根津美術館

根津美術館で「曼荼羅展」をやっていたので、行ってきました。



根津美術館は、東武鉄道を作った根津嘉一郎の収集した古美術品を、彼の青山の邸宅を改装して作った美術館です。以前五島美術館を紹介しましたが、あちらは東急鉄道の五島家、こちらは東武鉄道の根津家です。



エントランスです。竹の張ってある壁がとてもいいセンスをしています。美術館内は撮影できませんのでここに載せられませんが、この美術館の持っている曼荼羅が展示されていて、かなりの迫力でした。密教の宇宙観が反映されていて、それぞれ独自の魅力をみせています。

今回、印象的だったのは、愛染明王の絵でした。真っ赤な肌の愛染明王は、他の地蔵菩薩や阿弥陀如来、大日如来たちとは印象が全然別でした。



根津美術館は庭園が有名です。かなり暑い日でしたが、多くの人が庭園を散策していました。青山の表参道駅からほんのすぐの所にこれだけの庭園があるのがすごいと思います。折しも蝉たちが、夏を惜しむように鳴き募っていました。



青山、表参道に行くことがあったら、ぜひ根津美術館を訪ねてみることをお勧めします。