過去に例を見ない極悪馬場での競馬

不良馬場で菊花賞が行われたのが２０１３年のエピファネイアが勝ったレース。勝ちタイムは3.05.2だった。今日のキセキの勝ちタイムは3.18.9、実に１３秒7も遅い。如何にタフな競馬だったかが分かる。大きなダメージも残ったのではと思う。
ちなみに過去五年をさかのぼると昨年のサトノダイヤモンドが3.03.3、一昨年のキタサンブラックが3.03.9、２０１４年のトーホージャッカルが3.01.0、２０１２年のゴールドシップが3.02.9なので今年が過去に前例のない馬場で菊花賞が行われたことになる。次走に影響がかなり残るのではないかと懸念する。

泥んこ馬場でキセキとミルコが満開

やはり大一番での渾身騎乗のミルコに導かれた奇跡が泥んこ馬場もものともせず圧勝した。距離不適と思われたアルアインも上位に食い込んできた。トリコロールブルーは期待値におよばない走りだったけど、これもやむなしか。狙いのダンビュライトは５着、良いところには来るけど頭に突き抜ける底力がないのかもしれない。武騎手は勝ちに行く競馬でほぼ完ぺきになったのではないかと思う。少し夢を見た瞬間は合ったけど、キセキの強さが際立った。こんなわけで軸が来ると、二桁人気の馬に邪魔され、軸馬が４着や５着に低迷するの繰り返しでストレスが多く資金も厳しい展開になる。来週から東京でのＧ１になるが、冷静に分析して大胆に行くときは思い切りたいと思う。これだけ悪い馬場で競馬をすると馬にダメージが残るのではと心配してしまう。

狙い通りのエアスピネルの快走も・・・・

狙いすましたようにエアスピネルを軸馬に攻めたが。相手は三頭に決めて、ペルシアンナイト、グランシルク、イスラボニータこの三頭の組み合わせにヒモ荒れを見込んで三着に手広くと万全だったはずが、あと一頭クルーガーに届かず、するりと当たりが抜けてしまった。言い古されたことだけど予想上手の馬券下手を地で行ってしまった。伏線はその前の１０Ｒにあった。オールマンリバーのじくは固いとみて、クイーンズサターンの組み合わせはこれも不動と思えたが、割って入ってきたのが１５番人気のメガオパールカフェでお手上げ状態、噛み合わない馬券で打ちのめされたが、予想は悪くないと気を取り直して菊花賞に向かうこととした。

またも軸馬が四着で・・・・

初心貫徹、ラビットランの心中馬券で勝負したが、あえなく撃沈した。向こう正面あたりで和田騎手の手が動いていたので、反応が悪いなとみていましたが直線に入って、勝ったディアドラと同じよう位置になったが伸びが違った。しかし、アエロリットとカワキタエンカをかわしての４着は足が残っていたように見えた。ローズＳより下が悪く伸び悩んだがこの馬の底力を見せたのではないか。大本線のカワキタエンカとの馬券は４着-５着になったが、カワキタエンカも５８秒台で逃げて粘りこむ力を持っているので今後とも狙いを忘れないようにしたい。予想は外れ、懐は寂しくなったが、激戦の良いレースだった。

ソウルスターリング不在の秋華賞は混戦？

春の勢力地図通りに決まっていないのが、秋緒戦の結果。この流れで行くと、リスグラシューやアエロリットは危ないのか？むしろローズステークスを勝ち上がった新興勢力ラビットラン、カワキタエンカか？当日のペース次第だけど、テンが速くなるようだとラビットランの再現もありそうだ。この鍵を握るのもトライアル組のカワキタエンカとなる。個人的にはラビットが前哨戦くらい走れば連勝もありかなと思うが、こればかりはやはりわからない。