千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  TB&コメントにも☆

クラシックを聴く人は紅茶党

2005-01-12 23:12:02 | Classic
今日、仕事の帰りに立ち寄った銀座のブティックで店員さんからおもしろい話を聞いた。
コンサートに着ていくための白いジャケットを試着していたのだが、お相手してくれた店員さんが学生時代NHKホールのサンドイッチ売り場でアルバイトをしていた時、公演内容によって売れスジの飲み物が全然違っていたという。ポップジャムの時はコーラ、レッツゴーヤングの時はソフトクリーム等、けれどもN響の定演の時はだんぜん珈琲よりも紅茶、紅茶が売れたそうだ。

スタバの隆盛をみても、世の中紅茶よりも珈琲を愛飲している者の方が多いと思う。それにもかかわらず演奏会の中間の休憩時間に紅茶をたしなむ善良なクラシック音楽愛好家の姿、なんとなくうなずける。つまり、ちょっと上品に紅茶の繊細な香りとつかのまの流れる時間、オフタイムを楽しむ行為の優雅さと音楽に耳をかたむける行為は近いものがあるのではないだろうか。
その一方で、実際は珈琲よりも紅茶の方がカフェインが多いのも、クラシック音楽を好むものに酒好きが多いというあまり世間には知られていない、知られたくない噂にちょっぴり信憑性を与える。私は大酒は呑まないが、演奏会の前はマチネーでもワイングラスをかたむけ、休憩時間には後半の音楽を期待しながらたった今まで鳴り響いていた音の余韻とともに珈琲を飲んでいる。

ついでに、デザイナー(独身!イイ男だ)の方が「週刊AERA」の表紙を飾ったこのブティックは、音楽家のお客さまが多いそうだ。

昨日の続報:中村修二さんが記者会見で「日本の司法制度はくさっている」と独演会を開いたそうだ。
こちらの演奏会も生で聞いてみたかった・・・。