kotoba日記                     小久保圭介

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輝く

2016年01月05日 | 生活
歳月
長く時が経ってしまっていて
「信じられない」
「嘘みたい」
「もう何十年も」
「いい年になって」
などと
みんな言う
歳月を思わせる便りに
胸の中で
目を閉じてみるけれど
「懐かしい」では
収まらない
何かが
今でも一本の線になって
くっきり
わたしの体の脊髄と並行して
走っていて
歳月こそは流れたけれど
まだ脈打つ何かが
音を出している
良きにつけ
悪きにつけ

歳月は失われるけれど

『失なわれた日々を嘆くでない 
 その意味がわかるのは
 もっとずっとあとだ』

と書いた
詩人 鮎川信夫の
言葉も
わたしの血肉になっている
歳月の意味を簡単に位置づけてはいけない
もっとあとなのだ
本当にわかるのは

輝く

そのような言葉の
賀状の挨拶の文字に
ハッとする
それが自然に書かれてあるのだから
素敵

夜は
ホットケーキを作って
なんておいしい
夜だこと


コメント
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