今年は早稲田大学交響楽団(ワセオケ)の創立100周年記念です。その連続演奏会が開催中。第3回目が東京芸術劇場コンサートホールで12月11日にあった。
演奏曲は次の通り。
・ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
・ストラビンスキー バレエ曲「春の祭典」
・サン=サーンス 交響曲3番 ハ短調 作品78 「オルガン付」
指揮者は大友直人さん、演奏者が多く、音に厚みがある。コントラバスだけで10本。今回は金管、木管が冴えていた。ティンパニも演奏の見事な下支えをしていた。
ストラビンスキーの「春の祭典」、サン=サーンスの「交響曲3番」は、音あわせだけでも大変そうと素人には思えるが、そのような部分はなんなくクリアしていたようだ。とくに、サン=サーンスのほうは、最後のもりあがりが見事だった。
この楽団のHPを見ていたら次の記述があった。難しい(聴くのも、たぶん演奏も)ストラビンスキー「春の祭典」をとりあげた理由がわかった。引用する。
「『未完成」交響曲』よって新たな歩みを始めた『早稲田大学管弦楽団』は、1955年には『早稲田大学交響楽団』へと改称した。1978年9月、早稲田大学交響楽団は第5回国際青少年オーケストラ大会(カラヤン・コンクール)出場のため、初めての海外公演へ出発した。ヴェルディ/「運命の力」序曲を課題曲として、難曲と考えられていたストラヴィンスキー/「春の祭典」を自由曲として高い精度で演奏し、優勝を勝ち取った。これ以来、早稲田大学交響楽団は「春の祭典」と共に世界での評価を高めていった。」と。
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