映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「孤狼の血」

2018年06月05日 | 日記

   

    広島の架空都市・呉原市を舞台に、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕
    子の同名小説の映画化で、監督は「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌です。
    昭和63年、暴力団対策法成立直前の呉原市で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出
    してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村
    組関連の金融会社社員が失踪。所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力
    団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたりますが、こ
    の失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化、正義も愛も金も、全てを呑み
    こんで行きます・・・。
    ベテランのマル暴刑事・大上役を役所広司、日岡刑事役を松坂桃李、尾谷組の若頭
    役を江口洋介が演じるほか、真木よう子、中村獅童、ピエール瀧、竹野内豊、石橋蓮
    司らが脇を固めています。

    私はどうしてもこの手の作品が好きにならないのですが、いい悪いは別にして実によく
    纏まっているし、役者たちの熱演は大いに買いたいと思います。更にこの小説を書いた
    のが女性だということも驚きでした。テレビでは放映出来ない映像が随所にありますが、
    それはどうしても観客層を狭めていて考え物です。という訳でこの作品から美学は感じ
    られないのが残念ですし、後味も良くなく、広い客層からは離反しているのは如何かと
    思います。私的には当たれば何でもいいという続編はもう結構です。



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