落葉松亭日記

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2060年の推計人口

2012年02月01日 | 世相
50年後、65歳以上の割合は4割という。
現在でも、ウイークデーにスーパーなどへ買い出しに行くと自分と同じ高齢者が目立つ。
レジにはおばちゃんが多い。
50年後は、昼間出歩くのは殆ど年寄りばかりだろう。
レジも店員も爺ちゃん婆ちゃんばかりかも。
現在20~30代の未来だ。だから子作りに励んでくだされ(笑)。
昔は貧乏人の子だくさんなどと云われたものだ。
子供の頃の我が家も貧乏だったが、今思えば、親は貧乏を楽しんでいたフシもある。
今は厳しい寒さだが、あの頃の暖房と云えば火鉢、コタツ、湯たんぽだった。
すきま風の入るあばら屋だったが、よくまぁみんな水っぱな垂らしながらも元気だったよな。
2060年の人口、8674万人…4割が高齢者 2012年1月30日(月)13:54(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120130-567-OYT1T00421.html

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は30日、2060年までの日本の将来推計人口を公表した。
 女性が生涯に産む子どもの数に近い合計特殊出生率は、50年後は1・35になるとし、前回(06年)の推計値1・26を上方修正した。ただ、人口の減少傾向は変わらず、10年の1億2806万人から60年は8674万人まで減る。65歳以上の高齢者が人口に占める高齢化率は60年に39・9%まで上昇し、人口の4割が高齢者という「超高齢化社会」の到来を予測している。

 「50年後」の人口推計は、国勢調査に合わせてほぼ5年に1度実施され、年金の給付水準を決める年金財政のほか、経済成長などの指標の基礎データとして利用される。今回は、10年の国勢調査を基準に、標準的な「中位」、楽観的な「高位」、悲観的な「低位」の3種類の推計を行った。

 中位推計では、出生率に関し、過去最低の1・26を記録した05年を底に上昇に転じ、10年に1・39まで回復していることから、長期見通しを引き上げた。同研究所は出生率上昇の理由について、経済状態の悪化などで出産を見合わせていた若い世代が30歳代半ば以降になって出産に踏み切ったと見ており、「出生率が大きく落ち込んだ2000年代前半が、あまりにも低すぎた」と分析している。

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日本の少子高齢化を阻むために

 厚生労働省が2060年までの日本の将来推定人口を発表したが、現在の1億2800万人から、8600万人にまで減るという。それも、人口の4割が65歳以上の高齢者になるという。

 私はいくつかの大学で、教鞭をとった。 授業のあとで、学生たちを喫茶店に誘った。
 20年以上前は、女子学生にどのような男性を好むのかと質問すると、きまったように「男らしい人」という返事が戻ってきた。
 ところが、このところ女子学生の全員が「優しい人」と答える。
 20数年前は「優しい男」といえば、「優男」(やさおとこ)といって、軽蔑されたものだった。頼りがいない、柔弱な男をいった。女の機嫌をとる男は、「女誑」(おんなたらし)が多かった。
 薬局を覗くと、男性用の化粧品が並んでいる。このごろの男性は着せ替え人形のように、べべ(幼児語で着る物)を買い求める。
 男が魅力を失なった。日本から男がいなくなった。これでは、少子化が進むのは当り前のことだ。女は機嫌をとるものではなく、男についてくるものだ。

 昨年なかばに、私立大学の経営者の協会に招かれて、講演をした。
 何でも日本には、700以上の私立大学があるということだった。
 少子化が急速に進んでいるために、日本が力を失うようになっているが、もう1つの大きな要因が、この40年あまり似非(えせ)教育を、働くことの上に置いてきたためだ。猫も杓子(しゃくし)も、大学にゆく。杓子は今では差別語になるが、下層の飯盛り女をいった。

 大学を卒業しないと、肩身が狭い。それよりも働くことの尊さを、中心に据えた社会をつくるべきだ。中学、高校を出たら、すぐに働く若者をこぞって称えよう。
 青年が額に汗して一所懸命に働く姿は、美しい。乙女たちはその崇高な姿に胸をときめかせて、憧れるようになろう。
 この国をつくってきたのは、男らしい男と、働くことに生き甲斐を求める男だちだ。

 女も、中卒でよい。福沢諭吉、大隈重信、東郷平八郎、小村寿太郎、後藤新平と、明治の日本を築いてくれた偉材を、生年順に思いつくままにあげても、傑出した日本人をつくったのは、日本の母たちによる躾だった。
 人類史に光を放った日本を産んだ、これらの母たちは誰一人として、中学校にも行かなかった。世界一の母がその母たちの訓育によって、育てられた。
 日本は家庭における躾を重んじることによってのみ、再生しよう。
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