フランシスコ・ザビエルの、日本で最も知られた肖像画は、今から百年ほど前に大阪・茨木市の山の中の民家で発見された。
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東家の屋根裏の梁にくくりつけてあった「開かずの櫃」の中から出てきたのである。後のリンクに書く理由で肖像画そのものは神戸の博物館に所蔵されてしまったが、土地の一角に記念館がつくられたのは昭和六十二年のこと。
今でもくねくね坂道の周辺には「クルス山」だとか、キリシタン関連の地名が残されている。江戸以前の切支丹信仰が明治以降まで密かに生き延びた場所は、九州以外ではこの北摂地域だけなのだそうだ。
切支丹史跡をめぐるハイキングルートも近年整備されてきている↓
小さな辻に、キリシタン禁止の高札が立てられていたという場所があった↓
そのすぐ近くに、高山右近の像↓
上の写真の坂を右に上ってすぐ左が記念館になっている↓
入場無料、一部屋だけの小さな資料館だが、興味深いお話がきけた↓
小松が大学卒業まで住んだ高槻は茨木のとなり。高山右近が治めた地として知られている。学生の頃には郷土の歴史などぜんぜん興味がなかったが、今日は友人にたのんで連れてきてもらった。
小松は今年、日本の切支丹史に縁があるようだ。3月屋久島のシドッチ、9月五島列島、平戸へ下見。そして、帰郷しても、こうしてキリシタン関連の場所へ行くように導かれている。それぞれの場所でお話をうかがっていくと、16世紀後半に起こっていた大きな時代の波が感じらた。まずは、9月の五島列島の旅でご一緒する皆様に、うまく伝えられるように準備していきます。
★「ザビエルの肖像画発見」について、今回知ったたいへん興味深い、地元へ行かなければ知らなかっただろうエピソードを、※こちらに載せましたのでお読みください