黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『21 twenty one』小路幸也(幻冬舎)

2008-07-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
都市のドーナツ化現象で、21人しかいなかったクラス。
中学校入学式の日、担任の韮山先生が言った……“この21人が、今日から卒業までの仲間です。そして、21世紀に、21歳になる仲間です”
その言葉が強い連帯感をもたらし、在学中も卒業後も、ずっと仲の良かったクラスメイトたち。
ところが、2005年7月1日。その中のひとりである青年・半沢晶が自殺したとの知らせが届く。しかも彼が自殺した場所は、教室。
糸井凌一、満田佐衣、松元俊和・留美、鈴木比呂、宮永恭介……クラスメイトだった彼らは、それぞれになぜ晶が自殺しなければならなかったのかを考えるが……

同じく小路さんの『モーニング』に似た感じ、というか表裏な印象。
……テーマ的にものすごく痛いです;

<08/7/10>