するものが多かった気がする。
主役メカが交代したり、主人公が実は正義じゃなかったり、誰が主人公か判らなかったり、主人公が交通事故で死んじゃったり(『タッチ』じゃないです)、ヒロインが交代したり、ヒロインが何人も居たり、云々。

今迄制作者の中だけで燻ってたものが、一気に噴出し破壊に転じたみたいな…そんな潮流を80年代前半アニメからは感じられた。
アニメ史を見ると、「お約束」通り(~70年代)→破壊(80年代前半)→混迷、原点回帰(80年代後半)→「お約束」通り(90年代前半)→破壊(90年代後半)→混迷、原点回帰?(2000年~)…とこんな風に繰返されてるのがよく解りまして。


このイッパツマンも、シリーズの「お約束を破る」作品でした。

なんと三悪が主役を倒して勝つという回を放送したのですよ。

実際には裏で画策したキャラ在って成し得た事でも…これ以上の「掟破り」は無いでしょう。
今迄「マンネリ」で売ってたアニメですから、世間に走った衝撃はかなりデカかったですよ。
一躍注目を浴び視聴率もUPしたのか、『ヤッターマン』以来久方となる放映延長までされた。

ただね…破壊した後って、大抵混迷期に入るんですよ。
それ以上にデカいインパクト見せたくても、残ってるもの何も無くて見せられなくなるっつか。
視聴者側としても、『マンネリ』ってのは飽きるけど、安心感を抱かせてくれるものでして。(今で言えば『名探偵コナン』)

その証拠に『イッパツマン』の後に放映された『イタダキマン(1983年放映)』は、短命で終わってしまってる。(時間枠を移動したのが大きかったらしいけど)
長らく続いたタイムボカンシリーズでしたが、この『イタダキマン』を最後に、一旦幕を引かれる事になるのでした。


破壊は悪い事じゃないと思う。
停滞してる界隈に、一時的でも活力を与えるし。(ドーピング?)
ただ己自身の首を締める、危険なカードだよな~とも感じたのでした。





シビビ~ン♪シビビ~ン♪シビビ~ン♪
ベンベンベンベンベンベンベンベンベンベンベンベン♪
            …ポンポンポンポンポンポンポン♪

う~らの畑にビルが建つ♪(ペンペン♪)

ひょ~んな事でも腹が立つ♪(ペンペン♪)

そぉ~らの真中に虹が立つ♪(ペンペン♪)

オ~ソレ入谷の鬼子母ブタ♪(ペンペン♪)

課っ長部っ長偉い♪ 社っ長会長偉い♪

偉きゃ黒でも白になるぅ~♪(ペンペン♪)

タ・イム・レ・コーダーァがっちゃんがっちゃん押せばっ♪

フニャ~~とめげてる場合じゃない♪(ペンペン♪)

シビビ~ンシビビ~ンとやるしかない♪

――フィ・フィ~♪

シビビ~ンシビビ~ンと・行く・しか・ない♪

――フォ・フォ~♪

シビビ~~~・ン・ラプ・ソディ~~~~♪(ペンペン♪)

パァ~~パパッパッパッパッパッパカパッパッパァ~♪

パッパカパッパカパッパカパッパカパァ~~~~~♪

――プォッ♪




EDタイトルは『シビビーン・ラプソディ』、OP同様、作詞&作曲は山本正之氏、編曲は神保正明氏、歌ってるのは山本正之氏本人とピンク・ピッギーズの皆さん。
「偉きゃ黒でも白になる」っつうのが凄い…実に毒が効いてるかと。(笑)


キャラ達をサラリーマンに設定し、裏の生活まで細かく設定する等、シリーズ中最もリアリティに拘った作りでした。
ギャグなんだけど、底に流れてるのはかなりシビアな現実で、思い起すに深い話だったな~と。

ただ終盤は提示した「謎」を回収するのに苦労してた印象を持った。
ちょっとトリッキーに作り過ぎたんじゃないかと…何より三悪がどっかに飛んじゃってたし。
あのラストも…正直後味悪い。(汗)
面白かっただけに残念。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&タツノコプロ公式サイト。
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歌え!!アニソン!!~戦闘メカ ザブングル~

2007年10月13日 22時54分51秒 | アニソン
――掟破りで悪いかよ!?




――サーーーー……キラキラキラキラキラ…!

ドドッドッドド♪

――ズウン♪――チャララララララララ~~~♪
                      ――ジャッジャッジャッジャーン♪

チャラララン♪  チャラララ~ン♪
ジャジャジャッ♪ジャジャジャジャッ♪ジャジャッ♪

チャラ~~~チャララ~~ララ~~~~~~♪――ドゥルルルルル…♪

疾風のよぉ~・にぃ~♪ ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪

――ガラァン♪――パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪

――ガラァン♪――パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪

此処は地の果て流されてぇ~♪ 俺…♪――ヒュルルルルルルルルルルルルルルルゥ~~♪

今日も流離い涙もぉ♪ 涸れるぅ♪――ヒュルルルルルルルルルルルルルルルゥ~~♪

ブルーーゲイル♪ 涙はらって♪

ブルーーゲイル♪ 煌くちかっらっ♪

――ッチャチャーン♪――シュルルル…♪

海を~目ぇ・指・しぃ~~てぇ♪ 翼ぁ~をひ・らぁ~くぅ~♪

――パパパパァ~♪

鋼のぉ~♪ 機・た・い~~~♪

野心~を・乗せってぇ~~~~♪

風か嵐かぁ~~~♪ 蒼い閃光~~~♪

疾風のよぉ~・にぃ~~♪――パパパパパパァ~~♪

ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪


疾風のよぉ~・にぃ~~♪――パパパパパパァ~~♪

ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪

   パァ~~~~♪    パァ~~~~♪    ――パァ~~♪ パァ~~♪ パァ~~♪――パァ~~~~~♪
――ジャンジャッジャジャ♪ジャンジャッジャジャ♪――ジャジャッ♪ジャジャッ♪ジャジャッ♪――ジャ~~~~ン♪





1982年2/6~1983年1/29迄、名古屋TV&テレビ朝日系で放映されたTVアニメ。
制作は日本サンライズ。

OPタイトルは『疾風ザブングル』、作詞は井荻麟(富野由悠季)氏、作&編曲は馬飼野康二氏、歌ってるのは串田アキラ氏。


舞台は『ゾラ』と呼ばれる、荒地に覆われた惑星――


「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は、三日逃げ切れば全て免罪。」

荒野で生活するロックマン(この世界で言う所の鉱夫)、ブレーカー(壊し屋)、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。

そんな世界に、掟破りの少年が現れる。

著名なロックマン「鉄の腕」の1人息子、「ジロン・アモス」。

盗んだウォーカーマシン『ザブングル』を操り、殺された両親の仇「ティンプ・シャローン」を、三日過ぎても追う少年。

そんな彼に何時しか周囲の人間も巻込まれて行き…事態はやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争にまで発展するのだった。


――大分忘れてるんで、ウィキペディアの粗筋よりほぼ抜粋しました。(汗)


一見西部劇の世界で巨大ロボットがアクション繰り広げてるって感じ。
しかしこの「荒野」にこそ、実は!!――という秘密が有るのです。

ヒントは「SF」。(笑)

「イノセント」とは荒野に点在するドーム内で暮してる特権階級。
主人公側の「シビリアン」と呼ばれる人種を、監視・管理する様に居る存在。
シビリアンは青い希少鉱石「ブルーストーン」をイノセントに上納し、換わりにイノセントは様々な生活物資をシビリアンに供給する。
そういった関係の為、シビリアンはイノセントの生活圏に手出ししない事を、暗黙の内に了解している。

…ってな背景は、冒頭からは全然読み取れない。(笑)
前半はひたすら西部劇的なロボットアクション中心。
主人公とその仲間達が、盗んだバイクならぬウォーカーマシンで、荒野を疾走するだけですから。


ヒーローなのに正義の味方でない。(行き当たりばったり、親の敵討ち以外目的を持ってない)
ヒーローなのに美形じゃない。(ドラ○もんをそのまま人化した様なデザインなのです)
終いにゃもう1人(?)のヒーローと言える主役ロボが途中交代。


…等々、思い起すに型破りなアニメでした。


特に「主役ロボが途中交代」しちまうのには、当時かなりショックを覚えましたよ。(子供だったから)
だって『ザブングル』ってタイトルに有るのに…OPでも歌ってるのに…途中で壊れて、違うロボが主役になっちゃうんだから。(笑)
幸いもう1機有った『ザブングル』は、ラスト迄壊される事無く存命してましたが…でも主人公は途中から『ザブングル』じゃなく『ウォーカー・ギャリア』っつうのに乗り換えちゃうんだよ。
それでもOPは変らず、「疾風の様~に~♪ ザ・ブングル~♪ ザ・ブングル~♪」と開き直って歌い続けてました。(大笑)
 
ちなみにこれがザブングル→(http://robogeki.hp.infoseek.co.jp/1980/gx28.html)
これがウォーカー・ギャリア→(http://www.tamashii.jp/sot/cho-go-kin_t/05/index.html)


――全っっ然違いますね。(笑)


変更した理由はウィキによると、当初は宇宙を舞台にする予定が、急遽西部劇的舞台に変更したもんで、世界観にロボットのデザインが馴染まなかったから…らしい。
そうか……しかし……だからと言って変更しちまうのは、やっぱり凄いと思うのだが。(笑)

荒野を舞台にした事で、ロボットがアクションする度に、土煙がぶわぁ~っと上る…この演出が非常に格好良く感じられた。

ロボットを動かすエネルギーは「ガソリン」。
操縦は「ハンドル」と「ペダル」使って。

…この設定も斬新だった。
『マジンガーZ』のボスボロットと言う前例は有れど、全てのロボの動力源をそれにしたっつうのが面白い。
西部劇な舞台に相応しい設定だと感じました。


後年放映されたアニメ『パトレイバー』なんか、ザブングルに影響受けて作られた気がします。(作者のゆうきまさみ氏、ファンだったみたいだし)
元々日本のアニメに出て来る巨大ロボットは、「ロボット」と言うより「乗り物」…車感覚で考案された節が窺える。
「『ゲッターロボ』の合体は、車の玉突き事故から思い付いた」と、原案者永井豪氏は仰ってますし。

『鉄人28号』は「ロボット」だけど、『ガンダム』のモビルスーツなんかは「乗り物」の位置に有るんじゃないかと。

日本の巨大ロボットアニメの歴史は、「ロボット的巨大ロボ」と「乗り物的巨大ロボ」、2つの流れに大きく分けられると思うのですよ。


…なぞと毎度どうでもいい考察、失礼致しました。(汗)





ズン…ズズン♪

ズン…ズズン♪

――チャッチャッチャチャ♪

もしもぉ…♪ とぉ・もぉ・と♪ 呼ぉ・べぇ・るな・らぁ…♪

許してぇ…♪ 欲ぉ・しぃ・い♪ あ~やまちぃを…♪

何~時ぅ・か♪ つぅぐなぁうとぉき・も・有・るぅ…♪

今日と…♪ 言う日はも~お~無ぁ~いがぁ~~~♪

――ジャジャジャジャジャジャジャジャジャ~~…♪

命有ったらぁ~~♪ 語ろう真実ぅ…♪

乾いた大地はぁ♪ 心ぉ…♪ 痩せさせるぅ~♪


乾いた大地はぁ♪ 心ぉ…♪ 痩せさせるぅ~~♪

チャ~ララッラララ♪

チャ~ララッラララ♪

ラァ~~~~~~…♪




EDタイトルは 『乾いた大地』、OPと同じく作詞は井荻麟(富野由悠季)氏、作&編曲は馬飼野康二氏、歌ってるのは串田アキラ氏。

歌詞が実に良い(歌ってる方も巧いけど)…「何時か償う時も有る 今日と言う日はもう無いが」の件が、特に痺れます。(笑)


2人居るヒロインの内、「エルチ」が好きでした。
「ラグ」も悪くなかったけど、我侭お嬢様のエルチのが好みだったのです。(笑)

後半洗脳されてからの展開は、観ていてかなり辛かった…。
前半は根明能天気な『ザブングル』でしたが、後半はかなりシビアな展開続きでした。

それでも皆殺しのトミノらしからぬ(笑)人死にがあまり無い作品故か、ファンからは未だ根強い人気が有るのです。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊『OUT』等々。
コメント (4)
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歌え!!アニソン!!~あさりちゃん~

2007年10月11日 22時05分15秒 | アニソン
――原作、まだ続いてるらしい…。




ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ペェ~~~ン♪ペェンエ~~~~ン♪

ペェンエ~~~~ン♪

ペェン♪ペンペンペェ~~~~ン♪

――ズズズン♪

あ~きれったあの子ぉはあさりちゃん♪――トゥットゥル~~♪

さっっぱり冴えないふりしても♪――ヒュワァ~~~ン!!

理由~も理屈も要らない子♪

――パァッ♪

に~ぎやっかだ~い好き♪ お洒落も大~好き♪――キンコン♪
――ッキラ~~ン!!

あ~かるい笑顔が有れば良い♪――キンコン♪

あ~かるい笑顔が有れば良い♪

――ズウウン♪

カスッ子♪ グズッ子♪ 落ちこぼれ♪――ぽへ!

肘鉄♪ 膝蹴り♪ パンチにビンタ♪

ママのカミナリ♪ タタミのイビリ♪――チャチャア♪
――ピシャーーン!!!――ゴロロロ…!

そ・れ・で・も・あさりは♪ 今日ぉもぉ行ぅくぅ~~~~♪

――ベ・ベ・ベ・ベ・ベ・ベ・ベン♪


ボケッ子♪ ドジッ子♪ ミソォッカス♪――チャチャア♪

首投げ♪ 飛び蹴り♪ 4の字固め♪――へこぉ~~ん!

ママのお仕置き♪ タタミの嫌味♪――チャチャア♪

そ・れ・で・も・あさりは♪ 今日ぉもぉ行ぅくぅ~~~~♪

――テッテッテェ~~~~~~♪





1982年1/25~1983年2/28迄、テレビ朝日系で放映されたTVアニメ。
製作は東映アニメーション。

OPタイトルは『あの子はあさりちゃん』、作詞は伊賀井直人氏、作曲は小林亜星氏、編曲はいちひさし氏、歌ってるのは前川陽子氏&こおろぎ'73の方々。
…OP絵が今観ても綺麗なんでびっくりした。

原作は室山まゆみ氏(姉)、室山真里子氏(妹)の2人姉妹が、主に小学館の学年誌で1978年~長期連載してる作品。

主人公は勉強が苦手な小学4年生「浜野あさり」。
原作では彼女と浜野家を中心に、ギャグ~ファンタジーまでジャンル不問の物語が描かれてますが、アニメでは心温まるホームコメディというコンセプトでした。
まぁ原作も当初はドタバタホームギャグが基本だったし。

歌に出て来る「タタミ」とは、彼女より2つ年上の姉。
不出来な妹とは違い、2人が通う桜貝小創立以来の秀才という設定。
但し運動は苦手…だそうだが、あさりとの姉妹喧嘩で見せるプロレス技の冴えを見るかぎり、とてもそうは思えない。(笑)

初期の漫画は、あさりとタタミが仁義無きバトルを繰り広げるというものでした。
アニメ化に当って、そこが問題になったらしく、2人がバトルする時は、異次元スタジアムに舞台が飛んでた。(笑)
「家族が仁義無く戦うのは好ましくない」という意見から、あましリアリティ感じさせない為の工夫だったらしく。
家庭内暴力児童虐待が騒がれる今だったら、放送そのものが出来なかったでしょうな~。(笑)

最も原作と違う点は、「イワシ父ちゃんの扱い」かと。
原作の父ちゃんは極めて影が薄い。
アニメ化されるまでは、鬼教育ママ「さんご」に叱られるあさりを、慰めるくらいの出番しか無かったと記憶している。

しかしアニメでは、オチに必ず父ちゃんの「晴れ舞台(説教)」が入った。

あさりがポカをやらかす。
それをタタミが怒って虐める。(此処で突如舞台は異次元リングに)
さんご母ちゃんも一緒になってヤキを入れる。
あさりが泣いて詫びても2人は許してくれず…そこへ天の助けか鶴の一声。
後光を背負って父ちゃん登場。(いや後光は自分の中のイメージですが)
始まる有難~~いお説教。
項垂れて反省する母ちゃんとタタミ、そしてあさり。

…と毎回この様な展開であったのを記憶している。(笑)

こうした変更について、原作ファン以外の周囲は、割と好意的に観てた様です。
「毎回考えさせられる」、「心温まる」、「父親の威厳有る態度は、観ていて好ましい」等々の意見が、当時のアニメ雑誌や新聞に投書されとりましてな。
現に1年間放映されてますから、視聴率も好調だったんじゃないかと。


ただ原作の毒が薄まってしまったのは、観ていて多少残念に感じました。
原作の場合、毒だらけの中、稀にほっこり心温まる描写が有ったりする。
だからこそ新鮮な感動を連れて来る訳で…。
毎回心温まる展開だと、鈍くなって来ちゃうんですよ。(笑)
まぁこういうのは好みの問題なんですけど。

虐められてる様に見えて、案外逞しい…言わば「末っ子虐められっ子の逞しさ」を、原作『あさりちゃん』からは受取れた。
翻ってアニメ『あさりちゃん』のテーマは、「家族の繋がり」だったのかもしれんなぁと。


原作『あさりちゃん』は、現在84巻迄発行されてるそうで、これは小学館の「てんとう虫コミックス」中、『ドラえもん』に次ぐ巻数だそうな。
一家に海関わりの名前付けると、寿命が延びるんですかね~?(例:『サザエさん』)
基本は小学4年生の「あさりちゃん」ですが、高校生になったり、カリスマ保育士になったり、シリーズも多岐に渡るらしい。

時に主人公とその家族以外のキャラは皆美形というパターンは、この漫画が初めだろうか?
…いや、1973年に連載開始した『つる姫じゃ~っ!(土田よしこ原作)』のが先か…何れにしろ、少女漫画では斬新な表現だったろう。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト&あさりちゃん公式HP(→http://www.netkun.com/asari/)




負けちゃったか……。
今年は打者の調子もだけど、中継ぎが今一だった。
やっぱ吉武の穴はでかかったっつう事か…。

来年こそ松中が復活して、優勝出来れば良いなぁ。(と願掛けて書きこんどこう…)
若手(松田&本多等)が終盤から伸びた事だし、来シーズンに期待。
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歌え!!アニソン!!~うる星やつら・7~

2007年10月03日 20時19分31秒 | アニソン
――主人公なのに、2コマだけの登場…。



――ズン♪

パララ♪パララッパララァ~~~♪

――ズン♪

パララァララァ~~~~♪

――ジャッジャッジャーン♪

イッソウ・ワンダフゥル♪ オ~ラァ~~イ♪

い~まなら間に合う~~♪

――ペ・ペ・ペ・ペレレェ~~♪

イッソウ・ワンダフゥル♪ 空にぃ~~~♪

羽ぁ~ばたく鳥ぃ~のぉ♪ 居る間はぁ~~~♪

――ジャーーン♪…パァーーー…♪――パッ♪

地球ぅ~~~はぁ~~~…♪

美し・い~星ぃねぇ~~♪

コスモォ~~に浮ぶぅ~~…♪

――チャララ~~~♪

たぁったひとぉ・つぅの♪ オ~ア♪ シィ~~~スゥ~~~~~♪

グッラァ~ク♪(グッラァ~ク♪)

守~ぉってぇ~あげるぅ♪

――パヤ~パッパヤァ♪

あなぁ~たのぉ~住むぅ♪

――パ~~パァ~~♪

愛~の・ほぉしぃ~を~~~~♪

なんてエキサイティング!!


グッラァ~ク♪(グッラァ~ク♪)

此処ぉ~よりぃ~永遠のぉ♪

――パヤ~パッパヤァ♪

愛~を篭ぉ・めてぇ♪

――パ~~パァ~~♪

テレェ~パシ~イ~よぉ~~~~♪

――チャチャッチャ~~ン♪

とてもエキサイティング!!――ズウウウウウウウウウウウウウウ…!!

――ジャジャジャジャン♪

――ジャジャジャジャン♪

――ジャジャジャジャン…♪



189~最終回218話迄流れたEDタイトルは『Good Luck~永遠より愛をこめて』、作詞は阿木燿子氏、作曲は和泉常寛氏、編曲は水谷公生氏、歌ってるのは南翔子氏。

壮大な歌詞内容が、不思議と『うる星』に合ってる様な気がしないでもない。
映像は南家こうじ氏担当…色鉛筆で手描きしたと言う、円の中のアニメーションが凄いと思う。
これもユーチューブに有ったので、参考にどうぞ。(最後に在ります…音が出るので注意)(→http://www.youtube.com/watch?v=KTElgYUQtD4)


前回に引き続き、アニメうる星に関わったスタッフさんを勝手に紹介。
題して『この方に注目!~作画&声優編~』って事で…選んだ基準は独断と偏見です。(笑)



【作画】

・高橋資祐氏…ぴえろシリーズで絵コンテ、原画、作監を担当。「どうたく飛び」とファンから称された、ラムの滑らかな飛行アクションは、誰にも真似出来ない技。監督曰く「放映当初、唯一の武器は高橋氏だけだった」。キャラの動きで勝負する、真のアニメーターと言えましょう。タレ目が特徴。代表作を1本挙げるなら『ダーリンを奪え!コピー作戦!!』。

・青嶋克己氏…ぴえろシリーズ初期で原画を担当。映画『オンリーユー』中盤の作監も担当し、美麗な作画でファンを魅了した。つり目で等身の良いキャラが特徴。代表作は『目ざめれば悪夢』。

・遠藤麻未氏…ぴえろシリーズで長らく作監を担当。丁寧かつ綺麗にキャラ修正を入れられる方で、作画が極めて不自由してた放映当初、ファンから「女神」と讃えられていた。代表作は『ダーリンが死んじゃう!?』。後に『らんま』でも作監を担当。

・平野俊弘氏…ぴえろシリーズ初期で原画、『マクロス』を経た後、作監としてカムバック。描いた絵は最早うる星から掛け離れたマクロス顔だったが、他アニメーターさんも似たり寄ったりの掛け離れ具合だったんで、批判される事無く受容れられた。(笑)代表作は『惑星教師CAO-2の復讐』。

・山下将仁氏…ぴえろシリーズで原画担当。パースを強調したスピーディーかつダイナミックな作画でアニメ界に旋風を起し、若干十代で押井氏に才能を見込まれる。代表作は『クチナシより愛をこめて』のあたる激走シーン、『ビューティフルドリーマー』での夜の校内捜索シーン。映画『オンリーユー』では原画だけでなくメカデザインまで請負った。


・西島克彦氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って主に原画を担当。緻密にして大胆。肉感的な女性キャラを描く事で、ファンから絶大な人気を博した。何でもうる星が描きたくて、自分から売り込んだそうな。色々と逸話の多い名物アニメーターさんである。その一部を下記に紹介すると――

「くっそーやりてーよ事件」…ぴえろからディーンに制作スタジオが変更になった際、氏はスタジオ・ライブで『バイファム』の原画を描き評判を呼んでいたが、うる星がどうしても描きたかった為、ディーンに電撃移籍したそうな。…正に「我が人生うる星と共に」である。(笑)

「ゴ○○リ餓死事件」…上京してアニメーターになったが、食うのも困る程のド貧乏生活、遂には同居していたゴ○○リが、耐えられず餓死してしまったらしい。…でも独り暮らしのアニメーターは、大抵これくらい貧乏なんですよ。お蔭で辞めてく人が多く…実は今、深刻なアニメーター不足に陥ってるのです。(この件については、その内語る予定)

「営業妨害だ事件」…苦節○年、オリジナルアニメ映画『プロジェクトA子』を監督するまでに上り詰めた氏は、公開前に某アニメ雑誌で「最近のアニメは考え込ませるようなものが多い。宮崎さんや押井さんが作らないようなものを作りたい」と発言。

それを聞いた宮崎氏は、同じ頃公開予定だった『ラピュタ』製作会見の席上で、「セーラー服が機関銃撃って走り回る様なアニメを作っていてはダメ。僕や押井君が作らないものを作ると言うが、志が低すぎる」と反論した。

西島氏だけに宛てたメッセージではなかったろうが、正にセーラー服着た女子高生が主役の映画を制作していた西島氏は、この発言に対し「営業妨害だ!!」と叫んだとか叫ばなかったとか。(確かに)(笑)

後に両者の軋轢は、西島氏の師匠だった芦田豊雄氏にネタにされ、ファンの間でもコントに使われた。

「セーラー服が機関銃撃って走り回ってるアニメ作ってちゃダメなんです!!ダメなんです!!ダメなんです!!(←エコー)」
「営業妨害だ…!!!」

数年後、セーラー服が戦隊組んで飛び回るアニメ『セーラームーン』が、日本アニメ界を一時期牛耳ったのは、壮大な皮肉だったと思う…。(笑)

話を戻して――監督職に就くようになっても、うる星映画『完結編』原画に参加したりと、最後までうる星を愛してくれたアニメーターとして、ファンにとっては忘れられない方。代表作は『太陽がいっぱい浮気がいっぱい』の前半、映画『リメンバー・マイ・ラブ』のOP&ED&ハーレムシーン、等々。


・遊佐和重氏…ぴえろシリーズで原画担当。巧い作監さんに当らなかった為、あまり注目されずに終った可哀想な方。人物のスムーズな動かし方が印象に残ってます。代表作は『どきどきサマーデート』でのラムのローラースケートシーン。

・遠藤裕一氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って作監、原画を担当。映画『オンリーユー』で冒頭~地球脱出迄のシーンを手掛けた際、クセの強い絵な為一部ファンから批判を浴びたが、技術的には丁寧で巧い人だったと思う。代表作は『ミス雪の女王キッスを奪え!』。後に『ママは小学4年生(1992年放映)』の作監を担当、その頃には絵がすっかり可愛く変ってて驚いた。

・山崎和男氏…またの名を「やまざきかずお」。ぴえろ時代は絵コンテ、演出、作監、原画と、さながら「代打俺!」な古田選手の如きマルチ活躍。緻密な作画、映像美を追求する演出が評判を呼びました。代表作『君去りし後』等、氏が担当した回は皆傑作の呼び声が高いです。映画『ビューティフル・ドリーマー』ではキャラデザ&作監に当り、腕前を遺憾無く発揮されてました。しかし制作スタジオがディーンに変更、押井氏に代りCD(総監督)就任してからは、監督業をこなすだけで手一杯だったのか、氏らしい映像美の追求が見られなくなったのは残念。監督になってから評判を頗る落としてしまったあたり、正に古田っぽいよな~と気の毒に感じる。…『演出』組の中で紹介しようか悩んだのですが、自分はこの方の絵が好きだったもので、『作画』組に入れさせて戴きました。

・森山雄治氏…他「もとやまゆうじ」、「砂川則博」、「西宝壌土」等、沢山のペンネームを持ってる方。ぴえろ~ディーン時代に渡って原画、作監を主に担当。映画『ビューティフルドリーマー』では小道具設定&作監、『リメンバー・マイ・ラブ』では総作監を務められた。氏の描く丸っこい目をしたラムちゃんは、ファンの間で『森山ラム』と称され、原作絵とは別個の人気を博するまでに育ったのです。後期うる星のキャラデザは、むしろこの方の絵が基本にされてた感が強い。(笑)代表作は『大恐怖!おユキついに怒る!!』。1990年代前半迄は美少女を描く機会のが多かった様だけど、現在は『幻想魔伝 最遊記(2000年放映)』の様な、美少年アニメ作品のキャラデザ・作監を引受ける事も多くなってるみたい。

・林隆文氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って原画、作監を担当。独特に崩れた絵はファンから「手抜き」と揶揄されたりしたが、妙な味わいを感じさせてくれました。…テンの顔が物凄く潰れるから、氏が描いたと直ぐに判るのよ。(笑)代表作は『面堂家サマークリスマス』…『ラムとあたる・二人だけの夜』での瞬間スターウォーズパロも忘れ難い。

・加藤鏡子氏…ディーン時代に作監を担当。少女漫画っぽい可愛い絵が特徴の方。代表作は『謎の坊さん登場!鐘つきバトルロイヤル』。『マジカルエミ』等、ぴえろ魔女っ子アニメの作監としても有名であった。

・土器手司氏…主にディーン時代、原画と作監を担当。『巨神ゴーグ(1984年放映)』で監督安彦良和氏に認められ、唯一自分と肩を並べて作監に就く事を許された程の腕前。氏の描くラムちゃんは、森山雄治氏の描くそれと並んでファンから絶大な人気を呼び、『土器手ラム』と称されました。代表作は『ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…』。映画『リメンバー・マイ・ラブ』、『ラム・ザ・フォーエバー』では作監を担当。同じ頃放映されたアニメ『ダーティペア』で、初のキャラデザを担当し、うる星に引き続き女性キャラのセクシー&可愛さが大評判となりました。

・高木弘樹氏…主にディーン時代、原画を担当。『クリィミーマミ』に参加してた頃から描いてた八重歯顔が可愛く特徴的で、ファンに人気が高い。うる星より魔女っ子アニメの方で知られてるアニメーターかと。代表作は『夢の中へ!ダーリン争奪バトルロイヤル』でのラム戦闘シーン。

・河南正昭氏…主にディーン時代、原画や作監で活躍。作画が哀しい程落込んだ終盤、頑張って修正に励んで下さった救世主。うる星の頃はちょっと角ばった目が特徴的だったけど、『めぞん』以降(キャラデザが変更した事も有って)アダルティで大人しい絵に変化、そのままの画風で『美味しんぼ』のキャラデザ&作監も担当した為、『美味しんぼ』が何となく『めぞん』の延長に思えたのは、私だけではない筈。(笑)代表作は『大魔人現る!ラムの危険なお買物!?』。

・中嶋敦子氏…実はぴえろ時代から動画を担当して居られたが、頭角を現したのはディーン時代。作品終盤、原画描きから遂に作監まで上り詰めた後、引き続き『めぞん』で作監、『らんま』でキャラデザ&作監を担当。『逮捕しちゃうぞ(OVA版は1994年)』でもキャラデザ&作監を務め、一躍人気アニメーターに躍り出た。線が多く艶っぽい絵で人気が高い。代表作は『早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話』。

・高田明美氏…放送開始よりキャラクターデザインを務め、女性らしい色気の香るうる星キャラを設定。…なのにちっとも設定通りに描いて貰えなかったという可哀想な方。(笑)ラムの髪を緑に指定する等、色彩のセンスに定評が有る。他うる星以外でキャラデザを担当した作品は、『クリィミーマミ』、『オレンジロード』、『パトレイバー』等。


【背景】

・新井寅雄氏…『少年サンデーグラフィックスうる星やつら3』で公開したラムの母星「うる星」のイメージイラスト等で、TVうる星美術監督の中では多分最もファンに知られてる方じゃないかと。氏の描いたイラストによると、ラムの星では太陽が3つ在るらしく、この設定は原作でも活かされた。(しかし引力のバランス等、大丈夫なのだろうか…?)担当した他作品は『ミンキーモモ』等。SFやファンタジー絵が得意に感じられる。


【声優】

・古川登志夫氏…諸星あたる役を担当。当初ファンから「キャラに合ってない」と非難されて試行錯誤。見事にあの「あたる笑い」を完成させた方。今や軽薄キャラを演じさせたら第一人者と評判。現在『ワンピース』で氏が演じてる「エース」は、原作での出番が少なく、特に軽薄と設定されてなかったにも関わらず、ワンピ二次創作界では「軽薄」っぽく設定される事が多い…声のイメージって恐いですね~。(笑)

・平野文氏…ラム役を担当。色っぽくも健康的な声が如何にも「ラムちゃん」。発掘された斯波氏は本当に偉いと思う。…ただ初めて演じたキャラが有名になってしまった為、何時までもラムのイメージで見られてしまったのは、当人にとって可哀想だったなと。現在は魚河岸のプリンセス。

・永井一郎氏…チェリーこと錯乱坊役。爺キャラを演じさせたらピカイチ。日本で『サザエさん』の波平さん声を知らない人は少ないでしょう。酸いも甘いも知り尽くした様な枯れた味わい、哲学すら感じさせる演技で、お茶の間のお婆ちゃんもイチコロと評判。(かどうかは知らないが)

・神谷明氏…面堂終太郎役。それ以前は吠えるロボットアニメヒーローを演じる事が多かったが、面堂以降はギャグ役をかなり多く演じる様になった。ファン曰く「面堂でぶち切れ、『キン肉マン』で爆裂した」そうな。(笑)ギャグからシリアスまで多彩な演技を魅せて下さる。他代表キャラは『名探偵コナン』の毛利小五郎。

・島津冴子氏…三宅しのぶ役。今で言えば「林原めぐみ氏」の様な、アイドル声優的存在だった方。業界で有名な美人だった為、演じたキャラとは別に人気を博してたのです。清純派乙女~迫力女王様まで芸域が兎に角広い。他代表キャラは『ダーティペア』のユリ。

・千葉繁氏…メガネ役。マイクに向って長台詞&シャウト。息をするのを忘れて窒息死しかけたりと、逸話の多い声優さん。(笑)原作では出番の無いキャラ『メガネ』がレギュラーに化けたのは、偏に氏のアドリブ効いた演技と押井氏の演出力有っての事。(それと音響監督斯波氏の演技指導の賜物)他代表キャラは……挙げてたら切が無いですが、今放映中の作品からって事で、『ワンピース』のバギー船長。

・田中真弓氏…藤波竜之介役。男っぽい様な女っぽい様な、中性的な声で評判を呼んだ名優。思い起すに竜之介の口癖も「すげェな~~!!」だった…歴史は繰り返すらしい。(笑)他代表キャラは、『ワンピース』の麦藁ルフィ。

・(故)井上瑤氏…初代ランちゃん役。小宮氏には悪いが、やはりランちゃん役と言えばこの方。映画『完結編』で、ゲストのカルラ役として戻って来られた時は、それだけに複雑に感じたり。ぶりっ子からの凄まじい変貌は、とても同一人物が演じてるとは思えなかったです。他代表キャラは『ガンダム』のセイラさん。真惜しい人を亡くした…。(涙)

・池水通洋氏…温泉マーク先生役。渋い低音声は聴く人に説得力を感じさせる…映画『ビューティフル・ドリーマー』での演技は、正にそれを実証付けているかと。他代表キャラは『パトレイバー』の太田功、ビデオ版冒頭のナレーションも氏がやってます。

・鷲尾真知子氏…サクラさん役。声優よりも本来は俳優業で有名な方。近年ではTVドラマ『大奥』で奥女中三人組の内の1人を演じたそうな。放映当初、高音でサクラさんを演じていたが、ファンから批判を浴びた事で、段々と低音に変えて行った…途中で演技を変えられるなんて、凄いと思う。

・緒方賢一氏…あたるの父役。ちょっと情けない感じの親父を演じさせたら、並ぶ者は居ないと思う。アドリブが多く、よく共演してる声優さんを笑わせ、演技が出来ない状態に追い込むとか。(笑)他代表キャラは『らんま』の早乙女玄馬。

・佐久間なつみ氏…あたるの母役。生活感溢れる演技が如何にも「母親」らしかった。「産むんじゃなかった…!」なる名台詞が記憶に残ってます。(笑)…最近はあまし役を演じる機会が少ないのは残念。


…この他にも紹介したい方は多いのですが…字数の問題からいいかげん諦めます。(笑)




(参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。



【私信】

かるらさん…ナミ誕企画公開終了のお知らせ、有難う御座いました。(返信メルも、ちゃんと届いてますです)
       今年の長編連載は本当に凄かった…楽しませて貰いました♪
       今から『蜜柑狩'08』に期待しておりますんで!
コメント
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