CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

光る君へ  星落ちてなお

2024-04-07 21:11:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
今回は静かに、静謐といってもいい感じで
個人的には、とても充実していたと思ったのである
話しとしては、淡々と、兄の横暴が始まった、
ただその一点だけだったわけだが、父の死というものが象徴にすらならない
さりとて、副題は「星落ちてなお」というのは、
はたしてどういうことなんだと思っていたわけだが、
道長、まひろともに、自身の夢につまずくといった感じでもあり、
そこが、父親との対比という
かなり高度なそれなのかと思ったりしたが、なんか的外れな気がしてきた
わからんから、面白いと思ったまま、見続けよう

さておき、相変わらず楽しそうに愚痴ばっかりの秋山が、
新しい嫁さんと、いい感じになってて、ちょっとおさわりはやばくない?と思ってたら
おなか揉んでたらしいって、それはそれで、生々しいなと思ったりしたんだが
もう、このドラマは怖い物無しだな、すげぇ
そして、久しぶりに出てきた清少納言が、相変わらずの切れ味で
「聞こえてましたね」はなかなか、潔くてよかった
あれ、考えるまでもなく、まひろは巻き込まれ事故だよな、ひどい話だ

清少納言が、酔狂を笑いはしないが、けったいなとしているさまが
ありありで、見事だったけど、清少納言だしなと思わせておきながら
むしろそっちが平常なんだと、そのあとの展開で思い知らされるのが
実に深くというか、染みるようでよかった
絵空事であるという、創作を安易に受け入れないといった感じが
実に素晴らしいと思うのである

次男の荒れっぷりが見事なまでの「死ね」というセリフとで完成されていて、
それでいて、晴明の予見が不気味にきいていてと
政治ステージの淡々としたやりとりが実によろしいと思うのであるが
日本史の勉強をおろそかにしたので、道長が絶頂であったと知っているわけだが、
そのあとどうやって、望月が欠けていったかがわからんのだが、
望月は父が作り、長男、次男まではもったが、三男で尽きたと
そういう話なんだろうかとも思ったりするのであった

ともあれ、星が父上のことであったか、
はたしてという感じだったが
父の死に対しての喪に、この回全体がおおわれていたようにも思う
影響力の大きさが知れたと感じたお話でありました