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瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

歌え!!アニソン!!~ベムベムハンターこてんぐテン丸~

2007年11月18日 12時11分44秒 | アニソン
――「偽えん魔くん」と呼ばないで。




――ジャ~~~~ン♪

――ズオオオオ~~~……!!!

パァ♪パァ♪パラララァ~~♪

パァ~ララァ~~♪

パァ♪パァ♪パラッラ♪

パッ♪パッ♪パッ♪パッ♪――カカコンッ♪

うぉんちっと♪ うぉんちっと♪

あ・た・ま・の・ト・キ・ン・が・ピッコ・ピッコ・ピッコピコ♪

いざ・いざ・おい~らの出番だぞぉ♪

――パララパッパラッパッ♪

天・狗印のミラクル武器で♪

しっかり決めったらぁ~♪

――シュゴォーーーン…!!!

凛々しく熱ぅいぜぇ~♪

――パァ♪

スリルゥ~だぜぇ~~~~♪

――シュゴォーーーン…!!!

――パッ♪パッ♪パラァ~~♪

うぉんちっと♪ うぉんちっと♪

指名手配だ百ぅ~と八匹ぃ~♪

泣い~ても駄・目♪ 脅してもぉ駄・目♪

駄ん目ェ♪――バァン♪駄ん目ェ♪――バァン♪

駄目駄目だぁ~~~~~~♪

見たろ・見てたろ・魅力だろ~~ぉぉ♪

凄いもんだろヘヘンヘン♪

おいらテン~丸♪

テンテ~ン子天狗♪ テン丸だぁ~~~~~い♪

――パパッパッパパッパン♪――チャッチャン♪

――パパッパッパパッパン♪――チャッチャン♪

チャララチャララチャララチャラララ~ラ♪

――パパッパッパパッパン♪

パラァ~~ラァ~~~~~~…♪




1983年5/26~10/27迄フジTV系で放映された、東映アニメーション制作のTVアニメ。

OPタイトルは『おいらテン丸』、作詞は冬杜花代子氏、作曲は小林亜星氏、編曲は高田弘氏、歌ってるのは主人公テン丸役を担当した藤田淑子氏。(マライヒやキテレツ君役を演じた方でもあります)

原作は子供向け漫画雑誌として、『コロコロコミック』と仁義無き戦いを繰り広げていた『コミックボンボン』に、1983年頃~連載していたかぶと虫太郎氏作漫画作品。

ウィキで調べてみて驚いたのだが……ボンボン、今年の12月号(11月15日発売…極最近じゃん!)をもって休刊するらしい………ってそれは本当ですか!??(何分にもウィキからの情報だから、信憑性に自信は無い…本屋で実際に調べるか)(焦)
いや、ポケモン企画で盛上ってるコロコロと違い、此処数年は鳴かず飛ばずの落ち目だと聞いてたが…え~そうなの!?寂しいなぁ……。(涙)
学生時代、児童館でアルバイトやってた経験から、大人になってもコロコロ&ボンボンを読む機会に恵まれましてな。(笑)
ロックマンとか連載してたの覚えてる。

小学校低学年迄の(主に男の)子って、ジャンプやマガジン・サンデー等の漫画雑誌は、あんま読んどらんのですよ。
大人の世界とは全く違う、子供だけの世界に未だ居るんです。
高学年位まで育った子供とは、話をしてて理解出来なくもないけど、それより下の子供だと、意志の疎通が中々取れなかったりするでしょう?
自分の子供なら兎も角…他人の子供だったら尚の事。
コロコロ&ボンボンを読んでると、そいった大人の知らない、子供達だけの世界を垣間見るような。
そんな大人には理解出来ない子供達を相手に、コロコロ&ボンボンで描き続けられる作家さんは偉いな~と感心致します。
もちょっと評価されて良い気がするんだよなぁ。


閑話休題、話を『テン丸』に戻して――


妖怪国を治める天狗大王の独り息子『テン丸』は、おっちょこちょいの暴れん坊。
そのテン丸が或る年の妖怪祭りの晩、立ち入り禁止区域のおそれ山に、臆病な子烏天狗の『クロ』を連れて悪戯しに行く。

「おそれ山」――それは凶悪妖怪百八匹を閉じ込めた妖怪国の刑務所だ。

しかしそうとは知らないテン丸は、可愛い女の子に化けた妖怪に騙され、囚人共を逃してしまう。

解放された百八匹の妖怪脱獄囚が人間世界に逃げた事を知り、烈火の如く怒った天狗大王は、息子テン丸の得意の鼻をポキンと折って命令する。


「人間世界に行って、妖怪共を退治して来い!!
 見事退治するまでは許さん!!」


…とまぁそんな訳で…知恵袋クロを相棒に、テン丸は人間界へと妖怪退治に向うのであった。

武器は父から貰った天狗印の七つ道具。(空飛ぶ瓢箪カーや、マジックサーベル等々)

腕っ節は強いが、食い物と可愛い女の子の誘惑には滅法弱いテン丸…果たして無事百八匹の凶悪妖怪共を退治出来るのか!?


――以上、東映サイトからの粗筋を参考に書いてみた。


観た感想としては「えん魔くんに似てるな~」という…えん魔くんのファンだった自分はパクリに感じてしまい、途中で観るのを止めてしまった覚えが有る。(苦笑)
今になって設定を読んだりすると…ノリは似てても、全然違いますわな。
広い心で観るんだったと、今は後悔してなくもない。(汗)


放送期間見て判る通り、かなり短命のアニメでした。
19話で打ち切り喰らったっつうのは、東映の長い歴史の中でも最速を記録してるそうな。
…もしかしたら自分の様な心の狭いファンが、一斉にそっぽ向いたせいかも知れないと思うと……ちょっと申し訳無く。(汗)
作画は安定してたし、詰らなかった訳でもなかった様に記憶してるんすが…かなり忘れちまってるからな~。
ただ、所謂親父ギャグをやたら連発してましたね。(笑)

結局百八匹退治する事は叶わず、お笑い中心で最終回を迎えたアニメ。
しかし原作はその後も続いてました。(でも原作も3巻で終了したようだから…退治し終えなかったのかも…)
ふと読んだら…『ニーナ姫』なるヒロインが出て来て、かなりシビアな話になっていた。
ヒロインが敵の手中に落ちて裸に剥かれ~なんて、子供漫画には有るまじきドラマティックな展開を見せとりまして。(自分の記憶が確かなら)
原作とアニメでは全く別のノリだったらしい。
ちなみに原作の方…最終4話分が単行本未収録のまま絶版になってしまったようで……現在ファンが復刊投票願いを出しております。(→http://www.geocities.jp/enmakyou/)

本当は、こういうマイナーで終った作品こそ、頻繁に再放送を行えば良いと思う。
ルパンの様に時代を替えれば、ヒット作に化ける場合も有るんだから。




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト&上記のファンサイト様。




…忘れていたけど、11/15でブログ2周年を迎えてました。(汗)

実は10月に異動が有りましてな~、忙しいトコに飛ばされちゃったのよ~。
正直これからブログが続けられるか、ちょっと自信が無い。
…けど、色々途中で終るのは嫌なんで、遂に携帯買いました。
未だ扱いに慣れないけど、その内これで記事書ければ良いな~と思ってね。

なんつうか、ブログタイトル通り『瀬戸際の暇人』って感じですが、3年目もぼちぼち宜しくです!(礼)
コメント (3)
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歌え!!アニソン!!~キン肉マン・2~

2007年11月16日 22時24分00秒 | アニソン
――もう文字数限界なんで、歌だけの紹介に留めさせて戴きまする。(汗)




――ズーン♪――チャラララ♪

――ズーン♪――チャラララ♪

――ズーン♪――チャラララ♪

――ズーン♪――チャラララ♪

「M!!U!!S!!C!!L!!E!!――MUSCLE!!」

「M!!U!!S!!C!!L!!E!!――MUSCLE!!」

「3!!2!!1!!…ファイアッッ!!!」

――ブゥゥゥ~~~~~!!!!

――チャチャチャチャン♪――ズン♪

むぅ~ねの♪――パァッ♪ ほぉ~のおが♪――パァッ♪

マットを焦がっすぅ~~~♪――パパパパラパパパ♪

今日の勝負はぁ~♪――パパパパラパパパ♪並じゃ♪ ないぜぇ~♪
――シュイーーン!!――シュビビビビーー…!!!――シュビビビビーー…!!! ――シュビビビビーーー……!!! 

あ~くの♪ パァワーァに♪ 負けたら最~後ぉ~♪
――ズキューン!!!――ドガッ!!――ドガッ!!

未来がぁ~闇にぃ~♪ 閉ざさぁ~れるぅ~~~♪
――ズバァーーーー…!!!

――ポン♪ロン♪ロン♪

愛するぅ♪ とぉものぉ♪ まぁなぁざしぃがぁ~~♪

倒れるぅ・度♪
――ドゲンッ!!

傷付くぅ・度♪
――ゲシィッ!!

おれぇ~を強くするぅ~~~~~♪

――パララッ♪

「キィーーック!!!」ルール破りのぉ♪

「ジャンプ!!!」悪の超~人♪

さあ~~♪ お遊びはぁ~~♪

此・処・までっだぁ~~~~~♪

「アタァック!!!」ラスト5秒のぉ♪
――ズビュウゥーーーン…!!!

「ファイアッ!!!」逆転ファイ~タ~~♪

俺は炎のぉ~~~~♪ キンにぃくマ~~~~~ン♪


「M!!U!!S!!C!!L!!E!!――MUSCLE!!」

「M!!U!!S!!C!!L!!E!!――MUSCLE!!」

「3!!2!!1!!…ファイアッッ!!!」

――チャ・チャ・チャ・チャ・チャッチャラッ♪




66~124話迄のOPタイトルは『炎のキン肉マン』、作詞は森雪之丞氏、作曲は芹澤廣明氏、編曲は奥慶一氏、歌ってるのは串田アキラ氏。

…人気が沸騰すると、効果音等付けられ、派手になって行く法則。(笑)




「…ウ~~~~~マンボッ!!!」

「ハッ!!!」――パァァッ♪――ボボンボボッボン♪ボボンボッボッボン♪

――ジャッジャン♪ジャッジャン♪――パラッ♪

コブラツイスト♪ タワーブリッジ♪ キン肉ゥバスター♪(チャッチャッチャッ♪)

4の字固め♪ バァ~ックドロップ♪ アパッチの雄叫び♪「イテーッ!!!」

エルボ~ォドロップ♪ エルボ~ォスタンプ♪ ベルリンの赤い雨♪――チャッチャッチャッチャッ♪

それでぇ~~もぉ~♪ ダァ~メェ~~・とぉきゃ♪

――パララッ♪

火事場ぁ~のクソ力♪――パラッパパラッパ♪「ギャーー!!!!」

大変だ♪ 大変だ♪ 技ぁ~が破~ぅれちゃった♪

大変だ♪ 大変だ♪ ど~お~しましょ♪――パン♪

あ~しましょ♪ こ~しましょ♪ 先ずぅ~は騒ぁ~ぎまっしょ♪

タ~・イ~・ヘ~・ン・ダ・ダ・ダ・ダ・ダッ♪

キンにぃ~く・マンボ♪ 笑って誤魔化せアッハッハッ♪

キンにぃ~く・マンボ♪ 歌って誤魔化せイッヒッヒッ♪

キンにぃ~く・マンボ♪ 踊って誤魔化せウッフッフッ♪

キンにぃ~く・マンボ♪ 気取って誤魔化せエッヘッヘッ♪

――チャッチャチャ♪チャッチャチャ♪チャチャチャチャッチャチャン♪




65~96話迄のEDは『キン肉マンボ』、作詞&作曲は森雪之丞氏、編曲は奥慶一氏、歌ってるのは主人公キン肉マン役の神谷明氏&こおろぎ'73&Shinesの皆様。

大抵のEDは動かないのが多いが、これは無茶苦茶動く。
はっきり言って、そんじょそこらのOPより動く…凄ぇ。
一見の価値有りですよ!(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=6Ls8bMmH9xE)




ヴァンヴァヴァンヴァヴァヴァヴァンヴァヴァン♪

――チャチャラチャチャ・チャ・チャ・チャ・チャ・チャ♪――ッチャ♪――ズン♪

OH♪ OH♪ ダ♪ ダ♪ ダ♪ ダイナマ~イッ♪

愛~を叫べばぁ~♪「センセーション!!」
――シュイーーーーーン…!!

悪は飛び散る♪ 輝け超人ファイ~タ~~~♪「ダ・ダ・ダ!!」キン肉マァ~~~~ン♪

――チャラッチャラ~♪

反則に傷付き♪――ポゴン!!

流れた赤い血もぉ♪――チャッチャラ~♪

マットで♪ 勝利の♪ Ⅴ~をえ~がくぅ~♪
――ヒュォォ…!!――ドガッ!!!――バキッ!!!――ドガッ!!!――バキッ!!!――ズバァーー…ン!!!

パワーはでかくても♪――チャッチャラ~♪

お前の負けなのさぁ~♪――チャッチャラ~♪

ハートに♪ 燃えてるぅ♪ 炎がちぃ~がう~♪
――ピコォォーン!!!――ゴオオオ…!!

――ジャーーン♪

俺はヒー・ロー♪(ヒー・ロー♪)
――プゥゥ~~~~…ン!!

諦めを♪ 知らない~♪

そうさヒー・ロー♪(ヒー・ロー♪)
――シュウーーーー…ン!!

生き様が♪ 熱ぅい♪ドラマさぁ~~~~♪――ヘコン!!


OH♪ OH♪ ダ♪ ダ♪ ダ♪ ダイナマ~イッ♪

吠え~ろマ~ァッスルゥ~♪「センセーション!!」
――ズバァーーーン…!!!

う・な・れ♪ 情熱ぅ♪ 闘いは正義のメッセージィ~~~♪


OH♪ OH♪ ダ♪ ダ♪ ダ♪ ダイナマ~イッ♪
       ――ガッ!ガッ!ガッ!――ズキュウーー!!!

愛~を叫べばぁ~♪「センセーション!!」

悪は飛び散る♪ 輝け超人ファイ~タ~~~♪「ダ・ダ・ダ!!」キン肉マァ~~~~ン♪
――シュイーーーン…!!――ビカァーーーン…!!!!




125~137話迄のOPタイトルは『キン肉マン旋風(センセーション)』、作詞は森雪之丞氏、作曲は芹澤廣明氏、編曲は京田誠一氏、歌ってるのは串田アキラ氏。


…『キン肉マン』の歌は、どれも名ソングだよなぁと。
流れると何時の間にか一緒に歌ってしまう…そんな元気に満ち溢れたアニソンでした。
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歌え!!アニソン!!~キン肉マン・1~

2007年11月16日 22時23分42秒 | アニソン
――『キン消し』集めに耽ったお子ちゃまも、今では親父。




ツッチャチャーツチャーー♪「ホッ!!」

ツッチャチャーツチャーー♪「ハッ!!」

「ゴー!!」――チャー♪「ゴー!!」――チャー♪「マッスルゥ!!」――チャー♪

リィ・ン~・グゥ~・にぃ~~♪――チャララッチャチャ♪

い~なづまはっしりぃ~~♪――チャララララ~チャ~~~♪

ほぉ・のぉ・お~・のぉ~~♪――チャララッチャチャ♪

戦士を照らっすぅ~~~~♪

飛ぉ・びぃ・散ぃ~・れぇ~~♪――チャララッチャチャ♪

キ~ン肉ビィ~ムゥ~~♪――チャララララ~チャ~~~♪

勝ぉ~利ぃ~にぃ~♪ 向ぅ~か~ぁってぇ~~~~♪

――チャッチャッチャチャチャチャ♪

私は♪(ドジで♪)強い♪(積り♪)

キ~ン~にぃくマ~~~~ン♪

走る♪(滑る♪)見事に♪(転ぶ♪)

あ~~~~♪ 心にぃ~~~~♪
(ウ~~~~~♪  ウ~~~~~~~♪)

あ~いが・無ぁ~けれ・ばぁ~~~~♪
        (フ~~~~♪ ウ~~~~~~~♪)

スーパー・ヒーローじゃぁ~~~♪
(ウ~~~~♪ウ~~~~~~~~~~♪)

ないのさぁ~~~~~♪
(ア~~~~~~~~~~~♪)

キン・にぃ・くぅ・マ~~~~~ン♪

ゴーファ~~~~~イッ♪

――チャッチャッチャチャチャチャ♪


私は♪(ドジで♪)強い♪(積り♪)

キ~ン~にぃくマ~~~~ン♪

走る♪(滑る♪)見事に♪(転ぶ♪)

あ~~~~♪ 心にぃ~~~~♪
(ウ~~~~~♪  ウ~~~~~~~♪)

あ~いが・無ぁ~けれ・ばぁ~~~~♪
        (フ~~~~♪ ウ~~~~~~~♪)

スーパー・ヒーローじゃぁ~~~♪
(ウ~~~~♪ウ~~~~~~~~~~♪)

ないのさぁ~~~~~♪
(ア~~~~~~~~~~~♪)

キン・にぃ・くぅ・マ~~~~~ン♪

ゴーファ~~~~イッ…♪




1983年4/3~1986年10/1日迄、日本TV系で放映、制作は(現)東映アニメーション。

1~65話迄のOPタイトルは『キン肉マンGo Fight!』、作詞は森雪之丞氏、作曲は芹澤廣明氏、編曲は川上了氏、歌ってるのは串田アキラ氏。
ツッコミの効いた素晴しい名ソングだと思う。
それに合せて展開する映像も見事。
地球をカッチョ良く投げた後、地球儀を投げようとして転ぶ等、洒落とマジが絶妙なバランスで融合している。


原作は『ゆでたまご』こと嶋田隆司氏(話)&中井義則氏(絵)が、週刊少年ジャンプ誌上で1979年22号~1987年21号に渡り連載した人気漫画。


粗筋は――普段はダメ超人の『キン肉マン』が、続々現れる邪悪な敵を相手に、友情パワーで立ち向って行く――そんな話だったかなと。


毎度済みませんが、この作品もあまし観ては居らず、詳しい話は出来ません。(汗)
弟が好きで観てたのを、横から覗いて観てたって感じですか。(汗)

連載初期は割と好きで観てたんですが…その頃の記憶で語れば、後のプロレス展開とは全く違う物語でした。(笑)
初期はウルトラマンのパロディって感じでね~、「地球を守る為にやって来た正義のヒーロー」を謳いつつも、その実まるで役に立たない主人公『キン肉マン』が、ひたすらズッコけた活躍を見せるという、完全ギャグ漫画だった。
初期はウルトラマンよろしく巨大化して戦ってた覚えが有る。
戦う場所もリングではなく、街中等で。

それが何時如何なる理由でプロレス漫画に化けたのか???
世の中は謎で満ち満ちている。

シリアス展開を試しにやってみたら、それまでギャグ続きだっただけに、ギャップが生じて反響が大きかったんでしょう。
恐らくは同雑誌で先に連載開始してた漫画、『リングにかけろ(1977~1983年迄連載)』を踏襲し、そういう展開に進んだのかな~と。

『リングにかけろ』とは、車田正美氏作の当時大人気だったボクシング漫画。
後に『聖闘士星矢』を描いた作家さんと紹介すれば、どんな漫画か想像の付く方は多いに違いない。
ボクシング漫画の体裁を取りつつ、『リングにかけろ』も、ノリ的には『星矢』同様とんでもね~漫画でした。
ジャンプのお家芸、死んだと思ったら直ぐ蘇るを、最初にして見せた漫画じゃねぇかと。(笑)

『リングにかけろ』と『キン肉マン』は、現在まで続くジャンプ漫画の基本を築いた、偉大な少年漫画だと思うのですよ。(笑)

その心は人気獲得の為なら、御都合主義万歳。
答えに窮した時は、友情パワーが呼んだ奇跡。

全ての物理法則に逆らい、力押しで突き進むストーリーは、頭の固い大人が読むには難しいです。
しかし頭の柔らかい子供達には、べらぼうに人気が高かった。
特に超人&怪獣のデザインを読者から募集し作中に登場させるという、参加型の企画が評判を呼んでいたらしく。
ファンの子供達からしてみれば、自分達も作者と一緒に作品を創ってる気になれて、楽しかったんだろうなぁと。
登場した超人&怪獣の数は、ポケモンに匹敵するか超えてると思うのだ。(根性有る人、誰か数えて下さい)


ちなみに現在ジャンプ連載中の漫画で、『リングにかけろ』&『キン肉マン』の路線を踏襲してるのは、『テニスの王子様』&『リボーン』じゃねぇかと。
『リボーン』なんか…連載初期ストーリーからの離れ具合見てると、『キン肉マン』そのものにしか思えん。(笑)
初期のほのぼのした雰囲気が好きだった者としては、少々寂しい気がしないでもないのでした。(今の展開が好きなファンには申し訳無い)





ポンポロポロン♪ ポォロロン♪
ズンズンズズン♪ズンズズン♪

ポォロロロロロン♪ ポンポロン♪
ズンズンズズズン♪ズンズズン♪

ハチャメチャ忙しスーパーヒーロー♪(キン肉ニクニク2×9=18♪)

お肉のぉ~・手入れ♪ サインの練習♪(キン肉ニクニクニクらしいっわァ~♪)

空手チョップで♪ 箸を割ったら♪ 牛丼片手に♪

ダァ~ンシン・ロァ~ッキン・ロォ~~~~ル♪

――チャチャチャチャッ♪

「つ・よ・い~!!」当り前ぇ♪

「す・て・きぃ!!」そりゃ、そうさぁ!!

「か・わ・い~!!」照れるなぁ♪

「ミーート・くぅ~~~~~ん!!!」――ガックン!!

「屁のツッパリは、要らんですよ!!」
(キン肉ニクニク2×9=18♪)

「おぉ~~!!言葉の意味はよく解らんが、兎に角凄い自信だ!!」
(キン肉ニクニク2×9=18♪)

レス~ラ~~♪ 怪獣♪

わったしっが相手だ・ドッタンコ♪ バッタンコ♪

大~~~さぁ~わぁ~ぎぃ~~~~~~♪


大~~~さぁ~わぁ~ぎぃ~~~~~~♪

――ジャーーーー…ン♪――ズズン♪




同じく1~65話迄のEDタイトルは『肉・2×9・Rock' Roll』、作詞は森雪之丞氏、作曲は芹澤廣明氏、編曲は川上了氏、歌ってるのは串田アキラ氏。

作詞を担当してる森雪之丞氏の名前は、アニメファンなら(そうじゃなくても)覚えておいて欲しい。
『ドラゴンボール』、『サジタリウス』、『らんま1/2』等々…アニメソングでナイスだなと感じた歌詞は、大抵この方が書いてたりするんだ。
洒落ていながら、時に泣かせて感動させる、そんな歌詞を書かれる方です。
布袋寅泰氏、氷室京介氏等の歌も多く手掛けておられる。

「空手チョップで箸を割ったら」って件が、実に泣かせます。(笑)


所で『キン肉マン』放映当時、あの『吉○家』は会社更生法を受けて、かなり逼迫した経済状況だったそうな。
それを救ったのが『キン肉マン』ブームだったそうで…漫画やアニメの威力って凄いですね~。(笑)


…アニメの『キン肉マン』の話を全くしてませんな。(汗)

あんまり観てなかったんで詳しい話は出来ませんが……う~~~ん……原作では後半全くギャグ展開にならなかったけど、アニメでは最後までギャグを交えて展開させていた。
その辺り、ファンからどんな風に評価されてるかは知りませんが、エンターティンメントには徹してたと思う。
作画も毎回安定してた…思い起すに当時は東映の黄金期だったのでな。
現在の東映作品を観てると信じられないかもしれませんが…『キン肉マン』・『Dr.スランプ』と記録的ヒットが続き、会社はかなり潤ってただろうなと……考えてみればどっちもジャンプ漫画が原作ですね~。

所謂「癒着」はこの頃から始まった訳だ。(笑)




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
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歌え!!アニソン!!~ななこSOS~

2007年11月14日 21時42分17秒 | アニソン
――物思いに「沈む」時、人は海を観たくなるらしい…。





――ドドドドドドドドドドドドドン♪

――ジャン♪――ルゥ~~~~♪ルゥルゥ~~~~♪

ルゥ~~~~♪ルゥ~~~~♪――パパパラッ♪パラッ♪

ルゥ~~~~♪ルゥルゥ~~~~♪

ルゥ~~~~~♪――ッパァーーーー♪――ドゥルルルルルルルルルルル…♪

かぁ・ぜぇ・のぉ・い~ろがぁ~♪ あ~・お~・にぃ変ぁ・わるぅ~♪

お~・どぉ・りぃ・だぁ~した♪ 夏にさっそっわれってぇ~~~♪

わっすぅ~れ・てぇ・いたぁ♪ あ・なぁ・たぁ・のぉ・事ぉ♪

お~もい~♪ だしたぁ…のぉ~♪

なっつぅのせぇ~い~~~♪

――ジャーーン♪

呼・びぃ・出・しぃ・たりしてぇ~♪ ごぉ~めんなさい~~~♪

とっつぅぜん~♪ う~みがぁ~♪

見ぃ~たかぁったのぉ~~~~~♪

お~・もぉ~いっきり♪ あ~・なぁ~・たと♪ しぃ~・ろぉ~い~・なぁ~ぎさぁ~♪

い~・まぁ~ならば♪ も~お~~♪ あ~いせそう~~~~♪

お~・もぉ~いっきり♪ あ~・なぁ~・たと♪ ひぃ~・かぁ~る・しぃ~ぶきぃ~♪

オ~レ~ンジの・ダ~ンシィ~ング…♪

まぁ~ぶしぃ~わぁ~~~~…♪

――ジャーーン♪

――ジャーーン♪

――ジャーーン♪

――ジャーーン♪

――ジャーーン♪

――ジャジャン♪




1983年4/2~1984年1/14迄、フジ系で放映したTVアニメ。
制作は今は亡き国際映画社。

OPは『オレンジのダンシング』、作詞は伊藤アキラ氏、作曲&編曲は新田一郎氏、歌ってるのは高橋みゆき氏。
最早アニソンらしからぬ内容なのですが、タイトル通りの爽やかさで好みな歌です。
歌ってる人の声も聴き易かったし。
…しかし当時を念頭に置いても古臭い歌詞内容で、照れ笑ってしまう。
映像も、キャラの動かし方が面白く、観ていて楽しいです。(スーッと横に滑ったりとか…)


原作は知る人ぞ知るビッグマイナー漫画家吾妻ひでお氏が、1980年に光文社『ポップコーン』創刊号~連載してた同名漫画。
その後1981年に『ポップコーン』が休刊、代わって創刊された『ジャストコミック』に1985年迄連載されました。

更に過去を遡れば、あの月刊『OUT』を発行していた『みのり書房』の短命漫画雑誌『Peke』1979年1月号に、『すーぱーがーる』という名で短編が掲載されたのですが…これが『ななこ』の原型になったと思われます。

実はこの短編…読んで知ってます。(実はあじま先生のファンなもんで)(照笑)

粗筋を簡単に語ると――


僕の学校には、凄い超能力を持ってるスーパーガールが居る。
けれど弱気で優しい性格が災いして、何時も皆のパシリに使われている。
或る日とうとう騙されて、男に○されてしまった。
お腹の大きくなった彼女は、それでも相変らず逞しくパシリ生活を続けている。


――とまぁ、こんなとんでもね~内容でした。(笑)

で、ウケたからか、作者が気に入ってしまったからか、同じノリで連載化したのが『ななこSOS』。
名前の無かったヒロインに「ななこ」と言う名前が付けられ、彼女を利用したり心配したりする仲間が加わったのですよ。

心配する男(ツッコミ担当)=漫画家志望のチビ男子高生『飯田橋』。
利用する男(鬼畜担当??)=数々の博士号を持つ天才グラサン美少年『四谷』。(『めぞん』の四谷氏とは無関係です)

漫画では「四谷の金儲け目的から、ななこが酷い目に遭わされる」という、ブラックな物語が多かったです。


「幾ら凄い能力を持っていても、気が弱かったら宝の持ち腐れ」。
「人間社会で最強なのは、心力の強い人(神経図太い人)」。


…そんな様な事を、『ななこ』と『きまぐれオレンジロード』から、自分は教わった気がしますです。(笑)


んでまぁ当然の事ながら、そんな漫画内容をそのままアニメ化なんて出来ません


そもそも何でアニメ化の話が持上がったかっつうと、当時は『ロリコンブーム』到来…ロリータ=美少女の出る漫画が流行ってましてな。
今だって流行ってますが…この当時ならではの流れとして、その『美少女』に『SF』的要素が加えられていた。
『SF』+『美少女』と言えば、『うる星やつら』。
つまり『うる星』ヒットを源とするブームだったんではないかと…今思い起すに。

そのロリコンブームを牽引する旗印に据えられた1人が吾妻氏だった訳で。
氏の作風は、ただ可愛いってだけじゃなく、非常に奥が深い。
マニアックなSF知識が鏤められてる事から、ロリコン外のオタク達からも一目置かれたのです。
本屋に単行本が見当らなくても、オタクを自認する人なら絶対に知っている名前。
それ故ビッグマイナーと評されてる訳ですよ。(笑)

もしこれから氏の作品を何か読もうとするなら…最近(つっても2005年3月だが)刊行された『失踪日記』をお薦めします。(イースト・プレス出版)

原稿描きたくなくて或る日失踪――自殺を試みるが今一勇気出ず失敗。
ホームレスとなって暫く過していた経験や、その後再び原稿描きたくなくなって失踪――配管工として働いた経験や、他アル中闘病生活等々…全て氏が経験した実録話。
涙無くして読めない程悲惨な筈なのに、何故か笑えてしまうんだから凄い。
自分の恥を笑いものにするっつうのは漫画の基本。
そういう意味では、最も漫画らしい漫画作品と呼べるのではと…いやマジで面白いんで是非読んでみて下さい。
「人間中々死ねないもんだ」なんて、希望と絶望の入り混じった様な感想抱けるから。(笑)


話をアニメ『ななこ』に戻して――


今じゃ余程の漫画オタクにしか氏の作品は知られてないですが、当時はアニメ化の話が持上がる程人気が有ったのです。
『ななこ』の前に『おちゃめ神物語コロコロポロン』っつうアニメが、1982年に放映されてるんですが、これも氏の作品を元にしたものでして。(原作のタイトルは『オリンポスのポロン』)
それなりに人気を勝ち得たんでしょう…引き続き氏の漫画がアニメ化される事となったのですよ。

『ポロン』同様『ななこ』も、かなりお子様向けに修正されていましたが。(ポロンよりかは対象年齢上だったが…)

漫画の様にななこは毎回酷い目に遭わず、アニメでは――


或る日、自称「天才科学者」の高校生『四谷』は、級友の飯田橋をモルモットにして、超能力者を生み出す実験を行っていた。
その最中見知らぬ美少女が、2人の前に宙に浮いて出現する。

彼女の名前は『ななこ』。

名前以外の全ての記憶を失っていた彼女は、その代償として(?)強大な超能力を持っていた。

それを知った四谷は、当然彼女の力を利用して、金儲け(&世界征服)を企む。
純粋で優しい少女『ななこ』は、四谷から「世界平和の為だ」と騙され、彼が設立したよろず請け負い会社「よろずカンパニー」の一員として働かされる事になってしまう。

そんな四谷に呆れる親友(?)『飯田橋』だが、ななこが心配かつ好きになってしまった為、彼も仕方なくカンパニーの一員として働くのであった。


――とまぁこんな粗筋で、さながらアニメ『ルパン』の如く、金儲け失敗しての骨折り損的オチが毎度でした。(笑)

原作独特の毒はかなり薄められてしまった為、原作ファンからの評判はあまし宜しくなかったみたい。

自分は割りと好きでしたね~。
あの内容じゃ、絶対まんまアニメ化出来ない事は悟ってたし。
原作と違い、ななこは普通にスーパーガールしてたけど。(OPでも新体操~車の運転まで、何でもこなしてるしな)(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=kVE7GhQ6qhc)
前半は大した事無い…が、後半の作画&演出スタッフの暴走は見物。
声優さんの異常な演技力にも感服した。
ななこちゃん役の木藤玲子氏の声が、非常に可愛くイメージぴったりだったと思う。(「いけないわ!そんな事しちゃいけないわ!」なる台詞が、未だに耳に残ってる…)
「ななこ!!SOS!!ななこ!!SOS!!」の野太い音頭も小気味好かった。(猪木コールから来てたらしい)

原作のイメージからは離れてても、楽しめるアニメで御座いましたよ。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
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歌え!!アニソン!!~みゆき~

2007年11月09日 23時06分26秒 | アニソン
――全国のお兄ちゃん、お元気ですか?(←義妹違い)




フォンフォンフォン♪(アアアア~~~♪)

フォンフォンフォンフォンフォンフォ♪フォンフォンフォン♪

――パッパッパァ~~♪

はだぁしの・まぁま♪ おっどりたぁ・いね♪ 今日はブルースカァ~~~イ♪(ポッポポッポッポポゥ♪)

白いくぅもぉはぁ♪ アックゥセサァ・リィ♪ 流れてぇ・くぅ…♪(ポッポポッポッポポゥ♪)

乙女ごぉころはぁ♪ 不思ぃ議ぃさ♪
(ア~~~~~~~~♪  ア~~~~~~♪)

雲行きぃが直ぅぐ変ぁ~るよ♪
(ア~~~~~~…♪)

さぁっきまっでは♪ 幸せの♪ 高・気圧さぁ…♪(ポッポポッポッポポゥ♪)

何をか・ん~が・えてぇ~・いるの♪

君の・ひとぉみの・なぁかに・はぁ~♪

10%の雨予報~ぉ♪

涙が・隠されているぅ♪

みゆきぃ♪ ユー・アー・マイ・エンジェ~ル♪

みゆきぃ♪ ユー・アー・マイ・デェ~ビルゥ♪

移り気ぃにぃ♪ 惑わさぁ~れて♪
(ア~~~~~♪   ア~~~~~~~♪)

僕だぁって♪ 晴れ後・あ・め♪
(ア~~~~♪  ア~~~~~~~♪)

みゆきぃ♪ ユー・アー・マイ・エンジェ~ル♪

みゆきぃ♪ ユー・アー・マイ・デェ~ビルゥ♪

気紛れぇは♪ 君の・魅力の1つさぁ~~~~…♪
(ア~~~~~♪  ア~~~~~~~…♪)

フォンフォンフォフォンフォンフォ♪フォンフォンフォンフォン♪


エ~ブリデェイ♪ ユー・アー・マイ・エンジェ~ル♪

エ~ブリナァ~イト♪ ユー・アー・マイ・デェ~ビルゥ♪

気紛れぇは♪ 君の・魅力の1つさぁ~~…♪
(ア~~~~~♪  ア~~~~~~~…♪)

――ジャンジャンジャン…♪




1983年3/31~1984年4/20迄、フジ系で放映。
アニメ『うる星』のヒットで味を占めたキティフィルムが、再びのヒットを狙い、初めて自社内にスタジオを構えて制作したTVアニメ。
そんな訳で制作スタッフの殆どが、『うる星』に引き続きスタジオ『ぴえろ』から参加してたもよう。

OPタイトルは『10%の雨予報』、作詞は阿木燿子氏、作曲は鈴木キサブロー氏、歌っているのはH2O
主題歌としてはEDのが有名でしょうが、流される映像が作風に合った爽やかさで好きでした。
滑る様な動かし方が心地良い。
風で捲れる頁に落描きしてあるのが細かいな~。


原作はラブコメ学園青春モノの大家あだち充氏が、少年ビッグコミック誌上で1980年17号~1984年18号迄連載していた漫画。


主人公『若松真人』が2人のみゆきに振り回される。

1人は血の繋がらない元気で可愛い妹、『若松みゆき』。

もう1人はおしとやかで美人の同級生、『鹿島みゆき』。

『みゆき』と『みゆき』、真人が本当に好きなのはどっち?


↑ウィキに紹介されてた粗筋が、身も蓋も無く面白かったんで、ほぼ忠実に抜粋してみた。(笑)
いやホント…正にその通りのお話でしたよ!
粗筋書いた方、偉い!(大笑)

現在まで綿々と続く萌え漫画の元祖に当る様な存在でしょうね~。

何故か都合良く複数の美少女に好かれる優柔不断な主人公。
何故か都合良く大人の居ない主人公の家庭。
てゆーか信じられないくらい、「大人」が出て来ない漫画だった。
出て来ても皆「子供」っぽい。
「都合良く大人が排除された世界…さながら子供の王国だ」なんて書評が出てたような。

あだち氏曰く、この設定は計算ずく…元より「H漫画」を描こうと考えての設定だったらしい。

「自分はHを描いても嫌らしくならない自信が有ったんで…。」

…確かに……こんだけ御都合主義的設定ながら、嫌らしさを感じさせず面白く読ませるのは、あだち氏くらいだろう。
萌えでもエロでも、巧い人が描く作品は面白いっつうこった。

ただ最終回は、もちっとこう…何とかならんかったんかな~と…。(あのラストが気に入ってる方には失礼すいません)(汗)
フラレた者同士を纏めようってのは、自分あんま好きでないんですよ。


あだち作品のラストって、良く言えば個性的でシュール。
悪く言えばどれも曖昧として煮え切らないものが多いっすよね…。
「え!?此処で(これで)終るの!?」と、唖然呆然しちまう様な。(笑)
これは氏がAB型だからですか?
「血液型占いなんて非科学的かつ根拠の無いもの信じてんのか」と非難する向きも御座いましょうが、作中でネタにしてるトコ見るとあだち氏は意識してるっぽい。
『みゆき』に登場するキャラ、漏れなくAB型らしいっすよ。
描いてる作者がAB型な点を考えれば筋は通ってるが…しかし日本人の血液型比率を恐ろしく無視してますな。(大笑)


んでも血液型っつうのは、赤血球中に抗原を持っているかいないか、抗体を形成するかしないかによって分類する方法の事を言うんでしょう?
もしも血液型占いが本当だっつうなら…人間は赤血球で思考している事になり、ちょっと情けなく思わないか?
「いやでも実際私の周りでは~」なんてムキになる方も居られるかもしれんが…一体どん位データを蓄積・分析しての論だろうか?
書籍からの受け売りになってやしませんかい??


現在迄、血液型占いを実証する説は皆無なのですよ。


…と、こんだけ意地の悪い言葉並べてアレなんすが…12タイプも有る星占いより当る気がするから不思議だ。(笑)
心理学的思い込みが作用してるのだとしても…例えば自分の友人は殆どB型なのだが…これは単なる偶然と流してしまって良いものだろうか??
日本人で1番多いのはA型だと言われてるのに。
いっそ全国規模で血を採集して、大々的に調査してみれば良いと思う。
採集した血液は献血に回せば一石二鳥じゃないか。
…なぞと考えてしまったり。(本気にしないように)(笑)


ちなみに自分が知ってる漫画家の血液型を挙げると――


・A型…高橋留美子氏、尾田栄一郎氏
・O型…宮崎駿氏、中津賢也氏
・B型…竹本泉氏、浦沢直樹氏
・AB型…あだち充氏


――嗚呼、せめて……嗚呼、せめて…!!

クレオパトラの鼻が後5mm低かったら…じゃなくって…

せめて、あだち充氏がO型だったら、「血液型占いは全くの的外れである」という根拠になったものを!!

神様…此処までのデータでは、むしろ当ってるという風にしか思えないです。(笑)


…どんどん話がズレてくんで、アニメの話に参りましょう。(汗)


アニメ『みゆき』は、正直今一でした。
先ず演出がこなれてなかった。
「あだち氏の作品をアニメ化するのは難しいだろう」と放送前から不安視されてたが、その通りになってしまったという。

作画も今一だった。

キャラデザを担当した遊佐和重氏は、テンポ良く絵を動かす技術から、アニメうる星ファンの間で定評の有ったアニメーター。
…ただ、この原作者の描く作品は動きが無いのが特徴なんで……正直遊佐氏の技法は、残念ながら活かせなかったんじゃないかと。(汗)
作画スタッフも、あの評判の宜しくなかったアニメうる星初期の方々だったもんで…。

極め付けに声優の演技が下手過ぎた。(汗)
主役2人があまりに棒読みド素人。
『若松真人』役は、この後『バイファム』のスコット役で名を売る鳥海勝美氏。
『若松みゆき』役は、この後アイドルとして売り出す荻野目洋子氏。
フレッシュさを狙ってのキャスティングだったんでしょうが……出番の多い役所が素人演技って、聴くに堪えんかったです。(汗)

結局アニメ『みゆき』は、途中放送時間変更を挟み、僅か37話で打ち切りとなってしまったのでした。


ただアニソン史に於いて、この作品はくっきりと名を刻んでいる。
うる星』同様、母体がレコード会社のキティフィルム制作アニメらしく、主題歌が頻繁に変る番組でした。
放送期間が短かった割に、3回もED変更したし。(笑)
挿入歌もバンバン流れてた…ちょっとしたミュージックビデオを観ている気分でしたよ。(どの歌も作品に合ってた為、悪い演出には思えんかったけど)
確か放送終了後、アニメ映像と歌を合わせたミュージックビデオが発売されてたと記憶している。

中でも初代EDとして流れた『想い出がいっぱい』は、オリコンシングルチャートで最高6位にランクインしたそうな。
アニメから離れて人気を呼んだ、アニソンの先駆けと言えましょう。

好きな歌なんで、マイ・ルール破って歌ってみましょうかね。
ではでは皆様!ノスタルジーに浸りつつ、御一緒に♪




古い♪ アルバムの中ぁ~にぃ~~~♪
隠れてぇ~~~♪ 想い出ぇ~がぁ~~い~っぱぁい♪

無邪気な♪ 笑顔の下ぁ~のぉ~~~♪
日付は~♪ 遥かぁ~なぁメェ~モリィ~~~♪

時は♪ 無限の繋がりでぇ~~~♪
終わりを~♪ 思いも~しぃ~ない~ねぇ~♪

手に届く宇宙~はぁ♪ 限り無ぁ~くぅ澄~んでぇ…♪
君を~包んでいたぁ~~~~♪

大人の階段の~ぼるぅ~~~♪ 
君はまだ…♪ シンデレラっさぁ~~♪

幸せは誰かがきっとぉ~~~♪
運んでくれると信じてるね♪

少~女だったと…♪ 何~時のぉ日ぃかぁ~~~♪
思う時ぃ~がぁ~来るぅのさぁ~~~~~♪




OP同様、作詞は阿木燿子氏、作曲は鈴木キサブロー氏、編曲は萩田光雄氏…はっきり言って「H2O」は、これ1本発表して走り去ってしまった…。
まぁでもホント、良い歌だよ。
今でもカラオケ行って歌います。




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
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歌え!!アニソン!!~光速電神アルベガス~

2007年11月07日 21時27分40秒 | アニソン
――効果音の多さに東映の意気込みが透けて見える。





――ピシャーーーーーーーン…!!!!!

「ああああぁぁぁぁ……!!!」

「それは、
 全宇宙を支配する、
 デリンジャーの地球侵略の、第1歩であった。」

…ザッザッザッザ…!

「その頃、未だ地球の人々は、」

…ザッザッザッザ…!

「平和の中に居た。」

…ザッザッザッザ…!

「恐るべき魔の手が、」

…ザッザッザッザ…!!

「刻々と忍び寄る気配さえ、」

…ザッザッザッザ…!!!

――ビコォーーー…ォン…!

「知らずに居たのである…。」

…ザッザッザッザ…!!!!

ジャーーン♪ジャーーン♪

――ピキーーン!!!――ピシィーーン!!!

ジャーーン♪ジャーーン♪

――ガシィーーン…!!!――ジャキィーーン!!!――ゴォォォ……!!

ジャッジャッジャジャッ♪ジャッジャジャーーーン♪

――シュオーーン…!!――ビシィーーン!!!!

テッテッテッテテ~♪(ペレレレェ~~♪)
テッテッテッテテ~♪(ペレレレェ~~♪)
テッテッテッテテ~テッテテテ~テッテテ♪

――チャッチャチャチャッ♪

ガーンガンガン♪ ガンガンガン♪

――ジャラララン…!!

ガーンガンガン♪ ガンガンガン♪

――ジャラララン…!!

迫る悪魔のかぁ~げだぁ♪

――ギュウーーー…ン!!――ズシィーーン!!!

ジーンジンジン♪ ジンジンジン♪

――ジャラララン…!!

ジーンジンジン♪ ジンジンジン♪

――ジャラララン…!!

燃える正~義のぉ♪ 怒りだぁ♪

――ギュワワ…!――ボゴォォ…ン!!!――ギュウーーン…!!

ゲ~~ッディメ~ンジョン♪

……ヒュウーーーー…!!

スクランブル・ゴーォ♪

――カシィン!!――ジャキィーン!!!――ジャキィーン!!!

三体合体♪ ろぉ~く変~化ぇ~~~~~♪

――ギュイイイ…!!――ズキュウーン…!!!――ビキィーーーン!!!!

サンバイ剣に♪ プラズマはっしりっ♪

――シャキィーーン…!!!――ピシャーーーン!!!

宇宙の悪魔も♪

――ザシィィ…ン!!!

真っ♪ 真っ♪ 真っっ!!!――二ぁ~つぅ~♪

――ズバァァ…ン!!!――ザシュウウ…ン!!!!

――ピキィーーン!!!

わぁ~かい力を~~♪(ダッダダダ♪)

――ボゴォォ…ン!!!

スパークさぁ~せてぇ~~♪(ダッダダダ♪)

――バァァ…ン!!!

守ってぇ~♪ み・せぇ・るぜ♪

――ザバーー…ン!!!――ビキィン!!――ギュオオオ…!!!

皆の夢ぇ~を~~♪(ダ・ダ・ダ・ダーン♪)

――ゴォォォ……!!

燃え~ろファイトだアルベガスゥ~♪

光速電神♪ ア~~~ルベ♪ ガァ~スゥ~~~~♪

――ピコォーーン!!!――シャキィーーーン!!!!

パァ~パァ~パァ~♪――ジャン♪




1983年3/30~1984年2/8迄、TV東京系で放映された、東映制作のTVアニメ。

OPタイトルは『光速電神アルベガス』、作詞は上原正三氏、作曲は渡辺宙明氏、編曲はいちひさし氏、歌ってるのはMoJo&こおろぎ'73の皆さん。


1993年――宇宙から飛来した『デリンジャー』が、突如地球攻撃を開始した。

巨大な悪に立ち向うのは、なんと青葉学園に通う少年少女達。

熱血漢だがお調子者の『円条寺大作』、クールな『神哲也』、気の強い優等生『水木ほたる』の3人だ。

ロボット工学の権威にして、ほたるの父親『水木博士』は、勇気有る彼らの為にスーパーロボットを創造する。

3体のロボットが合体して、6種類のディメンション(形態)になる『アルベガス』。

スクールライフをエンジョイしつつ――地球を護って大活躍するぜ!!


…こんな感じの粗筋だったかなと。

正直殆ど忘れてしまってるのですが…。(汗)


リアルロボットブーム吹荒れる時代、敢えて原点に戻り、熱血ヒーローロボットを蘇らせた東映。
目指すは『ゲッターロボ』の再来!
打倒サンライズ!!
70年代の夢よワンスモア!!

やたら滅多ら多い効果音からは、そんな意気込みが透けて見える様ですねっつう。(笑)
こんだけ多いのはちょっと観た事無い…多過ぎて既に文字数限界に近いし。(笑)


まぁ兎に角…70年代にスーパーロボットアニメブームを牽引してた東映としては、80年代にサンライズが火を点けたリアルロボットブームを苦々しい気持ちで見ていた訳ですよ。
かてて加えて『マクロス』が提唱した、ロボットデザインの革命。
先駆者で在りながら、何時しか東映は時代に取り残されて居たのです。

そんでまぁ…この『アルベガス』でもって、かつてのスーパーロボットブーム再燃を目論んだのですが………ぶっちゃけ今一だったんじゃないかなと。
その証拠に東映さんは、この後『ビデオ戦士レザリオン(1984年放映)』と言う作品を発表した所で、ロボットアニメ制作をストップしてるんですよ。
当時のロボットアニメファンは「リアル」を選んだっつう事でしょう。


3体のロボットが合体して6種類の変形を見せるっつっても、フォルムは全て同じで色が変るだけでしたからね~。
正直変形の面白味はあんま感じられなかった。
玩具として再現し易いデザインを選んだ為でしょうが…アニメファンの間では「ブロック変形」なんて揶揄されてた。(汗)


ただね…キャラクタードラマの明るさは、それなりに人気を呼んでたと思う。
「学園もの+ロボットアニメ」と言う、新しい(?)ジャンルをアニメ界に提唱したんじゃないかなと。

80年代後半になると、リアルロボットブームも息切れし出す。
そうしてスーパーロボットブームが復活するのですが…その頃公開された1つに、『絶対無敵ライジンオー(1991年放映)』と言う作品が在りまして。
これが『アルベガス』同様、「学園ロボットアニメ」と呼ばれる様な作品だった。
制作したのはリアルロボットブームを興したサンライズ。

東映が『アルベガス』で興そうとしたウェーブは、時を超えてサンライズに波及した……そう考えると中々興味深い…かもしれない。


内容は忘れてても(御免)、OPは未だに気に入っている。
この歌と映像は、はっきり言って燃える!(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=3lR2qj0ona8)
プロローグが抜けてるのは残念ですが…あれが良い味出してるのに~。(笑)
作曲者の渡辺宙明氏は、70年代ロボットアニメファン&特撮ファンなら、知らない人は居らんだろう。
燃えるOP曲を作らせたら日本一と噂される程、有名な作曲家なのです。

ただOP最後で、テロップが無粋にも主人公の顔を隠すのが戴けない。

…こういう例、TVアニメでは割と頻繁に見掛けるんだな~。(予め位置を配慮すりゃ良いのに…)(苦笑)




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト。
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歌え!!アニソン!!~愛してナイト~

2007年11月04日 11時55分37秒 | アニソン
――風邪は突然やって来る。首の後ろがゾクゾクと、寒くなったら気を付けて。




――チャッチャッチャチャチャン♪

ペェ~~~~~~~~~~♪
ズズズズン♪ ズーズズン♪

ペレレレレェ~♪ペペェ~~♪
ズズズズン♪ ズーズズン♪

――ズーンズーン♪ズーーーーーーーーーーーーー……ン♪
            ――キラリラキラリラキラリラキラリラ…♪

――チャン♪

むぅ~~~♪ ねのぉ~~~~♪ 端ぃっこぉ…♪

ウ~ズ・ウ~ズとぉ~う~~~ずきぃ~~~~♪ 出したらぁ…♪

気を付けぇて♪

耳ぃ~~~のぉう~しぃ~ろがぁ♪ ム~ズムズとぉ~~~~♪

痒ぅ~~…く・な~ぁったら♪ 気ぃ~を付ぅけてぇ~~~…♪

――パララパララァ~~~~~♪――チャ・チャ・チャ・チャ・チャン♪

恋~~はぁ~~とぉ~つぅ~~ぜぇん♪
(ア~~~~~~~~~ア~~~~~~~~~♪)

やぁって来るぅ…♪ (やぁって来るぅ…♪)

前~~触ぅ~れぇもぉ~~無ぁく♪
(ア~~~~~~~ア~~~~~~~~♪)

やぁって来るぅ…♪(アモンハァ~~イ♪)

十~二ぃ星~座のぉ~~~~♪
(フ~~~~~~~ウ~~~~~~~♪)

占ぁ~なぁ~~いを~~~~♪
(フ~~~~~~~ウ~~~~~~~♪)

確かめる♪ 間もぉ~…無いほ・どぉ~~にぃ~~~~~~♪

ラララララァ~~~~~~~~~♪
    ――パパパパパァ~~~♪

ラァ~~ラァ~ラ・ラァ~~~~♪

ラァ~~・ラァ~~・ラァ~~~~~~~…♪
ジャーン♪ジャーン♪ジャ~~~~~…ン♪
(ア~~♪ア~~♪ア~~~~~~~…♪)





1983年3/1~1984年1/24迄テレビ朝日系で放映、制作は東映動画。

OPタイトルは『恋は突然』、作詞は藤公之介氏、作曲は小田裕一郎氏、編曲は久石譲氏、歌ってるのはアニソンクイーンの堀江美都子氏。
伸びやかな歌声が非常に印象的な名アニソンかと。
アニソン言ったらやっぱりこの方!
つくづく巧いよな~~。


原作は(故)多田かおる氏が1981年~「別冊マーガレット」に連載した同名の漫画。
少女漫画に疎い自分だけど、この方の作品は知っている。
ちょっと失礼な褒め方ですが、少女漫画にしてはあんま綺麗じゃない絵だったんで印象に残ったんですな。(←『愛してナイト』を連載してた頃の話ですよ)
友人がこの方のファンでコミックス揃えてまして、子供の頃何冊か観せて貰った覚えが有るんですが…良くも悪くもワンパターンな作家さんに感じられた。(ファンの方失礼)
全部読んでる訳じゃないから断定出来んけど…「目立つ男と庶民派ヒロインの恋物語」を多く描かれてた様に記憶してます。
ちなみに作者の旦那様はバンドのボーカリストだそうで、ひょっとしたら『小さな恋の物語』よろしく、御自身と旦那様をモデルにして描いてたのかも知れない。(御結婚は1985年5/10…丁度『愛してナイト』連載後の事です)
たとしたら微笑ましい話で御座います。


東京下町商店街の女子高生『やっこちゃん(本名は八重子)』は、江戸っ子気質の父親と2人で、お好み焼屋『まんぼう』を切り盛りする看板娘。

或る日彼女は土管の中で雨宿りをしていた迷子とブタ猫に遭遇する。

青色パーマという奇抜な頭に似合わず、その迷子の幼児は『橋蔵』と名乗った。
更に似合わない事に、連れているフテブテしいブタ猫の名前は『ジュリアーノ』。(幼児曰く自分の名前が爺くさくて嫌なので、愛猫に格好良い名を託したのだとか)

親切にもてなす八重子を、橋蔵はすっかり気に入ってしまう。(ジュリアーノは女嫌いなんで打解けず)

さてその橋蔵には『加藤剛』と言う、弟以上に奇抜な頭(フロント部に真っ赤なメッシュが入ったパツキン)をした大学生の兄貴が居た。

物語はロックバンド『ビーハイヴ』のボーカリストで在る彼と、やっこが出会う所から始まる――


――と言うのがアニメ版の粗筋。

原作の舞台は大阪なんですが、アニメは東京下町。
これは恐らく取材する手間を惜しんで変更したんじゃと。
実はアニメ制作会社の殆どは東京に集合してるのだ。
東京を舞台にするアニメが多いのは、そこに理由が有るんですよ。(今は大抵のアニメが取材を惜しまず、原作通りに舞台を設定してるけど)

また原作で夜学に通う女子大生だった八重子は、アニメでは夜学に通う女子高生。
これも70~80年当時のアニメでは頻繁に見られた変更だった。
アニメの視聴者=子供と考えられてた時代ですから、視聴者が感情移入し易いようにっつって、主人公が二十歳以上に設定される事は殆ど無かったんすよ。(二十歳以上の主人公って…70~80年代前半迄放映した作品からだと、サザエさんやルパン三世や北条真吾くらい??…他に思い付いた方、いらっしゃったら手を挙げて)


とまぁ此処まで書いて来てアレですが……このアニメ&漫画も2回くらいしか観た事無いんだ。(御免)(汗)
んじゃまた何で採り上げたかっつうと、良いアニソンで気に入ってるのと、『ときめきトゥナイト』同様、妙に印象に残ってるOPだから。(汗)

東映公式サイト(http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/aishite_knight/)を観れば解って貰えるでしょうが、本編での八重子の髪の色は茶色なんです。

なのにOPでは金髪だったのだ。(証拠フィルム、音が出るので注意→http://www.youtube.com/watch?v=TJyQIj-6srw)


一体これは何故に???


………時が経った今でも謎に思ってるのだが。

真相知ってる方、御連絡お待ちしてます。(マジで)

う~~ん…察するに色指定決定を待たず、OPを制作しちゃったんかなぁと…ギリギリで制作するのが当り前のアニメ界では、珍しいこっちゃ無いんだけどね~。(笑)


他に第1話で占い玩具『ハーピット』とか言うのが出て来たのを未だに忘れられん。
ハート型してて、星占いが出来るというヤツ。
「十二星座の占いを~♪」っつうOPの歌詞は、この玩具を意識して書かれたものらしく。
幼いながらも当時の自分は、「スポンサー会社のCMの為に、アニメ制作会社は大変な苦労を強いられてるのだな~」と涙したものです。(商品名、本編中でしっかり出してたし…)(笑)


所で相手の男役、アニソン四天王の1人「ささきいさお」氏がアテられてたんすね。(『宇宙戦艦ヤマト』等を歌ってる方)
八重子役はOPを歌ってる堀江美都子氏がそのまま演じられてたし…アニソンの大御所2人が主役って、何気に豪華キャスティングだったのだなぁと。
でもバンドとして歌うソレは、何故かささきいさお氏じゃなかったのでした。(渋過ぎちゃうから?)




参考)…上記したリンク2箇所とフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』。




【おまけの野球話】

なんだかピッチャー交代の件で、各所に波紋が拡がってるようですが…

9回で「2-0」以上のリードだったら交代させなかったかもだけど、「1-0」だったらピッチャーにマメが出来てなくとも、大抵の監督が交代させてたと思うんですよ。
個人記録を達成させる為の試合じゃない。
日本一を決しようって試合なのだから。

もしもそこで交代させず打たれて負けて、その結果札幌で流れが変ってハムが優勝したら、苦しむのはその時負けたピッチャーになる訳だし。
逆に交代したピッチャーが打たれて、それを切っ掛けに札幌で流れが変ってハムが優勝ってケースも考えられた訳ですが。
どの道博打に違いなく、なら現場の判断に身を委ねるしか無いだろうと…。

交代させたって事は、そんだけ相手の実力を買ってたって事で。
勝ってるけど何時逆転されてもおかしくない。
相手チームは眠ってるだけだから、目覚めん内に早く叩かなきゃ!

そいった相手チームを畏怖する心が、より磐石な戦略を選ばせる要因になったんではないかと。
つまり最後まで相手チームをナメてなかったんですよ、中日は。
ハムの強さを認めてたっつう事です。


ただね…99年に鷹が龍破って初優勝した時、解説者だった落合さんは……


「1勝1敗で迎えた第3戦。
 ダイエー(鷹)が2-0とリードして迎えた7回に、王監督が無安打投球を続けていた永井に代打を送り追加点を取りに行った場面だ。
 無得点に終れば采配ミスになりかねない――」(←日刊スポーツグラフより)


……なんて言ってたんですよね~。(笑)


「采配ミス」になりかねないですよ?

「采配ミス」…

「采配ミス」……!


うんうん、そうだよね!
外野は何の重圧もかからんから、何とでも言えるんだよね!
現場はそうは行かんよね~落合さん!(笑)


「幸か不幸か」っつう台詞こそ、落合さんの本音でしょう。(笑)
自己判断を素直に言えない辺り、この方の性格を表してるよなと。
嫌いじゃないけどズルイ人だぜ。(笑)


…などと目出度い優勝に水を注してしまい、済みませぬ。(汗)


終ってみれば…今年の日シリはノリの為に有った気がする。
ノリが「何時かギラギラするまで」の映画を観てる気分でした。
自分はノリ、あんま好きじゃなかったんだけど(御免)…あの涙には感動させて貰った。
復活おめでとう。
この調子で来年からも頑張って欲しい。
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歌え!!アニソン!!~キャプテン~

2007年11月02日 22時21分19秒 | アニソン
――優勝を祝して。




――カキィーーーーーーン…!!!

ジャン♪

ジャジャジャジャン♪

ジャジャジャジャン♪

ジャジャジャジャジャジャジャジャン♪

わっかいっ日ぃ~はっ♪

み・な♪ 何かを目指ぁ~っせぇ~♪

秘めったちぃっからぁ~♪

自っ分じゃわっからない~・よぉ~♪

ゆっめぇを~大っきく持っと~お~♪

そうっだ飛びきりでっかっくぅ~~♪

――チャーーー……ジャジャジャジャン♪

こったえよぉ~り♪

もっと♪ 大事な事をぉ~はぁ~♪

勇っ気出っし・てぇ~♪

自分を試す事ぉ~・だぁ~♪

き・みぃ・はぁ♪ 何かっが出っ来ぃるぅ~♪

誰っも何かが出っ来っるぅ~~♪

――チャーーーン…♪

あ~~♪ つぅ~~♪ い~~♪

お~もぉ~い…♪

燃ぉ~やせっばぁ♪ そぉ~れぇ~で♪

こぉ~ころっも・か・ら・だ・も・さ・わ・や・か・だぁ~~♪

ぼぉ~♪ くぅ~♪ らぁ~♪ はぁ~~…♪

――ジャジャジャジャン♪

わっかいっ日ぃ~はっ♪

み・な♪ 進んで行けぇ~・よぉ~♪

後ぃろ向っくなぁ~♪

前だっけ向いて行けぇ~・よぉ~♪

そっれぇ~がぁ~青春なぁ~ん~だぁ~♪

それっが青春なぁ~ん~だぁ~~…♪

――チャーーーン…♪




1983年1/10~7/4迄、日本TV系で放映。
「制作:エイケン」とテロップではなってますが、実制作はマジックバスが行ったらしく。

OPタイトルは『君は何かができる』、作詞は山上路夫氏、作曲&編曲は木森敏之氏、歌ってるのは99Harmonyの皆様。
素朴ながらも、非常に心に残る名アニソンだと思う。

原作は(故)ちばあきお氏(ちばてつや氏の弟さんです)が、『月刊少年ジャンプ』1972年~1979年に連載していた漫画。
それ以前に『がんばらなくっちゃ』のタイトルで同雑誌に読み切りを発表。
好評を得た事で、2月号より『キャプテン』とタイトルを改め、連載を始めたんだそう。

…典型的な人気漫画コースですな。(笑)

スポーツ漫画らしい泥臭い絵ですが、内容はかなり革新的だった。

なんたって主人公が代替わりしてくんですから。

初代「谷口タカオ」~二代目「丸井(←ありゃ?そういや下の名前は?)」~三代目「イガラシ(←こいつも…)」~四代目「近藤茂一」と、歴代の墨谷二中野球部キャプテンを主人公にして綴られる、中学野球スポ根漫画。

登場するキャラは、皆リアルに居そうな野球少年ばかり。
敢えて英雄を据えなかった事で、この作品は後々まで語られる伝説となれたのです。


漫画の人気がじわりじわり上って行き、遂にはアニメ化。
日本TVが1980年4/2にTVスペシャルとして放送。
したら頗る反響がでかかった様で、それで劇場版を間に挟み、1983年~毎週放送する事になったそうな。

何となく自分も覚えてるんですが…当時の読売新聞に、このアニメへの感想が、よく採り上げられてたなぁと。
新聞だけでなく、アニメ雑誌にも感想が頻繁に掲載されていたと記憶している。
「変に凝った作りのアニメが増えてる中、素直に感動出来る作品だ」…なんてね。
確かに…マニアックなアニメが激増してた時代だったからな~。(笑)
そいった作品に慣れてた目には、いっそ新鮮に思えたのでしょう。

ヤフー動画で1話のみ無料で視聴出来ます。
宜しければ御覧戴きたい。


野球の名門「青葉学院」から墨谷二中に転校して来た「谷口タカオ」は、そこの野球部のヌルイ練習風景を観て、「これなら2軍の補欠だった自分でも、レギュラーになれるかも…」と期待を抱きつつ入部願いを出す。

しかし青葉学院のユニフォームに着替えて練習に参加した為、野球部員から「あの名門青葉のレギュラー選手だった」と思い込まれてしまう。

期待と羨望の眼差しを浴びた谷口は真実を言い出せず…困り果てた彼は近所の神社で猛練習に励むのだが――


…誤解の連鎖に笑ってしまった。
今観ても面白いです。
いっそ金払って全話観ちゃおうかな~と思ったくらい。
不思議と先が気になる作品だよなぁと。




チャンチャンチャン♪ チャンチャンチャン♪
チャ~~~~~~♪ チャ~~~~~~♪

チャララッチャ~~~~ン…♪
チャッチャーーーーーーン…♪

き・みぃ~~・の♪ 背ぇ~~な・かぁ~~~にぃ~~♪

夕~~陽がぁ~~♪ 射・すぅ~~~♪

僕はぁ~~♪ あ~りぃ~~が・とぉ~おとぉ~~♪

そっとぉ~~~♪ 言~う~の・さぁ~~~…♪

――チャチャチャチャン♪

たぁとぉえ~ゆぅめぇがぁ♪ 壊れぇたとぉきぃも♪

きぃ~~みぃがぁ~~♪ 居~~ればぁ~~♪

のぉ・ぞぉ・みぃ湧ぁ・い~・てぇ来ぅ~~~るよぉ~♪

あ~しぃたぁが見ぃえ・るぅ~~~・よぉ~…♪


き・みぃ~~・の♪ 背ぇ~~な・かぁ~~~にぃ~~♪

夕~~陽がぁ~~♪ 射・すぅ~~~♪

僕はぁ~~♪ あ~りぃ~~が・とぉ~おとぉ~~♪

そっとぉ~~~♪ 言~う~の・さぁ~~~~…♪

あ~~~~~~~……♪




EDタイトルは『ありがとう』、OP同様、作詞は山上路夫氏、作曲&編曲は木森敏之氏、歌ってるのは99Harmonyの皆様。


アニメは初代~三代キャプテン迄の26話で終了してます。
「原作最終話迄制作して欲しい~!」とかなりのラブコールが送られたそうなのですが…元から決定してた話数だった為(実は放映前から全話殆ど完成してたんだと)、残念ながら規定通りに終了してしまいました。

アニメの監督は出哲氏…あの映画うる星『完結篇』の監督を務められた方です。
お兄さんの出統氏とは違い、あまり自己主張をされない方。
原作の持ち味を極力殺さずに表現しようとしてる点に好感が持てます。
考えてみれば…同じ業界に有名人な兄貴が居る点で、原作者とこの監督さんは一致するんだよなと。
ちょっとした奇縁ですね。

もっとも全く原作通りにしてる訳じゃなく…アニメの最終回は、それに相応しい展開が用意されてました。
歴代キャプテン揃い踏みっつうヤツです。
(作品における)初代キャプテンが好きだった自分としては、このサービスは非常に嬉しかった事を覚えてる。




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』。




…そんな訳で(?)【おまけの野球話】

中日優勝おめでとう御座います!

失礼ながら日ハムが優勝するかと思ってました。(汗)
初戦はダルが勝って、ああやっぱり~みたいな空気が流れてね~。
しかしその危機感が有ったからこそ、中日は優勝出来たんじゃないかと。

去年の二の舞は御免。

中日側からは、終始そんな気迫が感じられたです。
そんだけ去年の敗北が悔しかったって事でしょう。
終れば丁度去年と反対で、良く出来たシナリオだよなと。(笑)
んでも競った試合続きで…中日としちゃ、最後まで気を抜けなかったんじゃなかろうか?
最後に岩瀬を投入したのも、ハム選手が醸す迫力から、慎重にならずには居られなかったんではないかとね。(シーズンの集大成っつう意味も有ろうが)

しかしあれだね……

シーズン2位上りのチームは、日シリで優勝する。

……そんなジンクスの誕生ですか?(笑)
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歌え!!アニソン!!~未来警察ウラシマン~

2007年10月28日 17時02分56秒 | アニソン
――奴が噂のウラシマン♪




チャーーン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

――ズキュウーーーー……ゥゥウン!!!

タララァ~~~~タララァ~~~~♪――チャンチャンチャンチャン♪チャンチャンチャンチャン♪

ときめくここぉろぉ♪ もしも失くしたぁ~らぁ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

見えないのさぁ~♪ 空には何もぉ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

不思議な青いビーィムゥ♪ 輝いてぇ~♪ 君ぃのぉ~♪

体ぁ~♪ フワリとぉ♪ 夜空にぃ…♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

耳を澄っまっすのぉっさぁ♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

スクリューが回るぅ~~~~~~~♪
               スクリューが回るぅ~~~~~~~♪

(ッハァーーーー♪)

ミッナイッサブ・マリィン♪

君と乗りたいのさぁ~♪

摩天楼♪ 飛越えってぇ♪

遥かな時間の国ぃ~へっとぉ♪

ミッナイッサブ・マリィン♪

君を呼んでるのさぁ~♪

夢より遠ぉい~♪ せかぁ~い~~~~~♪

――チャンチャンチャ~チャチャン♪




1983年1/9~12/24迄フジ系で放映、タツノコプロが制作したTVアニメ。
最初毎日曜18時~だったのが、何故か13話で毎土曜18時30分~と、放送時間帯を変更している。
最終回はタイミング良くクリスマスイブに放送されました。
そんな訳で作中に於いても、クリスマスイベントが取り入れられてたり。
同じくクリスマスに最終回を迎え、作中で効果的に取り入れてたアニメと言えば、『ママは小学4年生』が有名ですが…リアル暦と作中の暦がぴったり合ってると、印象深くって良いよなと思う。

OPタイトルは『ミッドナイト・サブマリン』、作詞は康珍化氏、作曲は鈴木キサブロー氏、編曲&歌ってるのはHARRY…本名は「木村昇」と言う方らしく。
歌、詞、曲、映像、四拍子揃った名OPだと思う。


ときめく心 もしも失くしたら
見えないのさ 空には何も


いや正にその通りで…このフレーズに先ず心持ってかれた。
2番がまた良いんですよ!


自然に涙落ちて 来るけれど 君は
未来 選んだ 冒険者


ちゃんと歌詞内容が、作中にメッセージとして篭められてる。
映像も同じで、「考える人」とか「スフィンクス」とか色々出て来るけど、ただ格好良さ狙ってのイメージじゃなかったらしく。
この辺りは後述するとして…。
兎も角、個人的に80年代前半を代表するアニメOPだと考えてる。


西暦1983年――物語は、1人の青年がパトカー数台に追われている場面から始まる。

隣のシートには1匹の猫が居る。
追われている訳は解らない。
青年の素性も解らない。

視聴者の疑問をそのままに、突如車は光に包まれ、2050年の大都会『ネオトキオ』にタイムスリップ。(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年公開…ひょっとしたら、この作品が案として使われたのかもと…)
その時受けた衝撃で、青年は過去の記憶を一切失くしてしまう。
右も左も解らない世界で、何故か青年は機動メカ分署『マグナポリス38』分署長『権藤警部』に見込まれ、なし崩しに機動刑事『浦島リュウ』となる。

権藤警部の思惑、それは――

「物理法則に逆らい、過去から未来へ転移した影響から、青年は超能力者『ウラシマン』になったと考えられる。
 その力をネオトキオで暗躍する犯罪組織『ネクライム』対抗の策に使いたい」

――というものだった。

かくして青年『浦島リュウ』は、権藤警部、二枚目半の相棒『クロード』、元見習いシスターのブリッコ娘『ソフィア』と共に、ネクライムの野望に立ち向うのであった。

しかし…ネクライム総統『フューラー』は、リュウを倒そうとはせず、頻りに自分の傍に連れて来ようとする。

「一体総統はどうして、あんな男を気にするのか?」

虎視眈々と総統の座を狙うルードヴィッヒは、秘密を突き止めようと探りを入れるのだが…。


とまぁ…こんな感じの粗筋。

・果たしてリュウの素性は?
・リュウとフューラーの関係とは?
・リュウはどんな超能力を秘めているのか?

何時かこれらの謎が、作中の中で少しづつ明かされて行くのだろう…視聴者は誰しもがそう思ってた訳ですが…。

ぶっちゃけ「リュウとフューラーの関係」以外、曖昧なまま終ってしまいまして。(笑)

これには大人の事情が絡んだらしく。

当初考えてた設定では、フューラーの正体は「過去に戻れたリュウの67年後の姿」というものだったそうな。
しかしスポンサーからクレームがついた為に、「別人」設定にするしかなかったらしく。


「ウラシマンの最初のストーリー展開では、リュウとフューラーは同一人物だったんですけど…正義の味方と悪党の親分が同一人物だというのはマズイと却下されまして。
 その設定で何をやりたかったのかと言えば、自分自身との対話なんですよね。
 誰でも何処かに暗い部分を隠している…それを見ちゃった人間が何を選ぶのか…最終回の展開は、それを言いたかった。
 未来に行って自分の悪い姿を見るというのは、凄い地獄だと思うんですよ。
 でもそんなに深刻になるな。
 在るがままに…今の自分が大切で、本当の『自分』なんだと。
 考える人より行動する人になろうよ。
 スフィンクスは人間を罠に嵌めて食おうとするけど、罠に嵌っても食われなければ良い。
 1回や2回の失敗は気にせず、もっと大らかに生きよう。
 …というのをこの作品でやりたかった訳で、OPのイメージにもしたんです。」(真下耕一監督談)


このインタビュー読んでから最終回観ると…成る程な~と思える。
しかし残念ながら設定が許されなかった事で、作品はオチを失くしてしまってるんですよ。(汗)
苦肉の策として「血を分けた兄弟」としてますが、別人で在る事には変り無く。
…もしも許されてたら、アニメ史に傑作として名を刻めたに違いなく…物凄~~く残念に思っちゃうんですよねぇ。

だからと言って面白くなかった訳じゃなく、「未来ポリスアクションもの」と観れば、非常に面白い娯楽作品でした。
巨大ロボットアニメ全盛の時代だったから、巨大ロボットが主役でないSF作品は、かなり新鮮に感じられたし。
正直タイムスリップとか超能力とか、本来主軸で在ったパーツが絡まない方が、面白く感じられたという。(笑)
結果としてタイムスリップなんかせずに、元から未来ポリスマ~ンな設定でやった方が良かったんじゃねぇかと。(苦笑)

キャラの表現が非常に秀逸でした。
強いのか格好良いのか曖昧な主人公のせいか、脇役キャラに自然と目が向きましてな。(笑)
敵役の1人1人も主役張れそうなほど魅力的に感じられたです。

リュウとクロードとソフィア、3人の関係も好きだったな~。
毎回の掛け合いが如何にも仲間してて楽しめました。

33話『フューラーの真実』だったか?
自分とフューラーは同一人物かもしれないと落込むリュウを見て――


ソフィア「私、リュウに体許してきちゃう!」
クロード「寂しくなった時女抱きたくなる様な奴は、本物の男じゃないぜ。」


――この会話には痺れた。

しかし夕方6時台に放送するアニメで、こんな過激な台詞が許されるとは…!

つくづく大らかな時代だったんだなぁと…。(未だビデオが普及してない時代だったしね)(笑)


80年代アニメらしく、好き勝手やってる演出&作画が、観ていて心地好いのです。
悪く言えば行き当たりばったりの「いいかげん」なのですが。(笑)
作画のクオリティで選ぶなら、26話『ネオトキオ発地獄行き』。
『幻魔大戦(1983年上映)』で名を売った「なかむらたかし」氏が作画監督を担当してまして、アクションが非常に巧いのです。
特に岩の砕け散り方の表現が巧く、同業者から「岩石崩しのなかむらたかし」と呼ばれてたそうで…何か武人っぽいネームで格好良いですな。(笑)
演出で選ぶなら、特に32~34話の連作かな~。
チャップリンの無声映画ノリな演出が楽しくて笑った。


今観るとツッコミ所がかなり多い話なのですが(特に終盤)、もしも興味持たれた方は、丁度ヤフー動画11/2迄無料配信されてますんで、この機会に是非!
OPだけでも観てくれいと薦めさせて戴く。
EDもイカシてるぞ!


ネ~オ~ト・キオ♪
奇跡と言う名のパラ~ダ~イス♪


今迄放映されたアニメ中で比較しても、OP&EDの格好良さで、ベスト30内にランクインする気がしますです。


…しかしアレだね~。
2050年の未来社会でも、旧式電話は生き続けてるんだね~。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊OUT&ファンサイト『まぁくつぅ』様。(→http://www10.ocn.ne.jp/~makutsu/tatsunoko/urashiman/index.html)




【私信】

草履虫さん…そんな奇っ怪な妖怪もとい生物が居たとは露知らず。
夢に見そうな姿ですな~。(大笑)
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歌え!!アニソン!!~さすがの猿飛~

2007年10月26日 23時48分45秒 | アニソン
――アナウンスの練習に御利用下さい。




――ズバァーーン!!!――ズバァーーン!! …ゴオォォオ…!

チャチャチャ~~ン♪――ツッチャンツッチャンツッチャンツッチャン♪
                               ――ルルルルルル♪

こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

心・ウキウキ♪ でもさり気無くぅ♪

貴方の腕にぃ♪ 掴まればぁ♪

肩にこ・ぼぉれるぅ♪ 不思議な・フィーリング♪

キュンと♪ ハートを痛くするぅ…♪

そうねぇ…♪ 女の子ぉ…♪

幾つにぃ…♪ なぁってぇもぉ…♪

恋したぁ~♪ 人のぉ♪ プリティー♪ ベイビィ♪

毎日キスミー♪ 何時でもフルタイム♪

見詰てラ~ヴミ・スゥイ~~~ト♪

――ティロロロロロ…♪

こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪


こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪


こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪

――ズバァーーーーー……ン!!!…ゴオォォオ…!

ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

ス・キ・ト・キ・メキト・キスッ…♪

――チャン♪




1982年10/17~1984年3/11迄、フジ系で放映されたTVアニメ。
制作は旭通信社&NAS、制作協力は土田プロダクション、他に作画協力として、カナメプロダクション、あにまる屋、アニメアール等、複数のスタジオが関ってたようで。

OPタイトルは『恋の呪文はスキトキメキトキス』、作詞は康珍化氏、作曲&編曲は小林泉美氏、歌ってるのは伊藤さやか氏。

背景で踊ってるペンギンさんが可愛い。
微妙に歌とズレてる「スキトキメキトキス」が微笑ましい。

『忍ノ者(しのびのもの)高校』――それは国が極秘で忍者を養成している学校だ。(表向きは私立だが)
そこに創立者『猿飛八宝斎』の孫、『猿飛肉丸』と言う少年が転入して来た。

所がこの肉丸…忍者には有るまじき肥饅頭なスタイル。
忍術のレベルは最高で、必殺技『神風の術(人工的に台風を作り出す術だそうな)』を会得してるのだが、精々スカート捲りにしか使わない。

しかしそんな彼を、校長の娘で幼馴染の『霧賀魔子』は、ひたすら恋い慕っている。
一方肉丸はと言えば、生来のスケベさから、魔子ちゃん以外の女の子にもチョッカイ出してばかり。
しかし一度彼女がピンチに陥れば、「魔子ちゃん、いじめた…!」と、普段の温厚さが嘘の様に豹変する。

この2人を軸に、その他個性的なキャラ達が次々登場し、無茶苦茶な学園劇が繰り広げられるのであった――


――と此処までの粗筋を読んで、「なんだか『うる星』に似てるな~」と感じた方、多いに違いない。

原作は細野不二彦氏が1980~1984年迄、『増刊少年サンデー』と言う月刊誌で連載していた漫画。
月刊誌と週刊誌の違いは有れど、『うる星』と同じサンデー雑誌で発表してた作品。
つまりは二匹目のドジョウを狙ったって訳で。(笑)


アニメ化の際も、アニメ版『うる星』を目一杯意識し、制作してた様に思えました。
アニメ『うる星』の影に隠れ勝ちだけど、「原作通りにしなかった」点では、このアニメも張っている。
原作には出ない、近代スパイ養成学校『スパイナー高校』をライバルとして登場させ、2つの高校の対決を軸に据えたり。
『00893』、『004989』なる00ナンバーを持った2人の生徒が、毎回敵っつうかやられ役っつうか…兎に角活躍してたのですよ。
ちなみにこの2人の口癖「メカは友達スパイナー!」ってのは、シリーズ構成を担当した首藤剛志氏の代表作『ゴーショーグン』から来てる、言わばセルフパロ。
1話丸々使っての『ミンキーモモ』パロも同様…いや、あれを観た時はマジ驚いた。
違う局で放送したアニメのパロを許すなんて、当時のTV局は寛大だったんだなぁと感心したり。(笑)

「ワープギャグ・スピリッツ」を掲げ、パラレル劇が多かったのもアニメ版の特徴。
八犬伝、少年ケニヤ、大奥、スターウォーズ等々…なんと全体の約1/3がパラレルだったという。
特に最終回間際は、本編からず~~~っと離れて、パラレルばっかやってた印象が有りまする。
まぁ『うる星』同様、キャラ主体の筋書きの無い話だったからね。
それを良い事に、負けず劣らず好き勝手やってたなと。(笑)


うろ覚えなんですが…最終回が特に凄かった。

国家転覆を企む『黒い旅団』の一味が登場。

これに対抗し、忍ノ者高校とスパイナー高校が手を組み、命を賭して戦う訳だけど…。

偉い人の「お国の為に、愛する者の為に、死んでくれ!!」なる言葉を聞き、オールキャラ全員、特攻をかける。(詳しくはウロウロさんのコメントを参照の事)

しかしそこで、「愛する人なら皆此処に居るじゃないか!」と肉丸が止める。

「ああそうか、なら死ぬの止めるべ~!」と皆して逃亡。

――結果、日本は焼け野原。

でも大丈夫、忍法「振り出しに戻る(だったか?)」で、皆元通り~!

かくして何事も無かったかの様に、日本は平和な毎日が続くのでした。

めでたし、めでたし♪


そんな凄まじい結末だったなと。(笑)


ミンキーモモ』の首藤氏ならではの、ブラックなオチと言えましょう。

そんな良くも悪くもインパクト強かった作品なのに、不思議とビデオやDVDがあんま出回ってない。
約1年半も放映続いた人気番組だったのに…恐らくは制作会社(土田プロ&カナメプロ)の倒産が関わってるんじゃないかと。

作画も、いのまたむつみ氏、毛利和昭氏、摩砂雪氏等、今揃えるなら夢のスタッフが担当していて、かなりレベルが高かったです。


アニメ『うる星』の影に隠れて凄い事をやらかす辺り、正しく『忍の者』らしく。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
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