CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ラバーズオンリー

2005-11-02 08:45:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
ソウルミュージック ラバーズオンリー 山田詠美

というわけで、これで手持ちのエイミーシリーズを
読み返し終えたことになったわたくしであります
ステキ、というかこの本に関してはなぜか
とても記憶に残っておりまして
おそらく、放課後のキーノートをどこかで読んだ後
すぐに買ったせいだろうなと思ったりなんだったりしつつ
山田詠美のよさをとても綺麗に盛り込んだ
短編集であります

ハーレムワールドのような長編もステキではありますが
やはし、僕はビートみたく、短編の集まり
ラブアフェアのエッセンスを凝縮させた作品集が
個人的にとても大好きで
この本もそのひとつであります

僕はビートよりも前に出ているのか
後に出ているのか、わたくし勉強足らないので
わからんのですが
どうにも同時期じゃない、もしくは
スタイルを変えていると思われる中身です

僕はビートの時の男と女関係よりも
もうひとつ、小説的というべきか
より観念的な、そしてかっこよさにこだわった
ステキな短編が多いのがこの本の特長だと
勝手に思ってんですが
どれもこれもいわゆるクールなガイが多く出てきます
もしかしたら、ハーレクインと呼ばれるジャンルに
近いのかしらとも思うのですが
わたくし読んだことないのでわからず
ともあれ、男女の関係よりもむしろ
男女のかっこよさ、そこからできる関係をつづった
そういう具合であります

そして、私が僕はビートよりもこちらを好きな理由は
まず間違い無く、悲恋、失恋率が高いせいだと思うのですが
切ない話が多いんだこれがまた、姉に惚れたばっかりに
ろくなめに合わない未来のいい男予備軍の話が多く
私のように、そうなりたいと願ってやまない男子には
いたくステキ、ステキ過ぎて経典としてしまうくらい
まるではずれがないので、どのエピソードが1番好きだったと
選びにくいのだが
ME AND MRS.JONESとかPRECIOUS PRECIOUSとかMAMA USED TO SAYが
すばらしい、最後の奴については姉じゃなくて母になるので
少しというか、わたしの趣味と大きく異なるのだが
まあ、それはそれ、この母も戸籍上だけであって
そんなに年はなれてねぇんだろうと勝手に補完して読んだので
ありますが、まぁ、本当にもう

と、いつにもなくわけわからんちんの感想となりましたが
私が、無意識でもっとも影響を受けている短編集だと
痛感したりした、ステキな本であります
少し切ないお話を読みたい人に是非是非


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