『銀の犬』光原百合（角川春樹事務所）

人間離れした音楽の才を妖精の女王・ニアヴに愛されたという伝説の“祓いの楽人”(音楽をもって物事をあるべき形に納めることのできる楽人)・オシアン。そんな彼と同じ名と優れた能力を持ちながら、声を失くした美貌の青年とその供をする少年・ブランが旅する先で人々を導く、連作集。
楽人として修業をしていたフィル。しかしその最中に非業の死を遂げ、その魂がさ迷い、人々を呪っているという噂が。しかしそれを信じられない許婚・モードは、その真偽を確かめようとしていた……『声なき楽人(バルド)』、
水妖ケルピーを父に、恋を語る女妖ラナン・シーを母にもつ、“恋を歌うもの”ガンコナー。ある日、彼は出逢った若い娘・ロージィに怪我を負ったところを助けられる。そんな彼女を自分の力で虜にし、二人で暮らすが、彼女は父の死を知り、後を追って自殺。しかし彼女の心が理解できない彼は……『恋を歌うもの』、
不慮の事故から最愛の妻・アーニャを亡くした男・ロディは、長い旅の末、会いたい者に会えるという夢の街・イースへとやってきた。彼女に再び会いたいと願うが、変えることのできない時間をただ繰り返していた……『水底の街』、
申し分ない幸せな暮らしを送っていた若妻が、愛情と呪いの二重の絆で飼い主と固く結び付けられていたはずの犬に、喉笛を噛み裂かれ死んだという。そしてそれはその犬を託して姿を消した、獣使いの若者が呪ったのではないかとの噂が……『銀の犬』、
狂気に沈んだ王・トゥリンと美しき王妃・ディアドラ、そしてその愛人として殺された騎士・フィンの悲話。巷で語られる昔語りの真実を語る3つの魂……『三つの星』の5話収録。

ケルト等の民話・伝説を題材に書かれたファンタジー。オシアンが声を失った理由も気になりますね～。
まだ続きそうなので今後も楽しみです♪

<06/7/24>

豆乳ぷりんロール＠ガトウ専科

　ロールケーキなのに、上からの画像しか撮ってませんが；
　このお店では、期間限定（短いもので1日だけとか）で突発的にいろいろなロールケーキが売り出されるのですが、これはたまたま見かけたので買ってみました（笑）。

　胡麻のスポンジに生クリーム、中心に豆乳のプリンが巻かれてます。上には、黒豆と星型のクッキーが。
　全体的にあっさりした感じです。

　ガトウ専科：新潟（各地）

『黒ねこサンゴロウ5 霧の灯台』竹下文子（偕成社）

鳥類学者のイソキチに依頼され、南海島に彼を送り届けたサンゴロウは、その帰りに霧にまかれ、灯台守のカイに助けられる。
つかの間、ギター好きな彼と共に心を通わせるサンゴロウ。
しかし、うみねこ島に戻り、サンゴロウがカジキ船長から聞いた衝撃の真実とは……。

とても切ないお話でした(涙)。
それにしても、児童向けであるにもかかわらず、サンゴロウってハードボイルドだなぁと思う今日この頃（笑）。

<06/7/23>

オパ＠ヒロ クランツ

　上がピアノ型なのが可愛いです♪
　下はコーヒークリームとコーヒーのシロップを塗ったスポンジが何層にも積み重なってます。ウイーン版オペラだとか。
……本当は、ピアノの蓋にあたるチョコのプレートが片側がちょっと上がっていて、よりグランドピアノっぽい形だったのですが、うっかり箱の上から押してしまった為、下のチョコレートクリームにくっつき、離れなくなってしまいました；

　ヒロ クランツ：新潟（新潟）

ショコラ＠ヒロ クランツ

　クラシックショコラ。
　密度が高く、濃厚な感じ。ビターチョコレートを使っているようなので、そんなに鬼のように甘くはないです（笑）。生クリームを添えて食べると良い感じかも。

　ヒロ クランツ:新潟（新潟）

バッケンケーゼ＠ヒロ クランツ

　ベイクドチーズケーキ。
　かなりチーズです（笑）。　

***** ***** ***** ***** ***** ***** *****

　ヒロ クランツ:新潟（新潟）

　ドイツやオーストリアで修行された方のお店のようです。並んでいるケーキ類もそちら方面のものが主。
　焼き菓子類も豊富で、一歩お店に入ると焼いてる良い香りがしてクラクラします（笑）。
　店内でも食べられるようですが、席数はかなり少なめ。

　

『海駆けるライヴァー・バード』澤見彰（講談社）

19世紀末、大英帝国の港町・リヴァプール。
貧しいながらもささやかに暮らしていたハーランド一家。
しかし父・デビッドが、結婚して12年間、泥棒を生業としていたことを、その妻であるバイオレットが知ってしまい家出。
少年・ヴィクターは、愛犬・ピリー卿と共に、気落ちした父を支え、教会に捜索の貼紙をしたりと大変だ。
一方、デビッドは生活の為、再び盗みを働くが運悪く、盗み取ったものは鍵や通行手形と金目のものでないものばかり。しかも、それが原因で犯罪一家の計画に巻き込まれてしまう。
やがて家に戻った母は、入れ違いにデビッドが帰ってこない事を知り……。

講談社ノベルスですが、どちらかというとミステリーランド等で児童向けで読みたいテイストかも。

<06/7/22>

fragrance cafe

　場所：新潟（新潟）

　中国茶が充実したカフェ。茶葉や茶器等の購入もできます。

　今回は、日替わりランチを注文。
　白身の魚のフライ＆サルサソースがメインで、もやしと豆腐の惣菜、豆の入ったキッシュ、サラダにライスという内容でした（プラス200円でデザートの追加もできます）。
　ドリンクは、凍頂ウーロン茶をアイスで（コーヒーやジュースなどの他、中国茶が4、5種類から選べます）。

frarrance cafe（フレグランスカフェ）

　

『天国の対価 おもひでや』宝珠なつめ（中央公論新社）

とあるマンションの一室。銀色の表札に刻まれた文字は“おもひでや”……“思い出”を売る店。
そこにいるのは、日本人離れした容貌の少年・クレオ、“思い出”作家の少女・サナギ、そして店主の青年・テン……そんな彼らが人々の願いを叶える連作短編集。
店を訪れた青年・戸田孝志。両親を失くし、彼を大学に行かせる為の無理な生活が祟り、入院している姉の為に思い出を作ってほしいという……『コンタクト』、
社会人野球で活躍していた三宅勇。しかし引退を考えている彼は、まだ幼い我が子に自分の父が野球選手だったことを覚えていて欲しいと願い……『ストライクアウト』、
付き合っていた恋人・琢磨の借金の返済の為、売られる事になった千島江津子。人生最後の思い出に贅沢な思い出が欲しいという……『ハッピーバースデー』、
テンの留守中、やってきた小学生の少女・川鍋若葉。拾った子猫を飼う事を反対された彼女は、昔の経験から猫嫌いになった母に猫が好きになるような思い出を作って欲しいという……『キャットウォーク』、
テンの旧知・ジョーカーの紹介でやってきた女性・長塚藍。ずっと付き合っていた恋人からひどい別れを告げられた彼女は、彼に自分との幸せな思い出を作ってほしいという……『アブラカダブラ』、
70歳を過ぎた老紳士・関塚政則。幼い頃、義父に虐待された辛い日々の中、唯一の救いであった夢の中の少年にもう一度会いたいと願うが……『アンダーグラウンド』の6編収録。

テンさんが他のキャラに比べて微妙に影が薄い気がしなくもないですが（笑）、設定的にも面白く読めました。
それぞれに秘密を抱えていそうな3人が気になります～。

<06/07/21>

『ハチミツとクローバー 9』羽海野チカ（集英社）

森田兄弟が金儲けに奔走してきたその理由とは、騙し取られた彼らの父の会社を取り戻す為だった。そしてその念願を果たした彼らだったが、その胸に去来する思いとは……。
一方、突如はぐみの身に降りかかった災難は、彼女のささやかな願いさえ、奪ろうとしていた……。

みんなの想いの行方も定まってきて、このまま緩やかに終わるのかと思いきや、いきなりとんでもない展開に～（涙）。“終わり”に向けて、どんな動きが始まるのか目が離せません。

<06/7/20>