web神戸新聞5月4日に
「9条守る」8割 神戸などシール投票 憲法記念日という記事があった。
「えっ、嘘だろ」と思って読んでみた。他の地方紙も読んでみると「9条の会」護憲市民団体が街頭で通行人にシールを貼って投票する方式らしい。以前美味しいか不味いかで「NHKためしてガッテン」がやっていたあの方式だろう。
中国新聞にも同様の記事があった。同様のアンケートを全国で88ヵ所おやりになったそうだ。
結果、8~9割の方が「9条を守る」にシールを貼られたとか。現場を見たわけではないが「9条の会」などの幟を立てて護憲派が街頭演説を行っていたと想像される。大勢の通行人の中に勇気を持ってわざわざ改憲のシールを貼りに立ち寄る奇特な方は少ないのではないか。つまり賛成の護憲のシールを貼った人は殆どが「サクラ」と見るべきだろう。
こういう見出しで記事を書かれると、やはり偏向と思わざるを得ない。
周辺にも戦争放棄の「平和憲法」のおかげで平和が続いていると錯覚している人がけっこういる。常識的には、この六十年余り平和であったのは日米安保による米国の軍事力のカサに入って、冷戦構造のバランスのおかげで平和であったのではないか。
当地の駅前でも共産党の幟を立てたお年寄りが念仏のように「9条を守ろう」と熱心に説いておられるのである。立ち止まって聞いている人はいないが・・・付近の住民はうるさいなぁと諦めているのではないか。
胡錦涛氏が来日中だがその中共、北朝鮮、韓国、ロシアなど周辺は侮日・反日・憎日ばかりで、日本の固有の領土さえ不法占拠されたままだ。台湾が中共に併呑されれば尖閣は軍事力の配下になり次は沖縄だ。「中共は建国僅か50年足らずのうちにざっと数えただけでも十一回の対外軍事力の行使の実績がある」と国際ジャーナリストの古森氏は述べている。
中共、北朝鮮の軍事脅威は増すばかり、五輪が終われば台湾危機が始まるという分析もある。911テロ以降イラク戦争や経済不振で国力が落ちてきている米が日本を守ってくれる保証はない。
護憲派に問いたい、いつまでも自衛隊は軍隊ではないなどと云っておれるのか。それともチベットやウイグルのように中共の属国になるのか。
「9条守る」8割 神戸などシール投票 憲法記念日 2008年5月4日(日)10:06 神戸新聞
憲法記念日の三日、各地で集会などが開かれる中、神戸・三宮のミント神戸前で、憲法九条を守るべきか、変えるべきかを市民に問うシール投票が行われた。八割が「守る」に投票、「変える」を大きく上回った。
大学教授らが提唱する「憲法9条守る?変える?全国投票」の一環。神戸では「とめよう戦争への道-百万人署名運動」兵庫県連絡会などのメンバーら八人が街頭で投票を呼び掛けた。
投票はボードに書かれた「守る」「分からない」「変える」の文字の下にシールを張っていく方式で、一時間半足らずの間に、買い物客ら三百八十九人が投票。結果は「守る」が最も多く79%。「変える」は13%にとどまり、「分からない」は8%だった。
「守る」に投票した神戸市中央区の桑田和夫さん(83)は「戦時中、志願して軍隊に入ったが、悲惨な体験をして軍国主義の誤りを実感した。憲法九条を変えるということは、その反省を捨て去るということだ」と訴えた。
「変える」に投票した同区に住む自営業の男性(50)は「近隣の国すべてが真に友好的とは言えない情勢で、武力の放棄をうたう憲法が現実に合っているとは思えない」と指摘。「古くて駄目な部分は変えるべきだ」とした。
全国投票事務局によると、四月二十日からこの日まで全国八十八カ所で行われ、約二万三千人が投票。集計結果は神戸と同様、「守る」がトップで81%を占めた。「変える」は9%、「分からない」が10%だった。
同じ神戸市中央区では、沖縄をめぐる問題から護憲を訴える集会があり、約四百人がパレード。県内ではほかに尼崎や小野、たつの市などでも憲法をテーマにした集会が開かれた。