WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード
著:ジョン・クラカワー
タイトルの通りではあるんだが、なかなか興味深い読み物を集めた内容でした
大自然の中で起きた不幸な事故や、社会問題なんかを書いた短編ルポ集で、
サーフィンで危険を求める話、登山と登山道具と訴訟、人格強制キャンプの実態とか、
ドキュメンタリとしてもかなり読み応えのある内容ながら、
アメリカという国の問題を結構大胆に描いているようにも読めて
かなり面白かったのであります
アメリカ人ですら、訴訟を簡単にやって、しょーもないことになってると思ってるのか、
思ってるのに、それでも続いているのかと
当たり前の事実にショックを受けた
自然に関する業界の話というのが基本といっていいのか、
結構ジャンルが幅広いという印象だったけども、
登山関係がやや多かった印象で、アメリカの伝説的なアルピニストの話が面白くて
こういう性格に難のある人というのは、えてして伝説になりがちだよなと
それでもある種の魅力があって、そして、絶望的にそれしかないという
人となりについては、身近ではないが興味深いと思って読んだ
でも、そういう人だからこそ、誰かが手を差し伸べなくてはとなるのもよいし、
結局、のたれ死にそうな感じだったのに90歳を超えるまで生きていたとか
もはやなんだよという感じなのもまた、伝説を彩る挿話としてよかった
自然環境の過酷さと、それに対するアメリカ人の感想、接し方、
そういうものを通して、アメリカという国に内包されている問題点なんか、
社会派読み物のようなジャンルかと思うようなテーマまで書いていて
非常に読みやすいし、含蓄あって面白いと思ったのでありました
なんだかんだ、問題の多い国であることを
また、そういう人種であることを詳細に記して、問題提起をしているという点で
優れた文章なんじゃないかと、素人ながらに感じたのであった
アメリカ人とアメリカという国を描いた本とも読めたと思うのは
格好をつけすぎた読み方だろうかしら
著:ジョン・クラカワー
タイトルの通りではあるんだが、なかなか興味深い読み物を集めた内容でした
大自然の中で起きた不幸な事故や、社会問題なんかを書いた短編ルポ集で、
サーフィンで危険を求める話、登山と登山道具と訴訟、人格強制キャンプの実態とか、
ドキュメンタリとしてもかなり読み応えのある内容ながら、
アメリカという国の問題を結構大胆に描いているようにも読めて
かなり面白かったのであります
アメリカ人ですら、訴訟を簡単にやって、しょーもないことになってると思ってるのか、
思ってるのに、それでも続いているのかと
当たり前の事実にショックを受けた
自然に関する業界の話というのが基本といっていいのか、
結構ジャンルが幅広いという印象だったけども、
登山関係がやや多かった印象で、アメリカの伝説的なアルピニストの話が面白くて
こういう性格に難のある人というのは、えてして伝説になりがちだよなと
それでもある種の魅力があって、そして、絶望的にそれしかないという
人となりについては、身近ではないが興味深いと思って読んだ
でも、そういう人だからこそ、誰かが手を差し伸べなくてはとなるのもよいし、
結局、のたれ死にそうな感じだったのに90歳を超えるまで生きていたとか
もはやなんだよという感じなのもまた、伝説を彩る挿話としてよかった
自然環境の過酷さと、それに対するアメリカ人の感想、接し方、
そういうものを通して、アメリカという国に内包されている問題点なんか、
社会派読み物のようなジャンルかと思うようなテーマまで書いていて
非常に読みやすいし、含蓄あって面白いと思ったのでありました
なんだかんだ、問題の多い国であることを
また、そういう人種であることを詳細に記して、問題提起をしているという点で
優れた文章なんじゃないかと、素人ながらに感じたのであった
アメリカ人とアメリカという国を描いた本とも読めたと思うのは
格好をつけすぎた読み方だろうかしら