黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

フロッケンザーネ@ブルグ

2008-07-27 | スイーツ
 上は細かいそぼろ状が載っていて、その下は生クリーム。端にはスライスアーモンドが貼られています。
 間に入っているのは、シュー生地っぽい、パイ生地っぽい何か(笑)。

 ドイツ菓子 ブルグ:新潟(長岡)

オープスト@ブルグ

2008-07-27 | スイーツ
 タルト型(内側のみチョココーティング)の中に、カスタードクリーム。上にココアのスポンジが載っていて、生クリームが塗られています。その周りにスライスアーモンドがあり、上にいちご。

 ドイツ菓子 ブルグ:新潟(長岡)

『それは私です』柴田元幸(新書館)

2008-07-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
自動翻訳ソフト「訳太郎」の登場。その進化により、訳文のスタイルも選べるようになったり、ソフトの正確さが原因で不調を訴える人が続出し、それに対応して誤訳さえも盛り込んでみたり…と翻訳ソフトの未来を考えたり、講義の為教室に入っていくと全く動かない学生がちらほら、実は蝋人形だという。そうかと思えば、蝋人形を演じる学生たち。イルカ型潜水服を着せられ、本物のイルカと一緒にショーに出ることになった柴田氏。この水族館の売りは人間の言葉を、しかも日本語のあらゆる動詞を正確に変化、活用させることができるというもので……という妄想に走った内容から、日常のこと、作家についてなど多岐にわたる内容を集めたエッセイ集。

柴田さんの妄想(というか幻想小説っぽかったりもする)が楽しいエッセイ集でした。
翻訳ソフトの話が好きです(笑)。

<08/7/27>

『天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚』高里椎奈(講談社)

2008-07-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
両親を亡くし、親戚とも疎遠だった為、親代わりとなって働き育ててくれた姉・麻璃が、謎の失血死で亡くなった。姉は妖に殺されたのではないかと考えた妹・未瑠は、知人を通じて、妖怪雑事相談所・深山木薬店 改(5X)へと相談にやってきた。秋の跡を継ぎ、薬屋の店長となったリベザルは、座木の力を借りながら調査することに……。
一方、同級生と烏天狗のことで言いあいになった小学生・四真達夫は、その正体を見極める為出かけ、秋に出会う……

薬屋探偵怪奇譚・第2弾。
リベザルは頑張ってますが、まだまだな感じ?
個人的に、座木の作ったマカロンがとても食べたいです(笑)。

<08/7/26>

『クラッシュ・ブレイズ マルグリートの輪舞曲』茅田砂胡(中央公論新社)

2008-07-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
リィの姉ドミューシアが連邦大学に体験入学にやってきた。しかし、リィが美貌の持ち主なため、期待したらしいフットボール部のエース、キアラン・コードウェルが彼女を侮辱するような発言をし、皆の前で笑いものにされた彼女はショックを受ける。姉の仇をとるべく、ルウに頼み19歳の絶世の美女になったリィは、キアランの前に現れて彼を翻弄し、精神的打撃を与えることに……『優しい狼』、
ジンジャーから、彼女が出演する舞台『ブライトカーマイン』を観にこないかと誘われたヴァンツァー。しかも“大きい方”で、というリクエスト付き。出かけた彼が彼女から紹介されたのは、マーショネスの陰の実力者と呼ばれるミゲルの息子・クリスティアーノ・フランコという少年。ジンジャーに恋をしているクリスをあきらめさせる為、彼女の恋人役をすることになったヴァンツァーだったが……『初戀の詩』、
ジンジャーから舞台に誘われたジャスミンとケリーは、ここぞとばかりに正装し、2人のデートを楽しむことに。ところが劇場で謎の伝言を受け取ったジャスミンが、トイレにいった際に拉致されてしまう。どうやら彼女に似た女性がもうひとりいたらしい。行方を探すケリーは……『怪獣の宴』の3編収録。

それぞれにリンクしつつ、いろいろ楽しい3編でした。
……それにしても表紙の美人3人衆が怖いです(笑)。

<08/7/25>

『平台がおまちかね』大崎梢(東京創元社)

2008-07-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
老舗ながらかろうじて中程度の出版社・明林書房の新人営業マン・井辻智紀。本が大好きで、大学時代にバイトで入ったここにそのまま就職したのだが、同じようなジャンルの本を扱うことから、しょっちゅう顔を合わせる佐伯書店の営業マン・真柴司からは、からかわれてばかり。
ある日、出かけた書店で、別の女性書店員から声をかけられた井辻。しかし、東横線沿線にあるという彼女が勤めるその書店には、明林の人間は出入りしていないという。
そんな中、自社で出版の、ウィリアム・エマーソンの『白鳥の岸辺』という作品がやけに売れている書店の存在を知り、御礼をいう為、そのワタヌキ書店を訪ねた井辻はそこで先日出会った女性書店員に再会。作品への、力の入ったディスプレイに感激するが、店長・綿貫は何故か冷たい態度で……『平台がおまちかね』、
各出版社の営業マンのマドンナ的存在である、ハセジマ書店の店員・望月みなみが、ずいぶん落ち込んでいるという。どうやら“つまらない女”などと彼女に言い放った男がいるらしい。話を聞いた井辻と真柴たちは、調査に乗り出すが……『マドンナの憂鬱な棚』、
明林書房が主催している宝力宝賞の第14回贈呈式および祝賀会を控え、その準備に大いそがしの井辻たち。両面テープを買いにホテルを抜け出した井辻は、その会場の前で、老紳士に声をかけられ、今回の受賞者である塩原健夫に伝言を頼まれる…“君もずいぶん大胆な手をつかうようになったじゃないか”と。ところが、その塩原が時間になっても現れず大騒ぎ。そこへ真柴が、神田の三省堂で彼を見かけたといってきて……『贈呈式で会いましょう』、
絵本の販売に力を入れているという、地方の書店・ユキムラ書店を訪ねた井辻。ところがシャッターには閉店を知らせる貼り紙がされており、がっかり。隣の蕎麦屋にきくと、彼同様に店の前で立ち尽くしていた青年がいたらしい。その後、別の書店で、“のんたん、ばばーる、じょーじ、はりー”という歌を歌う女の子とすれ違い、その話を書店員にすると、それはユキムラ書店の看板を指しているのではといわれる。しかし女の子とその母に訊くと、たまたま出逢った青年に描いてもらったものだという……『絵本の神さま』、
某大型書店のフロアマネージャーの発案で、平台陳列の座をかけて、ポップ作りで対決することになった各出版社の営業たち。ジョン・ダニングの『死の蔵書』を選んだ井辻に対し、真柴が選んだのは、そのキャラクタに似合わず、加納朋子の『ななつのこ』。それぞれの本が並べられたのだが、本の並びがたびたび動くという事件が起きて……『ときめきのポップスター』の5編収録の他、『新人営業マン・井辻智紀の一日』を収めた連作短編集。

出版社の新人営業マンとして奮闘する井辻くんの周囲で起こる謎を解く、日常系ミステリ。
真柴が井辻を“ひつじくん”と呼ぶ度に律儀に訂正してるのが、可愛いというか何というか…(笑)。
普段知ることのできない出版社の営業マンの仕事も垣間見れて、興味深かったです。

<08/7/24>