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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部 (28) ロケの表面と裏面

2018年06月04日 | 日記

   

   

    先週、玉緒ちゃんで取り上げたばかりですが、今回は「大江山酒呑童子」昭和35年(1960)
    に行なわれた山口県秋吉台ロケを、少し角度を変えてご紹介したいと思います。
    “大江山の鬼退治”は、それまで数本作られていますが、大映京都の「大江山酒天童子」
    は、原作・川口松太郎、製作は永田雅一社長が陣頭指揮で撮った作品でした。
    監督は娯楽時代劇で当時売出し中の田中徳三。長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎、本
    郷功次郎の他、山本富士子・中村玉緒・根上淳・中村鴈治郎・上田吉二郎・左幸子などな
    どで、当時の大映オールスターキャストと言える豪華な顔ぶれでした。

    山口県秋吉台ロケは、ここを酒呑童子が棲む不気味な大江山に見立てて、坂田金時役
    の本郷が玉緒ちゃんと乗り込んで行く場面のです。当時は本郷も玉緒もまだ独身時代で、
    本郷ちゃんは現代劇・時代劇に引っ張り凧の状態、玉緒ちゃんもお芝居が上手いし、純
    情娘役が似合うとして売り出し中で、秋吉台まで大勢のファンが押しかけたロケでした。
    「表」の写真は映画に登場する場面で、「裏」はロケを見ようと集まってきたファンの群れ
    です。

   

        



コメント (2)
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