落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「美しい国」への期待

2006年09月29日 | 政治・外交
 安倍内閣が発足し、内外から様々な期待や批判が上がっている。
 犬の遠吠え的な批判も多く、一般的には期待する声が大きいと感じた。改憲や教育改革、安全保障など普通の国へ少しずつでも進めて欲しいと思う。

 伊吹新文科大臣のコメントが早速「産経抄」で紹介されていた。
産経抄 平成18(2006)年9月29日[金]
 「論功行賞内閣」「スネに傷持つ強面(こわもて)軍団」などと野党から散々なレッテルをはられている安倍晋三内閣だが、その通りとおぼしきご仁もいれば、就任早々、エンジン全開で飛ばしている大臣もいる。伊吹文明文部科学相は後者だろう。

 ▼伊吹氏は小紙などとのインタビューで、小学校での英語必修化を「必要はまったくない」とバッサリ切り捨てた。「国民として生活する最低限の能力と義務を教えるのが義務教育。これが果たせていないのに別のことをやってもいけない」とも語ったが、まったく同感だ。

 ▼文科省が音頭をとって進めたゆとり教育のおかげで、公立学校に通う子供たちの学力はみるみる低下した。経済的に余裕のある親が、子供を私立学校に入れたがる傾向がより強まり、格差社会を助長している。

 ▼その反省もなく中途半端に週1回英語を習わせようとは何事か。小学校で必修化すれば、私立中学の受験科目に英語が加わるだろう。これでは英会話学校をもうけさせるだけで、親に無駄な出費をさせ、子供に負担を強いることになる。

 ▼英語をぺらぺらしゃべれるだけでは、真の国際人にはなれない。自国文化の裏付けのない人間は根無し草同然だ。小学生には自国語の「読み書き」をきっちりとたたきこむのが先決であり、外国語は中学生になってから始めても遅くはない。

 ▼教育現場で何よりも急がれるのは、国際化ではなく、教師の質の向上だろう。いまだに日の丸、君が代を目の敵にしている教育労働者のみなさんは論外にしても、教師が凡庸なら子供たちの才能が開花する可能性はぐっと低くなる。指導者がいかに大事かは野球やサッカーの監督をみれば一目瞭然(りょうぜん)だ。教育改革はつまるところ教師改革に尽きる。

 ついでに男女共同参画という名の下に家族解体(家庭崩壊は国の崩壊にもつながるだろう)、秩序破壊を画策するジェンダーフリー(性差否定)教育もバッサリやっていただきたい。けったいな小学生性教育や男女混合名簿、同室着替えなどが行われているかと思うと気色悪いことこの上ない。

兵庫県篠山市・白髪岳(722)/松尾山(687)

2006年09月27日 | 散歩・山歩き
 篠山市今田町の松尾山(687m)、白髪岳(722m)を歩いた。住山登山口まではバイク(往復110km)で行った。

 住山ー松尾山ー白髪岳ー松尾山ー住山

 麓にある案内図や松尾山中の案内図も古くなっていた。松尾山は別名高仙寺山ともいい、史跡もあるのだが、何処でどう間違えたか松尾山を鉢巻き状に辿るコースになってしまい、巡り会えなかった。その代わり、立派な角をいただいた灰色の鹿を見かけた。本来は白髪岳を周回して麓に降りたかったのだが、帰りにもう一度松尾山頂から降りながら史跡をたづねた。道標もはじめて訪れる者にとってはやや不案内だった。その自治体によって熱心なところ、そうでないところ色々あるのが面白い。

 天気もよく白髪岳の眺望は素晴らしかった。頂上で4,5人の高年パーティー、川西市の中高年が20人(女性も多い)の賑やかなグループに出会った。山頂近くはロープ使用の急勾配だが皆さんよく登るなぁと感心する。

 帰路、今田町のぬくもりの郷薬師温泉に入った。露天風呂で長々と身体を横たえて真っ青な空と夕日に染まる樹木を眺めて贅沢な気分を味わった。
 山頂にて、シャッター押してあげたり、押してもらったり
 播州方面の山々の眺め
 ぬくもりの郷薬師温泉

胡錦濤「江沢民残党」を一斉追放

2006年09月26日 | 政治・外交
 中共政府が変わりつつある。極端な反日教育を推進してきた江沢民勢力が追放されたという。

 「江沢民」についてwikipediaより
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 2006年8月に発売された江沢民文選によると、1998年8月「(日本に対しては)歴史問題を始終強調し、永遠に話していかなくてはならない」と外国に駐在する大使など外交当局者を集めた会議で指示を出していた。同年11月に中国国家主席として初めて日本を訪れた際は「日本政府による歴史教育が不十分だから、(国民の)不幸な歴史に対する知識が極めて乏しい」と発言して日本の歴史教育を激しく非難している。
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 日本の対中外交にとっては少しは明るいニュースになるかどうか。
 それにしても中国4000年権力闘争は永遠に続く。そういう国だと思って屈することなく媚びることなく外交してもらいたいもの。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成18年(2006年)9月27日(水曜日)通巻第1567号 より

 陳良宇・上海市書記が失脚。胡錦濤、ついに「江沢民残党」を一斉追放へ
 政治局員の失脚は11年ぶり、政治激変の兆候か


 絶大な権勢をほこる中国共産党・上海のトップがひっくり返ったのである。
 筆者が兼ねてから予想してきたとは言え、ピッチが早い。これで前国家主席の江沢民「院政」時代は完全な終わりを迎えた。

 直前の八月まで、胡は江沢民を二階へあげて、褒めそやしている内に梯子をはずした。
 すなわち『江沢民選集』を出版させて、各行政単位の末端にまで強制的に買わせたから、その印税だけで4億元とも言われる。
江沢民は有頂天だった。
 狙いは江沢民を油断させ、不断からゆるい上海派の団結力をそぐことに置かれていた。

 陳書記失脚で、いまのところ報道されているのは上海市の社会保険基金をめぐっての汚職事件だが、この背後には常に共産党同市トップの陳良宇・党委書記(党政治局員)の陰がちらついていた。
 この一味が横領したカネは40億元とも言われている。

もとより上海不動産のバブル化の黒幕も陳書記だが、胡錦濤は、念入りの捜査を重ねさせて、ようやく党は陳書記を抜き打ち的に解任したのだ。
捜査したのは上海の検察でも公安でも警察でもない。中央直属の「党中央規律委員会」。

「つまり陳良宇一派の存在が胡の政策遂行に障害となると判断したからであり、それ以外に現職の政治局員の失脚はありえない」(NYタイムズ、9月25日付け)。

しかも次のターゲットは黄菊(前上海市長、江沢民の番頭、現在政治局序列六位)であり、黄夫人はすでに拘束されている。

陳良宇書記も黄菊も江沢民・前国家主席に連なる「上海閥」の最有力メンバーだ。
現職政治局員の解任は江沢民の最大の政敵だった大物、陳希同・元北京市党委書記が汚職事件に関与したなどとされて解任以来、11年ぶりの「大事件」だ。陳希同は内蒙古の刑務所に送られ、まだ収監されたまま。

日本のマスコミは「胡指導部の発足以降、汚職事件に絡む最も高い地位の幹部の処分で、腐敗問題に厳しく臨む胡政権の姿勢を打ち出した」などと言っているが、これは本質ではない。


▼権力の内部争いが、ドラマの本質である

陳良宇は書記に就任する前は「上海市長」だった。
この市長時代に不動産バブルの影で業者の周正毅と組んで大儲け、一連の上海派のスキャンダルの元締めと言われた。
 民間で官と癒着し不動産投機で巨額の汚職をおこなった主犯は民間デベロッパーの周正毅だが、この周が拘束、逮捕、起訴と進むにしたがって陳市長の弟(陳良軍)と市長夫人の関与が取りざたされ、失脚は時間の問題と言われていた。このとき市長は韓正に変わったが、陳良宇は失脚どころか「大出世」を遂げて上海市書記になったのである。

 つまり上海でトップの位置についたのだから、背後で院政を敷いていた江沢民の保護がなければ、あり得ないことだろう。

 香港の雑誌『開放』(8月号)によれば陳良宇書記には最近、「美人女子学生が愛人」と噂された。ところが陳書記の事実上の愛人は上海大学保衛第一派出所所長で尤麗分という中年の女性らしい。

 同じく江沢民の子分、黄菊(政治局員、序列6位)は末期癌で中央政界から退場するのは時間の問題といわれる。
醜聞の元凶は夫人の余慧文だ。
余は上海の不動産富豪の張栄坤(中国富豪ランク46位)と手を組んでのスキャンダルが絶えず、中央規律委員会が隔離審議にはいった。
 とくに張栄坤は不動産、家具製造のほか高速道路企業を経営、これは上海と杭州を結ぶドル箱路線。その買収の過程で賄賂など巨悪の証拠があるとする官製情報が盛んに流れている。

 このようなトップの志気の緩みは軍の腐敗を生む。
最近も海軍ナンバー2だった王守業の失脚が伝わり、ついでオリンピックを控える首都で北京市副市長の劉志華が失脚した。
 背後にある胡のキャンペーンは「反腐敗」が看板、実態は守旧派の排除なのである。

 ついで胡錦濤は天津市のトップ(共産党委員会書記)の張立昌(政治局員)をコーナーへ追い込んだ。これも検察を越えて、いきなり党直属の中央規律検査委員会が捜査に乗りだした。

 上海派排除のために「暴動を政治利用」しているのも胡錦濤である。
 イアン・ブレマー(リスク管理専門家)は「ヘラルド・トリビューン」(7月15日付け)への寄稿で、「胡錦濤が暴動の統計をいきなり公開した大きな理由は上海派の残党狩りである。前任者江沢民時代にこういう社会不安をあらわす数字の公表はなかったから」。

 守旧派となった上海派の巻き返しは一時凄まじいものがあった。
胡の右腕、温家宝一家の財務スキャンダルが西側マスコミに漏れるのは、復讐劇の一環だ。
温首相の長男、温雲松の株投機、張培莉夫人と大手保険「平安保険」との異常な関係など嘗ての李鵬首相夫人のインサイダー取引黒幕説を彷彿とさせる。
 ともかく、こうした政争に身の安全をはかって急速に胡に近づいたのは、嘗ての江沢民の右腕・曾慶紅(序列五位、国家副主席)だ。 


 ▼これだから面白い中国の奥の院の政争

 本質に横たわるのは「三国志演義」的な血みどろの権力闘争である。
中国の奥の院で展開される熾烈な権力闘争は常態であり、決して止むことはない。

 近年の特色は、単に軍権を誰がおさえるか、という基本動向をウォッチするだけでは実態は判らない。改革開放以来、多彩な枝が増えて、誰が率いる、どの派閥が、最大の財力を扶植できるかという視点が中国政治を解析する際に重要なのだ。

 中国の派閥は従来的には親族および同郷のコネクション重視だった。
共産主義と言っても人間集団であり、伝統的体質をすぐに脱皮できる筈はない。地方軍閥の群雄割拠という特質は三国志以来、不変の原則だ。

 中国共産党のトップ・胡錦濤は安徽省出身だが、学閥は清華大学で人脈は共産主義青年団(これを「青紅幇」という)。
 ちなみに温家宝首相は天津出身。前主席の江沢民は上海、トウ小平は四川省、毛沢東は湖南省出身。朱容基前首相も台湾野党指導者の宋楚諭も湖南人だ。
 ところが従来の地域閥の空間を越えて胡錦濤は「青紅幇」を中軸に活かし、「上海派」の排除を陰湿に展開してきた(この場合の「上海派」とはビジネス利権に繋がる江沢民前主席の利権集団を意味する)。

 胡錦濤は人事権を巧妙に行使し、守旧派分断を図った。
 最初は香港の行政長官更迭だった。
 富が集中する香港を動かしてきたのは旧イギリス利権と結んだ広東閥と寧波人脈が主流だった。
董建華前行政長官は包玉剛らの海運人脈からでた江沢民派だった。江沢民が引退した途端、董は寧派人脈=上海閥をきらう胡錦濤によって行政長官の椅子から引きずり下ろされた。

97年の香港返還から九年間、香港の自治は窒息寸前。中国の影響力がつよまり、ビジネス界でも民主化グループは雲散霧消、マスメディアも殆どが北京寄りにスタンスを変えた。民主化の象徴として高い人気を誇るアンソン・チャン女史は次期香港行政長官には立候補しない、と表明した。

 「いまの選挙のルールは、はるかに民主化のプロセスから離れており、民主化を願う人々を失望させるだけのゲームの決まりを作ったようなもの」とアンソン女史は不出馬理由を述べた。(NYタイムズ、9月25日付け)。

アンソン・チャンは中国返還記念日(7月1日)の民主化デモに参加した。陳方安生女史は北京に対して物怖じせず、率直な発言をすることでも有名で、昨年12月の民主化デモにも参加し、普通選挙の全面導入を訴えた。
 その彼女が香港の未来に暗いヴィジョンしか抱けないほどに香港の経済も政治も希望を失ったわけだ。

香港特別行政区政府は、中国の覚えめでたき曽蔭権(ドナルド・ツァン)が行政長官を2005年6月以来務めている。かれは錦濤派と見られている。

大相撲秋場所千秋楽

2006年09月24日 | 日常・身辺
 安美錦 11-4(引き落とし)黒海 8-7
 安美錦、頭で当たるも黒海の強烈なのど輪で下がる。黒海優勢と見えたが引いてしまい、安美錦に押し込まれ引き落とされた。3大関を倒した安美錦の圧力が強かったか、黒海押し切れなかった。

 稀勢の里 8-7(不戦勝)普天王 9-6
 幕内で千秋楽に勝ち越しを賭けた力士で唯一の勝ち越し。

 雅山 9-6(叩き込み)琴光喜 8-7
 両者突き押しの応酬、雅山の気迫が勝った。大関返り咲きの夢を来場所へつなぐ。

 これより三役。内閣総理大臣賞授与する小泉首相の代理として次期総理安倍晋三氏夫妻が登場し枡席に入る。場内歓迎の盛んな拍手を受ける。

 露鵬 10-5(上手出し投げ)栃東 9-6
 露鵬立ち会いすぐに左上手を取り、上手出し投げ。一方的な相撲。今場所の露鵬は強かった。
 栃東2桁の10勝はならなかった。

 琴欧州 10-5(寄り切り)千代大海 10-5
 千代大海、昨日に続く意地を見せるか期待の一番。千代大海突き押しで前へ出るが、琴欧州長い右手がまわしに届いた。千代大海のど輪で抵抗するが、琴欧州の引きつけながらの寄りに屈した。琴欧州11日目から連勝、来場所が楽しみ。

 朝青龍 13-2(寄り倒し)白鵬 8-7
 立ち会い、白鵬のスタイルである左上手をとった。右四つがっぷりになったあとの力相撲は見応えあった。朝青龍引きつけながら土俵に追い詰める。白鵬堪えてうっちゃるが、朝青龍の体は割れなかった。
 白鵬負けはしたが、「横綱を追うのは俺だ」とばかり今場所の不完全燃焼を返上する一番だった。

終わってみれば朝青龍の優勝。場所に入ると徐々に調子を上げ、心技体を最高レベルにもっていく集中力、気力は大したもの。しかもまだ26歳の若さ、貴乃花、北の湖の優勝回数を上回るのも時間の問題だろう。

三賞
 殊勲賞:稀勢の里 8-7 6日目 朝青龍を堂々と破る
 敢闘賞:安馬 11-4 いつもまっ向勝負、9日目の把瑠都との一戦が特に印象的
 技能賞:安美錦(3回目) 11-4 3大関、雅山を倒す

大相撲秋場所14日目

2006年09月23日 | 日常・身辺
秋分の日

 安美錦(外掛け)稀勢の里
 稀勢の里の突き押しが優勢だったが、引いてしまった。安美錦を呼び込んでしまい外掛けで敗れる。
 稀勢の里今日も勝ち越しならず。安美錦10勝は3年ぶりという。

 雅山(押し出し)露鵬
 雅山の当たりを露鵬がいなす。雅山いったんは土俵際に追い詰められ俵に足がかかるが残す。そのあとの突き押し反撃は気迫がこもっており露鵬あえなく土俵を割る。
 2桁勝利を逃した雅山、開き直って連勝し勝ち越す。露鵬9-5。

 黒海(叩き込み)琴光喜
 黒海低く頭で当たり琴光喜を起こす。強烈な突き押しのあと叩き込む。黒海の一方的な相撲。

 栃東(突き落とし)安馬
 安馬勝って朝青龍の優勝に待ったをかけたい一番。
 安馬、懸命に栃東の懐に入ろうとするが、栃東そうはさせず、アゴをあげる場面もなかった。土俵を背にするも左に回り左足をかけながら突き落とす。安馬善戦、見応えのある一番だった。
 栃東9勝目をあげる。安馬4敗、この瞬間朝青龍の14日目での優勝を決定する。
 栃東明日は今場所好調の露鵬に勝ち2桁勝利にするかどうか楽しみ。

 琴欧州(上手投げ)白鵬
 右四つがっぷりになるが、白鵬上手が切れる。琴欧州ひきつけ上手投げで白鵬を下し、連敗中だった白鵬に一矢報いる。  白鵬6敗。琴欧州9勝目をあげる。

 千代大海(素首落とし)朝青龍
 激しい張り手の応酬で見応えあった。土俵際千代大海が朝青龍の頭後ろに手をかけ引いた。千代大海の足が土俵を割るのと朝青龍が土俵に這うのとどちらが早いかという微妙な勝負。だが軍配は千代大海にあがった。座布団乱舞のなか、なんと物言いが付いた。朝青龍の髷に千代大海の手が入ったのではないかという。協議の結果、行司軍配通りとなった。
 ビデオ再生は髷を掴んで引いているようにも見えたが・・・もう覆ることはない。
 それにしても、千代大海が意地を見せた激しい攻防。千代大海は中学校時代、九州で1、2を争うヤンチャぶりだったそうだが、さもありなん。
 千代大海10勝目。朝青龍2敗となった。

 朝青龍 18回目の優勝

大相撲秋場所13日目

2006年09月22日 | 日常・身辺
 岩木山(寄り切り)稀勢の里
 岩木山立ち会いよく、稀勢の里の左をさし、抱え込むように電車道で寄り切った。
 稀勢の里勝ち越しはお預け。

 琴光喜(寄り切り)露鵬
 琴光喜当たったあと、左に変わり横から攻める。もろ差しになるとそのまま寄り切った。琴光喜の作戦勝ち。
 露鵬4敗、琴光喜勝ち越し。

 雅山(引き落とし)玉乃島
 雅山一度は土俵際に追い詰められたが反撃し回転のいい突き押しを繰り出す。玉乃島追い詰められ、そのあと引き落とされる。
 雅山勝ち越しまであと1勝。

 琴欧州(上手投げ)栃乃洋
 琴欧州左四つになったものの切られるが、そのまま土俵際に追い詰め上手投げをかける。栃乃洋も下手投げで応酬する。琴欧州右手で栃乃洋の左足を押さえながら両者土俵の外へ倒れるが、軍配は琴欧州に上がった。
 琴欧州勝ち越し。

 千代大海(叩き込み)白鵬
 突き放したい千代大海、捕まえたい白鵬だが、千代大海が白鵬の圧力を利用し引いて叩き込んだ。千代大海意地を見せた。

 栃東(上手出し投げ)安美錦
 栃東立ち会いすぐに左へまわり頭を付けながら押っつけ上手を取り、出し投げを打つ。
 栃東待望の勝ち越し。

 朝青龍(寄り倒し)安馬
 安馬が朝青龍に勝てば2敗同士になる、どう取り組むか注目の一番。
 朝青龍張ったあとすぐに右四つになった。安馬何も出来ず立ち会い負け。横綱の貫禄を見せた。
 朝青龍1敗を堅持。明日、千代大海に勝てば千秋楽を待たず優勝となる。

 1敗:朝青龍
 3敗:安馬
 4敗:千代大海、安美錦、露鵬、北勝力

国旗・国歌

2006年09月21日 | 世相
「国歌斉唱の義務ない」教職員の訴え認める 東京地裁判決 (09/21 19:48)産経
 東京都教育委員会が卒業式などの行事で、教職員に国旗に向かっての起立や国歌斉唱を求めているのは、思想と良心の自由を定めた憲法に違反するとして、教職員ら401人が、起立と斉唱の義務がないことの確認のほか、慰謝料の支払いなどを求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。難波孝一裁判長は「懲戒処分をしてまで起立させることは行きすぎた措置で違法」として原告側の主張をほぼ全面的に認め、都に1人当たり3万円の慰謝料の支払いを命じた。
 都教委は平成15年10月、学校の式典での国旗掲揚や国歌斉唱時の起立などを求めた通達を出しており、これまでに通達違反として延べ345人の教職員が懲戒処分を受けた。判決は通達違反を理由にした処分も禁じており、都教委の対応に影響を与えそうだ。
 訴訟では(1)教員らが国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する義務があるか(2)都教委の通達は違法か(3)教員らは通達によって精神的損害を受けたか-が主な争点となった。
 難波裁判長は「日の丸、君が代は第二次世界大戦が終わるまで軍国主義思想の精神的支柱だったのは歴史的事実」と述べた上で、反対する権利は公共の福祉に反しない限り保護されるべきで、起立や斉唱の義務はないと判断した。
 通達については、「合理的な基準を逸脱している」とし、「教職員が起立や斉唱を拒否しても、式典の進行や、国旗と国歌に対する正しい認識を生徒に教えることを阻害するものではない」と述べた。
 難波裁判長はこうした判断の上で、「原告の教職員は義務がないのに起立や斉唱を強要され、精神的損害を受けた」として、都に慰謝料の支払いを命じた。
 都の中村正彦教育長は判決を受け「主張が認められなかったことは大変遺憾。判決内容を確認して今後の対応を検討する」とのコメントを発表した。

 小泉純一郎首相は21日、国旗国歌の強制は違法とした東京地裁の判決に関連し「人間として国旗国歌に敬意を表するというのは法律以前の問題だ」と述べた。

 東京地裁の判決に関連してのべた首相のコメントは一般的国民の感想だと思う。
 家庭では親が教え、学校では先生が教える基本的な事柄だと思う。学校行事は教育の場であり、一般社会人が集まるオリンピックやサッカー、相撲の開会式などと勘違いしているのではないか。
 「人間として国旗国歌に敬意を表しなければならない」こととあわせて、かつては「日の丸、君が代は第二次世界大戦が終わるまで軍国主義思想の精神的支柱だったのは歴史的事実」もあったことも教えてくれればいい。
 前者を身をもって教えられない先生は職務怠慢で教壇から去るべき。判決は間違った教育を受ける生徒への影響や親の不安感を無視しているのではないか。慰謝料3万円どころではないと思うが。

大相撲秋場所12日目

2006年09月21日 | 日常・身辺
 稀勢の里(寄り切り)黒海
 両者頭で当たった後、稀勢の里の左が入った。押しながら左四つになるとぐいぐいと押し出した。
 稀勢の里の完璧な相撲。後1勝で勝ち越し。

 雅山(押し倒し)時天空
 雅山2桁勝利がなくなり開き直ったよう。強烈なのど輪で時天空を起こし、そのあと引いた。時天空はバランスを崩し泳ぐ。雅山すかさず押して土俵際でさらに押し倒した。時天空倒れ方が危なかった。

 琴光喜(上手投げ)旭天鵬
 琴光喜出足よく左四つになり、旭天鵬に右をうまく切った後、右から上手投げ。
 琴光喜勝ち越しまで後1勝

 露鵬(寄り切り)千代大海
 今場所の露鵬は強い。すぐに左上手を取り引きつけ寄り切った。千代大海は何も出来なかった。
 先場所の因縁対決は露鵬の勝ち。露鵬3敗を堅持。

 白鵬(吊り出し)安馬
 好調の安馬が白鵬にどう挑むのか注目の一番。白鵬はうるさい安馬に突き押しで徹した。安馬懸命に指そうとするがまわしに手が届かない。安馬は顔に何発か張り手を受けひるむ隙に白鵬は左上手を取り吊りだした。
 白鵬は相手をよく見ていた。安馬2敗に後退。

 琴欧州(寄り切り)岩木山
 琴欧州張り差しで右四つになり、そのまま引きつけて寄り切った。
 両者とも後1勝で勝ち越し。

 朝青龍(下手投げ)栃東
 栃東は膝を痛めながらも3大関を倒している。何処まで朝青龍に通用するか楽しみな一番だった。
 両者右四つになったが、朝青龍は栃東の右を切った後、下手投げで栃東を下した。
 対戦成績は五分だが、今場所は致し方ない。
 栃東今日の勝ち越しはならず。朝青龍1敗を堅持。

 1敗:朝青龍
 2敗:安馬
 3敗:露鵬、安美錦、北勝力

兵庫県神崎郡多可郡境界 笠形山(939m)

2006年09月20日 | 散歩・山歩き
 先月31日に登った千ヶ峰の南側にそびえていた山。
 彼岸の入りの今日、秋晴れの最高の天気になった。バイクも慣れたので、往復160kmのツーリングをした。90ccバイクとは比較にならないほど楽(あたりまえか)。峠道もぐんぐん越えてくれた。

 麓の市川町寺家10時出発、笠形寺ー笠形神社ー笠の丸ー山頂ー笠の丸ー鹿が原ーほうらい岩ー仙人滝ー寺家(夕方16時)

 笠形山(939.4m)は兵庫県神崎郡市川町、神崎町、多可郡八千代町にまたがる。コースはよく整備されている。頂上は360度遮るものない山並みのパノラマが広がっていた。ほうらい岩を過ぎた辺りで「キュイーン、キュイーン」と何かわからないが獣の鳴き声がこだましていた。怪しい奴が通るぞと連絡していたのだろうか。
 人気の山で3夫婦、単独1人と出会った。帰路の仙人滝コースは誰にも会わなかった。
 頂上で出会った夫婦は60代後半とお見受けした。千ヶ峰からこの笠形山まで8時間の縦走をしたことがあるそうだ。この山で鍛えて来月北穂高に行くと云っていた。元気だなぁ。

 中腹からの眺望

大相撲秋場所11日目

2006年09月20日 | 日常・身辺
 黒海(すくい投げ)露鵬
 黒海の当たりが強烈、露鵬応戦するも黒海下がらず、左からすくい投げ。
 露鵬3敗に後退

 安馬(押し出し)稀勢の里
 安馬立ち会い左に替わり左で稀勢の里の後ろまわしに手をかけ押し出した。
 今日はまっ向勝負では分が悪いと見たか、こういう立ち会いもあるよと稀勢の里にアピールするという作戦かも。
 安馬1敗を守る

 栃東(押し出し)白鵬
 膝に負担をかけない相撲は前に出るしかない。栃東はそういう作戦なのだろう。白鵬の右を封じ左側から攻めていった。白鵬一回転してよく残し反撃したが、栃東はアゴを挙げることは一切ない。完璧な押し出しで白鵬土俵下に落ちた。
 白鵬4敗し、昇進は絶望的。
 栃東勝ち越しまであと1勝。

 千代大海(叩き込み)安美錦
 千代大海の気迫溢れる突き押しは回転も良かった。安美錦はいっきに土俵際、そこで千代大海が引くと、反対側に走って落ちた。
 安美錦3敗に後退

 朝青龍(下手捻り)雅山
 朝青龍踏み込みよく雅山の突き押しを封じてしまった。右四つになり頭を付けてひねると雅山横転してしまった。
 朝青龍1敗を守る
 雅山6敗目、2桁勝ち星はなくなってしまった。

 把瑠都 左ひざ関節挫傷で休場
 1敗:朝青龍、安馬
 2敗:なし
 3敗:千代大海、露鵬、他3人