落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

雷族

2007年08月26日 | 世相
 うちの近所(神戸市北区)の幹線道路に毎週土曜日深夜から日曜日の未明にかけてしばしば雷族が現れる。
 例のバイクでバリバリ爆音を轟かせて走る連中だ。暴走族ほどの組織力はないようで3~4台らしい。
 暑いのと騒音で目を覚まされ「クソッ」と思うがどうしようもない。石でもぶつけてやりたいがこちとら年寄りだから泣き寝入りだ。
 パトカーのサイレンも混じって聞こえるときもあるから誰かが連絡したのだろう。しかし、イタチごっこだ。
 真冬の凍てつくような真夜中でもやるから、彼らの発散するエネルギーは凄いものがある。

 真っ昼間に彼らに会ったことがある(夜の連中と同じかどうかはわからない)。まだあどけない顔をして姿もこぎれいだった。バイクも立派なやつで、ただマフラーを改造し耳をつんざくほどの音を立てている。親が買い与えているとしか思えない。それがどれほど周りに迷惑をかけているかとんと考えが及ばない。あるいはわかっていてやるのか。「なんでそんなことするんや」と訊きたかったが信号が変わり先に行かれてしまった。
 免許を取るぐらいだから字が読める程度の脳ミソはあるのだろう。だが、なにかが欠けている。

西光寺山の鷺草

2007年08月24日 | 散歩・山歩き
 今年5月8日に西光寺山(篠山市)に登った。その時、登山口から少し入ったところに鷺草自生地があった。
 花期を迎えているはずで、今日再訪してみた。木道下に満開状態を想像していたが、その時地元のおじさんが仰っていたように数が減っているのだろう、写真のような状態だった。一角には養生区域があってそこには育成中のものもあった。それでもまさにサギが舞い踊っているような可憐な花があちらこちらに見られた。










今日の西光寺山(713m)、今田薬師温泉から

 撮り終わるとちょうど昼で今田薬師温泉に立ち寄って食事をした。敷地内にある豆腐工場で弁当と出来たての豆腐を賞味した。
 太陽が真上にある露天風呂も大変な贅沢気分だった。

処暑

2007年08月23日 | 日常・身辺
 雷雨とともに夜が明け、北側の窓をあわてて閉める。
 朝食の頃、室温も26度になった。外気はもう少し低いだろう。
 立秋から猛暑が続いていたが峠をこえたかな、いや、まだまだ「暑さ寒さも彼岸まで」というから。


(写真:昨夜10時過ぎの稲光)

スパイ天国

2007年08月22日 | 政治・外交
いるのだなぁ、こんな売国社長(日本人ではないのかも)が、元防衛庁技官が!
特別防衛秘密、中国が入手指示か 警察当局が文書押収 (2007/08/22 07:55)産経
 旧防衛庁元技官が潜水艦関係の内部資料を持ち出した事件に絡み、警視庁の家宅捜索を受けた元貿易会社社長の関係先から、中国政府関係者が日本の特別防衛秘密の入手を指示したとみられる文書が押収されていたことが21日、分かった。元社長は在日中国大使館の関係者らと親交があり、元技官に日米秘密保護法の「特別防衛秘密」に該当する防衛装備品の情報提供を働きかけていた疑いがある。警察当局は同法違反(探知・収集、漏洩(ろうえい)の教唆)の疑いがあるとみて捜査している。

 元技官は、旧防衛庁技術研究本部第1研究所に在籍中の平成12年3月、元社長に頼まれ、潜水艦の船体に使われる特殊鋼材の研究論文を無断で複写し持ち出したとして、17年3月に関係先の捜索を受けた。警視庁は今年2月、元技官を窃盗容疑で書類送検したが、嫌疑不十分で不起訴となった。資料の受け取りを否定した元社長も立件は見送られた。

 関係者によると、中国側が作成したとみられる指示文書は、元社長の関係先の捜索で押収された。中国語で書かれ、情報を入手すべき防衛装備品のリストが記されていた。リストにある装備品は、元技官がコピーを持ち出した潜水艦の特殊鋼材とは別で、機密性が高い特別防衛秘密に該当するものも含まれている疑いがあるという。

 元社長が指示文書の内容を日本語で書き直したメモも押収された。元技官は事情聴取に、リストとメモに記載された防衛装備品について、「(元社長から内容などを)聞かれた覚えがある」と述べ、資料提供などの働きかけがあったことを示唆している。
・・・・つづき

中国武官が防衛幹部と頻繁接触 諜報活動か (2007/07/08 07:38)産経
 中国大使館の武官2人が、防衛庁の現職幹部らと接触を繰り返していたことが7日、分かった。警察当局は、2人が防衛庁関係者と接触する現場をそれぞれ約20回確認しており、自衛隊の「機密」など軍事情報の漏洩がないか内偵捜査を進めたが、いずれも武官が帰国したため捜査は打ち切られた。日本の在上海総領事館員が中国で情報当局者から外交機密の提供を強要され自殺した事実が昨年12月に明らかになったが、国内でも中国による諜報活動が行われていた疑いが浮上した。
 関係者によると、平成9年ごろ、中国大使館の駐日武官が防衛庁中堅幹部OBと都内の飲食店などで接触を繰り返していた。
 警察当局で監視や尾行など捜査を進めた結果、1年間で約20回の秘密接触を現認したが、武官は突如中国に帰国。14年には、別の武官が防衛庁の研究機関に所属する現職幹部と飲食店などで接触を繰り返し、警察当局で1年近くの間に十数回の接触現場を確認したが、やはり途中で帰国した。
 接触が定期的だったことから、警察当局は防衛秘密漏洩の疑いがあるとみて長期の行動監視を行ったが、いずれも帰国により捜査が打ち切られたため、情報漏れの有無は解明に至らなかった。
 防衛庁の秘密情報は機密性が高い順に「機密」「極秘」「秘」に3区分されており、「秘」以上を漏洩した自衛官や職員は自衛隊法(守秘義務)違反の罪に問われる。
 防衛庁では12年9月、幹部が「秘」文書をロシア大使館の駐日武官に渡したとして、同法違反の容疑で警視庁に逮捕された例がある。
 一方、中国大使館では昨年3月、防衛庁の元幹部が在任中に職場から潜水艦の論文を盗みだしたとして窃盗容疑で警視庁の強制捜査を受けた事件で、論文が中国大使館に出入りしていた貿易業者を通じて中国側に渡った疑いが指摘されている。  都内のコンサルタント会社社長の入管難民法違反事件で今年3月、警視庁が押収した社長の手帳に、中国大使館の参事官から中国と台湾の統一運動推進を指示された旨の記述があったため、警視庁は4月、参考人として参事官らに異例の出頭要請を行い、国内での工作活動の一端が明るみに出た。
 だが、中国大使館員と防衛庁関係者の不明朗な接点が、捜査で明らかになったのは初めてだ。


 これでは同盟国に疑われても致し方ない。
日本の情報保全体制に懸念…米、MDソフト供給を一時停止していた (2007/08/11 10:42)産経
 ミサイル防衛(MD)システムの中核である海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載に向けた改修工事中の海上自衛隊のイージス艦「こんごう」について、米側が機密性の高いソフトウエアや文書の供給を一時停止していたことが11日明らかになった。年内配備の計画に影響はないが、日本の情報保全体制に対する米側の懸念が原因とみられている。
 防衛省筋によると、弾道ミサイル迎撃のためのソフトなどが7月中に米側から供給される予定だったが、一時的にストップ。日本側が、海自イージス艦中枢情報流出事件を踏まえた情報保全体制への取り組みを説明したのを受け、今月3日に再開された。海自関係者は「供給停止には日本側に情報保全への取り組みを促す狙いがあった」とみている。

 警察の捜査がなければ防衛秘密漏洩が発覚しなかったというのも頼りない。防衛省とはそんなものかと思ってしまう。これまた氷山の一角ではないことを願いたい。
 元社長は現在生活拠点を中国にしていると云うから工作員だったのではないか。それにしても、国防にかかわるこのような犯罪の刑罰が10年程度とは軽いものだ。

中共、本音を吐露

2007年08月20日 | 政治・外交
 中共は「太平洋の西半分を管理したい」と云っているらしい。
中国、太平洋の東西分割提案か 米軍は拒否 産経(2007/08/20 01:05)
 17日付の米紙ワシントン・タイムズは、キーティング米太平洋軍司令官が最近訪中して中国軍事当局者と会談した際、中国側が、太平洋を東西に分割し東側を米国、西側を中国が管理することを提案したと報じた。米側は拒否したという。提案の詳細には触れていない。
 米太平洋空軍のへスター司令官は「空間を誰にも譲らないのが、われわれの方針だ」と記者団に述べ、西太平洋地域を米軍の影響下に置く必要性を強調した。
 米政府内の親中派の間では提案に前向きな受け止めもあったが、国防当局は西太平洋の覇権を中国に譲り渡す「大きな過ち」だと主張。日本などアジアの同盟国との関係を台無しにしかねないとして断ったという。(共同)

 中共は以前から第一列島線、第二列島線などと台湾、フィリピン、沖縄、日本を呑み込んでしまうような軍事境界線を引くなど荒唐無稽な考え方を持っていたが本気なのだろう。チベット、ウイグル侵略、スーダン・ダルフール虐殺支援など目に余る戦略を実施し、軍備増強も着々と行っている。

 参院選では民主党が優位に立ち、自民党内にも能天気な「北京オリンピックを支援する議員の会」のような親中派が沢山いる。防衛省も人事で内紛などしている場合ではない。
 米国とて国益中心で動く国である。日本として国防をどうするのか我々国民が真剣に考えなければならないような時代に入ったのではないか。
 スポーツ五輪は政治と切り離すべきと云うが中共は「抗日記念館」などで世界に反日をアピールすることは忘れていない。米の従軍慰安婦決議も中共の工作があった。北京五輪はボイコットすべきと思う。

生きる

2007年08月17日 | 写真・絵


この暑さも今週までのようですね。
蝉も夏から秋の蝉に変わりつつあります。

そこで地上で夏を謳歌した蝉を描いてみました。
もう少し「生きたい」蝉の声が聞こえます。

えと文:元康さん


(クリックで拡大します)

盆すぎの墓参

2007年08月17日 | 日常・身辺
 Uターンラッシュのニュースが飛び交ったお盆もあっという間に過ぎた。相変わらず猛暑は居座り部屋の気温は朝から31度を指している。交通量も落ち着いていることだろうと能勢の妙見山北側にある本瀧寺に向かった。
 バイクの有り難いところで停滞もあまりなく風の中を涼しく走れた。田園の稲田はもう穂を垂れているもの見られた。

 お寺はセミの声だけで閑散としている。お花の売店も閉まっており、持参したお茶をお供えして近況報告した。
 納骨堂の脇にある坂を登ると鬱蒼とした杉木立の中に慶長年間建立といわれる本堂がある。ハリのある読経の声とお百度を踏む2,3人の姿が見られた。本堂奧に水行場がある。一度暑いときにやってみたいものとかねてから思っていたので実践することにした。寺務所に声をかけると「あ、どうぞ」と返事があった。滝の手前に更衣室がある。冬場用に石油ストーブも備えてあった。

 高さ20mぐらいあるだろうか竜の口から水が落下している。首筋に受けるとさすがに山の水、冷たい。しばらく受けると雑念が何処かへ行ってしまった。ビシビシと身体を打つ水を感じるのみの世界になった。般若心経を読み終える(情けないことに未だに覚えきらない)2,3分で冷えてくる。
 他にはだれもおらず、ド素人行者の自分は作法もわからなかったが2,3度繰り返しとにかく終わった。非常にスッキリしたいい気分だった。この余韻は忘れられないだろう。
 それにしても酷寒のなかおやりになる行者さんの強固な意志、信仰心は篤いものだとあらためて感心した。



 帰路、野間の大ケヤキに立ち寄った。4月に見たときはまだ葉がなかったが、今日は豊かに葉をつけ大きな緑陰を作っていた。(右:今年4月6日の写真)
 

終戦記念日

2007年08月15日 | 政治・外交
 先日まではわりにカラッとしていたが、今日は蒸し暑く33度まで上がり、風が弱く日が暮れても部屋の温度は下がらない。
 各地で追悼行事が行われた。先日は安倍内閣全閣僚が靖国神社へ参拝しないと表明し「参院選ショック」が此処まで来たと驚いたが、高市少子化担当相や小泉前首相、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員などが参拝したとの報道があった。
小泉前首相が靖国参拝 報道陣の問いかけには応じず 産経(2007/08/15 09:39)
 小泉純一郎前首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。小泉氏は首相在任中、計6回靖国神社を参拝しており、昨年も終戦記念日に参拝した。
 モーニング姿の小泉氏は午前8時20分ごろ、靖国神社に車で到着。警護官に囲まれながら、到着殿から入り、昇殿参拝した。参拝後、「どんな気持ちで参拝したのか」との報道陣の問いかけには応じず、無言で車に乗り込んだ。
 一方、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)に所属する国会議員も15日午前、集団で参拝した。

超党派・国会議員46人も集団参拝 靖国神社 産経(2007/08/15 12:12)
 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)に所属する国会議員46人(ほか代理が100人)も15日午前、集団で参拝した。参拝した議員の内訳は自民党41人、民主党4人、無所属1人で、平沢勝栄内閣府副大臣、山谷えり子首相補佐官も含まれている。
 参拝後、会見した島村氏は、安倍晋三首相が15日の参拝を見送る考えであることについて「安倍首相らしくない。参るべきだ」と批判。他の閣僚も参拝を見送ることについては「何か頼りない。堂々と参拝されたらいい」と述べた。

 戦後世代の自分は高度成長期に就職しそれなりに一生懸命働いたつもりだ。やがてバブルになり会社も衰退した。定年を迎え早期退職を選択しいろいろとやってみた7,8年だったが、なんとか年金生活にこぎつけた。中の下といったレベルだが食べていける生活はありがたいことだ。
 日本は世界第二の経済大国だが、昨今は陰惨な事件、詐欺、公務員や政治家の不祥事が目立つようになった。豊かさの代わりに心が貧しくなった。先日あるブロガーが紹介されていた新渡戸稲造著「武士道」と李登輝(前台湾総統)著「武士道解題ノーブレス・オブリージュとは」を読ませていただいた。古くからあった日本の道徳規範が戦後教育で軽んじられているというのがテーマであった。
 世に賢人偉人が沢山おられるのに、なぜ政治や教育に反映されないのだろうか残念に思う。

今日の菊水山

2007年08月14日 | 散歩・山歩き
今日も全国的に猛暑が続いている。
午後部屋から見る菊水山の後ろに入道雲が覗いた。上がってみると大阪湾の向こう葛城山系、紀伊山地上空のものだった。
山上ではミンミンゼミの声に混じってツクツクボウシの声も聞かれた。


手前から神戸港、ポートアイランド、神戸空港




摩耶山、手前は鍋蓋山


奧は多可町笠形山、千ヶ峰 手前は丹生山系


新港突堤、入港中のサンフラワー、ポートアイランド(8/11撮影)

(いずれもクリックで拡大します)