CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

東京オリンピック 柔道女子52kg

2021-07-25 21:17:21 | スポーツ
オリンピックが始まったと
さまざまな種目の世界大会を一挙にみられるという
大変贅沢な機会だとわくわくしているわけでありますが
今回は個人的にボルダリングを凄い見たいと
ドキドキしているんだが、それはそれ、
やっぱり自分がやったことある競技が気になるもので
柔道は初日からしっかり追いかけて一喜一憂しているのでありました

柔道の世界大会は、たまにテレビでやってくれているので
流し見していたりしたんだが、
すっかりルールも変わっておりまして、より攻める、
そして足取りがないというだけで、だいぶ面白くなったなと
楽しく見ているわけでありますけども
小さい階級ほど、技と返し技の境目があいまいすぎるというか
どっちもすさまじい身体能力で、かけられたのをかけ返しているという
その行ったり来たりが意味不明な領域に入っているのが
面白いんだけど、すごすぎてわけわからん
最終的に表だったほうが勝ちみたいな、
二人そろって逆立ちして落ちてこないみたいなのも発生したりして
それはそれでどうなんだと思ったりしているのでありました
凄いのは凄いんだが、わけわからんなとも感じるのである

一本の発生が多くなったようにも思うけど
昔からあるような、ズドンという感じの一本が今のところ
上述の身体能力のせいでほとんど発生していないのが
残念だなと思うものの、その分といっていいのか、
短くなったけど効率的になった寝技の攻防がやたら面白くて
こういうのはレスリング見ているのに近いのかも
とはいえ柔道らしい三角締めを様々な選手が使う姿がかっこよすぎて、
あんなのが中学校くらいで流行してしまうと危なくて仕方ないなと
楽しんでみているのでありました(無責任)

タイトルに52kg女子を上げてしまったのだけども、
男子60kg以下の台湾の選手が、三角締めというか、「三角」と呼ばれる技の使い方がうまくて
見ていてほれぼれしたというか、すごい練習したんだろうなと
流麗な動きと見事な寝技技術に拍手を送っていたのでありました
どこが三角なんだといわれると、足が、と答えるのが正解だけども、
30年くらい前だと三角といえば下からというのが総合格闘の影響でよく知られていたけど
柔道としては、上とか横という派生があって、これがうまいと
本当にまったく身動きができなくなるんだけど、それがばしばし決まっていて
面白いというか、かっこいいなーと思ったりするのである

で本題、今日、52kg女子で金メダルを阿部選手が決勝戦を寝技で決めていたんだが
さんざん語ってきた三角とは別の技で決めていた(ここまでの話はなんだ)
縦四方固めの正式版と、個人的には呼んでるんだけども、
自分が中学生の頃、この形は試合で絶対できない、いわゆる型なんじゃないかと思っていたものが
実戦で、やや変形だけど決まっていたというのに驚いたのでありました

上半身の決め方が独特というか、
傍目で見ていると、抑え込んでいる方の肩が決まって折られるんじゃないかと
そういうポジションに見えるんだが、相手の頭を上腕の裏側で抱え込むというのがポイントで
今回は、相手の襟を持って絞めの形にもなっていたんだが、
本来掛け手の右手は自分の帯をつかんで、相手の頭を抱え込むんだけども、
あそこまで決まると、抑え込まれている方は力を入れられなくなる
凄く理にかなった抑え込みなのであります

人体の構造上の問題だと思うんだが、
抑え込まれたほうは、仰向けで寝た状態で頭を上げさせられている、という状態に固められるのでありまして、
実際やってみるとわかるけど、寝た状態で頭上げていると、ブリッジとか力が入らない
動きようがなくなってしまうのであります
ものすごく柔道っぽいというか、武道の技という感じで大好きなんだが
それが、ここ一番で出て、下半身は肩固めの形だけども
左手がおそらく相手の帯を抑えていて、もうどうやっても逃れられない
プロレスでいればフォールされている感じが、一本にふさわしい感じで大好きなのでありました

また、固めている方も、あの肩を折られそうな形がむしろ
力をかけなくても、完璧に固めている状態でもあるわけで
やっぱりこれもまた理にかなっていて、体が小さくてもでかい相手を抑え込める
数少ない技だけにすごいよかったと思うのでありました
と、そんなに凄いならみんな使えばいいのにというだろうけども、
相手の頭を寝ながら抱え込むなんて、そんな簡単にできるわけないだろと
弱い私は思ったわけで、それゆえに型だけに存在する、実戦で使えない技じゃないかと思ってたんだが
そんなことなかったわけであります

まぁ、あの時間帯には相手がすでにスタミナを切らしていたので
どうしようもなかったと思うけど、あんなにきれいに決まった縦四方を見たことがなかったので
思わず、大興奮のまま書き綴ったと、そういうお話でありました

まだまだたくさん見られると思うと楽しみなんだが
立ち技が面白いのは、この先の階級だけに、わくわくを継続していきたいのでありました
メダルを取るのはめでたいけども、やっぱり世界上級の技がみられるというのが
いいことだとオリンピックを堪能しているのでありましたとさ

長ぇわ


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