黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『狂血 R/EVOLUTION 7th Mission』五條瑛(双葉社)

2008-07-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
ナディアパレード以後、巷では不法滞在外国人排斥運動が高まりを見せていた。
梅雨のある日。銀座のアートギャラリー・ミューズのオーナー・武藤亮司は、雨に濡れながらも、ギャラリーの中をにらんでいる少年・倉木櫂を見かけ、中に招き入れ、話を聞く。たびたび自分の感情のコントロールができなくなるという病を持つ櫂だが、絵を見ることが好きだという。そんな彼に絵を描いてみてはどうかと薦める亮司。
しかし、櫂の養父は、パンダトラベル・崔の麻雀友達で、櫂は彼の元で使いっぱしりとして働いていたのだった。やがて櫂は、人を殺すことによって見ることができる“赤い世界”の魅力にとりつかれ、またそれを九星館の釜崎に利用され、殺人を繰り返すことに……
その頃、蘇の診療所で働くようになった若き外科医・本田純二は、ドゥルダと互いに惹かれあう仲になっていた。
クラブ・ポーラスターのホステス・リャンに溺れ、すっかり身を持ち崩した経産省の桑田惣一の漏洩問題が発覚するのは、もはや時間の問題。そんな彼から足がつくのを恐れ、始末することを考えはじめたリャンは、密かに思い続ける亮司の周辺にも気を配っていた。
エナは、祖父を頼り、植物状態のヤスフミの面倒をみながら、大川への復讐に燃えていた。
そしてサーシャは……

革命シリーズ・第7弾。
英タイトルは、<immigrant and illegal immigrant, and imposter>(長すぎてタイトル欄に入らない;)
いろんなところでいろんな事柄が同時進行していて(故にあらすじが書きにくい…)、さまざまな思惑が渦巻く展開でしたが、今回の話の主題を担っているのは、初登場(それでいてすっかり忘れていた某氏の息子らしい)の櫂くんでしょうね~。
またしてもいろいろ大変なことになってますが、何だか亮司はいろんな人に思われまくりですね(違)。

<08/7/12,13>