CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

プラネットアース 第8章

2007-01-09 08:51:38 | ドラマ映画テレビ感想
日曜日が大変有意義でありましたところ
新大河の風林火山もさることながら
年始からぶいぶい言わせている
ダーウィンが来たもかなり面白かったのでありました
ステキ、ステキすぎる
バシリスクってああいう構造で走っていたのね

思うにNHKは、本当、ものすごくニッチな趣味な人の分野を
ムダなまでに制作費をかけて仕上げる
そういったことに卓越している
それが大好き、とても大好き
改めて思わされた次第でありました

と、そんな最たるでもないが
これは待っていた人も多かろう
海外の某局とタイアップになってる
プラネットアース、これの最終シリーズが始まったので
ありました

個人的にこの最終シリーズは
深海のテーマが楽しみでならないのでありますが
第8章もあなどれない、極地ということで
北極と南極のお話
温暖化でホッキョクグマが危ないというのは
まぁ、知ったところでありましたが
それをより具体的に、氷がないから狩ができなくってよと
そういう視点から説明されたのがステキ
その奮闘振りと、それに負けてハエにたかられていたクマの姿に
衝撃でもないが、この番組の面白さを見たのでありました

全編にわたって過酷すぎる状況を
こくこくと伝えていたわけで
前の奴でも、襲われている様々な動物の姿を
克明に写しておりましたが、見ていて思わず
助けてやれよ
とか思ってしまうくらいの素敵映像、基本的に自然には介入しない
そのプロ魂に感激していたのであります
もっとも、そのプロ魂をなげうってペンギン助けていたあたりは
どうかしらと、ちょっと思わないでもなかったのですが
あのペンギンどもの、もふもふっぷりが
全視聴者の内9割近くの、もふりたい欲求を撫でていたことを思うと
グッドジョブでありました(何言ってんだ)

また、寒い中ペンギンが寒波を避けて
おしくらまんじゅうしてる映像とか、世界的に
凄い映像なんだろうなというのが
これでもかと放映されて本当に大満足
みるみる背中とか凍り付いていくペンギンの姿に
戦慄を禁じえなかったのでありますが、
この話の途中で、群れからはぐれた子供ペンギンの数々が
寒風吹きすさぶ中でどんどん凍っていく姿を映されておりましたが
あれはどうなったんだ
と、またまた全視聴者の内の8割が思ったであろうことを
平気で無視してしまう番組の作りっぷりも凄かったですね
介入しないという後の話を考えると
あの雛の群れは全滅だったんでしょう
その全滅の場面を映さないんだったら、助けてやれよと
ちょっと思ってしまったが、自然なんで仕方ないですね、たぶんきっと

その他、ペンギン天国という具合で
ペンギンのあれこれがたくさん写されて
かわいいもの好きもお腹いっぱいでありましたが
親に先立たれた子供が、子供を失った親に追いかけられる姿とか
酷い有様も惜しげなく放映されて
なんとも切ない気持ちになったのであります
気持ちはわからんでもないが、結局死んじゃうあたり
凄いことだなあ、子供失ったってわかるんだなぁと
ペンギンの知能について慮るに、泣きそうになったのであります
動物の母親はみんなああなのかもしれませぬ、悲しい

しかし、一つ不満というか、私が外道なだけかもしれませんが
あれだけの映像を映すなら、途中で脱落するペンギンのことも
少しでいいから触れてほしかったように思うところ
途中で脱落していくのが、どういう過程で生まれているのか
それがあるだけで、あの追いかけまわされる孤児の映像が
より凄くなったように思うんだが
どうなんだろうか、私だけだろうか、人としてダメだろうか

さておき、つれつれ思いつきを書いておきつつ
また来週も楽しみ、というか再来週が一番楽しみと
にやにやしつつ新年を過ごします