落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

武田邦彦教授:『爺さんの役割』

2010年05月31日 | 世相
平河総研メルマガより
 http://www.melma.com/backnumber_133212_4866943/
第9章日本の若者はどこに行くのか? 【爺さんの役割】
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 「月刊日本」の2010年5月号に、渡部恒三さんに中村慶一郎さんがインタビューしている。渡部さんは言うまでもなく政界の重鎮であり、中村さんは長く記者をやられたジャーナリストだ。

 そこに、このような発言がある。

「今こそ、我々老人が、若者が希望を持てる社会を作るために、本当の意味で最後のひと汗をかかなければならない。」  まことにその通りだ。筆者も老人の一人だが、もし日本に一人の子どもも無く、筆者の世代でこの日本が地球上から消滅するなら、筆者はこの文章を書く気力もなく、ただ毎日、酒を飲んで滅亡を待つだろう。

 「命は続いている」とある書籍で書いたことがある。生物はその体を作っている材料が劣化するので、生殖細胞に託して魂を子どもに受け継ぐ。それは「自分の子ども」がいるいないだけではない。「日本人の子ども」がいれば、自分は年老いても頑張ることができる。その意味で、あまりにも当然だが次世代の価値は計り知れず、生物としてはそれだけが命をつなぐモチベーションなのだ。

 だから渡部さんの言われる「若者のために」というのは当然だが、それを政治の重鎮が口にしなければならないことが現代の日本のもっとも大きな病根と筆者は思う。

 爺さんがやるもっとも重要なことは、「若者を励ます」ということだろう。

 少しぐらいやんちゃなことをしても叱らない、常に夢を語る、少しぐらい収益が悪くても「明るい」という、どんな地方に育っても「日本をしょって立て」と言う、あまり才能が無いように見えても「偉人になれ」と励ます・・・みんな必要なことなのだ。

 高知県に安芸市という市がある。太平洋に面し、黒潮が海岸を洗い、海、田畑、山と揃っている素晴らしいところだ。

 この地に明治時代、後の三菱を作った岩崎弥太郎がいた。彼は「やんちゃ」だった。家は将来が暗かったが「そんなことは気にしなかった」。高知市からさらに室戸岬の方に車ですら1時間かかるところだから明治時代などでは安芸市から東京にでるのはそれこそ大変だったが「日本をしょって立とう」と思っていた、そして若い頃に岩崎弥太郎はそれほど「優れていた」わけでもなかった。

 では、彼がなぜ偉業を成し遂げたのだろうか? それは安芸市にみなぎる「やるぞ!」という気配だ。安芸市の山、海、そしてその地に住む人の表情、すべては「やるぞ」という気概に満ちている。

 人間は集団性の動物である。だから、一人の気迫では大きなことは出来ない。岩崎弥太郎は確かに個人として立派だったと言われるが、筆者はそうは思わない。やはり彼を作り出したのは安芸市であり、安芸の人と自然だったと思う。  爺さんがやるもう一つのことは、「誇りを持てる教育をする」ということだ。

 勉学も良いけれど、何をおいても、人間としての誇り、日本国の誇りを持てなければ、いくら勉学してもなにもならない。その点で、教育基本法の第一条(改訂前)は批判はあるけれど素晴らしい。

「教育は,人格の完成をめざし,平和的な国家及び社会の形成者として,真理と正義を愛し,個人の価値をたつとび,勤労と責任を重んじ,自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」

 戦後に作られたものなので、「国家」が抜けているのが気になる。そこで安倍首相の時に改正された。

「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」

 少し簡略化されすぎてわかりにくい気がする。それなら教育勅語の方がずっと優れている。

「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ!)ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ!)器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其!)ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ」

 2010年になっても、この教育勅語に誤りを見いだすことは出来ない。むしろ現代日本の病根がこの教育勅語を読むと良く理解できる。

(中部大学教授 工学博士)


教育勅語・現代語訳(ネットより)
教育に関する勅語

【天皇の歴史観】

 私、天皇が振り返って考えてみるに、神武天皇の建国は大変な偉業であり、歴代の天皇は道徳の確立に励まれていた。また国民も公的には忠義であり、私的には孝行であった。そんな皆が、心を合わせて美しい日本の姿をつくってきたのは、我が国の最も素晴らしい所である。教育というものも、この部分に由来しているのだ。

【国民への命令】
 国民達よ。父母を大切にし、兄弟や夫婦と仲良くせよ。友人とは信頼を持って付き合え。自分を謙虚にして、人々とは博愛の心で付き合え。

 学問を習い、技術を身に付けよ。知識を深め、そして道徳を高めるだけでなく、一歩進んで、世の中の役に立ち、世界で活躍するのだ。

 道徳や法律を尊重し、大事が起これば迷う事なく公の為に働け。

 そのようにして、天地の続く限り、永遠に繁栄する日本国をつくってゆくのだ。以上の事を実行する者は、立派な国民となるだけではなく、御先祖様が立派であったことをも証明できるのだ。

【結びの言葉】

 以上の言葉は、歴代天皇が教え伝えてきた命令である。

 私やその子孫である天皇も国民も、区別なくこれを守らなければならない。この教えは、どんな時代に当てはめても間違っておらず、どんな国に見られても恥ずかしくなく、立派な教えである。私も国民も常に心掛けて、同じように立派になるよう、切に希望する。


教育勅語・12の徳目(Wikipedia)
1.孝行 2.友愛 3.夫婦の和 4.朋友の信
5.謙遜 6.博愛 7.修業習学 8.知能啓発
9.徳器成就 10.公益世務 11.遵法 12.義勇


山中の石庭

2010年05月29日 | 散歩・山歩き


久しぶりに爽やかな青空が広がりました。
午後、イヤガ谷東尾根にでました。土曜日で2,3人のハイカーが見られました。

尾根を南に下ると南東方向に見通しのきかないピークがあります。
以前にも来たことがあるはずですが、
今日は「こんな大石があったかなぁ・・・」とあらためて心惹かれました。



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石原知事「怒り心頭」会見

2010年05月29日 | 政治・外交
鳩山首相が「(尖閣諸島の)帰属問題は、日中当事者同士で議論して結論を出す」と発言し、現政権の売国ぶりに呆れた。
帰属も何も、あそこは日本の領土だろうに・・・いつのまにそういうことになってきたのか。
とんでもない男が日本の首相をやっている。
安保の不備はじわりじわりと周辺国の野心をかき立て、領海侵犯につながり、やがて戦争へと進む。

【石原知事会見詳報(1)】在日米軍「本当に抑止力があるのかね?」 2010.5.29 01:45 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100529/lcl1005290146000-n1.htm

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 東京都の石原慎太郎知事は28日の定例会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が沖縄の負担軽減策の柱とした訓練の全国分散移転をめぐって27日に開かれた全国知事会議について、鳩山由紀夫首相が「(尖閣諸島の)帰属問題は、日中当事者同士で議論して結論を出す」と発言したことに「こんなたわけたことをいう総理が世の中にいるのか!?」と怒りをあらわにした。会見の詳報は以下の通り。      ◇
 --昨日の全国知事会について、沖縄でなければ抑止力は機能しないのか? 大阪府の橋下知事が訓練の負担に前向きな発言をしたが、どう評価するか
 「東京だって負担しているし、日本中の地方自治体は色んな負担をしているわけです。(橋下大阪府知事は)『それに比べ、大阪、関西の大都市圏は全く負担をしてないというのは大変心苦しい』と。『日米安保によって享受している平和というものをただ乗りしているような気がするから協力します』という。それは殊勝な言い方で、結構なんじゃないかな」
 「ただね、抑止力というのは陸海空、海兵隊も含む4軍ですか。例えば、かつて三沢には日本とアメリカの空軍の主要な基地が今でもあります。ロシア(旧ソ連)と冷戦構造を構えているときに領空侵犯してきてね、たびたびスクランブルをかけて追っ払っていました。これはロシアという北の国境の近い隣国の危険な行動に対する牽制(けんせい)を果たしていたわけだけども」

(2/5ページ)

 「アメリカが同時に持ってる沖縄の基地は、東南アジアも含めてかなり広範囲のアジア、日本も含めての(抑止力を持つ)はずなんでしょう? 私が昨日、基本的な質問をしたけど、あなた方、どこまでご理解いただいたかどうか分からんが、『抑止力、抑止力』というけど、ほんとに抑止力はあるんですかね? これは機能だけの問題だけじゃなしに、これを保有している軍事力を持ってる当事者の意志の問題がある」
 「14、15年前ね、クリントンが2度目の選挙終わったばかり、橋本(龍太郎)君の内閣が総選挙終わったばかりの時に、(ウォルター・)モンデールという大統領の候補にもなった大物駐日大使がとんでもないこと言ったんです。これは諸君だけじゃない、都民、国民の皆さんに聞いてもらいたいんだ。みんな知らないんだ。あるいは忘れちゃってる」

 「あたかもその時は、尖閣諸島に香港の活動家と称する中国人…これ、明らかに軍人です。DIA(米国国防情報局)の情報で間違いない。それが尖閣諸島に上陸して旗を立て、『ここは日本の領土じゃない。われわれの領土だ』と言ってわめいた。保安庁が行って追っ払ったが、かなり色んな摩擦がありまして。それで強引に退去させた相手側の1人が船にすがっているうちに死にました。自業自得としか言いようがないですな」

(3/5ページ)

 「同時に沖縄本島では、黒人の海兵隊員3人が小学校5年生の女の子を輪姦して。その後、この家はどうなりましたか? 彼女の一生はむちゃくちゃになったでしょう。あまりに無残な事件なんで、みんな本当に怒った。同時に尖閣ではそういうホット・フラッシュが起こった」

 「確かワシントン・ポストだと思ったけども、そのモンデールという大使に、『もしこれ以上、尖閣での摩擦が激しくなったときには日米安保は発動するんですか?』と言ったら、モンデールは言下に『ノー』といったんですよ。みんな、選挙終わってボッーとしてるから気がつかなかった。私は国会に愛想を尽かして辞めた後だったし、暇でそれを眺めていた」
 「その前に、もう1つ言いますと、ケント・カルダーという男が日本通として(米国駐日大使を)の特別補佐官という公式の肩書で日本に来た。私は日本の政治家の中でたった1人だけ有楽町の外国人記者クラブのメンバーで、ケント・カルダーの話を聞いた」
 「外国人の記者が『あなたはどれぐらいの任期で日本におられるのか』と聞いたら、カルダーが『モンデールさんがいますから、たぶん2、3年はいるでしょう』と言ったんだ」

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 「ところがその後、私がモンデールの言動にかみついて。『尖閣に火が着いたときに守らない安保だったらいらないじゃない。一体何のために米軍は日本に基地を構えているんだ』と非難したら、当時、野党だった共和党議員やそのスタッフ、学者たちが『石原のいうとおりじゃないか。こんなばかな発言をした大使がまかり通るなら、日米安保は大変なことになるぞ』といって、カルダーが来て、1週間後にモンデールは更迭されましたな」

 「その後、1年半、(トーマス・)フォーリーが来るまで日本にいるアメリカ大使は不在だったんだ。これだけ大事な友好国に、友人の国に。そのころは私、政治家じゃないけど、1人の批判が大きな火を着けて大使が更迭され、1年半も人選にてこずったかどうか知らんけども、日本に大使を置かないという。…アメリカの外交の姿勢もずいぶん日本を見くびったもんだと思いますな」

 「私は普天間の問題を大騒ぎしてるが、昨日、鳩山君がだらだらした長ったらしい訳の分からんあいさつの中で『北朝鮮、北朝鮮』と。幸か不幸か知らんが、北朝鮮にいま緊張が生まれてね。(韓国の)哨戒鑑を北朝鮮が小型潜水艦で撃沈した。『全くぬれぎぬだ』と向こう(北朝鮮)は反発してるようだけども、アメリカの専門家まで分析して、間違いなく北朝鮮が撃沈したという結果が出たわけでしょう。まあ100%とは言いませんよ」

(5/5ページ)

 「とにかく結論が出て、緊張が高まっているときに(鳩山首相が)『北朝鮮に対する抑止力が、沖縄に大変に必要でございます』って。そんなことの前に、肝心の日本の領土、沖縄県下の目と鼻の先、石垣島のわずか先にある尖閣諸島を、モンデールが言ったようにアメリカが同じ民主党の政権になり、かつてと同じように守る意志がないというのならば、普天間の問題を議論したってしようがないじゃないか! 何のためにアメリカ軍は日本に駐在してるんですか?」

 「皆さんに知ってもらいたいのは、アメリカは沖縄を返還しましたが、占領中に尖閣諸島を爆撃(訓練)のターゲットにして、爆弾を落として射撃していた。その間、あれ(尖閣諸島)は日本の領土だから持ち主である女性がいて、沖縄の人と結婚して那覇に住んでた。その人にずっと慰謝料というか、使用料を払っていた」

 「私たちは、尖閣は非常に微妙な問題になってきたから、青嵐会としてあの島を買おうじゃないかということで、あそこに小さな灯台を建てた。その後、青年社という右翼が金持ちで、後を次いで立派な灯台を建ててくれた。灯台としても立派だけど、足りないところもあって、私がいた運輸省の水路部に行って調べさせて『足りない所があったら完璧(かんぺき)な灯台にさせますから。その後に(海図に)記載し下さい』と言って直した」

 「ところが、自民党政権下の外務省は腰抜けでね。中国が尖閣問題でぐちゃぐちゃ言ってるもんだから、日本の領土に、日本人が立派な灯台を建ててもね『灯台としてチャートに記載するのを時期尚早』と。何が時期尚早だ! ずっとほったらかしにしていたんですよ」


【石原知事会見詳報(2)】上海万博日本館「誰だ!? あそこの責任者は!? 堺屋太一か!?」 2010.5.29 01:48 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100529/lcl1005290149001-n1.htm

(1/4ページ)
 「僕らヨット乗りは、今みたいに航海機器が完備する前は、自分が嵐の中でどこにいるか分かりにくかった。その時、灯台は非常に有効だった。灯台は色んな発光信号があって(それぞれ)発光の仕方が違う。たまたま尖閣に私たちが作った灯台の発光と、その近くにある灯台の発光の形が似ていたら、嵐の時に大した航行機器持ってない船だったら、自分がどこにいるかということを勘違いしかねない」

 「この話を日本の政治家にしても分からないけど、横田基地の問題で(アメリカに)行ったときに、国防副長官とペンタゴンの長官と会いその話をしたら、両方とも同じことを言った。『それじゃ非常に危険じゃないか。立派な灯台がチャートに記載されてない』。…知ってるんだよ、向こうの方が」

 「どういう風に機が熟したのか、時期尚早だったのか知らんけど。やっと、この2、3年前に尖閣の灯台が正式にチャートに記載された。この話の連脈で、モンデールの事例もあるし、同じ(民主党)政権がアメリカが支配している。この時期に普天間(基地)が戻ってきて」
 「しかも尖閣を最近、中国が『あれは本当はおれたちのものだ』と領有権を正式に主張したんでしょう? そして日本の海上保安庁の船を、向こうの船が『お前たち領海から出ていけ。侵犯だ』と。どういう訳か知らんが、相手も軍艦じゃなかったが『そうですか』ということで(自らの)領海を離れたんです。変な国だね」

(2/4ページ)

 「非常にやっかいな民主党政権がアメリカにでき、かつてモンデールが来て、そういう(尖閣諸島への中国侵攻では日米安保を発動しないという)発表したんで、(石原知事が、鳩山首相に)『もう1回、政府としてアメリカ政府に、尖閣でホット・フラッシュが起こったときに安保発動して守るんですか? そのために沖縄の基地もあるんでしょうって言ったらどうですか?』と言いましたら、驚くこと言ったね、総理は。諸君、聞いたろ? どこが問題だと思った?」

 --「これから中国と領土問題について話し合う」と…

 「そうだ! まさにそう言ったんだよ! こんなたわけたことをいう総理大臣が世の中にいますか? もともと正式に(アメリカから)返還されて、日本人が住み着いて。あそこにはかつて人も住んでて、カツオの工場まであった。いま非常に不便になったから誰もいない。それを中国は海底資源ということで、かこつけて領土を主張してきた。その問題に触れたら、(鳩山首相が)『抑止力の問題とは別に、尖閣の主権についてはこれから日中で協議します』と。私はこういう総理大臣、認められないね!」

 「(この発言は)自分の国土を売るんだよ。中国の言いなりになって。協議するということは、一歩も二歩も譲歩したということじゃないですか? どういうことなんだ、これ?」

(3/4ページ)

 「…まぁ知事会議だから問題にしなかったけどね。君らメディアがこの問題をちゃんとフォーカスしてくれ。日本の領土なんだぞ。われわれの先祖が手をかけて育て、整備もし水路も作った。その島が拡張主義の中国からチベット、モンゴルと同じように、『あそこもおれのもんだ』と言ってきて。結局、スプラトリーというフィリピンの間近なほんとに難しい位置にある(諸島)を中国がどうしました? アメリカがマニラの基地を取っ払った後、たちまちやってきて実質的に占拠してものを作ったじゃないか」

 「これは怖いこと。私はこういういわれのない領土拡張主義を認めるわけにはいかない。それを防ぐために防衛力があり、それだけで事足りないからアメリカとの安保条約があって、色んな犠牲も払ってるけれども。その相手のアメリカが北朝鮮での紛争や中国での紛争なら、日本の領土から出かけて実力行使をするか分からんけど、肝心の日本の一番、目と鼻の先にある尖閣諸島に対して、(安保を発動しないと)前の大使が言った」

 「それについて『確かめるのか?』って言ったら、(鳩山首相は)『尖閣諸島の所属、主権はこれから日中で協議する』って、こんなばかなことをいう総理大臣どこにあるか! ほんとに! 怒るのは当たり前でしょう。怒らない国民の方がどうかしてるね


(4/4ページ)

 「上海でやっている(万博で)日本館だけ国旗が揚がってないんだってね? 日本はたくさん出資をして作った。日中友好のためだろ、これも。日本の国威発揚もあるかも知らないけどこの大きな大きな設備投資に日本の国旗がない。日本の国旗が揚げることができない、揚げることをはばかっている」

 「誰だ!? あそこの責任者は!? 堺屋太一か!? 本当にこれはおかしな話ですよ! 君ら若い人は『何で石原さん、あんなに怒るんだ。血相変えて』って(思うんだろうけども)。僕らは戦争体験があるからね。残念だ、本当に。残念というか、恐ろしいよ!」


ようやく出てきた「自主憲法創設」

2010年05月27日 | 政治・外交
国民新、「自主憲法創設」を参院選を公約に 2010.5.27 18:46 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100527/stt1005271848007-n1.htm
 国民新党は27日、夏の参院選マニフェスト(政権公約)に、「平成の自主憲法創設」を目指した憲法論議の促進を盛り込む方針を固めた。「夫婦別姓制度」と「永住外国人への地方参政権付与」への反対、自主防衛力の強化とともに、マニフェストの柱に掲げる。保守色を強めることで旧来の自民党支持層を取り込む狙い。今後3年間で100兆円規模の経済対策を実施することも盛り込む。

「主権回復のため自主憲法制定を」 たちあがれ日本・平沼代表 2010.4.28 22:49 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100428/stt1004282250010-n1.htm
 サンフランシスコ講和条約の発効日である4月28日の祝日化を呼びかける主権回復記念日国民集会(世話人・小堀桂一郎東大名誉教授ら)が28日夜、都内で開かれ、保守系の衆参両院議員6人が出席した。
 たちあがれ日本の平沼赳夫代表は「本当の意味の主権回復には、日本人が原点に返り、独立国にふさわしい新しい憲法を自主的に作ることが必要だ」と述べた。

憲法議論は必要ない・・・民主党
憲法改正「議論する必要はない」 枝野行政刷新担当相 2010.4.1 19:46 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100401/plc1004011947015-n1.htm
 枝野幸男行政刷新担当相は1日の記者会見で、憲法改正について、「憲法が障害になっているために(物事が)前に進まない段階で初めてやればよい。現時点で公式の議論をする必要はない」と述べた。枝野氏は野党時代の民主党憲法調査会長を務め、鳩山政権では法令解釈を担当している。

抑止力は「憲法9条」・・・社民党
抑止力は米の「核の傘」ではなく「憲法9条」 福島氏が持論展開 2010.3.23 20:48 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100323/plc1003232050017-n1.htm
 社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が23日の参院予算委員会で、日本の安全保障について、「最大の抑止力は憲法9条だ」と述べ、米国の核抑止力の有益性を認めない場面があった。
 福島氏は「戦争をしないと定めた憲法9条があって、先輩の政治家は戦争をしなかった。それこそが日本に対して(核を)撃ち込ませてこなかった」と独自の主張を展開した。佐藤正久氏(自民)が「米の核抑止力は日本に必要だ」と答えた鳩山由紀夫首相との違いを追及すると、福島氏は国会審議にもかかわらず、「閣僚としての発言は差し控える」と答弁を拒否。これには野党側が反発し、審議が一時中断した。
 福島氏は結局、「社民党の見解とは違うし、党の見解は変えないが、閣僚の一員としては従う」と説明。社民党党首と閣僚の2つの立場から、苦しい答弁に追い込まれていた。

「沖縄の海兵隊が抑止力とは知らなかった」のは鳩だけではなかった。
海自だけで尖閣や日本のEEZは守れるのだろうか。日本国のために「勉強」していただきたい。

フィリピンから米軍撤退後、シナに乗っ取られたミスチーフ礁(Wikipedia)
1995年に中国は、フィリピン海軍がモンスーン期でパトロールをしていない時に、ここに建築物を建造した。この海域はパラワン州よりおよそ209 km(130マイル)と、フィリピンのEEZ内であった。この時期、ソ連崩壊後の米比相互防衛条約解消の流れから、1995年の共同軍事演習を最後に、在フィリピン米軍は撤退を完了していた[1] 。フィリピンはすぐさま中国に対して抗議を行うが、中国はこれに応じず、建造物は「自国の漁師を守るためのもの」であると主張した。
1998年末から99年にかけて中国が鉄筋コンクリート製施設を建設していることが報道され[2]、フィリピンのマニラで反対運動がおこる。
リーフはベトナムも自国の領土であると主張している。



てんでバラバラ

2010年05月26日 | 政治・外交
自民に取りついた公明癌、民主に取りついた社民癌。
本体が弱いと命取りということか。

普天間問題せっかく落ち着きかけたが、壊しにかかる。
福島瑞穂消費者・少子化担当相が沖縄入り、仲井真知事に共闘呼びかけ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100526/stt1005260009000-n1.htm

口蹄疫で赤松農水相は結果責任を認め陳謝。しかし初動遅れについては反省無し?。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100525/plc1005251254012-n1.htm

雨上がり、今日もどんより

2010年05月25日 | 散歩・山歩き
昨日近所の神戸電鉄で崖崩れがあり一次運転を見合わせたという。
今朝はようやく雨が上がり、風も収まった。
午後、尾根に出てみた。木々は新緑から濃い緑に変わった。
小鳥の鳴き声は鶯からホトトギスに主役が変わった。
山道には激しく水の流れた跡が見られた。
風が強かったのだろう、青葉のついた小枝が散乱しているところもある。
ダムの水位は微増。やや濁りが見られる程度でこともなしだったようだ。






松に取りついたキノコ、上を見ると既に青い葉はなかった


石井ダム(妙号岩から)。神戸市街は靄で望めなかった


今日の菊水山

いつまでも『平和ボケ』では・・・

2010年05月24日 | 政治・外交
「日本はいい国だ」といった田母神航空幕僚長が辞めさせられたのは2008年11月、氏は退職して講演活動やメディアに登場して国防についての啓蒙をされている。
ひとつぐらい憲法改正や防衛について正面から取り上げる政党が出てきてよさそうに思うが、まるでタブー視されているかのようだ。
【from Editor】本気で防衛論議を 2010.5.24 07:05 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005240708001-n1.htm
 普天間基地移設問題は約束の5月末決着が先送りされ、問題の本質がますますぼやけてしまった。
 本来は、普天間基地周辺住民の安全と騒音問題を解決することが目的だったのが、鳩山内閣のおかげで、安全問題も騒音問題も解決されないまま、「公約違反の責任論」ばかりがかしましい。周辺住民の方々にはお気の毒というしかない。

 しかし、こうなってよかった面もある。それはこの国をどうやって守るのか、という国家防衛の根本問題について、いくばくかの議論が起こっていることである。自民党政権のまま、すんなりと辺野古に移転していたら、鳩山首相も「海兵隊は抑止力のために必要」という認識を持ちえないまま国会議員を続けていただろう。
 多くの国会議員をふくむ、平和ボケ、防衛音痴といわれる人々が、少しでも防衛問題に関心をもつようになるのは大歓迎だ。ことのついでにもう一歩踏み込んではどうだろうか。例えば、以下のような問いを設定してみるとよい。

(1)在日米軍は日本の防衛と極東の安定にどれだけ貢献しているのか(抑止力についての勉強です)
(2)国を守るためには軍隊が必要だが、軍隊の保持を禁止している憲法はこのままでいいのか(国民投票法も施行されました)
(3)軍隊があれば基地がある。となれば基地は必要だが、自分の周辺に基地があるのはごめんだ、でいいのか(全体の幸福と地域エゴの矛盾ですね)
 まだある。
(4)自分の国を守るのに、いつまでも他国の軍隊に頼っていていいのか。仮に頼るにしても、国家防衛の中心は自国の軍隊ではないのか(誰が何のために国を守るのかということです)
(5)北朝鮮が核の保有を声高にいっているのに、これまで通りの非核三原則でいいのか(国を守るというのは現実論なのです)


 かつては非武装中立を叫んだ党も、いまや与党であるし、その昔、ソ連軍を世界の平和を維持する軍と言った政党もあったと記憶する。そうした戦後の残滓(ざんし)を何ら清算せずに、「県外」「国外」と叫んでみても、防衛問題の根本は解決しない。
 われわれの住むこのかけがえのない日本をどうやって守るのか、それにはどの程度の武器と人員と予算が必要であるのか、また、国民の防衛意識はどうあるべきなのか、国会はそういうことを、一度ぐらい真剣に、そしてとことん論じあってみたらどうだろう。(編集委員 大野敏明)


【正論】平松茂雄 (中国の軍事演習は)西太平洋を影響下に置く行動だ 2010.5.21 03:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100521/plc1005210335000-n1.htm

【正論】森本敏 南西防衛戦略を確立し国益守れ 2010.5.20 03:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100520/plc1005200304003-n1.htm

【正論】田久保忠衛 有事の備え強める同盟構築せよ 2010.5.19 03:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100519/plc1005190323001-n1.htm

大相撲夏場所千秋楽メモ

2010年05月23日 | 日常・身辺
優勝:横綱白鵬(15-0) 2場所連続全勝、14回目の優勝。初場所から32連勝。
 25歳。ますます充実。13日目で優勝を決め、14日目から金色のまわしで見せる余裕もあった。

魁皇 通算1000勝の大台にのせる。歴代では千代の富士の1045勝に次ぐ大記録。場内が多いに沸いた。

幕内10勝以上
 霜鳳(10-5) 阿覧(12-3)準優勝 若荒雄(10-5) 白馬(10-5) 把瑠都(10-5) 白鵬(15-0)優勝
 新大関把瑠都は先場所のような覇気がなく、守りに入った相撲が目立った。
三賞
 殊勲賞:該当無し
 敢闘賞:栃ノ心(西前2)(8-7) 2回目 4大関を倒す
     阿覧(東前10)(12-3)1回目 体重も増え相撲も本格的になった
 技能賞:該当無し
注目
 白馬(西前5)10-5 日馬富士、琴欧州の2大関を倒す
 北大樹(東前4)7-8 負け越したが、闘争心あふれる相撲

結局『名護市辺野古付近にお願いせざるを得ない』

2010年05月23日 | 政治・外交
半年以上も混迷を続けた普天間基地問題は結局現行案の『名護市辺野古付近にお願いせざるを得ない』になりそうだ。
先日、鳩山氏は「海兵隊が抑止力と思わなかった」と吐露し、今回は「厳しいことは十分理解している。県民の思いをしっかり勉強させていただき、理解が深まるよう最善を尽くしたい」と述べた。
今から勉強されるのだ。野党時代影の内閣などと称して何をやっていたのだろうか。
宮崎県口蹄疫発生でも適切な対応が遅れた。阪神大震災で「なにぶん初めてなもので・・・」と云った村山内閣を思い出す。
弱体化したと見るや、シナの海洋調査船が奄美大島沖の東シナ海で海上保安庁の測量船を追い回す事件が起きた。
民主党女性議員が議場で自分で転倒しまるで「当たり屋」のような所業を演じたのもなにか狂っている。

現政権の支持率は20%を切った。機能不全をいくら糾弾、蔑視したところで、波風が立つわけでもないところが悲しい。
再び不起訴となった小沢氏の含み笑いが聞こえてくるようだ。
【首相訪沖速報】鳩山首相「辺野古付近にお願いせざるを得ない」 2010.5.23 11:04 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100523/plc1005231106006-n1.htm
 鳩山由紀夫首相は23日午前、沖縄県の仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について「国内および日米の間で協議を重ねた結果、普天間飛行場の代替地そのものは沖縄県内に、より具体的に申し上げれば、名護市辺野古付近にお願いせざるを得ないという結論に至った」と述べた。

【首相訪沖速報】首相は「県民の思いを勉強する」と理解を求めた 2010.5.23 11:27 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100523/plc1005231129009-n1.htm
 鳩山由紀夫首相は23日午前、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を名護市辺野古付近に移設する政府案に仲井真弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事が遺憾の意を表明したことに対し、「厳しいことは十分理解している。県民の思いをしっかり勉強させていただき、理解が深まるよう最善を尽くしたい」と述べた。




【山】加西市・鎌倉山(453m)

2010年05月16日 | 散歩・山歩き
久しぶりにバイクで出かけました。
現場まで1時間半ほど、早朝はまだ涼しく、ウインドブレーカー(といっても、ジャンバーと雨カッパズボン)が欠かせません。
公民館にバイクを駐めさせていただき、登山口へ。近くの民家の庭先で奥さんにお尋ねすると、わざわざ100mほど案内してくださいました(感激)。
日曜日にもかかわらず、ハイカーも少なく出会ったのは数人でした。
ハイキングコースは古の行者道だったとのこと、石仏や行者像がところどころ残っています。
麓の普光寺を囲むような山々を周回するLコースを歩きました。また元の位置に戻ってこれるコースは、車で訪れる者には有り難いです。
鎌倉山の頂上には大倍率の双眼鏡が据え付けてありました。肉眼では霞んで見えない菊水山や団地、明石海峡大橋がゆらゆらと陽炎の中に確認できました。
麓の田んぼでは、田起こしが始まっていました。山々を映す水田となるのも間もなくでしょう。


ー「東の覗き」にてー 自作自演証拠写真
Lコース:休憩など含め6時間

HPにスライド載せました。
 鎌倉山・行者道-1   鎌倉山・行者道-2