![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/76/59083aa07b3bcd1076d31589a33dc9b3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/8d/f1f8682f3a7046843c7722dc45fe17e9.jpg)
リュック・ベンソン製作の「96時間」(2008年)からか5年が経ちます。
前作の主人公がまたしても元妻と娘を守ろうと、凶悪犯罪組織に立ち向か
う今作はその続編となる作品です。
前作で犯罪組織に誘拐された娘キム(マギー・クライス)を激闘の末に取り
戻した元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、ロスアン
ゼルスで穏やかな日を過ごしています。
ある時、誘拐事件のトラウマを克服しようと頑張っている娘と元妻レノーア
(ファムケ・ヤンセン)を、家族の絆を修復するためにも、彼は二人を自分の
仕事先のイスタンブールに招待します。
ところが、以前の事件でブライアンに息子を殺されたアルバニア系犯罪組
織のボス、ムラドが復讐のため一家を襲撃。レノーアを人質にとられたブラ
イアンは、自らも一味に捕えられてしまい、ひとり取り残された娘のキムに
も危機が迫って来ますが・・・。
この第2作も製作・脚本はリュック・ベッソンで、監督は「コロンビアーナ」の
オリヴィエ・メガトンで中々息が合ったコンビですし、リーアム・ニーソンの
元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズはニーソンの当り役と言えるほどはま
っていて、冷静な判断力と行動力に、殴られても撃たれても決して怯まな
い無敵オヤジを、今回も痛烈に演じています。
初めて見る人は、なぜ犯罪組織が執拗に復讐しようとするのかが少しばか
り理解出来なくとも、最初から三分の二は、テンポも良く、アクションも痛烈
でとにもかくにも面白いです。
特に独特の映画手法であるカットバックを活用し、二ヶ所での物語進行をハ
ラハラ見せまくります。
でも娘を安全地帯に移し、元妻の救出に向かうあたりから、前半良かった展
開の上手さがガタッと落ちます。最初の調子が最後まで続いたら、上質アク
ションになっただろうにと残念です。