黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて』谷瑞恵(集英社)

2006-07-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
妖精博士のリディアは、スコットランドの自宅で休暇を過ごしていた。
雇い主で、彼女を婚約者扱いする妖精国伯爵・エドガーを好きになってしまうのが怖くて、ロンドンから逃げてきたのだ。
ある日、百年前に青騎士伯爵に会ったという妖精がいたという話を聞いたリディアは、真実を確かめようと人魚の一族が棲むマナーン島へ向かう。
一方ロンドンでは、エドガーと親交の深い画家・ポールの元に不思議な少女が現れる。泣いてばかりいる彼女は、自分の主人・グラディスを探しているらしいのだが、他の事は何も覚えていないという……。

エドガーのリディアへの接し方にも若干の変化が。一進一退を続ける二人の行く末も気になりますが、アーミンの行動の真意や如何に!

<06/7/12>