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トップの写真は昭和33年(1958)に製作された「共犯者」の博多ロケスナップ
です。
大映では珍しい松本清張の原作(短編小説)の映画化で、出演者は根上淳・
船越英二・叶順子・高松英郎・若松和子・八潮悠子・山茶花究など中々賑や
かでしたし、監督・田中重雄ということで当時は結構話題になりました。
私もロケ・スタッフの一人として参加していて、上記の写真は根上淳が博多
の櫛田神社前を走り去って行く場面で、見物者の前にメガホンを持って座っ
ているのが私です。
下の写真はロケ時のスナップで、左から南田洋子、一人置いて八潮悠子、
私、根上淳です。何でこの写真に「共犯者」に無関係の洋子ちゃんが写っ
ているのか、今となっては全然思い出せません。(ボケた証拠?)
根上さんとはこの作品で付き合いが始まりましたし、彼から松尾親代(大映
の新人女優)が最近仕事が少なく、ほとんど九州は飯塚市の実家に帰って
いるので、たまには誘って遊んでやってくれないかと依頼を受たり、(この話
は当ブログで昨年紹介済みで、私のブログを見た松尾親代さんの娘さんか
ら本人の消息が判りました・・・)若松和子は私と同郷の会津若松市出身な
ので懇意になったり、叶順子ともこれをキッカケに仲良くしてもらったなど思
い出の作品になりました。
それから後に、叶君と一緒に飲んだり食事に行ったりしたのも懐かしい思い
出ですが、叶君と銀座で飲んだ時に起きたハプニングはまた改めて書かせ
ていただきます。
大映が倒産して、私が畑違いの玩具会社にいた時に、その会社のパーティ
に呼んだのがペギー・葉山さん。彼がペギーさんと一緒に会社にやって来て
劇的な再会になりました。
根上さんとは彼が亡くなる年まで連絡を取り合ったことも大切な思い出の一
つになってしまいました。
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↑ 上左は毎年ユニークな根上夫妻の年賀状で、亡くなる前年まで来ていました。
上右は「共犯者」ロケの時に撮ったスナップで、叶くんと私です。