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大河ドラマ「毛利元就」や連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」など、数々ヒット作を手が
けた脚本家・内館牧子による同名小説の映画化で、監督は「リング」の中田秀夫です。
大手銀行から子会社に出向し、そのまま定年を迎えた田代壮介。世間からは「終わった
人」と思われ、仕事一筋の人生を歩んできた壮介は途方に暮れます。美容師の妻・千草
は、かつての輝きを失った夫と向き合えずに過ごすことに。
壮介は「どんな仕事でもいいから働きたい」と再就職先を探すが、これといった特技もな
い定年後の男に職など簡単に見つかるはずがなく、妻や娘から「恋でもしたら」などとけ
しかけられる始末。しかし、すでに止まってしまったかに思えた壮介の運命が、ある人物
との出会いから大きく動き出しますが・・・。
田代壮介役を舘ひろしが、妻の千草役を黒木瞳じ、広末涼子、臼田あさみ、今井翼、田
口トモロヲらが共演です。
筋書きにメリハリがあってしっかりしているなと思ったら原作が内館牧子さんでした。それ
に対して演出がちゃんと付いて行っていないと感じるのが少々残念です。
それにしてもまあまあの出来栄えだし、高齢化社会に向けたタイムリーな企画作品ですが、
「羊と鋼の森」と同様に「万引き家族」に話題を取られ、いま一つ話題が高まっていないの
も更に残念です。館ひろしが予想外の好演でした。