東京都高体連のインターハイ予選は、僕が顧問になった30年ほど前は新潟県の今はなき燕温泉スキー場でやっていました。その後野辺山に移り、野辺山がクローズした時から今の鹿沢でやっています。
うちのスキー部はここに来てからずっと鹿沢館にお世話になって来ました。ご覧のとおりかなり年代物の旅館で、部屋が寒かったり、施設が古かったり何かと不便はあるのですが、他の学校が敬遠してくれるので、ゆったり過ごせますし、宿の方々にも親切にしていただいていました。
ところが、今年の秋の台風でこの辺り一帯は甚大な被害を受けました。特に酷かったのがこの鹿沢館です。これはロビーです。土砂が流れ込んで1階部分のほとんどを破壊してしまいました。
スキー場で冷え切った体を温めた温泉もこうなってしまいました。古くて決してきれいとはいえなかった温泉ですが、お湯はとってもいいお湯でした。
鹿沢温泉付近は至る所で道が分断されていました。菅平から鹿沢に向かう道も2カ所1車線規制になっていましたし、鹿沢から万座鹿沢口に向かう国道は通行止めになっていました。しばらく通行止めになっていた湯の丸峠までは開通したそうですが、21箇所交通規制があるそうです。首都圏では、報道も少なくて、来てみてわかることが多いです。大会ができていることに感謝したいと思います。