【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「まいまいつぶろ」(御茶ノ水)がでている枝川公一『東京のBar』プレジデント社

2008-07-06 23:19:33 | 居酒屋&BAR/お酒
枝川公一『東京のBar』プレジデント社、1998年

             東京のBar

 東京の素敵なバーが紹介されています。全部で82軒。"duncyu”に掲載された「男の止まり木」の記事がまとめられた本です。著者の枝川氏が「連れ」の西脇清美さんと回ったバーの数々です。
 
 このなかでわたしが訪れたことのあるバーは、わずか4軒でした。「神谷バー」(浅草)、「三番倉庫」(大塚)、「まいまいつぶろ」(御茶ノ水)、「夜警」(池袋)、以上です。

 「まいまいつぶろ」(御茶ノ水)が出ているのは凄いですね(pp.68-70)。今はもうありません。何回か足を運びました。ここは入口から入るとずっと奥までカウンターです。この本にも書かれているように、いつもセーターを着ていて、極端に口数が少なく、もう老人のバーテンダー兼マスターがひとりで、全てをしきっていました。怒っているわけではありませんが、最初にであったときはそう思ったくらい、ブスッとしていました。話す暇はないのです。

 2階もありましたが、2階の客の注文もひとりで受けていました。この本にマスターは「千手観音のように忙し」く働いていた、とありますが、まさにその通りでした。

 お客は多く、待たないと座れないこともありました。このマスターはおまけに滅多に顔をあげることもなく、もくもくと注文をこなしていました。混んでいるので、水割りを3-4杯、一度に注文してしまったこともしばしば。食べるものはチーズとサラミくらいでした。何の変哲もないチーズとサラミでしたが、家庭的な味わいでした。

 数年前、あるとき、思い出したようにでかけたら、閉店でした。寂しかったのを覚えています。
 
            
 この本、「新」が出ているようです。早速、Amazonで注文しました。

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