落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

大相撲九州場所千秋楽

2009年11月29日 | 日常・身辺
白鵬15-0(上手投げ)朝青龍11-4
終盤3連敗の朝青龍、気力をなくして休場するのではないかと思ったが、やはり負けはしたが横綱らしく力の入った一番で千秋楽を締めた。白鵬年間最多86勝をマークした。

魁皇8-7(小手投げ)琴光喜8-7
魁皇、地元の大声援に応え勝ち越す。通算806勝をマーク。千代の富士の807勝記録に迫る。

優勝 白鵬 15-0 15戦全勝で2場所ぶり通算12回目

殊勲賞
 該当者なし

敢闘賞
 西前頭八枚目 栃ノ心 1回目 (12-3)
 西前頭九枚目 雅山 5回目 (12-3)

技能賞
 東前頭五枚目 豊ノ島 2回目 (11-4)

シルクロードの核汚染

2009年11月29日 | 世相
石坂浩二さんの解説、美しい喜多郎のBGMで毎回で楽しませて貰ったNHK「シルクロード」。
その後各地で開催された歴史ロマン「シルクロード展」にも足を運び、何千年もの時を経たミイラなどに息を呑んだものだった。

しかし、取材当時(1980年代)楼蘭近辺(ウイグル自治区)で度々行われていたシナの核実験について取材班は本当に知らなかったのだろうか。
「残念ながら、現在この地は核実験が行われ砂漠の砂も死の灰に汚染されている・・・」この一行が何処にもなく、現在においても「核実験によって放射能に汚染された危険地域だったという認識は持っておりません」というNHKの見解だ。

そんなこととはつゆ知らず悠久のロマンにかきたてられ、シルクロードに観光客も押し寄せた。砂漠をわざわざ歩いた旅行記も目にしたことがある。

NHKがシナのプロパガンダに荷担していると言われる所以のひとつ。
■ Japan On the Globe(625)『NHK特集 シルクロード』の裏側 ■■ 国際派日本人養成講座 ■
Media Watch: 『NHK特集 シルクロード』の裏側
史上最悪の危険な被爆地に、毎年数万人規模の日本人観光客が訪れている。

■1.核ハザードの危険を隠してきたNHKシルクロード番組■
 本年6月6日、「核ハザードの危険を隠してきたNHKシル クロード番組に関する公開質問状」と題する書状が、NHK会 長・福地茂雄氏あてに突きつけられた。差出人は札幌医科大学 ・高田純教授である。その一節には、こうある。[1,p72]

 私は、核爆発災害研究の専門科学者として、世界の核被 災地を調査してまいりました。そして、中国共産党がシル クロードの要所であった楼蘭遺跡周辺での総威力22メガ トンの核爆発により世界最悪の災害が発生したことを、確 認しました。

 その総核爆発は、広島の核の1375発分です。現地では 100万人以上のウイグルの人たちが死傷しているのです。 ・・・

 その地域の被害は、広島の被害の4倍以上です。まさに 世界最大の核災害です。被害者たちは、中共政府に放置さ れています。今、史上最悪の人権人道問題が発生している のです。日本は唯一の被爆国ではありませんでした。

 NHKは中国軍に引率されて、核爆発が強行された周辺に ある楼蘭遺跡を、1980年に取材しました。その後に放送し たシルクロードロマン番組は、その核の事実を隠蔽した、 全くもって偏向した内容になっています。すなわち偽装番 組でした。・・・

 NHKのシルクロード番組に魅せられて、核爆発が続いた 1996年までに日本人観光客27万人が現地を訪れたという。そ こが放射能に汚染された危険地域だとも知らされずに。

■2.「危険地域だったという認識は、持っておりません」■
 20日ほど後、NHK大型企画開発センター長・佐藤幹夫氏 名で、以下のような回答書が寄せられた。[1,p75]

「NHK特集 シルクロード」は、東西文明の壮大な交流 の道をたずね、その悠々の歴史と現在の姿を紹介したシリ ーズで、1980年に放送が始まりました。シルクロードのほ ぼ全域で外国メディアによる本格的な取材を行ったのはこ の番組が初めてで、学術的にも貴重なエリアを紹介したこ とはきわめて意義深いことだったと考えております。

 この番組の撮影を起こった場所が、核実験によって放射 能に汚染された危険地域だったという認識は、放送当時も 現在も持っておりません。

 以上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 高田教授がさまざまなデータをもとに科学的に放射能被害を 推定しているのに対して、根拠もなにも示さずに「危険地域だっ たという認識」はない、と言い切る剛胆さは見上げたものだ。 真実については、次のように当時のシルクロード取材班自身が あきらかにしているのである。

■3.「特に楼蘭は撮影困難です」■
 取材班が執筆し、NHKから1980年に発行されたNHKシル クロード第3巻『幻の楼蘭・黒水域』には、以下のような記述 がある。[1,p5]

超近代兵器ICBMは私たち取材班と無関係ではなかった。 CCTV(中国中央電子台)とシルクロードの取材撮影を 交渉するなかで、最大のネックとなったのが、実はこの点 であった。シルクロード全域の取材を主張する私たちに対 して、CCTVはその一部は不可能でしょうと繰り返すの であった。

「シルクロードのどの地域が撮影できないのですか?」 「楼蘭と黒水域です。特に楼蘭は撮影困難です」

「理由は?」
それはみなさんが想像されるとおりです

(続きは:http://archive.mag2.com/0000000699/20091129070000000.html

大相撲九州場所14日目

2009年11月28日 | 日常・身辺
白鵬優勝。
数々の記録を塗り替え、すっかり貫禄がついた。
朝青龍は肩を傷め力が入っていなかった、琴欧州に寄り切られ3連敗。
明日の千秋楽出場してダメージを広げるよりは控えた方がいいかも。
【大相撲】朝青龍を抜いた白鵬 双葉山と大鵬に追いついた 2009.11.28 20:04 産経
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/091128/mrt0911282005003-n1.htm
 白鵬が最高の形で、不世出の横綱・双葉山に並ぶ12回目の優勝を飾った。優勝を決めたのは、単独で年間最多記録となる85個目の白星。「場所前から話題になっていたのでうれしいです」。タイ記録到達でもまったく感情を表すことがなかった前日とは違って、にっこりとほほえんだ。

 相四つの琴光喜と右四つに組んだ。先に上手を取ったのは琴光喜。それでも慌てない。巧みに上手を切ると、逆に左をつかむ。引きつけ合いからの上手投げで前日に続いて相手を裏返した。1分37秒の熱戦に、「力が入りましたね。上手を取ってから落ち着いて攻められた」と振り返った。

 ようやく手に入れた勲章だった。22歳2カ月での横綱昇進は史上3位の若さ、所要38場所での横綱昇進も史上3位のスピード出世、33連勝は史上8位タイとすばらしい記録を打ち立ててきたが、後塵(こうじん)を拝していることに違いはない。史上初となる年間85勝は、初めてつかんだ代名詞的な記録といえる。
 秋場所9日目に横綱としての成績が180勝24敗となり、尊敬する双葉山が横綱在位中(当時は年2場所)に記録した通算成績と並んだ。この日は、横綱として史上最速タイとなる在位15場所目の14日目に200勝に到達した。横綱成績が200勝24敗で並んだのは、史上最多の優勝32回を誇る大鵬。しこ名の「鵬」の字を取った偉大な先達に肩を並べた白鵬は、土俵の神様に見そめられたとしかいいようがない。
 支度部屋で繰り返したのは、「まだ明日がある。今場所はまだ終わっていない」。視線の先にあるのは千秋楽結びの一番に組まれた朝青龍戦。「全勝でいって、一年を気持ちよく締めくくりたい」。記録ずくめの平成21年を、黒星では終えない。   (奥山次郎)

大相撲九州場所13日目

2009年11月27日 | 日常・身辺
朝青龍2敗。
朝青龍11日目まで好調、4半世紀ぶりの横綱全勝対決が期待されたもののやはり難しいことらしい。
昨日12日目、今場所不調の日馬富士必死の横に変化する相撲にあっけなく敗れた。
今日は肩に大きくテーピングを施して登場。分のよい琴光喜にも寄り切られてしまった。
スピードと精密機械のように常に先手をとる相撲は見られず残念。
明日白鵬が勝てば早々と優勝という。

錦秋

2009年11月27日 | 散歩・山歩き
今日の産経夕刊は「円高加速84円台」、その左に「紅葉ロングラン」「乱高下の秋」とありました。
一週間毎に寒暖を繰り返しているそうで、今日の当地は小春日和になり、汗ばむ散歩でした。
イヤガ谷東尾根から見る菊水山の山肌も紅葉に彩られていました。
















例年より鮮やかさが不足しているように思いました。
天気のせいか、写真の拙さかも知れませんが・・・

政治資金の経理もロクに出来ずに・・・

2009年11月27日 | 政治・外交
賛否両論「事業仕分け」が話題になっているかたわら、小沢、鳩山に続き菅氏も政治資金処理疑惑が朝刊一面に出ていた。
企業会計の複雑さに比べれば政治資金の経理仕分けなど楽だと思われるが、欲をかいて隠したり脱税したりしたくなるものらしい。発覚しても罰金もたいした額ではないので罪の意識も少ないのでは。
菅氏「寄付金偽装」で違法性を否定 2009.11.27 11:29 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091127/stt0911271131003-n1.htm

 菅直人副総理・国家戦略担当相は27日午前の閣議後記者会見で、自身の資金管理団体で全国後援会の「草志会」が支持者からの後援会費を「寄付」として処理していた問題について、「支持者からのお金は政治資金規正法に基づく寄付と認識しており、その旨を明記した領収証も発行している。顧問弁護士も問題はないと判断している」と語り、違法性はないとの認識を示した。
 ただ、菅氏は草志会の入会案内に同会の経費に「会費」などの収入を充てるとの表現があることに関しては、「会費という言葉が誤解を招いた」とし、表現を改めることを明言。政治資金収支報告書を改める考えがないことも強調した。  平野博文官房長官は同日の会見で「コメントは差し控えたい」と述べた。
 草志会は1口2万円で年会費を募り、平成16~20年の5年間に個人から計約6000万円の寄付を集めた。このうち延べ1246人分の4224万9120円について総務省から「寄付金控除証明書」の交付を受けたことが判明。政治資金規正法は後援会費の税額控除を認めておらず、同法違反(虚偽記載)の疑いが持たれている。

予算「事業仕分け」も防衛や科学技術方面となると国の存亡に関わる。ぽっと出てきた仕分け人に果たして的確な判断が出来るのだろうか。

結構な支持率

2009年11月25日 | 政治・外交
華々しく登場したオバマ大統領は支持率が凋落の一途を辿っているらしいが、日本の鳩山首相の支持率は依然として6割を超えている。予算検討で「公開仕分け作業」が受けたのかも知れない。鳩山御殿は観光スポットになって善男善女で賑わっているそうな。

首相の秘書が杜撰な資金管理で起訴されることになった。「秘書の不始末は(雇い主の)政治家が責任をとるべき」と仰っていたのでもう覚悟はされているのだろう。安倍内閣以降、ころころと日本のリーダーが交替し日本の国際的信用は落ちる一方、落ち着いた時代はくるのだろうか。
【産経抄】11月25日 2009.11.25 02:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091125/plc0911250257002-n1.htm
(1/2ページ)
 本当に鳩山由紀夫首相は宇宙人かもしれない。自らの献金をめぐって次々と疑惑が明るみに出ようが、国会でろくな審議もしないで採決を強行しようが、米軍普天間基地をめぐって閣内がバラバラだろうが、支持率は6割を超えている。  ▼メディアは、東京地検が首相の元秘書を政治資金規正法違反で立件する方針と報じたが、それでも「鳩山人気」は大して落ちないだろう。本人も偽装献金の原資が自らの資産とあっけらかんと認めており、世間の怒りもさほどでもない。
 ▼きのうは首相の祖父である一郎氏が55年前に「日本民主党」を創設した記念日だったが、一郎氏の私邸である「音羽御殿」は、いまや都内屈指の観光スポットになっている。入館料500円を払って見物してきたが、邸内は中高年の善男善女であふれかえっていた。
 ▼御殿は、一郎氏が大正13年、41歳のときに建てた豪壮なイギリス風洋館。広々とした庭といい、しゃれたサンルームといい、セレブな宇宙人が住むのにふさわしい。こういう恵まれた環境で育てば、2億や3億もちょっとした小遣いにしか感じないのかもしれない。
(2/2ページ)
 ▼誠にうらやましい限りだが、鳩山首相は6年前のメールマガジンで、こう発信している。「政治家は基本的に金銭に関わる部分は秘書に任せており、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです」と。
 ▼秘書の罪が立証されれば、直ちに責任をとれ、とはいわないが、丼勘定がお好きな首相は経済の勉強が足りない。日経平均株価は就任時に1万円台を超えていたのに、今や9401円。869円も下がってしまった。欧米の株価は高騰しているというのにだ。市場は世間ほど甘くない。小手先の事業仕分けに熱中している暇はないはずだ。

【イチから分かる】鳩山首相の偽装献金問題 ずさんな資金管理次々と2009.11.18 07:31 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091118/crm0911180736001-n1.htm
(1/2ページ)
 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題で、鳩山氏側のずさんな資金管理の実態が次々と明らかになっている。東京地検特捜部は、会計事務担当だった元公設第1秘書について、政治資金規正法違反(虚偽記載など)容疑で捜査を進めているが、偽装献金額や献金の原資、動機などの解明が立件の可否を判断するポイントとなっている。
 鳩山氏は6月、平成17~20年の4年間の「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に故人や実際に献金をしていない人の名義の記載が193件、計2177万8千円分あったと発表した。
 しかし、その後も鳩山氏が公表した以外の事実が次々と発覚した。
 産経新聞の取材で、16年分も同様の虚偽記載が複数あることが判明。さらに、5万円以下で個人名などを記載する必要がない「匿名献金」についても大半が虚偽だったことが明らかになった。匿名献金は16~20年の5年間で計1億7717万500円に上る。
 関係者によると、パーティー券収入も実際の収入よりも年間数百万円多く記載されていたといい、立件対象となる虚偽記載の総額は、鳩山氏の公表分と16年分、匿名献金分、パーティー券水増し分を合わせ、2億円近くに達する見通しとなっている。  献金の原資については、企業からのヤミ献金ではなく、鳩山氏の個人資産が充てられていたことが濃厚だ。鳩山氏も国会で、元秘書が鳩山氏の資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)から資金を引き出す際、指示書に署名していたことを認め、6年間に年平均約5千万円で計約3億円が引き出されていたことを明らかにした。
(2/2ページ)
 収支報告書の虚偽記載は5年以下の禁固または100万円以下の罰金が科せられ、規正法の中で最も重い。資金管理を任された元秘書が単独で虚偽記載を行った疑いが強く、鳩山氏本人が刑事処分を問われる可能性は低いとみられている。
元秘書は鳩山氏側の内部調査に対し「寄付をお願いする仕事を自分が怠り、それを隠したのが原因」と説明しているという。
 特捜部は元秘書から任意で聴取するなどして実態解明を進めている。
                   ◇
 ■規正法の適用厳格化
 検察当局は近年、政治資金規正法を厳格に適用する姿勢を強めている。
 平成20年6月、坂本由紀子前参院議員が代表を務めていた自民党支部の職員が、収支報告書に137万円分の架空支出があったと偽ったなどとして在宅起訴され、7月、執行猶予付きの有罪判決を受けた。同年9月には、玉沢徳一郎元農水相の元公設秘書が、収支のつじつまを合わせるため偽装領収書のコピーを不正に計上し虚偽の記載をしたとして執行猶予付きの有罪判決を受けた。
 いずれのケースも、鳩山氏と比べると、金額は少ない。
 一方、背景事情が「悪質」と判断されると逮捕されるケースも。今年3月、公設秘書が逮捕された小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体などの虚偽記載額は3500万円。過去に逮捕された虚偽記載額は「1億円」が一つの目安とされてきたが、公設秘書の動機はゼネコンからの企業献金を隠すためだったとされており、東京地検は「政治活動の透明性を確保するという規正法の趣旨に照らし、看過し得ない重大な事案」と説明した。

勤労感謝の日

2009年11月23日 | 日常・身辺
 勤労感謝の日

「新嘗祭(にいなめさい)」
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/091123/acd0911230252000-n1.htm
【風の間に間に】論説委員・皿木喜久 「新嘗祭」に秘められた日本 2009.11.23 02:52産経

 終戦直後、日本人は戦争に負けるとはどういうことかを嫌というほど知らされた。GHQ(連合国軍総司令部)から新憲法を一方的に押しつけられたことはその最たるものだったが、「祝日」が全面改定されたこともそうだ。
 戦前の日本には、国の祝日と大祭日とからなる12の「祝祭日」があった。そのほとんどは紀元節、天長節など皇室の祭祀(さいし)を国民がともに祝う性質のものだった。
 しかし昭和20年12月、GHQはいわゆる「神道指令」で、そうした祭祀を皇室の「私的な行事」として祝日から排除した。代わりに昭和23年7月に制定されたのが、9つの「国民の祝日」である。このうち「春分の日」「文化の日」など6つの祝日は、それまでの祝祭日とおなじ日で、名称や意義を変えたものだった。
 「国民主権」の国家となったのだから一見、当たり前のように思える。だがその結果、新しい祝日が何を、何のために祝うのか極めてわかりにくくなった。

 例えば明治天皇の誕生日だった明治節の11月3日がなぜ「文化の日」なのか、皇室の祖霊を祭る春季皇霊祭がなぜ「自然をたたえ、生物をいつくしむ」(国民の祝日に関する法律)「春分の日」となったのか、理解は難しい。
 今日、11月23日の「勤労感謝の日」もわかりづらい。祝日法には「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日とある。だが実際には、年に1回親の肩たたきをする日ぐらいにしか受け取られていないようだ。

 祝祭日の時代には「新嘗祭(にいなめさい)」の日であった。23日の深夜から翌日未明にかけ、天皇陛下が天照大神をはじめとする神々に新しくとれた米や粟(あわ)のご飯や酒などをお供えし、自らも召し上がりになる祭祀である。
 7世紀の大化の改新の時代から11月の「下卯(げのう)の日」、つまり2回目の卯の日に行うよう決まっていたが、改暦が行われた明治5年の「下卯の日」が23日だったことから、この日に固定された。

 収穫を感謝するだけではなく、天皇ご自身も神々と「会食」されることで、翌年の豊穣(ほうじょう)に向けて力を得る意味もあるという。天皇陛下にとって、最も重要な祭祀とされてきたのだ。

 GHQがそうした祭祀と国民とを引き離そうとしたのは、日本の皇室に対する大いなる誤解からだった。天皇の最大の仕事は一時期を除けば政治ではなかった。日本古来の文化を体現、継承することだったという事実だ。

 今でも奥能登地方の「アエノコト」のように、神に新穀をささげ会食することで新たな力をいただく行事が日本中に残っているという。「新嘗祭」はそうした稲作にまつわる民間の伝承を取り入れたものだといっていい。
 天皇陛下が毎年「お田植え」や「稲刈り」をされるのも、そうした稲作文化を引き継いでいこうというご意志なのである。

 かつての日本人はその意味や素晴らしさを十分に理解していた。だから、新しい祝日が制定される前、政府が行った「どんな祝日がいいか」という世論調査で「新穀に感謝する日」が約64%の支持を集めた。
 その稲作の危機が叫ばれて久しい。日本の食料自給率は4割まで落ち込んだ。立て直すには、稲作を中心に社会を築いてきた歴史をもう一度学ぶ必要がある。
 そのためにも、今日はやはり「新嘗祭」の日として祝いたい、と思っている。

労組票欲しさに懲戒職員再雇用

2009年11月22日 | 政治・外交
社保庁の年金の杜撰な事務処理の原因を作った全国社会保険職員労働組合など。
民間会社ではあり得ないと思われるが、その懲戒処分歴のある職員を再雇用するとは。

何千万件という行方不明年金の調査にどれほどの時間と税金が投入されたか知りたいものだ。
「来年の参院選の頃には一般有権者は忘れているだろう」とでも思っているのかな。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/327311/
社保庁分限免職、処分歴のある職員を救済へ 2009/11/22 01:36 産経iza

 政府は21日、来年1月に社会保険庁が廃止され日本年金機構が発足する際、機構に移行できない職員について、懲戒処分歴のある者を含め厚生労働省の非常勤職員として採用する方針を固めた。期限は2年で数百人規模を想定している。
 こうした方針を固めたのは、再就職先が決まらず民間企業の解雇にあたる「分限免職処分」とした場合、労組による集団訴訟に発展する可能性があるためだ。社保庁によると、機構に移行しない職員は約1千人。約半数は退職する見通しだが、残る500人は現在も再就職先が見つかっていない。

 民主党の有力な支持団体である連合や自治労の幹部は、政府・民主党に再就職先を見つけるよう要請。これを受け、民主党幹部は長妻昭厚生労働相に早期解決を図るよう求めていた。
 同党は、来年夏の参院選で労組の支援に期待しており、「集団訴訟になれば選挙への影響は小さくない」と懸念している。


 ただ、再就職先が見つからない約500人のうち300人ほどに懲戒処分歴がある。懲戒には、国家公務員法で免職や停職、減給、戒告がある。懲戒処分歴のある職員を採用しない方針を示してきた長妻氏としては、民間企業や地方自治体への再就職あっせんを極力優先させたい考えだ。
 一方、野党は「年金記録をのぞき見した職員を厚労省で雇い続けたら年金不信は払拭(ふっしょく)できない」(自民党閣僚経験者)と批判している。懲戒処分歴のある職員を採用すれば「組合の圧力に屈して方針転換した」との批判は免れない。
 政府としては、一般公募にして面接の結果次第で不採用とすることで理解を得たい考えだが、職員側には一般公募への不満もある。
 社保庁最大労組である全国社会保険職員労働組合は「採用条件が不明で、現時点では何とも言えない」と静観の構え。受け入れる側の厚労省は「2年間というのは不安定な立場。どこまで応募があるかは分からない」(幹部)としている。

「忖度」政治?

2009年11月21日 | 政治・外交
闇将軍の異名をとる小沢氏。この記事にからもその采配ぶりが窺える。
権力者もいい方に向かえば国民も安心して信託できるのだが・・・

取り巻きは、将軍の表情の動き一つでピリピリとその意向を察し動いているかのようだ。
しかしその真意?までは理解していないようで、将軍を激怒させてしまったということか。
忖度(そんたく)政治で国会運営迷走 小沢氏と他幹部の意思疎通が欠如?2009.11.20 21:30産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091120/plc0911202133016-n2.htm
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 民主党が20日未明に衆院本会議での法案採決の強硬姿勢を同日昼に急に軟化させたのは、党内の実権を握る小沢一郎幹事長の意向を山岡賢次国対委員長らが忖度(そんたく)しすぎた結果だ。「小沢氏の意向は百倍に拡大解釈されて国会運営に反映される」(政府高官)と揶揄(やゆ)されるが、民主党は今回も小沢氏の意向に沿おうとして採決を断行した後、今度は小沢氏の怒りに触れて柔軟路線に転じたようだ。小沢氏とそれ以外の党幹部の意思疎通のまずさが露呈した形だ。
 「きょうも昨夜に続き、また激戦になる。生活にとって重要な法案をあげるためには今日、委員会審議を進めないと(会期末まで)もう間に合わない」
 20日午前8時半ごろ、山岡氏は未明の中小企業等金融円滑化法案の採決強行で寝不足気味の新人議員140人を前に声を張り上げた。同日中に残る11法案について衆院委員会と本会議での採決を終えるという強硬路線宣言だった。  だが、事態はこのわずか3時間後に急転した。
 国会内に現れた小沢氏が、山岡氏ら民主党国対役員に「強行、強行で国民無視、国会無視といわれているじゃないか。イメージが悪い」と激怒。「丁寧にやれ。まだ時間はある」と指示したからだった。強硬路線に対する横路孝弘衆院議長からの苦言を無視し続ければ、今後の国会運営に響く恐れもあった。
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 そもそも小沢氏は当初、全法案の会期内成立を図るよう指示は下したが、採決を強行しろとは言わなかった。自民党の川崎二郎国対委員長は「小沢氏が会期末までに法案の見通しを立てるよう指示していたことを、山岡氏が忖度して突っ走ったんだろう」と推測するが、その結果が、自民、公明両党などが欠席したままの未明の採決だった。
 小沢氏の怒りにあわてた民主党議員たちは「採決は中止。審議をとめろ」と連絡に走った。しかし、すでに衆院の9委員会の審議は進んでいた。厚生労働委員会などでは自民、公明両党欠席のまま採決が終わり、中止連絡は間に合わなかった。山岡氏は記者団に、厚労委でのインフルエンザ法案採決などについて「与野党で対決するようなものではなかった。正常な状態で与野党一致してやりたい」と正当性を主張したが、連絡が間に合わなかったことへの言い訳にすぎない。  こうした事態に、自民党は、あきれている。川崎氏は20日の総務会で、「天の声に対する忖度政治が横行している。こんな国会運営が続くなら本会議に出席できない」と非難した。
 民主党内でも、渡部恒三元衆院副議長が20日の民放テレビ番組の収録で、「まったく意味のない徹夜の大騒ぎ。41年間国会議員を務めてきたが、あの晩の国会ぐらい国民に恥ずかしい、申し訳ないものはなかった」と採決強行を批判。さらに、小沢氏と山岡氏の関係について、「国対委員長おりますけどねえ、何となく小沢君が右と言えばハイ、左と言えばハイとなっちゃいました」と述べた。

国会攻防で「小沢色」が顕在化 自民党の抵抗は不発に 2009.11.20 00:20産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091119/plc0911191940011-n1.htm

一人二役、編集の妙「鳩山由紀夫VS鳩山由紀夫」
http://www.youtube.com/watch?v=W0aqYXwJL8g&feature=player_embedded
どなたか存じませんがよく出来ていて感心しました。サブタイトルは「自縄自縛」とでも・・・