落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

日の丸

2006年12月31日 | 日常・身辺
 今年は色んな意味で日本というものを意識させられた。近隣諸国の反日ムードやミサイル発射核実験、国内の悲惨な事件や不祥事等々。
 安倍首相の「美しい国」所信表明では戦後体制からの脱却をうたい、改正教育基本法が成立し、国防を見直す防衛庁『省』昇格関連法が可決し一歩を踏み出したように思う。来年は少しでもよい方向にいってくれればと願う。

 今年一年山歩きであちらこちらと行ったが、日本の田園風景はいいなぁと改めて思った(外国はTVで見るだけだが)。たまにお祭りか何かで神社に日の丸が掲げてあり、その美しさが目にしみた。トリノ五輪でフィギュア荒川静香選手が日の丸を掲げてのウィニング・ランも美しかった。

 恥ずかしながら我が家には日章旗がなく、古い共同住宅で掲揚するところもない。ささやかではあるが、HPタイトルに祝日には小さく日の丸が出るように工夫した。此処2,3年JavaScriptをいじらなかったのですっかり忘れてしまっていたが、昨日から四苦八苦してなんとかテストでは表示できた。本番の元日上手くいくかどうか。

 皆様よい年をお迎えください。

海外10大ニュース

2006年12月30日 | 世相
 読売新聞の読者が選んだ今年の10大ニュース(海外編) 12月22日読売新聞

順位 海外編
1 北朝鮮が核実験を実施
2 ジャワ島地震で死者約6000人
3 北朝鮮がミサイル発射
4 冥王星、太陽系惑星から除外
5 米中間選挙で民主党勝利
6 フセインに死刑判決
7 ニューヨーク原油が77ドル突破
8 鳥インフルエンザ死者、通算で100人突破
9 元露FSB中佐、英国で殺害
10 インドで列車同時テロ

 北朝鮮の核実験は、我々に日本の国防について考えさせてくれた。また、工作員という存在、在日朝鮮人に対する行政上の過度な恩恵等々メディアが報じないこともネット上のブログなどで知らされた。

 そして今日「フセイン元大統領の死刑執行」というニュースがあった。

フセイン元大統領の死刑執行 (2006/12/30 12:40)産経新聞
 【カイロ=村上大介】イラクのフセイン元大統領(69)に対し、30日午前6時(日本時間同日正午)前、絞首刑による死刑が執行された。AP通信によると、イラク国営テレビは同日、「犯罪者フセインは絞首刑に処された」と伝えた。4半世紀にわたってイラクを強権政治で支配、統治してきたフセイン元大統領は、イラク戦争後の米軍による拘束から3年を経て、“犯罪者”として69年の生涯を終えた。処刑場所などは、いまのところ明らかにされていない。
 イラク国営テレビは、また、フセイン元大統領の義弟2人も処刑されたとするとともに、「サダムの処刑は、イラクの歴史の暗い時代に終止符を打った」と伝えた。同テレビは処刑の模様を撮影したとしており、処刑には米軍関係者や聖職者などが立ち会ったという。・・・

 2003年イラク戦争が勃発したが、フセイン政権崩壊後も内戦状態は止まなかった。それが終息するのか、新たな火種になるのか懸念が広がっているという。

10大ニュース

2006年12月29日 | 世相
 今朝は昨夜のうちに降った雪がうっすらと路面に残っていた。日中も時折小雪が舞った。当地方の初雪か、ようやく冬らしくなった。昨年の22日の日記では銀世界の写真があった。また同じ12月の15日には真冬並みの寒気の中歩きに出かけていた。今冬はやはり相当な暖冬と実感した。

 読売新聞の読者が選んだ今年の10大ニュース(日本編)が発表になっていた。

順位
1 紀子さまが男子ご出産
2 トリノ五輪、フィギュア荒川静香選手が「金」
3 WBC、王ジャパンが初代王者
4 安倍内閣が発足
5 夏の甲子園決勝、37年ぶり引き分け再試合で早実が初優勝
6 ライブドア事件で堀江貴文社長ら逮捕
7 福岡で中2が遺書残し自殺、「いじめ苦」自殺相次ぐ
8 日本ハム、44年ぶり日本一
9 秋田の小1男児が殺害され発見、子供が犠牲の犯罪相次ぐ
10 福岡市職員の飲酒事故で3児死亡、自治体で飲酒運転への懲戒免職広がる

 自分としては、「改正教育基本法成立」「防衛庁『省』昇格関連法が可決」が重要かつ歴史的で入れたいと思った。

三田市 大船山(653m)

2006年12月23日 | 散歩・山歩き
天皇誕生日

 三田市大船山(653m)を訪れた。先日19日に訪れた大野山の南、直線距離で約6kmの地点にある。
 祝日の今日、先日ほどの冷え込みはなく絶好の山歩き日和だった。

 三田から37号線を北上し蓮花寺南の三叉路を東に入る。波豆川の出会い(波豆川口)を左折し1kmほど行くと波豆川バス停があり登山口がある。波豆川の堤防空き地にバイクを駐めた。

 登り:波豆川登山口(10:35)~大山桜(11:30)~大舟寺跡(11:40)~頂上への分岐(11:45)~(北側巻き道)~大船山頂上(12:16)昼食・休憩
 下り:大船山頂上(13:15)~頂上への分岐~十倉分岐(13:40)~霊場(13:50)観音様石仏撮影~三田アスレチック(14:15)ー車道歩きー波豆川登山口(14:35)

 大船山頂上への分岐に至るまでは誰にも会わず登る人はいないのかと思っていたが、頂上に近づくにつれて2,3組みの中高年夫婦が降りてくるのに出会った。

 頂上にたどり着くと70過ぎの二人組が休んでいた。西脇から来られたとのこと。このあと篠山の山に向かうと云っていた。一人は亡父と何となく風貌が似ていて、播州弁ということもあって懐かしく思った。めずらしく地下足袋を履いていて、写真に撮らせてもらうのだったと今思い出している。

 昼食の握り飯を食っていると、40代ぐらいの夫婦が登ってきた。明石から来られたとのこと。これまでに北アルプスなど大きな山にも登られているらしい。夫婦で山歩きなど羨ましいかぎりだ。山情報をインターネットでよく見ているとのことで、我がHPも宣伝させていただいた。

 天気もよく休日でもあり山好きの方々と話ができ楽しいひとときだった。
(写真:羽束川から見た大船山 15時過ぎ) 帰宅:16:45 バイク走行距離:86km

 (12/24 HPにスライド掲載しています)

篠山市福住・弥十郎ケ嶽(715m)、川辺郡猪名川町・大野山(754m)

2006年12月19日 | 散歩・山歩き
 昨夜天気予報は久しぶりの冬日和と云っていた。山好きの方々のサイトを参考に用意していた地図にコースなどを書き込み準備した。

 三田から37号線を羽束川に沿って北上する。快適な道路が緩やかなカーブを描いている。山間部はさすがに冷える。頭をすっぽり覆うヘルメットを新調したが刺すような冷気が入ってくる。軽登山靴に分厚い毛糸の靴下だが足の指がしんしんと冷える。冬用のグローブでハンドルを持っているが指先の感覚もなくなってきた。

 後川で12号線に出会い左折して北上すると弥十郎ヶ嶽登山案内板があった。右折して地道の林道に入る。昨日の雨か水溜まりもある。地道を走るのは久しぶりだ。深い杉林の中をしばらく行くと登山口があった。傍らのスペースに駐車する。見上げると朝の陽に木々の露がきらきらと輝いていた。

 登山口(10:30)~八上山・篭坊への分岐(11:30)~頂上(11:40)、昼食~ 来た道を下山 ~登山口(12:45)

 杉林の中、谷川に沿って登る。朽ちかけた丸木橋も濡れているので滑らないように慎重に渡る。谷川も細くなりやがて落ち葉散り敷く明るい雑木林になった。広いところを登山道と間違え引き返したりする。尾根の取り付きあたりから道もはっきりとしてきた。
 40分ばかり歩くと冷え切った足の指も温もり、いつもの調子になった。登山口から約1時間ぐらいで頂上に立った。昨日の雨は此処では雪だったらしく日陰に残っていた。
 北側が開けており、多紀アルプスが屏風のように望めた。その後ろは福知山方面だろうか、雲海が見えた。由良川流域の霧が雲になっているのだろう。

 山々を眺めながら握り飯の昼食をとる。時間もまだ十分にあるので南側の大野山を登ることを思いつく。

 麓近くに帰ってくると同年輩が一人上がってきた。
 「こんにちは、道が分かりにくいですね、ずっとこんなですか」
 「いや、大丈夫です、この辺からもうはっきりしていますよ」と私。
 今日の山歩きで出会ったのはこの唯一人だった。

 篠山街道(12号線)を3kmほど南下すると丹波篠山渓谷の森公園があり登山口がある。

 丹波篠山渓谷の森公園登山口(13:10)~往路~大野山頂上~復路~登山口(15:00)

 大野山は南側から車道が頂上まで通じているが、往復する時間は十分にあるので北側のその登山口からとりついた。
 北側斜面は日が当たらないので杉林の中は暗い。杉林が切れ雑木の急斜面になった。落ち葉で滑りやすく所々ロープが置かれていた。なぜかカラスが多くしきりに上空で鳴き声がした。
 尾根は熊笹の明るい道になった。1時間ほどで頂上に着いた。山上は広く天文台や電波塔が建っている。見晴らしは素晴らしかった。南側は六甲連山が望まれ、そこに至る山々が押し寄せる波頭のように見えた。


 帰宅 17:30 バイク走行距離:115km

2100年前の計算機

2006年12月17日 | 日常・身辺
2100年前のスーパー計算機
 【大紀元日本12月12日】ギリシャ南部アンティキチラ島沖で見つかった2100年前のものとみられる青銅製の装置が、足し算や掛け算などの複雑な計算のほか、太陽や月の数十年間の運動を予測出来るほどの精巧な計算機だったことが1日までに分かった。このスーパー計算機はローマ時代、船の海難事故により海底に沈んだが、100年前にダイバーに発見された。ギリシャと英米両国の科学者らは、発見された装置の研究に取り組み、その機能の素晴らしさを明らかにした。
 科学者らによると、ギリシャ人によって製造されたこの計算機を上回るほどの装置は1000年以上発明されていないという。
 イギリスの天文学者マイク・エドムンズ氏は、「この計算機の設計は、とても素晴らしい。古代人の創造力、及び解明されたこの計算機の機能には、みな驚嘆している。この計算機の存在は、古代ギリシャ人がすでに最先端の科学技術を持っていたということを意味している」と述べた。

 ローマ時代から既に機械式計算機があったとは驚いた。

 昭和38年就職した工場には手回し計算機があった。実際に使ったのは黒塗りのもう少し古い型だった。先輩の女性が素晴らしい早さで操作していた。(写真は山口県立博物館のHPより引用)

 昭和49年某鉄道車両工場に転職した。原価計算の職場だった。算盤は3級程度だったので桁の多い掛け算や割り算はこの手回し計算機の御世話になった。もう使い方は忘れたがあの騒々しいギヤの音は覚えている。しばらくして光電管の数字表示の付いた電卓が出てきたが一人一台とはいかなかった。

 昭和50年代マイクロコンピュータが登場した。ボードむき出しのCPUに簡単なコンソールがついた日立製のH68/TRというマイコンを小遣いをはたいて購入して遊び始めた。これがパソコンとのなれそめだ。
 昭和55年頃ディスク装置のついたパソコンやプリンタが出始めた。導入を提言し、BASICやModula2で業務用プログラムづくりにのめり込み本職になってしまったのだった。

「遺棄」化学兵器処理に3000億円

2006年12月16日 | 政治・外交
日中共同で遺棄兵器処理機構…吉林で回収着手へ (2006年12月15日3時0分 読売新聞)
 日中両政府は、旧日本軍が中国に残した化学兵器の回収・処理を円滑に進めるため、2007年1月にも「日中遺棄化学兵器処理連合機構」を設置する方針を固めた。
 21日に東京で開く日中実務者協議で正式合意する。
 両政府は連合機構の設置後、中国国内で最多の約40万発の化学兵器が埋蔵されている吉林省ハルバ嶺での回収事業に本格的に着手する。
 日中の連合機構は、ハルバ嶺に大規模な発掘・回収施設と処理施設を建設し、回収した化学兵器を無害化する事業の主体となる。中国政府が機構設立に関与することで、事業に必要な道路や電気、水道の基盤整備、環境アセスメント(影響評価)などの許認可作業を円滑に進める狙いがある。
 日中の代表2人が連合機構の共同のトップとなる。日本側は遠藤善久・内閣府遺棄化学兵器処理担当室長、中国側は劉毅仁・外務省日本遺棄化学兵器問題処理弁公室主任を充てる方針だ。
 日中両国は05年末、連合機構の設置で基本合意したが、その後、日中関係の悪化で調整が難航していた。
 連合機構による兵器処理などの経費は日本側が負担する。発掘・回収施設建設に約973億円、さらに処理施設建設には2000億円以上の費用が必要とされている。

 「正論」2006年6月号で遺棄化学兵器は中国に引き渡されていた。~残っていた兵器引継書~(記事:ジャーナリスト水間正憲氏) というスクープ記事があった。その後10月号まで詳細が連載された。

* * *

  山形県にある全国抑留者協議会のシベリア資料館で「旧日本軍兵器引継書」を発見した。斉藤六郎・元全国抑留者協議会会長が1990年代にロシア各地の公文書館などから合法的に日本へ持ち帰ったもの。
 内容は、全終戦直後に中国全土で整然と武装解除に応じ何の例外もなく中国側へと引き渡したことが記されている。この中には「化学弾」も含まれている。
 引継ぎ書は約600冊あり、受者(中国人)には身分、署名、捺印があり、通常兵器、化学弾のほか発煙弾発煙筒のほか日用品まである。これによって所有権は中国に移転しており遺棄ではないことがはっきりしている。

 平成11年 日中間で「中国に於ける日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」が締結される。日本の中国に対する戦争賠償は「日中共同声明」ですべて解決済みであるにもかかわらず、この覚書が「日中共同声明」の無力化につながった。この条約には「旧日本軍が遺棄したと認められる場合」との最低限入れるべき条件が何処ないも入っていない。外務省が原理原則を主張しなかった結果である。

* * *


 これらの記事を通読すると、外務省はろくな調査もせず中共のいいなりになったという感が強い。外務省チャイナスクールの連中、そしてまたしても朝日新聞の中国代弁世論醸成記事の結果だ。

 中共での遺棄化学兵器処理事業のプラント建設の受注目的であるゼネコンが中国人に賄賂を拠出した疑いを持たれているそうである。彼らには日本の名誉など眼中にないに違いないとも指摘している。

 処理事業費は最終的には1兆円になるとも云われる。外務省の不作為で尊い血税がむしり取られるのはなんとも悔しい。

歴史的法案可決

2006年12月15日 | 政治・外交
1947年(昭和22年)に制定されて以来、はじめて教育基本法が改正された。
改正教育基本法が成立 NHK 12月15日 19時33分
今の国会の焦点となっていた改正教育基本法は、15日、参議院本会議で採決が行われ、与党の賛成多数で成立しました。教育基本法が改正されるのは、59年前の昭和22年に制定されて以来、初めてのことです。
投票総数:230 賛成:131 反対:99
国会は15日に会期末を迎え、午後開かれた衆議院本会議では、野党4党が共同で提出した安倍内閣に対する不信任決議案が上程されました。
この中で、民主党の菅代表代行は「安倍総理大臣は官房長官だった当時、タウンミーティングで、いわゆる『やらせ質問』による世論誘導を行った。また、麻生外務大臣の核保有をめぐる発言を放置しており、信任できない」と述べました。
これに対し、自民党の石原幹事長代理は「教育基本法の改正案は野党側の主張を十分に踏まえて、広く深い議論を行った。内閣は、安倍総理大臣の強いリーダーシップの下、一致団結して、活力とチャンスに満ちた国作りに取り組んでいる」と反論しました。
そして、不信任決議案は、採決が行われた結果、与党の反対多数で否決されました。これを受けて、参議院では、夕方から本会議が始まり、野党4党が提出した伊吹文部科学大臣に対する問責決議案が、与党の反対多数で否決されました。このあと、本会議では、教育基本法の改正案の採決が行われた結果、改正案は与党の賛成多数で可決・成立しました。
「教育の憲法」とも言われる教育基本法は、59年前の昭和22年に制定されて以来、初めての改正となります。国会は、15日、与党側の申し入れによって、会期を4日間延長しましたが、法案の実質的な審議は終わっており、来週19日に閉会の手続きがとられることになっています。

教育基本法改正案を可決 参院特別委 国会会期は延長 (2006/12/14 21:03)産経
 安倍内閣が今国会の最重要法案と位置付けている教育基本法改正案が14日午後の参院教育基本法特別委員会で、自民、公明両党の賛成多数で可決された。今国会での成立は確実で、与党は会期末となる15日の参院本会議で成立させる構えだが、民主党など野党4党が内閣不信任決議案提出を決めたことから、与党は15日に会期延長を行う方針を決めた。
 同改正案をめぐって民主党など野党は慎重審議を求めてきたが、与党が押し切った。野党は政府の教育改革タウンミーティングでの教基法改正に賛成する「やらせ」質問を批判、安倍内閣の不信任決議案などの提出を検討している。
 教育基本法の改正は昭和22年の制定以来、初めて。改正案は18条からなり、前文で「公共の精神を尊び」と明記。教育の目標として「我が国と郷土を愛する態度を養う」ことなどを掲げ「愛国心」重視の姿勢をにじませた。また「生涯学習の理念」「家庭教育」などの条項も新たに盛り込んだ。
 参院特別委は14日午前から安倍晋三首相が出席して審議を行っていたが、採決をめぐる与野党対立が解けず休憩となり、理事レベルで折衝を続けた。与党が野党の主張する追加審議に応じたため、同日夕に審議が再開された。
 改正案は小泉前内閣が先の通常国会に提出したが、継続審議になっていた。民主党が提出した対案の日本国教育基本法案は廃案になる見通し。
    ◇
 教育基本法改正案の骨子は次の通り。
・公共の精神を尊び、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進。憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、振興を図るため、この法律を制定する
・伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う・教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めにより行われる
・政府は、教育振興の施策を総合的に推進するため、基本的な計画を定め、公表しなければならない


 「宗教的情操の涵養」は見送られた。
文科相、宗教教育は慎重であるべき (2006/12/05 12:49)産経
 伊吹文明文部科学相は5日午前、参院教育基本法特別委員会で、宗教教育のあり方について「日本の国民は宗教心が希薄だ。かなり慎重でないと司法の場で争うようなことになるのを恐れている」と述べた。政府案の対案として審議中の民主党案16条で「宗教的感性の涵養(かんよう)」が明記されていることへの懸念を表明したもの。
 さらに伊吹文科相は「教える人の態度として布教的な態度で教えるとなると公教育の中立性に問題が起きる。(教員に)布教的な意識があるかどうかは(周囲からは)わからないので慎重であるべきだと思う」と指摘し、自民党など超党派の保守系議員が求めていた「宗教的情操の涵養」の盛り込みを見送ったことについても理解を求めた。


 防衛庁「省」昇格関連法が可決。
「防衛省」来月9日始動へ 海外派遣など本来任務に (2006/12/15 19:53)産経
 自衛隊の海外派遣を本来任務化する防衛庁「省」昇格関連法が15日の参院本会議で、自民、公明、民主党などの賛成多数で可決、成立した。共産、社民両党は反対。関連法の成立により、昭和29年に発足した防衛庁は来年1月9日から防衛省に格上げされる。
 「専守防衛」を基本方針としてきた自衛隊が、海外派遣の本来任務化に伴い国際的な活動を増やしていくのは確実で、随時派遣を容易にする恒久法の制定や、憲法解釈で禁じられている集団的自衛権行使をめぐる議論が加速しそうだ。日本の防衛政策は一つの転機を迎えることになる。
 関連法は、内閣府の外局である防衛庁を防衛省、防衛庁長官を防衛相とし、自衛隊法で「付随的任務」とされてきた
(1)国連平和維持活動(PKO)
(2)周辺事態法に基づく後方地域支援
-などを本来任務に位置付ける。
 防衛相にほかの閣僚と同様の権限を持たせ、重要案件や法案に関する閣議開催や財務相への予算要求を直接できるようにする。防衛施設庁を平成19年度に廃止し、防衛省に統合することも付則で盛り込んだ。
 省昇格構想は防衛庁発足直後から関係者の間で持ち上がっていたが、軍事に警戒心を抱く世論もあって長く実現しなかった。冷戦終結後、テロや災害に対応するために自衛隊の海外派遣が積み重ねられ、今年の通常国会で政府が法案を提出、継続審議となっていた。

 「美しい国」への一歩と願わずにはいられない。

悲惨なシルクロード

2006年12月14日 | 政治・外交
 シルクロードといえば、古代中国の交易の道としてNHKの番組や展覧会で、また平山画伯の絵などを通じてロマンチックな憧れをもっていた。しかし10月に中共のチベット人弾圧映像が世界中に飛び交い自分の甘い幻想が消し飛んでしまった。そして東トルキスタンでもさらに過酷な人権弾圧、ウイグル民族を消し去ろうとする中共の侵略があることを知った。
 シルクロード要衝の地ロプノールでは46回に及ぶ核実験で新疆ウイグル自治区のウイグル人はもちろん中国漢族の人々もその後遺症や赤ん坊の奇形が多発しているという。

 NHKはただただ美しくドラマチックに古代中国を見せてくれたが、このような現実を放送しただろうか。親中派の政治家はこの現実を知っているのだろうか。日本政府はこのことに関して見解はないのだろうか。

【産経抄】(2006/11/09 05:01)
 とかく戦前は真っ暗史観でかたづけられる。戦前といえども民主選挙があり、社会主義政党が躍進したこともある。なにより、アジアで独立を目指す政治指導者たちの亡命の地であったことは誇っていい。「三民主義」を唱えた中国国民党の創設者、孫文がそう。インド独立連盟を率いたビハリ・ボースもいた。
 ▼それから80年、いまの中国がもっとも嫌う3人の亡命者が同時期に東京にいた。チベットの精神的指導者ダライ・ラマ、民主化指導者の魏京生さん、それに世界ウイグル会議事務局長のドルクン・エイサさんだ。それぞれ亡命先のインド、米国、ドイツからの訪日だった。
 ▼ 中国西域の独立を目指すエイサさんに会った。台湾での会議出席のため、自由な日本を経由したという。エイサさんは中国共産党支配下の新疆大学で学籍を剥奪(はくだつ)されている。新疆ウイグル自治区で行われた核実験に反対し、漢語を無視したウイグル語教育のボランティアでにらまれた。
 ▼北京でウイグル史を地下出版すると、公安に追われてドイツに亡命したという。彼の日本人支援者たちは、日中友好協会の日本人画伯がウイグルの砂漠の絵を描き、美化していることが許せない。核実験の悪影響で手や目のない子供がいる現実から目をそらしていると。
 ▼ウイグルと北朝鮮は無関係とはいえないらしい。北が崩壊し、国連や米国の影響下に入ると、中国内にある体制内の矛盾に引火するとの説だ。チベット、ウイグルなども、この矛盾に入る。
 ▼エイサさんは魏京生さんと都内で会い、中国の民主化に努力することで意気投合したという。民主化された中国なら話し合いも可能になるとの期待だ。かつて、ボースたちが描いた夢を今また彼らが追っている。

 東トルキスタンから決死の亡命をして独立運動を推進しているドルクン・エイサ氏と、日本でそれをサポートし啓蒙を図っている水谷尚子氏の証言映像を桜チャンネルで見ることが出来る。

 本来、独自の歴史と文化を持つイスラム国家であるはずが、中国の侵略に遭い、「新疆ウイグル自治区」という呼び名の下で、過酷な弾圧に苦しんでいる東トルキスタン。 亡命先のミュンヘンを拠点に東トルキスタンの独立運動に携わっておられるドルクン・エイサ氏と、氏をサポートしておられる水谷尚子氏をお迎えし、漢族移住による圧迫、貧困、頻発する逮捕や冤罪、拷問、宗教弾圧、数十回を数える核実験など、その実態についてお聞きする。
 他のメディアでは触れることの出来ない貴重な証言の数々。
 まさに今現在、東トルキスタンの人々が強いられている苦難と存亡の危機、そして、それをもたらす侵略国家が日本の隣国であるという現実が、明らかになる!
※東トルキスタンの現状を より多くの人々に知っていただくため、当ページへのリンクは大歓迎です! 皆様のご協力をどうぞ宜しくお願いいたします。
出演 (平成18年10月31日 収録)
 ドルクン・エイサ(世界ウイグル会議秘書長)
 水谷尚子(中央大学非常勤講師)
※「報道ワイド日本」11月14日号 より
  キャスター : 水島総・鈴木邦子

 番組映像(無料)はこちら