日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

怪しいシンドバット

2013-09-17 07:07:08 | 読書
しばらく読書関連のブログがありませんでした。この夏も移動が多かったので、それなりに本は読んでいたのですが、大物に取りかかってなかなか進めず、やや停滞気味でした。そんな中で、すぐに読めたのがこの本です。



最近お気に入りでよく読んでいる高野秀行さんの「怪しいシンドバット」です。この本は一カ所にテーマを決めてじっくり取り組んだタイプの本ではなく、アフリカ、南米アマゾン、中国、インド、アジア各地など、彼があちこちに取材に行った時のアンソロジーです。

アマゾンにインディオ達が愛用していた幻覚作用のある植物があると聞けば、それを確認しにアマゾン奥地まで行き、中国に野人がいると聞けばそれを見に行きます。彼は持ち前の交渉力で次々に起こる困った局面を打開し、アフリカでTV局の番組用の取材で起こったさまざまなトラブルを乗り越えるなど、八面六臂の活躍です。ただ、基本は行き当たりばったりなところがすごいです。

読んでいて今さらながら、日本という国の特殊性に気づかされます。こんなに衛生的で安全な国はやはりありません。世界はとってもワイルドです。



さて、これが問題の難物です。ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの「百年の孤独」です。書店でたまたま別の本を探していたときに、この本がその店にあることが判明し、よし、夏休みはこれだ、と勢い込んで購入しました。しかし、コロンビアのジャングルの中のある町に起こるさまざまな日常が描かれたこの作品は、ちょっと現代の僕の生活リズムとかけ離れていて、なかなか入っていけません。

読書の秋になりますので、ちょっとがんばって読んで、改めてレポートしようと思います。
コメント
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