郊外を散策。田んぼは緑が一層深くなった。
森のねむの木
尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域で、中国船が三ヶ月以上も航行しているという。
中国は共産党による一党独裁といわれるが、習近平の意向なのか、それとも軍部の独走なのか・・・
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で11日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは119日連続。平成24年9月の尖閣国有化以降で最長の連続日数を更新した。
写真:手前から南小島、北小島、魚釣島(鈴木健児撮影)
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)への公務員常駐を目指す自民党有志による勉強会の代表を務める原田義昭元環境相は10日、首相官邸で加藤勝信官房長官と面会し、国会議員の尖閣視察などを求める要望書を提出した。加藤氏は「状況を考えないとならない」と述べるにとどめた。
要望書は勉強会が自民の議員連盟「尖閣諸島の調査・開発を進める会」とともにまとめた。原田氏らによると、国会議員による尖閣視察を政府に申し入れるのは初めてという。
中国による尖閣諸島(沖縄県石垣市)の占拠を想定し、自衛隊、海上保安庁、警察、外務省の担当者が参加する図上演習を複数回実施していることが6日、分かった。今年2月に中国海警局の船が尖閣諸島に接近・上陸を試みた場合に海保による危害射撃が可能との見解をまとめたことを踏まえた図上演習も実施。米軍が参加して日米共同で事態対処シミュレーションを行っていることも判明した。複数の政府関係者が明らかにした。
図上演習は、平時でも有事でもない「グレーゾーン事態」から本格的な武力紛争に至るまで、自衛隊、海保、警察がスムーズに役割分担を行うことを確認するのが狙い。都内の自衛隊施設で行っているという。
図上演習では、中国の海上民兵や活動家が尖閣諸島に接近・上陸を試みた際に海保が危害射撃を含む対応で阻止することを想定。同時に沖縄県警の国境離島警備隊を海保、自衛隊が輸送する手続きなどを確認している。
一方、事態が本格的な武力紛争に発展する「有事」に至れば、海保と警察は尖閣諸島から撤退する。ただ、海保は周辺海域を航行する商船の護衛、尖閣諸島に近い先島諸島に戦火が飛び火する前に住民を避難させる非戦闘員退避活動(NEO)に当たるほか、負傷した自衛官の輸送といった役割が想定され、演習で自衛隊との連携を強化している。
図上演習には米軍が加わる場合もあり、佐官・尉官クラスが参加。グレーゾーン事態の際に尖閣諸島から離れた海域で自衛隊と米軍が共同演習を行い、中国側のエスカレーションを抑止するといったシナリオで相互運用性の向上を図っている。
自衛隊、海保、警察などによる合同図上演習について、政府関係者は「(平成24年に発足した)第2次安倍晋三内閣以降に行われるようになった」と証言する。菅義偉(すが・よしひで)内閣でも行われているといい、政府が今年2月25日に海保による「正当防衛・緊急避難」以外での危害射撃が可能との見解を示した後は、同様の武器使用基準を前提とした図上演習が実施されたという。
尖閣諸島周辺では、中国海警局の船の航行が6日で過去最長の114日連続で確認されるなど挑発行為が続いている。日本漁船を追いまわす事例も頻発しており、別の政府関係者は「今年になって訓練の頻度は加速している」と明かした。