落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

映画「小早川家の秋」

2023年07月30日 | 音楽、映画

今日も暑かった。
何処にも行かず(行けず)、DVD鑑賞。
1961年小津安二郎監督作品「小早川家の秋」。
61年と云えば、当方17才の高校生、 映画などはめったに見る機会がなかった。
有り難いことに今はDVDで見ることが出来る。
当時のおっちゃん、おばちゃんの顔が懐かしい。

映画終盤、死んだ主人公の送葬シーン。
河原で農具を洗う老夫婦。
焼き場の煙を見ながらの会話に、 小津安二郎監督の死生観がよく表れていると云われる。





「熱き心に」   (懐メロ)

2022年12月03日 | 音楽、映画
秋も深まり、旅心がわいてくる。
と云ってもそうそう実行できるものではない。
久しぶりに小林旭さんのCDを聴いてみた。
Youtubeで聴いてみてください。

  「熱き心に」
  https://www.youtube.com/watch?v=zO9jyCiZKyk


  「水たまり」
  https://www.youtube.com/watch?v=xaRbvSQDOIc

  初々しい、吉永小百合さんが画面に登場しました。


落ち葉しぐれ

2022年11月24日 | 音楽、映画

昨夜雨が降ったせいか、階下の公園は落ち葉まっさかり




思い出しました、懐メロ「落ち葉しぐれ」
昭和28年の歌だそうですが、メロディと三浦洸一さんの端整な歌いぶりははっきりと覚えています。
有り難いことに、Youtubeで聴くことが出来るんですね。

■歌詞
昭和28年(1953年)  JASRAC No.013-0156-0
http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-ochibashigure2.html

(一)
旅の落葉が しぐれに濡れて
流れ果てない ギター弾き
のぞみも夢も はかなく消えて
唄もなみだの 渡り鳥

(二)
酒にやつれて 未練にやせて
男流れの ギター弾き
あの日も君も かえらぬものを
呼ぶな他国の 夜のかぜ

(三)

暗い裏町 酒場の隅が
せめてねぐらの ギター弾き
灯(ほ)かげもさみし 蛍光灯の
かげにしみじみ 独り泣く

■三浦洸一さん↓
https://www.youtube.com/watch?v=6tKtTqxrBUc

■フランク永井さん↓
https://www.youtube.com/watch?v=GytJUjqPChc

■春日八郎さん↓
https://www.youtube.com/watch?v=_L2k0a1i768


夜明け

2022年11月10日 | 音楽、映画

当地の日の出 6:30頃

歌を思い出したので、改題しました。
1964年 岸洋子さんの歌「夜明けの歌」が大ヒットしました。↓
https://www.youtube.com/watch?v=UGT86pDn6oQ

あれから60年近くになるのに、
ついこの間のような気がします・・・










イーストウッド氏 91歳

2021年05月30日 | 音楽、映画
クリント・イーストウッドといえば、当方の年代でいえば、TV映画「ローハイド」のロディ(牧童頭)。日本語吹き替えが山田康雄さんだった。毎週楽しみに見せて貰った。
インタビューで氏の生の声を聴く機会がネットでも見られるが、山田声優がいかに感じを掴んでいたのかよく分かる。
その後、映画に進出し、俳優と監督兼務で数々の名作を残してこられ、またジャズにも造詣が深く、その方面の映画もある。
91歳の今も現役で次作品の計画があるとは凄いことだ。
91歳になるイーストウッドが「引退はしない」理由 2021年5月28日(金)15時00分 猿渡由紀
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/05/91-5.php

写真:2020年2月、AT&Tペブルビーチ・プロアマゴルフトーナメントの最終ラウンド中のクリント・イーストウッド Credit: Kyle Terada-USA TODAY Sports

<もうすぐ91歳になるクリント・イーストウッド。コロナ禍の中でも新作を撮影している>
クリント・イーストウッドが、今月31日で91歳になる。普通ならばとっくに引退している年齢だろうが、彼はまだまだバリバリの現役。テイクが少なく、無駄がなく、スピーディに撮影を進める彼は、ほぼ年に1本のペースで映画を作り続け、コロナ禍の中でも感染対策プロトコルを守りつつ新作を撮影したのだからすごい。

筆者は過去に何度かイーストウッドをインタビューしているが、最近作である2019年の「リチャード・ジュエル」でお会いした時も、やや耳が遠いかなという以外は、背筋もまっすぐで話も面白かった。メキシコの麻薬組織のために車で"物"を運ぶ実在した90年代の男性を演じたそのひとつ前の「運び屋」(2018)公開時のインタビューでは、「私も運転は好きだよ。長いドライブに出るのも好きだ。時には飛行機に乗ってゆっくり雑誌なんかを読むのもいいけれど」と、今も運転していることを明かしている。高齢者の運転は安全ではないのではと指摘されると、「そうかもしれないけれど、高速を運転していると、こいつには運転させない方がいいと思える人をたくさん見るよね。年齢に関係なく」と笑って答えていた。

「引退を考えたことはない。ルールはないんだよ」

イーストウッドはサンフランシスコ生まれ。テレビシリーズ「ローハイド」(1959-1966)でブレイクし、1971年の映画「ダーティハリー」で世界的な映画スターとなった。若い頃からヘルスコンシャスで、「ローハイド」放映中に受けたメディアの取材でも、野菜と果物をたっぷり食べる、炭水化物は控えめにし、砂糖がたっぷり入ったドリンクは飲まないなどと語っている。筆者とのインタビュー中も飲んでいるのはコーヒーやコーラではなく緑茶だったし、「健康に歳を取り続けている秘訣は何ですか?」と聞くと、「寿司。良いものを食べなきゃ」と答えた。

聞くところによると、お酒もハードリカーは飲まないようにしているらしい。しかしビールはお好きなようで、1971年には北カリフォルニアのカーメルにホッグス・ブレス・インというパブをオープンしている。この店は今も健在ながら、イーストウッドはだいぶ前に売ってしまっていて、もうオーナーではない。80年代には、やはりカーメルにあるミッション・ランチ・ホテル&レストランを買収し、大幅改修工事を行って、新たな息吹を与えた。長い歴史を持つこのホテルは、高級コンドミニアムに建て替えられる危機にあったのだが、市長を務めたこともあるイーストウッドが救いの手を差し伸べたのだ。

ゴルフが大好きな彼はまた、カーメルのタハマ・ゴルフクラブのオーナーでもあり、世界的に有名なペブルビーチ・ゴルフリンクに投資もしている。だが、ゴルフを「しなきゃいけない」状況は嫌だとも述べる。つまり、引退して暇になるのは嫌なのだ。

「引退を考えたことはない。引退したら何をするのだろうかとぼんやり考えたことはあるよ。きっとゴルフでもするんだろうなと思ったりするが、私は働いているのが好きなんだ。中には、早く引退して楽しむ人もいる。一方で、無理やり引退させられてしまう人もいる。仕事がなくなってしまうとか、他の理由でね。ビリー・ワイルダーも60年代に辞めてしまったし、フランク・キャプラも60年代から70年代の初めに辞めてしまった。どうしてそんなに早く引退したのかなと疑問に思うよ。単にもうやりたくなかったのか、テーマが尽きてしまったのか。かと思ったら、ジョン・ヒューストンは最後の映画『ザ・デッド』を車椅子に乗って作っている。あれはすごく良い映画だ。つまり、ルールはないんだよ」と、イーストウッドは2010年の筆者とのインタビューで語っている。

「毎回、必ず新しいことを発見するんだ。だからこの仕事は楽しいんだ」

そしてイーストウッドの場合、テーマに尽きることはないのだ。好奇心旺盛で、常にいろんなものを読んでいる彼は、「これは自分がぜひ語りたい」と感じるストーリーにたびたび出会うのである。それらのストーリーは「ジャージー・ボーイズ」(2014)のような音楽グループについてのものであったりもするし、「インビクタス/負けざる者たち」(2009)のようなスポーツ物であったりもする。そういった違うテーマを手がけることで、毎回違うことを学ぶのが楽しいのだと、イーストウッド。

「ストーリーの語り方についてだったり、自分自身についてだったり、自分が雇った人たちについてだったり。毎回、必ず新しいことを発見するんだ。だからこの仕事は楽しいんだ。毎回同じ話を語るんだったら、やりたくないよ。それに、一緒に働く人たちがいてくれるしね。私にとってクルーは家族のような存在。彼らはとても長い間、私の映画のために働いてくれている」(2016年の筆者とのインタビューより)。

新作は、80年代後半に一度興味を示したことのある企画

そんな彼が長年のクルーとコロナ禍で撮影した次回作のウエスタン「Cry Macho」は、1975年からハリウッドに存在しながらこれまで日の目を見なかったプロジェクトだ。その間、権利は違った人たちの手にわたり、主演には、バート・ランカスター、アーノルド・シュワルツェネッガー、ピアース・ブロスナンなど、さまざまな俳優の名前が挙がった。

イーストウッドも80年代後半に興味を示したものの、「ダーティハリー5」(1988)に出るために諦めている。それが、周り回ってまた彼のもとに訪れたのだ。そんなふうに彼の心を刺激するものは、どこからでもやってくる。30年以上前に見た夢を、91歳の彼は、主演俳優として、そして監督として、どんな形で実現するのだろう。そして今年末、この映画が公開される頃には、彼の頭には次の作品のアイデアが渦巻いているはずだ。



ショーン・コネリー氏・死去

2020年10月31日 | 音楽、映画
当方が20代のころ、映画007シリーズのジェームズ・ボンド役で一世を風靡した。
イアン・フレミングのスパイ小説を映画化したもので、カッコよかった。
シリーズの第1作「ドクター・ノオ」から第7作「ダイアモンドは永遠に」まで出演した。
但し第6作「女王陛下の007」はジョージ・レーゼンビーに譲っている。
あのドラマティックな音楽は、ジョン・バリーが作曲し、マット・モンローの「ロシアより愛をこめて」、シャーリー・バッシー「ゴールド・フィンガー」などが大ヒットした。

「ゴールド・フィンガー」では、金密輸の親玉(ゲルト・フレーベ)と飛行機の中で格闘し、親玉は割れた窓から気圧の作用で空中に吸い出されるという怖いシーンがあった。

「サンダーボール作戦」だったか、
核爆弾の自動起爆装置をからくも停止させるシーンとか、思わず手に汗を握ったものだった。

相手役の女優はボンド・ガールとして有名になった。また、劇中カーチェイスに使用されるスポーツカーはアストンマーチンで色んな仕掛けが仕込んであるのも面白かった。
英名優ショーン・コネリーさん死去 90歳 2020年10月31日 22:45 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3313152?cx_part=topstory

【10月31日 AFP】(更新)人気スパイ映画「007」シリーズでのジェームズ・ボンド(James Bond)役で知られる英スコットランド出身の名優ショーン・コネリー(Sean Connery)さんが死去した。90歳。英BBC放送が31日、伝えた。

 息子のジェーソンさんはBBCに対し、コネリーさんがバハマで就寝中に安らかに息を引き取ったと説明。コネリーさんが「しばらく前から体調が悪かった」ことを明らかにした。

 コネリーさんは数十年にわたるキャリアで米アカデミー賞(Academy Awards)やゴールデン・グローブ(Golden Globes)賞、英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)など数々の受賞歴があり、2000年にはナイトの称号を与えられた。

 1988年には『アンタッチャブル(The Untouchables)』で助演男優賞を受賞。主な出演作には『レッド・オクトーバーを追え!(The Hunt for Red October)』や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(Indiana Jones and the Last Crusade)』、『ザ・ロック(The Rock)』などがあるが、人々の記憶に最も残るのは「007」シリーズでの初代ジェームズ・ボンド役だろう。スコットランド訛りで演じた粋で洗練されたスパイは、多くの人からシリーズ最高のジェームズ・ボンドと評されている。

 英国の国民的俳優の死を受け、各方面から追悼のメッセージが寄せられた。ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)さんはツイッター(Twitter)に「僕はショーン・コネリーにあこがれて育った。銀幕でもその外でも伝説的存在だった」と投稿した。(c)AFP
映画の007シリーズは、その後25作まで続いている。
主演はロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグ等が演じている。

主題歌
■ロシアより愛をこめて
https://www.youtube.com/watch?v=eRBvHDuDbRU

■ゴールドフィンガー
https://www.youtube.com/watch?v=-orFtcORyuM


モノクロ映画(4)

2020年07月15日 | 音楽、映画
アリダ・ヴァリの出演映画で「第3の男」も印象深かった。

ラストシーンがよかった。
荷馬車にもたれて、マーチン(ジョセフ・コットン)がアンナ(アリダ・ヴァリ)を待っているのだが、アンナは目もくれずに通り過ぎていく。


映画制作時にもう一つの脚本があったそうで、マーチン(ジョセフ・コットン)とアンナ(アリダ・ヴァリ)がハピー・エンドになるという。映画を見ている方も最初はそうなるかも知れないと思っていたのだが、そうはならなかった。もちろん本作のほうが余韻が深い。
アリダ・ヴァリのキャラクターが遺憾なく発揮されているように思った。

ラストシーンの並木道も、ウイーンの町並み、わけても下水道のシーンでは光と影のモノクロならではの美しい画面だった。(アカデミー撮影賞)


アントン・カラスのチターによるテーマ音楽もよかった。
ギターで演奏されたり、ジャズに編曲されたり名曲として知られている。

「第三の男」ハイライトシーン↓
https://www.youtube.com/watch?v=PfVtb76KclY

「第三の男」について↓
https://movie.walkerplus.com/mv14094/


モノクロ映画(3)

2020年07月13日 | 音楽、映画
先日の記事、「かくも長き不在」に出演していたアリダ・ヴァリの映画で「パラダイン夫人の恋」(1947年)がある。
名匠ヒチコックが監督した心理サスペンス、法廷劇。

wikiで見ると、彼女は1921年生まれ、映画制作年からすると26歳ということになる。
この若さで盲目の大佐の妻、そして夫を毒殺した罪で法廷に引き出されるという役を演じた。
モノクロ故に彼女の美しさが際立っていたように思う。
そして70年前の名作をDVDで鑑賞できる今の世はすごいことなんだなと改めて感心している。

映画「パラダイン夫人の恋」について↓
https://movie.walkerplus.com/mv7391/










モノクロ映画(2)

2020年07月10日 | 音楽、映画
「かくも長き不在」

原題 Une aussi longue absence
製作年 1960年   製作国 フランス  配給 東和
カンヌ映画祭グランプリを受賞
1964年8月14日公開

この映画もモノクロ。
YouTubeにもあるが画質がよくない。
レンタルにあったのはデジタル修復版。
ストーリーは切ないが、登場人物も風景も写真集を見るように美しかった。
解説はこちら↓
https://movie.walkerplus.com/mv13300/

モノクロ映画

2020年07月06日 | 音楽、映画
今日も朝から霧と雨の一日だった。
DVDを見て過ごした。映画の影響で周辺写真をモノクロにしてみた。








若いころ写真に取り憑かれ、フィルム現像や印画紙への焼き付けも自分でした時期があった。
参考にした内外の写真家の作品もモノクロだった。今はインターネットで鑑賞できるのは有り難い。

映画では現在でもモノクロで撮る監督が少なくない。
私の見た範囲ではハンガリーのタル・ベーラ(1955--)をまず思いつく。
ハンガリーでは日本と同じ姓名順に表記される。
氏の作品はそう多くはない。レンタルビデオで「ニーチェの馬」「倫敦から来た男」を見た。

「ニーチェの馬(2011年)」
強風吹きすさぶ田舎の一軒家に住む親と娘の生活をじっくりと撮った。
冒頭の荷馬車を引く馬のシーンが延々と続くのが印象的。

「倫敦から来た男(2007年)」
夜霧漂うある港の埠頭。外灯で、到着した船と引き込み線の列車が光っているシーンは、美しい写真集を眺めているようだった。
乗客が下船する前に、反対側の埠頭で待ち受ける男にトランクを放り投げるのを管理棟に勤務する男が目撃する。
内輪もめだろうか、トランクは海の中に沈んでしまう。
目撃した男は、長い鈎棒でトランクを回収する。中には6万ドルの大金が入っていた。・・・

今日は、YouTubeで「ヴェルクマイスター・ハーモニー(2000年)」を見せて貰った。↓
https://www.youtube.com/watch?v=U0H2T3_8o10

2時間25分の大作。解説は↓
http://www.bitters.co.jp/werck/kaisetu.html

1994年の「サタン・タンゴ」も有名だ。↓
https://cinemore.jp/jp/erudition/965/article_974_p1.html
レンタルにはないので、購入したが、日本語字幕が入っていない輸入版だった。
上映時間はなんと7時間以上、DVD3枚組み。¥2000。
英語の字幕は入ってはいるが、当方にはちんぷんかんぷん。
ストーリーは複雑ではなさそうなので写真集として想像で見ようと思う。

今は、日本語字幕の入っているバージョンもあるようだ。
ブルーレイ版。¥9000。
買いなおすには、ちょっと・・・