旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ザルツカンマーグート2009,2010ツヴェルファー・ホルンへのゴンドラとシャーフベルグへの登山列車

2022-08-01 05:31:50 | オーストリア
ザルツブルグ郊外の湖水地方=ザルツカンマーグート(「よく塩が出る」の意味)は楽に絶景が楽しめる場所(^.^)

ザルツブルグを出発して三十分ほど、ザンクト・ウォルフガング湖にさしかかるとすぐに、前方で道を横切るゴンドラが見えた。

ツヴェルファーホルン(1522m)山頂へ上がろう。
20世紀前半からスイス並みに登山設備が建設されたオーストリア。有名でなくてもびっくりするような景観に、楽に出会える。

1000メートルほどを十分ほどで上がれば気温もぐっと低くなる。

ハイキングルートになっている尾根道を少し歩いた。あぁ、もっと時間がほしかったなぁ…。

ザンクト・ウォルフガング湖が千メートル下に

顏をあげれば、対岸の山頂にもポツンと小屋が見える

地図を確かめると、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で出てくる登山電車が至るシャーフ・ベルグだと分かった。ガイドブックで紹介される時には鋭角に突き出した印象的なカタチなのだが、見る方向によってまったくちがう表情をしている。
※後半でここへ行った2009年の写真を載せます

短い「登山」だったが、記憶に刻まれる時間になった。

ふたたびゴンドラに乗って下山し、小さなザンクト・ギルゲン村の中心へ↓

市庁舎前の↑子供のころのモーツァルトの像
ここはモーツァルトの祖父が働き、母の生まれ故郷で、姉のナンネルが嫁いだ村。
たとえモーツアルト自身は来たことがなくても「モーツァルトの村」として宣伝している。

↑湖畔のカフェでひと休み(^^)

↑ザンクト・ギルゲンはラテン語でSaint Aegidius
**

湖の対岸に見えたシャーフベルグの登山鉄道には2009年に乗った。

三つの湖が見渡せる山頂は19世紀前半から登山家に人気だった。

1893年8月1日に蒸気機関車で観光列車が運行された↑
↑これは当時のモノではなく百年後の1990年代に新造された蒸気機関車。

↑一時間に一本以上の頻度で運行されている。

アプト式のギアが噛む音と共にゆっくり高度をあげてゆく。
景色はどんどん広がりをまして

標高1783mの頂上近くの駅へ

五月初旬、まだ雪が残っていた

↑この鋭角に尖った山影がシャーフベルグたる所以

モンド・ゼー(月の湖)の三日月のようなカタチが見下ろせる↑さっきのザンクト・ウォルフガング湖とは逆側に位置する湖になる↑
あの湖畔にある教会では、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の結婚式シーンが撮影されたと、いつもガイドさんが話してくれていたっけ(^.^)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする