落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

振り上げた拳は・・・

2012年09月30日 | 政治・外交
尖閣諸島の所有権は民間から国有になった。
日本のものであることに変わりはないのに国有になったとたん、中共のやらせ反日デモや暴動が起きた。 漁船も1000隻尖閣周辺へ出すと云った。

中共は日本企業を誘致し雇用を増やし経済発展の基礎にした。結果、経済大国になった。
こんな事は百も承知のはずだが、脅しが効くと思ったのであろうか。日中友好がまやかしであったことが暴露されてしまった。

27日国連総会で尖閣領有権について日中の応酬があったが、日本は毅然として「日本の固有の領土である」と強調する反論を行った。

経済のグローバル化で日中も持ちつ持たれつ。
日本の態度硬化になんとか糸口を見つけようとする動きもあるらしい。
またにこやかに「交渉?のテーブル」に誘い出すことを考えるだろう。
日中間に領土問題は存在しない。用心用心・・・
~誰よりも中国を知る男が、日本人のために伝える中国人考~
石平(せきへい)のチャイナウォッチ 2012.09.29 No.191号
http://www.seki-hei.com

■ 中国政府の敗退は始まった

9月27日、中国共産党政治局常務員で党内序列No4の賈慶林氏は、 北京訪問中の日中友好七団体の代表たちとの会談に応じた。
それは、日本政府による尖閣国有化以来、 日本人との会談に出てきた最高クラスの高官である。

会談の中では賈氏は相変わらずの厳しい口調で 日本政府の尖閣国有化を批判としているが、 日本側の総理大臣経験者の福田康夫氏や鳩山由紀夫氏が訪中を取りやめていた中で、 党内序列4位の高官が日本代表団との会談に応じたこと自体は、 中国政府が日中間の緊張を緩和させる糸口を探ろうとしていることの証拠であろう。

さらに注目すべきなのは、この会談の行われたタイミングである。
会談が行われたのは24日であったが、その前日の26日、 日本の野田首相は国連総会に演説した後に臨んだ記者会見では、 「尖閣諸島は歴史上も国際法上もわが国固有の領土であることは明々白々だ。
領有権問題は存在しないのが基本で、そこから後退する妥協はあり得ない」 と譲歩しない意向を強調した。


つまり野田総理そこで、中国に妥協せずにして 国有化を撤回する考えはまったくないことを堂々と宣言したわけだが、 それはまさに、国有化以来の十数日間において中国側が数々の対抗措置を講じて 凄まじい圧力にかけてきたことへの明確な回答であり、 圧力に屈しないという日本政府の意思表明である。

これまでの中国側の激怒ぶりと勢いからすれば、 この「妥協しない」という日本側の宣言に対し、中国政府は その強硬姿勢をよりいっそうエスカレートして さらなる激しい対抗措置を講じたとしても全然おかしくはないだが、 しかし意外なことに、野田首相の「妥協しない」宣言にたいして、 中国政府はテンションを挙げて言葉上の激しい批判を展開した以外に、 これといった対抗措置をとることもなかった。
そして、まさに日本側の「妥協しない宣言」の翌日、 上述の党内序列四位の賈慶林氏は日本側の代表団との会談に応じて出て、 「日中関係の重要さ」うんぬんを語り始めた。

つまり日本政府の「妥協しない宣言」を前にして、 中国側はさらなる強硬姿勢に打って出るのではなく、 むしろ一歩後退するような形で関係改善への「柔軟姿勢」を示し始めたのであるが、 そのことは要するに、日本側の「妥協しない」宣言を前にして、 中国政府はようやく、いかなる対抗措置も圧力も結局に徒労に終わることを悟り、 力ずくで日本をねじ伏せるようなことを諦めた、ということである。 こうした上で、中国政府はやむを得ず、 一方的な強硬姿勢から「対話路線」へと敗退したとはいえよう。

実際、賈慶林氏と日本代表団との会談の翌日、 中国の楊外相は国連総会での演説では、「日本が尖閣を盗んだ」と 日本政府を強く批判しながらも、「交渉で問題を解決する軌道に戻ることを促す」 と言って日本政府との対話する意思のあることを表明したのである。
それは、日本との正面衝突からの中国側の敗退を意味すると同時に、 中国側による戦術の転換でもあろう。

要するに力づくで日本をねじ伏せることが出来ないと悟った中国は今度、 「対話」による外交戦に転じようとしているのである。 その意図するところは言うまでもなく、「交渉」や「対話」を進めるなかで、 「領土問題存在しない」という日本政府の立場を徐々に切り崩していくことである。
というのも、もし日本政府は「領土問題」にかんする協議に応じてしまえば、 それは直ちに日本側が「領土問題」の存在を認めてしまうこととなるからである。
それこそ、中国側は今後仕かけてくる外交戦の「罠」であるが、 日本政府はそれに嵌らないようくれぐれも注意すべきであろう。
( 石 平 )


■中国生産「10月ゼロ」報道、トヨタが否定―中国メディア
配信日時:2012年9月29日 15時49分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65069&type=
26日、中国市場で新車販売が難しくなっていることを受け、トヨタ自動車が中国での生産計画を10月は白紙とする方針を固めたとの報道について、同社中国法人の担当者は「事実でない」と否定した。・・・

■<尖閣問題>グローバル化時代、日本への経済制裁は自傷行為になる―中国紙
配信日時:2012年9月28日 8時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65024
26日、中国紙・環球時報は、北京師範大学の専門家が寄せた論文を掲載。日本への経済制裁と信じて行う行為が、めぐりめぐって中国経済を損じることになると論じている。・・・・

■フィリピン政府、日系企業に移転呼び掛け「日中関係の緊張に乗じたものではない」―比メディア
配信日時:2012年9月28日 16時18分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65041
26日、尖閣領有権問題を受け、フィリピン貿易産業省のパンリリオ次官は同日本企業15社に対して優遇策を提示し、中国からフィリピンへの工場移転を呼び掛けたと発表した。

人民日報といえば中共公式新聞みたいなものでっしゃろ。その新聞が・・・・
■人民日報、50年代「尖閣諸島は日本領」と報じる 市民ら「政府に騙された」
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/09/html/d97871.html
【大紀元日本9月7日】尖閣諸島(中国名、釣魚島)の領有権をめぐる係争が勃発している中、中国共産党の機関紙・人民日報の1950年代の報道が話題になっている。報道の中で、尖閣諸島を含む琉球諸島および小笠原諸島などの島々は日本の領土であると伝えていた。中国国内では、当時の記事のスキャン写真がネット上に貼り出され、ユーザーらの間で、反日行動は政府に騙され踊らされているものではないかとの見方が広がっている。・・・


シナ・日本を盗人呼ばわり

2012年09月28日 | 政治・外交
日中国交正常化40周年にあたり、河野洋平氏や日中友好団体の会長ら訪中しているそうな。
日本の経済協力を引き出すため、シナは尖閣問題を棚上げしてきたと云っていいだろう。
今やシナは世界第二位の経済大国となった。もう経済協力も必要なく、尖閣諸島海域に眠るエネルギー資源獲得と、太平洋に軍事進出するのに、日本が邪魔でしようがない。
棚上げも必要なくなり尖閣はオレのものと主張している。
これが国際社会というものだろう。

第二次大戦世代は退いた。
自虐史観で日本はシナや半島に悪いことをしましたと刷り込まれている戦後世代とその二世三世は先祖伝来の資源領土を守ることが出来るだろうか。
正念場を迎えている。
「日本は尖閣を盗んだ」中国外相、国連演説で批判 2012/09/28 11:42
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/594731/

 【ニューヨーク=黒沢潤】中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相は27日夜、国連総会で一般討論演説し、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張した。この際、中国はこの問題を歴史問題を主張、「(日本が尖閣を)盗んだ」などと強弁した。このため日本の国連代表部は、反論する答弁権を行使して歴史的経緯を説明、「日本の固有の領土である」と強調する反論を行った。これを中国が非難、日本が再反論するなど、議場は日中激突の応酬の場となった。
 楊外相は尖閣諸島について「中国の古来からの固有の領土だ」とし、「中国はこの点に関し、そもそも議論する余地のない歴史的、法的証拠も持っている」と強調した。
 また、日本政府による尖閣諸島の国有化は、「中国の主権に対する重大な侵害」であり、戦後の国際秩序を大きく乱すだけでなく、「国連憲章の目的と精神に合致しない」と強く批判した。
 外相はまた、「日本の行為はまったく違法、無効であり、日本が中国から(尖閣諸島を)盗んだという歴史の事実を変えようとするのは言語道断」とも指摘。その上で、「日本は直ちに中国の主権侵害に対するすべての活動を停止せよ。自国の過ちを正す具体的な措置を講じるべきだ」などと迫った。


【山】多可町 千ヶ峰(1005m)

2012年09月28日 | 散歩・山歩き
9月26日(水) 晴れ
多可郡多可町 千ヶ峰(1005m)

ちょうど二ヶ月前にも来たが、その時は激しい俄雨に見舞われた。
今日は天気もよく登りなおしにやってきた。

市原峠からは片道2km、標高差200mのやさしいコースで、一時間ほどで展望のよい頂上に行ける。
十時頃すでに三台の車が駐まっていた。
誰の思いも同じ、天気がよければちょっと上がってみたくなる。





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安倍氏自民党新総裁に

2012年09月27日 | 政治・外交
「近いうち解散」といっていた民主党政権がズルズルと延命している中、自民党総裁選は安部晋三氏を選出した。自民党も派閥があって一枚岩ではなく、また人材が不足しているが、一応民意を反映した結果ではないだろうか。
マスコミは相変わらずあからさまな安倍たたきを行っていたようだが、この方に首相になられては困る勢力がいかに多いかを物語っている。
第一次安倍政権では教育改革や防衛省昇格など国の根幹をなす政策を行った。
体調も整い、満を持していると仰っている。是非続きを行っていただきたい。
自民新総裁に安倍氏…石破氏を重要ポストで処遇 2012年9月26日(水)23:50 (読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20120926-567-OYT1T00783.html

 自民党は26日、総裁選の投開票を行い、新総裁に安倍晋三元首相(58)(町村派)を選出した。
 安倍氏は1回目の投票で2位につけ、1位となった石破茂前政調会長(55)(無派閥)を決選投票で逆転し、勝利した。任期は2015年9月末までの3年間。安倍氏は9月中に党役員人事を決める方針だ。安倍氏は、党員投票で過半数を獲得した石破氏を幹事長などの重要ポストで処遇する考えだ。
 総裁選が決選投票にもつれ込んだのは40年ぶり。決選投票での逆転勝利は、石橋湛山氏が岸信介氏を破った1956年以来、56年ぶりとなる。

 自民党は、安倍新総裁のもとで、09年に野党に転落して以来の政権復帰を目指し、次期衆院選に臨む。安倍氏は、谷垣禎一前総裁が進めた民主、自民、公明3党の協調路線に否定的で、野田政権への対決姿勢を強める構えだ。安倍氏の総裁就任で、野田首相の政権運営は厳しさを増すとの見方も出ている。
 安倍氏は、総裁選の投開票後、党本部で記者会見し、野田政権への対応について、「野田首相は『近いうち』の衆院解散を(谷垣前総裁に)約束した。それを果たしてもらうべく、全力を尽くす」と述べ、早期解散を求めていく考えを強調した。党役員人事に関しては、「石破氏が党員票の過半数を取った。重く受け止めなければならない。協力していくことが求められている」と語り、石破氏を党三役などの重要ポストに充てる考えを示唆した。
 総裁選の1回目の投票では、石破氏が199票でトップ、安倍氏が141票で続いた。5人の候補者のいずれも過半数を獲得できず、上位2人が国会議員投票だけで争われる決選投票に進み、安倍氏が108票、石破氏が89票だった。

■報道されなかった安倍晋三の功績(YouTube)
1/2
http://www.youtube.com/watch?v=iSKUCcCDa1k
2/2
http://www.youtube.com/watch?v=Ekk93r3fe0g&feature=fvwrel


【山】宍粟市波賀町 赤谷山(1216m)

2012年09月21日 | 散歩・山歩き
9月20日(木) 曇
赤谷山(戸倉山)(1216m)

・・・
赤谷山の山頂付近は熊笹も刈り取られ見晴らしがよかった。
ほぼ360度見渡せるが、残念なことに雲が多く、北側にはガスがかかって雄大な氷ノ山は半分しか見えなかった。
登山家加藤文太郎さんが、その風景に感動し万歳三唱したと伝えられているが、充分に想像できる。


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危ない「人権救済法案」

2012年09月20日 | 政治・外交
「あなたのブログの記事が人種差別、人権侵害だと訴えた方がいます。つきましては×月×日『人権委員会』に出頭願います」
この法案が通れば、ある日突然こんな通知が舞い込むかも知れない。

ー 物言えば 唇寒し 秋の風 ー 日本もどこぞの国のような密告社会になるのだろうか。
外国人参政権と同様、民主党支持団体である在日優遇、日本弱体化法案。
人権委法案を閣議決定=臨時国会提出目指す  2012年9月19日(水)12:40
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-120919X800.html

 政府は19日の閣議で、法務省の外局に人権救済機関「人権委員会」を設置する法案を決定した。人権侵害に対する救済や予防を行うため、国家行政組織法に基づく「三条委員会」を設置する内容。藤村修官房長官は記者会見で「人権擁護に政府が積極的に取り組む姿勢を示す必要がある。(法案)提出の閣議決定はもう一度必要だが、政府の姿勢を示すために決定した」と強調、10月召集が予想される臨時国会に提出したいとの考えを示した。  [時事通信社]

参考
■城内実議員ホームページ
人権救済法案に関する論点と歴代大臣の主な答弁 ―法務委員会での城内委員に対する答弁― 平成24年5月24日 城内実
http://www.m-kiuchi.com/wp-content/uploads/2012/05/4fb3a32cf2ad55350a7426f7b3ecbed1.pdf
■同じく「民主党の人権救済法案はこんなに危険」(図表)
http://www.m-kiuchi.com/wp-content/uploads/2012/04/jinken1.jpg

4月4日(水) 手を変え品を変え「人権擁護法案」


反日デモの仕掛け人

2012年09月18日 | 政治・外交
シナの今日は9・18事件(シナ事変の発端となった柳条湖事件)記念日だ。
遼寧省で記念式典が行われている。
各地で昨日に続きデモが行われてるが50~数百人の小規模らしい。
これらデモは中共政権交代時期の権力闘争が裏に絡んでいるという。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成24(2012)年9月18日(火曜日)通巻第3759号
http://melma.com/backnumber_45206/

 薄煕来支持の保守派と腐れ縁の周永康グループが反日暴動背後に暗躍
 毛沢東の肖像画を隠れ蓑に保守セクトが秘かに糾合し胡錦涛を窮地に追い込んだ


 九月十五から十八日にかけての「反日狼藉」は、日本のマスコミ史上では「天安門事件以前」「以後」とわかれたように「反日暴動以前」「以後」に峻別されることになるだろう。日本企業の中国進出のリスクが問われる。中国旅行の安否も問われる。中国そのものへの疑念も生まれた

 ところで十七日までの各地での「反日暴動」は、各派がそれぞれ所定の目的をなした。
すくなくとも保守派(この場合は毛沢東郷愁セクトとでも名付けよう)にとっては胡錦涛への牽制という政治目的が大きく達成された。
青島と西安、長沙における日系百貨店、スーパーを襲撃し、強奪をやらかして治安を一挙に悪化させれば、赤恥を掻くのは胡錦涛執行部である。

かれらは毛沢東の肖像を掲げることで糾合の合図を謀った節があり、警察と組んで、放火、狼藉、暴動の切っ掛けをつくった。パナソニック、ミツミ電機などの放火は「プロの仕業」と目撃者が語っているように。
 警察方面と宣伝を牛耳るのは保守派、とりわけ上海派系の周永康の残党らで、かれらは謀略にかけてのプロである。
 (ついで言えば、容疑者拘束と中国が言っているが、内容は不確か、氏名、写真の公表もない。おそらくパトカーを焼き討ちしたり、党委員会庁舎の破壊に加わった不満分子を拘束しているだけだろう)。

 さて損害賠償に関して中国当局は「それは日本に責任がある」と真っ向から逃げる構え、他方、北京の秀水市場には「日貨排斥」の大きな垂れ幕がかかった。
 これは近未来の事態を示唆しているのではないか。

 ▼秀水市場の壁面全部が「日貨排斥」の広告になった

 秀水市場と言えばガイドブックにも紹介されて世界的に有名なスポットである。
ルイビュトン、グッチ、アルマーニなど世界のブランド品のニセモノを売る巨大デパートであり、その売り子の暴力的販売は顰蹙を買っているが、WTO違反、特許違反と非難してやまないアメリカ人が一番多く買い物にくる。日本人もチラホラ目に付くが、欧米人が圧倒的。もともと日本商品は殆ど扱っておらず、秀水が日貨排斥と言ったところで99%被害がない。あれは政治宣伝の場を貸して世界にアピールしているのである。

したがって問題は、秀水市場のことではない。
反日デモの多くのプラカードに「日貨排斥」が登場したことが、両国関係の今後を暗示する。嘗ての「五四運動」も日貨排斥が巨大スローガンだったが、背景には欧米キリスト教会が資金を援助した。その後、コミンテルンに替わったが、共通のスローガンは欧米の利害と一致した。

 1972年からタイ、インドネシアで始まった日課排斥は、背後に華僑グループが居た。
 NY、ワシントン、サンフランシスコで展開された反日デモも背景は中国の秘密資金で動くプロの主催である。顔ぶれはいつも同じである。かれらが日貨排斥を口にしなかったのは、米国市場では意味がないからである。

 ならば今回の反日デモに前後して呼びかけられている「日貨排斥」で最終的に裨益するのは誰か? 中国のメーカーやライバル? 中国の消費者は自国製の自動車さえ買わず、BYDは売り上げが数百台、経営危機に陥っている。

 こんかいの日貨排斥とて日本にとってそれほどの損害はないだろう。つまり日本製品が必要なのは中国であって、小松のクレーンも、IHIや三菱の建機、重機もなければ困るのは中国のメーカーやデベロッパーであり、それならば対抗上、日本でも「華貨排斥」が起きれば、これも究極的に困るのは中国であって、日本が困るのは割り箸と備中炭くらいである。
まさにウォールストリートジャーナルが皮肉ったように「かれらは日本車を破壊して、日本車を買っている」(17日付け中文版)。

100円ショップが困る? すでに雑貨工場は中国からバングラ、インドネシア、スリランカなどに移転しています。

 ▼中国がもっとも恐れる嫌な事態とはなにか?

 それよりも、中国が一番日本にして欲しくないことは何か?
 修学旅行の目的地が軒並み韓国中国から台湾へ? 中国へのツアーの激減?
 そういう現象的な事例はともかくとして、中国がもっとも望まないことは、覇権拡大という戦略が静かにしかし着実に日本によって妨害されることであり、軍事的には日本の武装強化、南西諸島への自衛隊基地建設などである。
   けれども、もっとも効果的な措置とは中国の国債購入をやめること。通貨スワップを凍結することに尽きる。
   昨今、中国の経済戦略とはIMF世銀に幹部を送り込んで地ならしをはじめたように、人民元の国際カレンシー入りという野望のみならず、通貨覇権の地域拡大である。

通貨とは経済の主権行為である。
通貨の使用が及ぶ範囲が中国の経済覇権の影響拡大ということであり、世界覇権を目ざす中国は日本を巻き込む勢いで日本円と人民元の直接取引を拡大しようと躍起であり、また米国が(公式的に不満は漏らさないが)、もっとも気にかけているポイントなのである。
 日本は静かに中国の野望をくじく方法を思考すべきである。
  ◎◎◎

「仕掛人」に操られる反日デモ 権力闘争の影が見え隠れ
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/09/html/d42160.html

【大紀元日本9月17日】中国の次期最高指導者とされる習近平副主席が2週間ぶりに姿を見せた。同時に、反日デモが全土で燃え広がった。米紙ニューヨーク・タイムズは15日、習氏の復帰は党内闘争の1つの戦いが終えたことを意味するが、反日デモの広がりはまだ闘争の収束には程遠いことを物語る、と指摘した。

 同紙は北京の政治評論家の見方として、党指導部の中に、習氏を「消したい」勢力があるため「人事と政治をめぐって深刻な対立が生じている」と伝えた。また、日本との緊張もこれにより発生しているという。
 それを裏付けるのは、反日デモにちらつく「仕掛人」の存在だ。西安市のデモで日本車を破壊するグループの中心メンバーは警官であることがネットユーザーに特定されており、さらに山東省威海市でも公安局長がデモのリーダー役を担っていたとの情報がネット上に流出している。また、私服軍人集団の参加もユーザーによって暴かれている。

 フランス国営放送(RFI)は上海と広州のデモ参加者の目撃証言として、両都市とも若者グループの組織的参加とみられる行為があったと伝えている。通常、地元市民なら地下鉄乗車券を購入する際、専用のプリペイドカードを使用するはずだが、若者グループは現金払いだった。つまり、グループは他の都市のものであったことが推測される。

 さらに、毛沢東像や毛沢東を擁護するスローガンを掲げてデモに参加するグループも各地で見かけられた。また、毛時代の旧式軍服を身に付けた参加者が整列し、組織的に各地の反日デモに参加していた。

同様なスローガンが各地で見られる(ネット写真)
 「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国の物、薄煕来は人民の者」とのスローガンを車体に貼り付けたデモ参加者もいた。同様なスローガンは他の都市でも確認されており、薄氏の支持者らがコンタクトを取って用意周到に参加したと見られる。

 「突如現れたこれほど大規模な抗議活動の裏には、(高層の)権力闘争の影が見え隠れする」。
RFIは時事評論家の指摘を伝えた。
この指摘をさらに踏み込んだのは、在米中国語メディア・博訊ネットの分析だ。
16日付の同サイトの評論によれば、今回の反日デモが暴力行為に発展したのは、中央政法(司法・公安)委員会や中央宣伝部を中心とする薄煕来支持勢力が裏で仕掛けたことが原因。
らはこれによって中国の内政・外交に混乱をもたらし、秋に予定されている党大会の開催を妨害することを目論んでいるという。
 秋の党大会では党の最高指導部となる中央政治局常務委員は現行の9人から7人に減る可能性が高い。
現在政法委のトップを務める周永康氏の後任を常務委員会メンバーに加えない形で、政法委の権限縮小が図られるとされている。
周氏は薄氏を擁護しているほか、警察や治安当局、さらに軍にも多大な権限を持っている。
 勢力削減を恐れている薄・周、さらにその裏にある江沢民一派は、尖閣問題を利用して党大会の開催を延期させ、稼いだ時間で派閥の巻き返しを狙おうとしている。
大紀元(中国語版)が入手したこの情報も、今回の反日デモの組織がらみの暴動行為に裏付けられている。

 政法委がデモの暴動行為をリードし、黙認すると同時に、江陣営のもう一員となる中央宣伝部も動いている。
同部が管轄する政府系メディアはデモの暴動化について一切、報じていない。
また、ミニブログ最大手の新浪微博も投稿される写真がすぐに削除されるなど、厳重な監視体制を敷いている。
ただ、投稿写真の多さから削除作業が追い付いていない。
(張凛音)

漁業監視船、尖閣の接続水域に…漁船団は未確認 2012年9月18日(火)09:11(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120918-567-OYT1T00185.html

 18日午前6時49分頃、尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)の北北西約43キロの接続水域(領海の外側約22キロ)内で、中国の漁業監視船「漁政35001」が航行しているのを、海上保安庁の巡視船が見つけた。
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、巡視船が無線と電光掲示板で領海に侵入しないように中国語で警告したところ、中国漁業監視船は「魚釣島は中国の領土だ。我々は正当な業務をやっている」と無線で答えたという。

 中国の一部報道機関が尖閣海域に出航したと報じた中国の漁船団は確認できていない。



自民党総裁選

2012年09月17日 | 政治・外交
民主党政権の「近いうち解散」もどこかにいった。
21日に党の代表選で野田氏が再選され、10月に内閣改造などが行われる予想。
いずれにしろ、任期満了までなんとかつなぎ議員特権を確保したい、それだけのように見える。

隣国シナでは反日デモが吹き荒れ、日本から進出しているデパートや自動車会社などが破壊され暴動略奪が起きている。
尖閣領有権を主張する中共政府のヤラセらしいが、一方で拡大をおそれ取り締まりも行われており、マッチポンプのようだ。
世界第二位の経済大国といわれるが、野蛮な地域だ。

日本は敗戦後長らく平和をむさぼってきたが、中共の南・東シナ海での横暴、中東イスラム諸国の反米デモなどを見るとやはり永遠の平和というものはないらしい。

このような状況下で、もう一方の自民党総裁も候補者が出そろった。
内憂外患、不安定な状況下に対応できる次期リーダーは誰か。
自民総裁選:「石・石」対決に安倍氏絡む三つどもえ
毎日新聞 2012年09月14日 01時22分(最終更新 09月14日 01時31分)
http://mainichi.jp/select/news/20120914k0000m010134000c.html

自民党総裁選の各候補の支持構造

http://mainichi.jp/graph/2012/09/14/20120914k0000m010134000c/001.html


 14日告示の自民党総裁選(26日投開票)は、派閥長老を後ろ盾にする石原伸晃幹事長(55)が議員票で優位とみられ、石破茂前政調会長(55)が地方票で対抗する「石・石」対決の構図に、党内保守派の支持を受ける安倍晋三元首相(57)が絡む三つどもえの展開となりそうだ。5候補の乱立で、上位2候補による決選投票となるのは必至の情勢。豊富な閣僚経験をアピールする町村信孝元官房長官(67)と、最後に出馬を決めた林芳正政調会長代理(51)がどこまで追い上げるかで、決選投票の行方も変わる混戦模様だ。

 石原氏は小派閥の山崎派(12人)出身だが、町村派(43人)に影響力を持つ森喜朗元首相、古賀派(32人)会長の古賀誠元幹事長、引退後も額賀派(28人)に影響力を残す青木幹雄元参院議員会長の後押しを受ける。森氏は町村氏、古賀氏は林氏をそれぞれの派閥候補として支持するが、1回目の投票で石原氏が2位以内に入ることを想定し、決選投票では石原氏を支援する考えとみられる。

ブログ「白髪頭でズバリと斬る -じじ放談-」
内憂外患・準戦時体制下における自民党総裁の適任者は・・・
「即戦力を期待できる」安倍晋三元総理か?

http://blog.livedoor.jp/gold_7777/archives/51905474.html

26日(水)に結果が出る。


相次ぐ尖閣侵入

2012年09月15日 | 政治・外交
政府が国有化を決め一週間も経たぬうち、尖閣諸島領海に中国海洋監視船の侵入が相次いでいる。
中共政府は指導者交代時期にあり不安定、人民の目を外に向ける作戦なのか。
日本大使館、領事館周辺で反日デモが4日連続で行われたという。
いよいよ、中共の本格的な武力行使が始まるのであろうか。
監視船派遣で尖閣実効支配の打破狙う 中国 近く漁船侵入の可能性も 2012.9.14 14:14 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/chn12091414160005-n1.htm

 日本政府の沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に関し、中国政府は「いわゆる実効支配は絶対に認めない」(羅照輝外務省アジア局長)としており、対抗措置として国家海洋局の海洋監視船などを尖閣諸島沖に定期的に派遣、パトロールさせることで日本の実効支配を打ち破る戦略とみられる。
 中国農業省も近く漁船が東シナ海に出航する見通しを示しており、海洋監視船や漁業監視船、漁船が同時に尖閣周辺の日本領海に侵入する可能性も出てきた。

 国家海洋局は14日、中国の海洋監視船6隻から成る2つのパトロール隊が「釣魚島付近の海域で海洋権益を守るためのパトロールをした」と発表。10日に中国が主張する尖閣諸島周辺の領海の基点などを公表して以降、初めての同諸島周辺での海洋権益保護パトロールとし「わが国政府が釣魚島を管轄していることを示し、海洋権益を守る」と強調した。(共同)

尖閣諸島は沖縄県石垣市に属する。
中共は尖閣の次は沖縄と考えてるはずだが、仲井真沖縄県知事は「日中間」の問題と深入り?せず。
石原都知事と比べると、危機感があまりにもなさすぎないか。
「6隻も」海保に驚き 沖縄県知事「国と国の問題」 2012.9.14 13:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/plc12091413080014-n1.htm

 尖閣諸島の国有化から3日後の14日、周辺に中国の海洋監視船6隻が相次いで侵入した。「6隻も入ってくるとは」。尖閣諸島を管轄する第11管区海上保安本部(那覇)は対応に追われた。
 11管本部では担当者が「同時に6隻も領海に入ってくるのは、過去最多だ」と話し、中国側の動きに驚きを隠せない様子だった。
 沖縄県の仲井真弘多知事は、同日午前の定例記者会見で「領海侵入は国と国の間の問題だ。外交上の課題なので政府にお任せする」と問題への深入りを避けた。

「追っ払えばいい」領海侵入で石原知事 2012.9.14 16:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/plc12091416580019-n1.htm

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国の海洋監視船6隻が14日、相次ぎ日本領海を侵犯した問題で、東京都の石原慎太郎知事は同日の定例会見で「人の家にずかずかと土足で踏み込んできた。追っ払えばいい。まさに気がくるっているのではないかと思う」と厳しく批判した。
 日本政府の尖閣国有化で中国国内で日本人に対する暴行事件までが起きていることに対しては、一昨年の中国漁船衝突事件の影響でフジタ社員が拘束された問題にも触れつつ、「まったく関係ない一般国民を人質に取るようなやり方は本当に卑劣」と憤りをあらわに。

 「かつてはいろんな教養や文化を持ち、孔子や孟子など日本に価値体系を教えるような先人がいた」としつつ「それをまったく喪失し、中国共産党の教導の下にああいうことを起こして平然としている国家は信じられないし、軽蔑する」と強い言葉で非難した。

尖閣国有化に抗議、中国、4日連続で反日デモ 【サーチナ】 2012/09/14(金) 18:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0914&f=politics_0914_024.shtml

 【北京共同】北京の日本大使館や上海の日本総領事館の周辺で14日、日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に抗議する反日デモが行われた。デモは国有化以降、4日連続。上海では、国有化に反発したとみられる中国人が日本人に暴行する事件が起きたことを受け、日本総領事館が同日、日本人の安全確保を強化するよう地元警察に申し入れた。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成24(2012)年9月14日(金曜日)通巻第3753号
http://melma.com/backnumber_45206/
「反日」デモのピークは18日か?
   瀋陽では九一八記念館が厳戒、日本領事館前の道路を封鎖


 反日デモ、抗議行動は、日本人を狙った個別テロの色彩を帯びて「日本人立ち入り禁止」から「乗車拒否」などと過激なカルト的行動をとる中国人も散見される。メディアの反日一色が原因だろう。
 しかし中国の各地を旅行して、実際に肌で感じることは、メディアが報ずるような「反日ムード」はゼロに近く、庶民は新聞を読まないし、ネット世論は人民日報の基調とは正反対。つまりは共産党が情報操作をしつつ、反日を武器に、深刻な事態のすり替えを狙っていることを智恵のある庶民と知識人は知っている。
 つぎの事態は9月18日である。
 明日も明後日も各地で散発的な抗議行動、デモが起こりそうだが、大規模な抗日行動が呼びかけられているのは9月18日(918事件から82周年)である。

 瀋陽の現場には「九一八博物館」が建立されていて、出鱈目は写真パネルを飾っているが、ひしゃげたデザインの建物の看板は江沢民が揮毫した。
この博物館に筆者が行くのは三回目だが、今回は内部展示はみないで概観の観察をした。やはり公安が随所に立ち、パトカーが常駐、なにごとかを警戒している。
驚いたのは、その横の高架である。新幹線が轟音をたてて走り抜けた。試運転中で、おそらく十月一日国慶節開業ではないか。
 瀋陽市内の十四緯路にある日本領事館は道路が封鎖されており、領事館へデモ隊が進入することは物理的に不可能となっていた(いずれも九月十一日の時点)。



横森良造さん死去

2012年09月14日 | 音楽、映画
アコーディオン奏者の横森良造さんが亡くなった。
歌番組などで、歌い手のキーに即対応の伴奏をされていた。しかもいつもニコニコしながら。
ピアノ式鍵盤のアコで、これは非常に難しい。もう身体の一部だったのだろう。
アコーディオン奏者・横森良造さん死去、ももクロ公演でも伴奏 2012/09/13 09:24
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/590991/

 テレビの歌番組などで親しまれたアコーディオン奏者、横森良造(よこもり・りょうぞう)さんが先月27日、虚血性心不全のため都内の自宅で死去していたことが12日、分かった。79歳だった。葬儀は、すでに近親者のみで済ませた。喪主は長女、文(あや)さん。

 横浜市生まれ。小学4年生のころアコーディオンと出合い、ほぼ独学で習得。1950年代からラジオののど自慢番組などで活躍し、テンポ自在の演奏技術や歌詞・曲の知識の豊富さなどから、ニッポン放送「しりとり歌合戦」など数々の番組で引っ張りだこに。
 テレビでも、TBS系「お笑い頭の体操」の替え歌コーナーや、日本テレビ系「スター誕生!」、「NHKのど自慢」などに出演した。今年4月21日には横浜アリーナで行われた5人組アイドル、ももいろクローバーZの公演でアコーディオンを伴奏するなど、元気な姿を見せていた。

「星影のワルツ」を演奏する横森良造さん

http://www.youtube.com/watch?v=aZWcjr_h4Uw&feature=relmfu