く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<シラタマホシクサ(白玉星草)> 東海地方の湿地に自生する日本固有種

2016年09月14日 | 花の四季

【別名「コンペイトウグサ」球状の白花を金平糖に見立てて】

 ホシクサ科ホシクサ属の1年草。日本固有種、しかも分布域も伊勢湾と三河湾に面した愛知、三重、静岡三県の湿地帯のみという貴重な植物だ。鉄分を多く含む酸性土壌を好むという性質を持つ。

 ホシクサ属の植物は日本に40種ほど自生する。ホシクサ、シラタマホシクサ、オオホシクサ、ニッポンイヌノヒゲ、クロホシクサ、ヤマトホシクサ……。ホシクサは「干草」ではなく「星草」。その名は星のような形の頭花に由来するといわれる。ホシクサには「だいやもんど」「よるのほし」といった美しい方言名も。かつて子どもたちはホシクサの仲間の白い頭花に色を付けて花かんざしにして遊んだという。

 シラタマホシクサの花期は8月下旬から10月にかけて。細長い線形の葉が束生する根元の中央から、高さ20~40cmほどの花茎を数本立て、先端に「白玉」の名の通り白い玉状の頭花を付ける。頭花は多数の小花からなり径5~8ミリほど。別名に「コンペイトウグサ」。白い小花をお菓子の金平糖に見立てた。

 盛りの時期には湿地一面を満天の星のように無数の花で埋め尽くす。地味なホシクサ属の植物の中で、シラタマホシクサの人気は高い。ただ湿地の減少などに伴って群生地も減っており、環境省はレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定している。そのため各県でも湿地環境の保全に力を注ぐ。中にはNPO法人「ラブ・ネイチャーズ」(静岡県浜松市)のように長年シラタマホシクサの保護活動に取り組んできた団体もある。(写真は名古屋市東山動植物園で)

ジャンル:
植物
コメント   この記事についてブログを書く
« <名古屋市東区「文化のみち... | トップ | <橿原市・三柱神社> 望月... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

花の四季」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事