落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

読売新聞会長・渡辺恒雄氏

2009年02月28日 | 世相
2月も今日で終わり、今朝は春めいた日射しが降り注いでいる。
産経新聞の朝刊は、「21年度予算年度内成立確定 麻生降ろし本格化」の見出しがデカデカと載っていた。
その記事の中に、以下の文がある。
・・・
 予算案の衆院通過に先立つ18日夜、森喜朗元首相と青木幹雄元参院議員会長、山崎拓元副総裁、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らが都内の日本料理店で会食した。・・・

web版の記事では
・・・ 予算案の衆院通過に先立つ18日夜、森喜朗元首相と青木幹雄元参院議員会長、山崎拓元副総裁らが都内の日本料理店で会談した。・・・

と、「渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長」はなぜか外されていた。

渡辺氏は天皇嫌い、若かりしころはそのため共産党員だったときく。
2007年8月北京週報とのインタビューで「・・安倍氏は参議院選挙の後に引き続き首相でありつづけるが、私も彼に絶対に靖国神社に行ってはならないと進言しなければならない。もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。・・・」と語った。またその後、麻生クーデター説を流したとも言われる。
先日の中川大臣辞任事件も読売新聞の女性記者が一緒に酒を飲んでいたとあった。
一連の流れを見ると、なにか工作員のような印象を受けるのは当方だけだろうか。
聞けば公明党支持団体の創価学会会長池田大作氏とも昵懇の間柄というから、政界への影響力の行使は似ている。

「千年女優」

2009年02月27日 | 音楽、映画
2008年(第81回) - 加藤久仁生のアニメ映画『つみきのいえ』が短編アニメーション賞を受賞。また『おくりびと』(滝田洋二郎監督作)が外国語映画賞を受賞(外国語映画賞が独立した賞となってからは史上初)。日本の作品のダブル受賞は実に54年ぶりの快挙。(Wikipedia)

日本映画が世界の大舞台で認められたという。是非見てみたいもの。

インターネットを徘徊していて、ある方のブログから、Youtubeの面白いアニメに行き当たった。
今日本のアニメは、こんな感じなのか、面白いと同時に質の高さに感動した。

「千年女優」 1/9 http://www.youtube.com/watch?v=iq_x7gvGKvA
2/9~9/9もYoutubeで見ることが出来ます。

アニメの自由奔放な展開、それに大人向きなのが嬉しい。

無題

2009年02月25日 | 日常・身辺
圧力鍋その後

先日、鰯の生姜煮を作ってみました。けっこうイケました。
味をしめて、塩サンマでやってみました。前回底に少しこびりついたので、今回は大根を下に敷いて煮ました。
蒸気が出だして、約30分弱火にします。
骨まで柔らかく、残すものは何もなく食べられました。








コイカル ?

しとしと雨で庭園の彼方此方に水溜まりが出来ました。
見かけない鳥が水浴びを始めました。
とっさのことでカメラは手持ち、ピントもそこそこです。
図鑑で見ると、コイカルの雌のようです。





日米首脳会談

2009年02月25日 | 政治・外交
麻生首相は雄弁だったとのこと。
麻生内閣支持率が低迷しているが、「外交はまかして」と民主党との違いを強調しているかのよう。
麻生首相―オバマ大統領 日米首脳会談の要旨2/25 アサヒ・コム
http://www.asahi.com/politics/update/0225/TKY200902250093.html
(1/2ページ)
 日米首脳会談の主な内容は、日本側の説明によると次の通り。
 【冒頭発言】
 オバマ大統領 日米の友好関係は米国にとって極めて重要だ。麻生首相が最初の外国の賓客であるのはこのためだ。米日間の強固なパートナーシップの証明だ。日米同盟は東アジアの安全保障の礎石で、私の政権が強化したいものでもある。環太平洋の問題だけではなく、世界中の問題で連携する機会がある。日本は気候変動からアフガニスタンの問題に至るまで、偉大なパートナーとなってきた。
 麻生首相 外国の最初の公式な賓客としてホワイトハウスにお招きいただき、非常に感謝する。日本人としてだけでなく、アジア人として非常に光栄に感じる。我々は世界第1位、2位の経済大国だ。数多くの課題があり、日米が手を携えて、協力して取り組まねばならない。
 【日米関係】
 両首脳 日米同盟を一層強化する。日米同盟を基軸に、グローバルな課題に共に取り組む。在日米軍再編をロードマップに基づいて着実に実施する。
 大統領 核抑止を含む対日防衛にかかるコミットメントを表明する。
 【金融国際経済】
 両首脳 世界1位、2位の経済大国として、世界経済の回復に全力を尽くす。基軸通貨たるドルの信認の維持が重要。保護主義への対抗は日米の重大な責務。4月のロンドンサミットに向け協力を加速する。
 首相 日米経済対話の新たな枠組みの検討を進めたい。
 【北朝鮮】
 首相 拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決が重要だ。
 大統領 よく知っている。引き続き日米間で緊密に連携していくことが重要だ。
 両首脳 6者会合で北朝鮮の検証可能で完全な非核化を実現すべく協力。北朝鮮の衛星打ち上げ準備の公表を受け、北朝鮮が緊張を高める行動をとるべきでないとの認識で一致。
(2/2ページ)
 【アフガニスタン・パキスタン】  首相 アフガン安定化に向けた支援を一層強化。
 大統領 日本のこれまでの支援に感謝し、今後の日本の積極的な役割を歓迎。
 首相 アフガンを単独でみるのではなく、(隣国の)パキスタン、イランなど地域的広がりを持って取り組むことが重要だ。日本はパキスタン支援国会議を開く。
 大統領 同感だ。まさにそういう観点から包括的な見直しを行っている。
 首相 吉川元偉(もとひで)駐スペイン大使を近日中にアフガン・パキスタン担当特使に任命し、3月上旬にも緒方貞子・国際協力機構(JICA)理事長とともに訪米させ、ホルブルック特別代表らと包括的戦略のすりあわせを行わせる。
 【気候変動・エネルギー】
 両首脳 クリーンエネルギーや省エネ分野の協力具体化のための協議を開始。
 首相 高速鉄道(の活用)をもう少し考えた方がいい。アメリカの自動車文化を変えることにもなる。
 両首脳 気候変動に関し、13年以降の枠組み構築に向け日米で緊密に連携。25日から日米間の実務レベルの協議を開始する。

「昼食会がなかった」とか、「最高の場面で披露した「英語力」に、けちがついた格好」(読売)などと相変わらずの記事もあった。

朝日新聞所得隠し4億円

2009年02月24日 | 世相
朝日新聞が東京国税庁の税務調査を受け、出張費や取材費の過大計上で平成20年3月期までの7年間で計約4億円の所得隠しが発覚した。(産経2月24日朝刊)
ネットで検索すると朝日新聞は平成17年年5月にも11億円余申告漏れが発覚したという記事があり、前科がある。
また、毎日新聞も平成19年5月に平成19年3月期までの5年間で約4億5800万円の申告漏れが発覚している。
いずれも報道機関は正義の味方という先入観を覆すもの。両社とも捏造記事があり、購読者が減っているという。
また新聞業界はインターネットに押され、いまや斜陽産業といわれている。

凡夫もここ10年独り暮らしだったので新聞はとっていなかった。が、老母と同居するようになりこの2月から母のために産経を購読している。両親は昔から産経に親しんできた。
紙面は、なにがトップ記事に載っているのか分かるし、また、ローカル記事や文化面、生活記事が広汎に眺められるのは、紙のよさだと思う。インターネットに縁のないお年寄りには、なくてはならない。

しかし、TVや新聞紙面しか情報源のない人々は、昨今のマスコミの激しい世論誘導に気がついているだろうか。産経新聞とて、この書き方はちょっとおかしいのでは・・と思うときがある。
本当に良心的な新聞なら生き残って欲しい。

2009/2/25 追記:
朝日新聞の不祥事年表
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/108.html

 
冷たい雨の一日


ぶったまげた中川元財務金融担当相事件真相

2009年02月23日 | 政治・外交
表面的には中川元大臣の不祥事として大々的に報じられたが、その裏は、時期総選挙につながる政局という筋書き。
メディア記者・官僚・議員のドロドロが整理されていた。

独立総合研究所社長・青山繁晴氏解説(YouTube)
・メディアは本当のことを言っているのか?
・財務省だけが得をしていないか?
・肝心の「G7」の成果は?

09.2.21 青山繁晴「中川前大臣もうろう会見の真実」1/3
09.2.21 青山繁晴「中川前大臣もうろう会見の真実」2/3
09.2.21 青山繁晴「中川前大臣もうろう会見の真実」3/3

IMFストローカン理事は以下のように述べたという。
「今回のG7の最大の具体的成果は日本によるIMFへの増資だ。日本による貢献と増資は、これまで人類の歴史で最大のものだ。」

久しぶりの日射し

2009年02月20日 | 日常・身辺
此処2,3日冷えびえと鬱陶しい日々が続いていたが、午後久しぶりに日が射した。
風も何となく春めいている。
現金なもので、天気がよくなると気分も前向きになってくる凡夫だ。

庭園の南天

冬木立と高尾山

先日の霧の朝

先日、圧力鍋(2980)を買ってきた。独りだと適当に煮炊きしていたのだが、母と同居するようになって、もう少しマシなものを食べようという欲が出てきた。
野菜の煮物などは驚くほど柔らかく、しかも短時間で仕上がる。大根やジャガイモなど分厚く切っても中までよく火が通っていて美味しい。電子レンジもよいがダシがよくしみこむのでこちらに軍配だ。何で今までこういうものを使わなかったのだろうか悔やまれた。煮魚も骨まで柔らかくなると言うから試そうと思う。

今日老母が93の誕生日を迎えたので、昼飯に小豆ごはんをやはり圧力鍋で炊いてみた。いままで電気釜では小豆にシンがあったが、こちらはうまくできて満足。老母のコメントは「うん、おいしい」とあっさりしたものだった。

「圧力鍋(三合炊き)」と旧鍋

民主には一度でも任せられない(4)

2009年02月16日 | 政治・外交
民主党は「国立国会図書館法の一部を改正する法律案 」を提出している。

「今次の大戦及びこれに先立つ一定の時期における惨禍の実態を明らかにすることにより、その実態について我が国民の理解を深め、これを次代に伝えるとともに、アジア地域の諸国民をはじめとする世界の諸国民と我が国民との信頼関係の醸成を図り、もって我が国の国際社会における名誉ある地位の保持及び恒久平和の実現に資するため、国権の最高機関たる国会に置かれる国立国会図書館に、恒久平和調査局を置く必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。 」ということらしい。

一見素晴らしい主旨で飾られているが落とし穴がある。アジア諸国民ではなく、特定アジア(シナ、朝鮮半島)に阿った改正?だろう。
こんなものが通れば、見直されるべき自虐史観を固定し、新たな史実が判明しても変更できなくなる。自衛のためであった大東亜戦争が「侵略国家」として教科書に書かれ、子々孫々謝罪外交をしなければならない。
「村山談話」「河野談話」の固定化だろう。

参考:
「国立国会図書館法の一部を改正する法律案 」って何ですか?
同法律案を提出する「売国」議員達


樺太(サハリン)・日露首脳会談

2009年02月14日 | 政治・外交
麻生太郎首相は18日、日露首脳会談などに臨むため、戦後の首相では初めてサハリンを訪問する。
【産経抄】2月14日  2009.2.14 02:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090214/plc0902140256000-n1.htm
 昭和20年8月20日、樺太(からふと)の真岡(まおか)という町の郵便局で9人の女性電話交換手が薬品を飲み集団自決した。彼女たちは当時日本領だった南樺太で通信網を「死守」していた。しかし、終戦後に攻め込んできたソ連軍に抗しきれないとみて自ら死を選んだのだ。
 ▼現在ロシア名でサハリンと呼ばれる樺太は明治初期まで日露の間で帰属が決まらなかった。両国民の紛争が絶えない。明治8(1875)年の樺太千島交換条約でロシア領となるが、日露戦争の勝利により日本が南半分の割譲を受けるという複雑な経緯をたどった。
 ▼だが先の大戦で日本の敗戦が濃厚になった後、参戦したソ連(ロシア)が今度は武力でその南半分を奪った。真岡の悲劇はその過程で起きたのだ。もっともそれから60年以上がたつ。樺太のことも真岡事件のことも、日本人に忘れ去られようとしている。
 ▼そのサハリンで突然のように日露首脳会談が開かれるという。メドベージェフ大統領が現地で行われる石油・天然ガス開発事業の開始式典に招待した。麻生首相も資源やエネルギー分野で両国の関係を強化して北方領土問題も進展させたいと、これを受けたのだそうだ。
 ▼しかし日本とロシアは、戦争状態を最終的に終わらせるための平和条約を結んでいない。だから南樺太の帰属は今も決まっていない、というのが日本政府の立場だ。それだけに「首相がホイホイと出かけていっては、ロシアへの帰属を認めることになる」との批判もある。
 ▼もっともな危惧(きぐ)だ。ロシア側の狙いもそこにあるような気がする。だが樺太の名前が久しぶりに登場することで、日本人は忘れかけていた悲劇やソ連の乱暴を思い出すかもしれない。それならロシアの意図も裏目に出るというものだ。

樺太の歴史(同じく産経新聞図表より)
樺太の歴史
1809年(文化6)
 間宮林蔵が樺太に渡り、島であることを確認。
ユーラシア大陸との間を間宮海峡と命名
1855年(安政2)
 日露通交条約で日露両国民混住地になる
1875年(明治8)
 千島樺太交換条約でロシア領になる
1905年(明治38)
 日露戦争後のポーツマス条約で北緯50度以南が日本領になる
1945年(昭和20)
 ソ連が南樺太に侵攻し占領する
1951年(昭和26)
 サンフランシスコ講和条約で日本は南樺太を「放棄」。ソ連は同条約に参加せず。
1997年(平成9)
 日本、ユジノサハリンスクに在ハバロフスク総領事館の出張駐在官事務所を設置
2001年(平成13)
 日本、出張駐在官事務所を総領事館に格上げ

北方領土への国民の関心は、竹島や尖閣などと同様に薄くなってきている。
特に、北方領土にはすでにロシア住民が生活しておりロシア化が顕著という。

参考記事:
【記者は見た 北方領土の今】(上~下)
首相の「樺太」訪問、誤ったシグナル送ることにならないか

産経新聞の記述のように、帰属の決まっていないサハリンに首相が軽々に訪問することで、それを承認してしまうことにならないか危惧される。