落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

冬の散歩

2012年02月18日 | 散歩・山歩き
相変わらず、寒い日が続きます。
午後、薄日が射したかと思うと、雲が飛来し雪が舞った。
部屋にいても寒いばかり、そうだ車があるんだった。
好きな音楽をセットしてドライブ、一山越えて加東市の温泉へ行く。
県中央の山々に行くときは通りがかるだけだった。
「とどろき荘」。
http://www.telenet.tv/users/todorokisou/todoroki02-onsen.html

自分と同年輩以上か、ご近所の爺さんたちで賑わっている。
まだ農作業もされているのか体格のいい方がおおい。

温泉で温もった後、近くの「やしろの森」に行ってみた。
午後4時を過ぎ、太陽は寒そうに西に傾いていた。
広大な敷地にいくつかのハイキングコースがある。
冬枯れの山道を歩いてみると、なかなかいい雰囲気。
だが、低温でせっかく温もった身体が冷えてしまった。
順序が逆だったなぁ。今度はたっぷり歩いてから温泉だ。





北側に三草山が見える






おぞましい臓器狩り

2012年02月18日 | 政治・外交
中共の権力闘争からはじき出された王立軍は米亡命もならず、その後北京に連れて行かれ消息不明とか。
【重慶亡命事件】臓器狩りの真相が明らかになるか
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/02/html/d48463.html

 【大紀元日本2月17日】薄熙来(第17期中共中央政治局委員、重慶市委書記)の右腕として知られる重慶市副市長で公安局長の王立軍が先週、米国領事館に駆け込み亡命を求めた事件で、王は自身と薄熙来に関する機密事項を領事館員に明らかにしたとされている。王立軍は中国の囚人を利用した臓器移植プロジェクトに関与しており、彼の証言から、海外の中国専門家らが指摘する「中国における国家がらみの臓器狩り」の実態が明らかになるかが注目されている。

 臓器移植プロジェクト

 2006年9月、遼寧省錦州市公安局長に着任してから3年目の王立軍は、囚人の身体を利用した臓器移植についての研究で、中国共産党傘下の光華科学技術基金会から賞を受賞している。王の研究内容と彼の受賞時のスピーチから、臓器摘出時の囚人はまだ生きており、数千人に及ぶ人体を利用して、摘出と移植の技術が研鑽されたとみられる。

 王立軍は受賞時のスピーチの中で、基金会のスタッフに対し、遼寧省にある彼の研究現場まで「わざわざ苦労して」見学に来てくれたことに謝辞を述べた。「彼らは臓器移植という公益事業を見学しました。我々の人道的で民主的な法律執行を、彼らは公益事業の視点から注目し考査したのです。皆様ご存知の通り、我々の研究現場は、数千の現場における研究の集約になります」

 「ベテランの警察官として、人が処刑された後、その身体から臓器が複数の身体に移植されていくのを見て大いに感激いたしました。これは壮大な試みであり、たくさんの人々の努力が関わっています。光華科学技術基金会の晋陽・理事長とそのスタッフも移植の現場におり、私たちとその経験を共有しました」

 処刑の現場

 中国の法輪功学習者が臓器狩りの被害者になっているという数年前の告発を受け、調査を続けるジャーナリストのイーサン・ガットマン氏は、王立軍のスピーチについてこう指摘する。「王立軍が言及している、『研究現場』の現場とは、死刑バス(死刑囚を処刑する車)のことか、臓器を手術によって摘出できる医療病棟のことでしょう」

 臓器を提供するドナーが同意しているかについては、「全くその保障はない」とするガットマン氏。同氏の広範にわたる調査によれば、「臓器狩りの被害者はウイグルのモスリムか、チベットの仏教徒、『東洋の稲妻』のクリスチャン…指数関数的に最も可能性が高いのは、法輪功の人たちです。つまり、王立軍は最も野蛮な行為で受賞したのです」

 王が言及する「数千件の移植手術」を可能にする人体は、犯罪者なのか、政治的な囚人なのか、あるいは1999年から迫害を受けている法輪功学習者なのか。その全容は明らかにされていない。

 カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏と前カナダ国会議員のデービッド・キルガー氏は共著『血まみれの臓器狩り』の中で、2000年から2005年の6年間にかけて、中国では6万件の臓器移植手術が行われており、そのうちの4万1,500件については、臓器のソースは法輪功学習者であると指摘する。つまり、この頃の臓器移植手術においては、ほぼ3分の2の臓器は法輪功学習者から摘出されており、この時期は王が「研究」していた時期と一致する。

 生きたまま臓器摘出か

 王立軍のスピーチから、また別の疑問が残る。つまり、臓器摘出時、囚人たちは生きていたのか。マタス氏は、「中国での処刑は、かつて銃殺が主流でしたが、注射による処刑にシフトしていきました」と話す。「要するに、彼らは注射器で囚人を殺しているわけではなく、麻痺させているのです。その後、身体が生きているうちに臓器を摘出しているのです」。脳死状態のドナーから摘出された臓器は急激に劣化していくのに対し、生きている身体から摘出された臓器は新しく、免疫拒絶反応の可能性も低くなる。もし薬によって身体を麻痺させたまま生かしておけば、長期にわたり臓器狩りが可能になるとマタス氏は指摘する。

 いずれにしろ、王と米国領事館員との会話が公表されれば、臓器狩りの全容も明らかになるだろう。米国ワシントンの法輪功のスポークスマンは13日の記者会見で、王立軍と領事館員の会話の記録を公表するよう米国政府に求めている。
 (翻訳編集・郭丹丹)

公安局長でありながら、囚人から摘出する臓器移植プロジェクトを主導していたという。
亡命未遂で、まさか囚人となれば「悪夢」それとも「本望」。
まさに何でもありの中共。

TPP推進派

2012年02月16日 | 政治・外交
「TPPは時期尚早、日本の産業を破壊し、国益を損なう」という反対派は具体的に農業、医療、保険、自動車など例をあげているが、賛成派は「アジア太平洋の新しい貿易経済の為になり国益だ」と将来の利点を強調する。
保守系と云われる産経新聞は推進派で、自民党に対してTPP反対で政権担えるかと「主張」していた。
新聞も営利企業だから経済界の後押しするしかないのかなぁ。

評論家の桜井よし子さんも推進派で意外だった。
大阪新市長橋下氏も次期衆院選公約でTPP参加をあげた。改憲にも「慎重」だ。
もともとこの方は左右イデオロギーについては明確ではなかった。
維新塾には3000人余の応募があったとのことだが、ちょっとがっかりだ。
「石原新党」とは相容れなくなったのではないか。老体に鞭打って頑張っていただきたい。

「毒(維新の会)をもって毒(政界低迷)を制す」とこの方↓は仰っているが、・・・
ブログ「中韓を知りすぎた男」
毒は毒を持って制す
     2月15日(水)
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-849.html

橋下徹氏の「船中八策」の骨組みが発表されました。明らかに次期 衆院選を睨んでの公約ですが、以前のように素直に100%橋下市長 「がんばれ!」とは言いずらくなってきました。

もちろん全ての国民を満足させる施策などありえないことは百も承知 ですが少し疑念の雲が湧いてきました。
・・・・



パチ脱税1,000億

2012年02月15日 | 世相
昔は「ちょっと指の運動」などといってやる人が多かった。
釘師の設計以上に、釘や板の湿気までも読むパチプロもいた。
今はコンピュータ制御全盛、レバーのはじき具合も関係ないそうである。
しかも、店が必ず儲かるように出来ており、客はカモそして依存症になる人が出ている。
経営者は在日半島人が多く、その本国ではパチンコはないそうだ。
パチンコはかつて30兆円の産業であったが、今や斜陽となって、20兆円まで下がってきている。
民主・自民を問わず、献金目当てだろうか、業界を支援する国会議員がたくさんいる。
パチンコ40グループ、総額1千億円申告漏れ 読売新聞 2月12日(日)3時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000831-yom-soci

 パチンコ店をチェーン展開する計約40の企業グループが、東京国税局などの一斉調査を受け、総額約1000億円の申告漏れを指摘されたことがわかった。
 いずれも、東京都内のコンサルティング会社から、企業再編税制を使って損失を膨らませる新手の節税策を指南されていたが、国税当局は、租税回避行為にあたると判断した。こうした節税策への是正が明らかになるのは初めて。企業の再編を促す同税制を逆手に取った手法に、国税当局は厳しい姿勢を示した。
 申告漏れを指摘されたのは、首都圏を中心に約20店のパチンコ店を運営するグループなど、東北から九州までの各地でパチンコ店を展開する計約40グループ。それぞれ独立したグループだが、いずれも、税理士らが運営する都内のコンサルティング会社の顧客だった。
最終更新:2月12日(日)3時0分

参考
■パチンコは麻薬
http://www.geocities.jp/pachimaya/index.html


ドル・ユーロの凋落

2012年02月14日 | 政治・外交
国際基軸通貨のドルは、1ドル360円から77円におよそ1/5にまで下がった。
円の値打ちが上がったと喜ぶ人もいるが、海外に投資したものは莫大な為替差損に苦しんでいる。

日本政府も外貨準備で米国債を大量に購入しており、売ったことがないそうである。
米は売ることを許さないとのこと。日本の資産ではなく米に対する上納金ということになる。
円換算差損がいまや50兆円にもなるのに責任は取られていない。(植草一秀著「日本の再生」)

不景気な米は、苦しくなるとドルを印刷し、信用を落としてきた。
米政府と云うよりも国際金融資本、彼等が米政府を操っていると云われる。
結局のところ胴元とカモ、当方のようによくわからないものは悔しいがカモになるしかない。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年 2月13日(月曜日)通巻第3555号
http://www.melma.com/backnumber_45206/

何が危機の本質なのだろう? 通貨への信任が激減していることではないのか?
信用が希釈化すれば、経済は現物への投機と安全な通貨へひた走る


 「円高」は日本経済を痛めつけている。
 石油ショックの前、原油は1バーレル=4ドル前後、2012年現在のそれは100ドル前後、じつに25倍の値上げである。
原油取引の決済に使われる米ドルが事実上の減価をしたからだ。

 ところがこの数式には幾ばくかのトリックが隠されている。
 1974年のドル相場は一ドルが308円、現在は一ドル=77円である。ということは、石油ショックのおりの原油価格は4x308(=1232円)、現在は100x77(=7700円)、日本にとって事実上の値上がりは6・25倍である。

 同様に1971年にニクソン・ショックがおこったとき、金価格は1オンス=35ドル、2012年2月の金価格は1オンス=1800ドル台。だからといって単純に金価格は51倍に跳ね上がったわけではない。

 ニクソン・ショック前のドル相場は1ドル=360円、現在は77円(2012年2月11日現在)。数式は35x360(=12500円)。現在は77x1800=138600円、つまり事実上の金価格の暴騰は11倍である。

 ことほど左様に私たちは単純な数字のマジックにひっかかって物事の真相をあやまって判断しがちとなる。 金本位制への復帰が目の前にぶら下がったかのように。

 ユーロ危機は、率直に言ってドル危機の副次的産物に他ならず、ドイツとフランスのドル離れ、「欧州の栄光よ、もう一度」を夢見て、世界の基軸通貨にドルと平行させるところ独仏枢軸の狙いがあった。

 ▼欧州連合の究極の目的はユーロの世界基軸通貨システムの確立だった

冷戦終結とともに米軍への依存、NATOの東方への移行にともなって、西欧が米国の軍事支配ばかりか経済上の支配に対抗することが隠された目的であり、ロシアからの原油、ガス輸入決済のみならず、イラクの原油代金をユーロで支払い、ドバイの金融センターを活性化させ、中東の産油国にもユーロの影響力を徐々に浸透させつつあった。
これは建国から僅か二百数十年しかに米国に比較してギリシア・ローマ時代からの伝統と矜恃とナショナリズムの燃える欧州人の心意気からすれば当然の論理的帰結でもあった。

ニクソン・ショック以来、ドルの垂れ流しと金兌換離脱により、米ドルへの信任が一気にあせた。
そのうえ、1981年にレーガンが登場した折の米国の借金はたったの1兆ドルにすぎなかった。八年間で2・6倍の2兆6000億ドル、いまから見れば可愛い数字である。
クリントンの8年間にじゃぶじゃぶと増刷されたドルはブッシュ政権になってイラク戦争、アフガニスタン戦争の戦費がかさみ、ついにオバマ政権で15兆ドルをこえて、議会がこれ以上の輪転機を回すのは止めようと財政緊縮を決議する。

米国の赤字上限の設定は経済運営のフレキシビリティを奪う。
したがって米ドルは下落に次ぐ下落を重ね、世界の投資家は最後のリゾートとして、金(ゴールド)と日本の通貨(円)あるいはスイスフランを選んだ。

好況をそやされる中国の人民元に投資する投資家は皆無となり、そればかりか中国人が金と日本国債を大量購買のためにやってきた。
 ユーロは米国の赤字累積を不安として独自通貨に踏み切ったわけだが、ユーロの基軸通貨入りは米国にとって不愉快千万な動きである。
とくにドイツの復活を意味することは米国のみならず英国にとっても脅威である。サッチャーはユーロに加わらないことを決断し、スイスは独自のポジションを保持し、独仏連合は、このため一挙にスペイン、ポルトガル、ギリシアなど加盟条件を満たしていない国々も会計基準や数字の操作を黙認して、強引に加盟させてしまった。

 1999年のマーストリヒト条約発効にともなって1ユーロは140円でスタートした。リーマン・ショック直前のレートは1ユーロ=170円だった。2012年1月、1ユーロは100円を割り込み、一時的には97円をつけた(余談だが昨秋以来、欧州各国を闊歩する外国人観光客は、それまでの中国人の猛威をしのいで日本人がカムバックしている。どこをみても日本人、日本人、日本人。欧州の観光業者は「久しぶりに中国人ではなく日本人のイナゴの大群のようなツアー客の来襲をみた」と驚いたが、原因は単純明快。「円高」「ユーロ安」である。「それっ、いまのうちに欧州旅行へ!と皆が浮き足立って押しかけたからだ)。

 この先の通貨の運命はと言えば、歴史の教訓から学ぶしかないだろう。
 かつて世界帝国=ローマの通貨はギリシアに由来しており、アテネで鋳造されたコインが、流通した。
「銀貨は18世紀後半まで欧州の主力通貨で、様々な鋳造がされた。17世紀のオランダで両替ビジネスは花盛りをむかえていた。じつに341の銀貨と、503種もの金貨が流通し取引されていた」(キンドルバーガー『西欧の金融史』)。

慶長小判に天正小判に宋銭に明銭に、銀本位制だった関西と金本位制だった江戸を、日本の江戸時代の両替商も数百の通貨を交換していたように。

 スペインとポルトガルが世界帝国として海上交通路を確保し、世界各地の金鉱山の利権を奪ったのも、経済の覇権確立が目的だった。そもそもコロンブスのインド大陸発見という冒険は黄金のくに=ジパングを目指していたのである。
  (この項、つづく)



NHKの「東シナ海・日中中間線」

2012年02月12日 | 政治・外交
ニュース映像で、なにげなく中国・台湾を一国と印象づける「中共様のNHK」。
中共の南シナ海、東シナ海への侵略などどこ吹く風である。

台湾は何処にも属さない。
台湾が中国の一地方となれば、日本の安全保障はとほうもなく脅かされる。
■ブログ「台湾は日本の生命線」より
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1774.html

中国のため日中中間線を書き換えたNHK
「日本政府が中国との共同開発に向けて協議の対象としている東シナ海のガス田で、採掘施設から炎が出ている」のを撮影したNHK。その映像を一月三十日のニュース番組で映したが、その地点を示す東支那海の地図で描かれた日中中間線に大きな問題があった。

NHKニュース映像


産経新聞の地図


・・・・詳細は↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1774.html

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成24(2012)年 2月10日(金曜日)
通巻第3553号
http://www.melma.com/backnumber_45206/

米比が合同軍事演習、中国の南シナ海の脅威にそなえて
中国はフィリピン制裁を示唆し、アキノ政権を恐喝するが。


 フィリピンのアキノ大統領一家は華僑の末裔、御先祖は福建省出身である。マルコス政権瓦解以後、フィリピンの政権はいくたびか交替したが、いずれも親米、そして親中路線だった。
 しかし南シナ海の海底油田の利権をめぐり、中国はフィリピン領海のパーセル礁をさっさと軍事占領し、フィリピン側には哨戒艇ほどの海軍力しかなく、腹に据えかねながらもじっと耐えた。もとはと言えば米軍がスビック湾から撤退したためである。中国は軍事力の真空状態をみて、さっと軍を派遣したのである。

 ベトナムは自国領海が中国海軍に犯されたとき、果敢にも軍事行動に出たが、18名が殺害され、そのまま中国海軍が居座っている。
 この屈辱からベトナムは宿敵米国と突如仲直りをする。米軍の空母寄港を歓迎する。
 ともかくベトナム沖の南沙諸島の珊瑚礁に中国軍工兵隊はコンクリートを流し込んで部隊を駐屯させ、いつの間にか滑走路まで中国は建設し、ブルネイ、台湾、マレーシア、インドネシアの権益を侵したまま。

 日本領海にも中国はしゃあしゃあと海底リグを四基建設し、白昼堂々とガスの盗掘を繰り返し、日本の抗議には「ここは中国領」と嘯いたままである。

軍事力のない日本も中国の侵略に抗議も出来ず、すっかり腰がひけた。このままいけば、次は尖閣諸島を間違いなく盗みに来るだろう。
 アジア諸国は日本の頼りなさに絶望してきた。

   ▼四面楚歌に周章狼狽した中国だが反射的な対応も早かった

オバマ政権がようやく中国への軍事的対峙を鮮明にした。
昨秋のASEANにおいて、米国は海兵隊の豪駐留にくわえ、インド、ベトナムとの軍事演習再開、そしてフィリピン海軍との合同演習を打ち上げた。

雰囲気の激変に中国は四面楚歌となり、温家宝首相は驚き、かつ狼狽した。米国の対中政策の変化を肌で感じ取った。だからこそ予定になかった習近平がにわかに訪中することになった(2月13日から訪中する)。米国各地で習は多大の演出を施し、中国の悪イメージを改善しようというわけだ。

 さて米比軍事演習と聞いて中国はフィリピン側を恐喝する。環球時報(人民日報の傍系)は、「もしフィリピン側が北京に楯突くのなら、われわれは制裁を加えるだろう」という意味のことを書いた。「領海は中国のものであり、中国は国際社会の秩序に従い、平和を希求しているのだ」という修辞も忘れずに付け加えたが。。。。
 米比合同軍事演習は三月下旬から四月上旬にかけて当該海域で行われる。



ミスキャスト

2012年02月09日 | 政治・外交
民主党政権には人材がいない。防衛大臣も然りだった。
誰でもミスはあるが、繰り返さないよう努めるものだが。
鳩山氏「外交」、菅氏は「新エネ」担当 2012.2.8 11:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120208/stt12020811090001-n1.htm

 民主党は7日、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めた。
 最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当し、幹事長室に提言する。輿石東幹事長が発案し、両氏も了承した。
 ただ、首相時代に鳩山氏は普天間飛行場移設問題で、菅氏は東京電力福島第1原子力発電所事故に絡むエネルギー問題で迷走した経緯があるだけに「ミスキャスト」との声も出そうだ。

ついに「本丸」菅前首相からヒアリング、原発事故の民間調査委 012.1.14 22:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120114/plc12011422500024-n1.htm

 東京電力福島第1原発事故について民間の立場で調査をしている「福島原発事故独立検証委員会」(委員長・北沢宏一前科学技術振興機構理事長)が14日、当時の政府対応について菅直人前首相からヒアリングしたことが、同委員会事務局への取材で分かった。・・・


「森はCO2を吸収しない」?!

2012年02月08日 | 環境・エネルギー
「森林は人間や社会が排出するCO2を吸収し、環境改善に役立っている」と自分は思っていた。
ところが、これはとんでもない誤解であるという。

■武田教授ホームページ 知の侮辱(2)・・・森林はCO2を吸収しない
http://takedanet.com/2012/02/post_82d9.html

そこで植物の光合成について検索してみた(中学生向けのホームページにあった)
光合成とは、
 太陽の光+空気中の二酸化炭素+水 → デンプン(葉や根に蓄える)+酸素(気孔から排出)
ところが、植物自身も呼吸するのだ、昼も夜も・・・酸素を吸い二酸化炭素を吐き出す。
つまりに二酸化炭素の総量は変わらない。

この前半ばかりが強調されて、刷り込まれていた。
「森の緑が増えると、CO2が減る」と思っていたのは間違いであった。



「戦勝国組合=国連」安保理

2012年02月07日 | 政治・外交
ジャスミン革命が飛び火したシリアで数千人の虐殺が起きている。
国連安保理でシリア・アサド政権に対する決議案が、中露の拒否権で否決された。
中共もロシアも商売がかかっている。
200ヶ国近い国々が参加する国連は、今以て常任理事国という戦勝国5ヶ国に牛耳られ、拒否権とやらで自国の利益を優先し平和を脅かす。
機能しない国連などいらないのでは。
日本の国連運営分担金は米に次ぐ16.6%であるが発言力はない。中共は滞納さえしている。
対シリア決議案否決 露、利益圏介入を拒絶 中国は投資先保護 2012年2月6日(月)08:00
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20120206071.html

 国連安全保障理事会で4日、市民らへの武力弾圧が続くシリアに対する決議案が中露両国の拒否権行使で廃案に追い込まれた。安保理の機能不全を露呈した形となり、シリアのアサド政権が弾圧を強める恐れもある。ロシアが同政権を支える理由は何なのか。
                   ◇
 ロシアが昨年10月に続いて国連安保理での対シリア非難決議案に拒否権を行使したのは、中東地域の主要友好国にして武器輸出先であるシリアをアサド政権崩壊という形で喪失するわけにいかないと考えているためだ。これは、ロシアが利益圏と考える国や地域の情勢に欧米諸国が介入することを許さないとの意思表示であり、欧米との関係悪化は必至だ。
 旧ソ連時代から友好関係を維持しているシリアは、中東地域で最大のロシア製武器購入国であり、旧ソ連圏を除いて唯一の露海軍基地を西部タルトゥースに擁する“橋頭堡(きょうとうほ)”でもある。
 専門家らはシリアへの武器輸出が不可能になった場合にはロシアの損失が50億ドル(約3827億円)にのぼると推計しており、リビアのカダフィ政権崩壊で45億ドルが失われたのに続く打撃となる。
 ロシアは、欧米のリビア軍事介入に道を開いた昨年3月の安保理決議で煮え湯をのまされたと考えているため、シリアで同様のシナリオが繰り返されることへの警戒感が強い。
 7日にはラブロフ外相らがシリアを訪れることになっており、アサド政権に反対派との対話を促すなど独自の仲介外交を進めるとみられる。
 国際社会の非難を浴びてもアサド政権を擁護するロシアの姿勢は、3月の大統領選で当選が確実視される対欧米強硬派、プーチン首相の次期政権での外交路線を示唆してもいる。
                 ■  ■
 一方、今回も拒否権行使でロシアと足並みをそろえた中国。安保理協議ではロシアの後ろに隠れて前面に出ようとしなかった。
 国営新華社通信によると、李保東国連大使は「安保理が分裂状態にある時に投票を強行することは、団結と安保理の権威の維持に役立たない」などと拒否権行使の理由を説明した。
 国内にチベット問題を抱える中国は、米欧による自国への干渉を嫌う手前、第三国に対する“内政干渉”には反対の立場を取るのが常だ。しかし、拒否権行使の根底にあるのは自国の利益保護に他ならない。
 中国はシリアに自国製品を大量に輸出。2009年の両国の貿易額は約22億ドルで、ほぼ全てが中国からの輸出とされる。また、中国は油田開発や工場建設に多額の投資をつぎ込んでいる。アサド政権の崩壊で、対リビア投資の二の舞いとなる事態はロシア同様、避けたい
のが本音である。
 ただ、中国商務省は今月1日、シリア情勢の深刻化を受けて、同国への投資にはリスクがあると勧告。企業関係者の渡航も一時中止を命じており、水面下でアサド政権崩壊後を見据えて動き始めているとの見方もある。(モスクワ 遠藤良介、北京 川越一)
                   ◇
【用語解説】シリア騒乱
 2011年3月にシリア南部ダルアーで、アサド政権を批判する落書きをしたとして少年が拘束されたことへの抗議を機に、反政府デモが全国に拡大した。国連などは、これまでに治安機関や軍などの弾圧で少なくとも市民5600人が死亡、数万人が拘束されたとしている。
 同年秋以降は、離反兵らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」が武装闘争を展開。反体制派知識人らで構成される「シリア国民評議会」などとともに国際社会の介入を求めている。
 こうした中、アラブ連盟は今年1月、カタールやサウジアラビアの主導でアサド大統領からシャラ副大統領への権限移譲などを要求。国連安保理にも同調を求めていた。



中共・初の民主選挙

2012年02月05日 | 政治・外交
昨年12月、広東省陸豊市烏坎村で警官隊と農民が大規模抗議事件で数日間にわたり対峙するという事件があった。村の共産党幹部が全員逃げ出すという事態になった。
その村(有権者7,800人)で、このほど民主選挙が行われたという。本物の民主化が始まったのだろうか。
大規模抗議が発生した烏坎村 中国で初の民主選挙
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/02/html/d52399.html

 【大紀元日本2月4日】昨年の年末頃、大規模な抗議活動が発生した中国広東省の汕尾市烏坎村では1日、中国共産党政権下において初の民主選挙が行われ、その結果も公表された。投票率は8割を超えた。
 村の幹部が無断で村の土地を大量に売却したため、去年9月から、村民たちは土地の返還と民主選挙よる幹部選びを要求し、直訴や抗議を続けていた。その間、警官隊は10日以上に渡り村を封鎖して、村民たちと対立していた。また、逮捕された村民1人が監禁中に拷問を受けて急死した。後に当局と村民の話し合いが行われて、当局は民主選挙による村の幹部選びの要求を受け入れた。

 外国メディアとウェブユーザーが注目する中、1日に同村の選挙管理委員会のメンバーを選ぶ村民投票が行われた。約7,800人の有権者のうち、6,242人が投票し、投票率は8割を超えた。同日の夜11時に、選挙結果が公表され、11人の村民が選ばれた。
 選挙委員会が管理するもとで、今年3月には村の幹部を選挙で決める。また13人の村民代表をも選出し、その役割は幹部の仕事を監督するという。

 同日夜9時頃、中国新聞サイトは今回の選挙を簡略に報道した。それに続いて、国内大手情報サイト「網易」、「鳳凰新聞網」「ヤフー」も相次いで本件を取り上げ、国内有力紙「新京報」、「中国青年報」もこれを報道した。
 一方、選挙の現場を取材しようとする外国メディアは依然として、当局の制限を受けたもよう。

 香港紙「蘋果日報」「東方日報」の記者ははじめ、当局から取材許可証の交付を却下されたが、村民が抗議した後に最終的に選挙現場に入ることが許された。
 英国在住の中国人民主活動家・金露西さんは、ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材で、今回の民主選挙にたいして強い関心を示した。「人民が選んだ代表が、人民の利益を最優先する事がもっとも重要なこと。それができなければ、民主の虚像に過ぎずない」とし、これから事態を見守っていくと語った。
(12/02/04 11:18) (翻訳編集・叶子)