落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

岡山大空襲

2006年06月29日 | 日常・身辺
 61年前の今日、岡山大空襲があった。岡山の知人がブログで慰霊祭の模様を記事にしておられた。
 実のところこの日のことはすっかり忘れていた。
 母と兄と私は、母の兄を頼って岡山に疎開し空襲にあった。その模様はホームページの「母の戦争体験」に掲載している。
 母と伯母の機転で難を免れ今日ある。伯母が生前「○○ちゃん、あんたは死ぬとこやったんよ」といっていたが、1歳3ヶ月だった私は自覚がないので「ふーん、そうだったんですか」というしかなかった。その後、古いニュース映画などを目にするようになり、悲惨な状況でよく助かったんだなと思えるようになった。運が悪ければ単なる黒こげの赤ん坊の死体か、肉片となって散らばっていたかもしれない。

 昭和17年から20年8月にかけて全国各地に米軍の空襲があり、30万人が犠牲になった。原爆投下でさらに広島で14万人、長崎で7万人の市民が殺された。
 第二次大戦で日本は列国の野望に否応なく巻き込まれていった。現在も次々と新たな火種が世界各地に起き、日本の近海ですら戦争が起きかねず、近隣諸国のミサイルの射程に日本はすっかり覆われている。日米同盟はあるものの博愛主義で動く国などないことを銘記しておかなければならない。

靖国参拝を争点にするのは誰か

2006年06月29日 | 政治・外交
首相靖国参拝 総裁選に影響も  6月29日 4時30分 NHK

小泉総理大臣が、9月までの在任中に再び靖国神社に参拝する可能性を否定しなかったことを受けて、自民党内では、8月15日の終戦の日に参拝すれば、総裁選挙の情勢に影響を与えることになるという見方が出ており、小泉総理大臣の判断が焦点の一つになることも予想されます。
小泉総理大臣は日本時間の28日、滞在先のカナダのオタワで記者団に対し、「靖国神社に年に何回行こうと個人の自由だ」と述べ、9月までの総理大臣在任中に、再び靖国神社に参拝する可能性を否定せず、自民党内では、小泉総理大臣が、5年前の総裁選挙で掲げた公約どおり、8月15日の終戦の日に参拝するのではないかという見方が出ています。これについて、総裁選挙に立候補したい意向を示唆している安倍官房長官に近い議員からは、小泉総理大臣が靖国神社に参拝したとしても、安倍氏自身が参拝するかどうかを明らかにしない以上、総裁選挙への影響はなく、安倍氏が最も高い支持を得ている世論調査の動向が変わることはないという受け止めが大勢です。

ただ、一部には、安倍氏が小泉総理大臣の靖国神社参拝を支持していることから、影響も出かねないとして、新たな戦略も必要になるという意見も出ています。これに対し、小泉総理大臣の靖国神社参拝に批判的な勢力からは、8月15日に参拝すれば中国や韓国との関係がさらに悪化し、靖国参拝問題が総裁選挙の争点として明確になるという指摘が出ています。そして、総裁選挙への対応について言及を避けている福田元官房長官が立候補に踏み切ることも予想されるとして、総裁選挙の情勢に影響を与えることになるという見方が出ており、小泉総理大臣の判断が焦点の一つになることも予想されます。

一方、丹羽・古賀派の代表を務める丹羽元厚生大臣は28日夜、谷垣財務大臣と会談し、総裁選挙で谷垣氏を支援することも検討したいという意向を伝えました。また、両氏は、党内での存在感を高めるため、旧宮沢派の流れをくむ丹羽・古賀派、谷垣派、それに麻生外務大臣を抱える河野グループの3派の合併を今後検討する必要があるという認識で一致しました。


 自民党総裁選は党員以外は関与できないが、次期総裁が靖国参拝(=対中韓外交姿勢)をどう考えるのか興味を持って見ている。
 首相の靖国参拝について中韓の批判を自民党が内政干渉と考えるならば、靖国参拝は総裁選の争点ではない。行財政改革や教育、改憲、国防など山積する争点があるはずと思う。

 ジャーナリスト桜井よし子氏のブログでは
 私は「朝日」の記事に目を引かれた。そこには、中国政府は小泉純一郎首相の今年夏の靖国参拝は織り込みずみだと書かれていた。あの「朝日」が、中国は小泉首相参拝を受け入れたうえで日中関係を考えている

 中国政府は、明らかにこれまでの強硬策とはひと味違う対日政策を探り始めているかに思える。中国が死活的に必要とする日本の援助を得るには、江沢民政権以来の歴史を材料とした対日強硬策ではうまくいかないことに気づいたのだ。歴史や靖国問題を掲げての恫喝(どうかつ)外交に替わる道を探っている兆候が垣間見える

と書いておられる。


 中共の対日外交の転換兆候が現れている現在だが、NHKは報道にさりげなく「靖国参拝批判」を加え、「争点」にしようとしているように見えるが、考えすぎだろうか。

 ちなみに産経新聞は以下のように首相の談話を淡々と報道しているに過ぎない。
首相、靖国参拝は「総裁選の争点にならず」 (06/28 11:21)産経

 靖国神社参拝問題が自民党総裁選の「争点になると思わない」と断言した。また、総裁選に関し、「派閥が集まって誰かを支援しようとしてもまとまらないのではないか」と述べ、総裁選を通じて派閥再編が進むとの見通しを示した。
 首相は、自らの靖国参拝への批判に対し、「靖国参拝すれば首脳会談に応じないことが、いいかどうかという問題だ。参拝してはいけないという人は、中国の言い分に従いなさいという人たちだ。果たしてそれでいいのか」と反論。任期中の参拝については明言せず、「行く、行かないは個人の自由だ。何回行こうが問題にならない」と述べた。A級戦犯の分祀(ぶんし)問題と自らの参拝は「別の問題だ」と述べた。
 派閥については「(総裁選後に)機能も役割も大きく変わっていく。新総裁ができると今までの派閥と違った人の寄り合いができる。それが既存の派閥を壊し、派閥の新しい再編につながっていくのではないか」と分析。さらに「今の派閥の会長クラスがいくら派閥を作ろうとしても今までのような機能は発揮できない」と述べた。
 また、福田康夫元官房長官の総裁選出馬に関しては「本人が決めることだ。誰でも出たい人が出ればいい」と述べた。首相自身は退任後、無派閥を貫く考えを示し、「でしゃばらずに控えめに新総裁を支援していく」と語った。
 一方、日銀の福井俊彦総裁については「(職責を全うすべきだとの考えに)変わりない」と述べた。

中国の混乱

2006年06月25日 | 政治・外交
 一般全国紙では報じないことでもメルマガなどで知ることが出来るようになったのはインターネットの恩恵だ。
 中国通ジャーナリスト宮崎正弘氏のメルマガから。
 2006/06/19
 麻薬ルートの雲南省の奥地にもAIDSが拡がった。少数民族蔑視と地方の幹部の腐敗が麻薬ビジネスを肥らせた。
 河南省のAIDS禍は、貧困農民の売血による。
 しかも売血を社会貢献のキャンペーンのごとくに煽って“われもわれも”と医学知識のない共産党の地区組織が採血センターをつくり、注射針を変えずに採血をしたために起きた。おそらく河南省だけでAIDS患者は60萬人をこえるだろう、と予想されている。

 サハラ以南のアフリカには不潔な性生活によるAIDS感染が、世界全体で4000万人と見積もられるうちの半数以上。
だが「やがて中国のAIDSはもっと膨張する恐れがあり、現在の麻薬患者中心から、いずれ売春婦ルートに感染が拡大する」とWHOが警告している。

 2006/06/20
 賄賂、州愛、不正行為で中共幹部や公務員が海外へ逃亡しその数が4200名という。それと共に蒸発した金が米ドル換算で500億ドル(邦貨6兆円)。
 中国の四大国商業銀行の支店長ら42人が集団で海外に逃亡する前代未聞の大事件が発覚したのは05年10月だった。
 持ち出された被害額は人民元で740億元と米ドルが22億3000萬ドル(邦貨にして合計1兆6000億円強)。

 2006/06/23
 北京オリンピックをめぐる土木建設スキャンダルに連座? デベロッパー大手の幹部数人を拘束の模様。
 オリンピック工事をめぐる黒い噂は絶え間なくあったが、開催を二年後に控えて各スタジアムの建設が遅れに遅れており、おそらく二、三のメイン・スタジアムは開催日までに完成が間に合わない、とまで言われている。
 そういえば北京の銀座=王府井の歩行者天国にでんと構えていたサマランチIOC会長らの銅像が三年ほど前に撤去され、これもまた色々と憶測を呼んだ。

 2006/06/25
 山西省の炭坑地区で地盤沈下、地割れの恐怖とたたかう人々。石炭の掘りすぎは一方で農業を滅ぼし、河川を消滅させてしまった。
 高度成長のひずみは様々なかたちを伴って地域住民に悲劇をもたらす。
 中国最大の炭鉱地帯は山西省(埋蔵は内蒙古省がトップ)、値上げになって石炭景気に湧きあがり、外国製の高級車が目抜き通りを疾駆し、レストランは豪遊する石炭成金で連日盛況。
 ひとたび奥地に踏み込むと炭坑の爆発事故、地盤沈下などの惨劇が繰り返されているが、付近に地割れ、落盤の被害が頻発していることがわかった(6月24日付けNYタイムズ)。
 南北を石炭の山に囲まれたシャンマ・ファントウ村(音訳不明)は十数年前まで河川が澄み切って空気の綺麗な地域、放牧に適し五百の村人が静かに暮らしていた。
 いまや空気は煤煙で汚染され、河川は消滅、ほうぼうに地割れが出来て道路があちこちで陥没し生活に多くの障害がでている。
 石炭企業は地域住民の保証を拒み、移住する当てもない村人らは日夜、落盤の恐怖と闘っている、という。


 人命軽視の国柄、少数民族がAIDSで消滅の危機にあるとは恐ろしい。

 日本でも高度成長期様々な公害が発生し、今でも後遺症に苦しむ人が多い。だが中国のそれはスケールが大きい。

靖国訴訟原告敗訴

2006年06月23日 | 政治・外交
首相の靖国訴訟、原告の敗訴確定 「法的利益の侵害なし」 (06/23 13:12)産経
 小泉純一郎首相が平成13年8月、靖国神社を参拝したのは憲法の政教分離原則に反し、精神的苦痛を受けたとして、日韓の戦没者遺族ら278人が国や小泉首相、靖国神社を相手取り、違憲確認と1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が23日、最高裁第2小法廷であった。
 今井功裁判長は「本件参拝によって上告人らに損害賠償の対象となり得るような法的利益の侵害があったとはいえない」として原告側の上告を棄却、請求をすべて退けた2審・大阪高裁判決が確定した。歴代首相の靖国参拝をめぐる最高裁判決は初めて。
 1審・大阪地裁は公的参拝と認定した上で、憲法判断に踏み込まずに請求を棄却。2審は公私の別や憲法判断に触れず、原告側の控訴を棄却していた。原告側は戦没者を祭祀(さいし)するか否かについての決定権を侵害されたと主張していた。
 判決理由で今井裁判長は「人が神社に参拝する行為自体は他人の信仰生活などに対して圧迫、干渉を加える性質のものではなく、他人が特定の神社に参拝することによって、自己の心情ないし宗教上の感情が害され、不快の念を抱いても、被侵害利益として損害賠償を求めることはできない」と指摘。その上で「内閣総理大臣の地位にある者が靖国神社を参拝した場合も異なるものではない」と判示した。
 さらに、こうした点も踏まえ、「本件参拝が違憲であることの確認を求める訴えに確認の利益がなく、却下すべきことも明らか」とした。
 (以下略)

 一般国民には考えられないような訴訟だが、原告団は日本国内の反日分子に入れ知恵されたという。
 また報道メディアには登場しないが、草莽崛起HPに掲載されている「百人斬り裁判」ような事例もある。現在では捏造記事であることが分かっているにもかかわらず、例によって中共、マスコミからの圧力によってか、原告の名誉が回復されずお気の毒なことだ。

摩耶山往復

2006年06月19日 | 散歩・山歩き
 有馬街道・鈴蘭台東口~(鍋蓋北道)~再度公園~(南ドントリッジ)~分水嶺越~(北ドントリッジ)~
森林植物園・東門~(徳川道)~桜谷出会~(桜谷道)~摩耶山(696.7m)~摩耶山天上寺(717m)~
杣谷峠~穂高湖周回~杣谷峠~徳川道~桜谷出会~森林植物園・東門~(森林植物園通り抜け)~五辻

 梅雨の晴れ間、外を見るとの日射しは強そう、だが涼しい森林浴の魅力の方が勝り出かける。
 森林植物園や菊水山から摩耶山天上寺の緑青の本堂屋根が見えていたので、あそこから見た眺望はどんなものだろうと思っていた。

 自宅からコース起点の鈴蘭台東口まで途中バスを利用できるが、いちいち待ったりするのも面倒で、町の中を歩く。鈴蘭台地区は盆地で、周辺の尾根筋にも町並みが広がり、3、40分坂を上り下りするので一汗かく。

 鈴蘭台東口からはしばらく舗装道路が続くがやがて涼しい林道になった。再度公園の修法ケ原池でしばらく休憩、三々五々ウォーキングを楽しむ人が見られる。
 六甲山は明治時代、山が白く見えるほどの禿げ山だったそうだが、その後植林が進み、治山治水対策が行われた。六甲は何処へ行っても緑が深く、よく整備されているように思う。再度公園もそうで、ドライブウェイがあっても傍らに少し離れてハイキングコースがあり深山の雰囲気が味わうことができ、有り難いことである。

 再度公園から分水嶺越を経由し森林植物園東門までは、深い杉や桧の森が続く。東門に近づく頃、下の方から二十涉の沢音が聞こえてきた。少し森が開けたところで昼食。

 植物園東門から徳川道に入る。桜谷出会から摩耶山に向けて、いよいよ登りになった。途中、横の谷から流れ落ちる冷たい水で顔を洗う。小一時間も登り続けようやく行く手に空が見え始めた。

 山上のドライブウェイにでた。日射しは強いがさほどの暑さではない。眼下には大阪湾、阪神の町並みが広がっているが、夏のスモッグで見通しはよくない。上空は青空に白い雲が流れ夏山らしい。

 摩耶山天上寺に参詣した。舞台からは西側に素晴らしい眺望がある。六甲山から菊水山、須磨、淡路島に至る山塊が地球のシワであることがわかるような気がする。

 摩耶別山から急なアゴニー坂を下り杣谷峠を経て穂高湖に向かった。穂高堰堤によって出来た池だが、山岳愛好家によって名付けられたのだろうか。近くには新穂高(687.8m)という山もある。

 穂高湖からは徳川道を辿り桜谷出会に戻った。徳川道は六甲山中に少し残っているが、途中、文化庁の説明板に築造当時の石組みだとする箇所があった。

 帰りは森林植物園から北鈴蘭台行きのバスに乗るつもりだった。植物園東門から入ると以前は谷筋に野鳥の森といわれるゾーンがあった。池の畔に観察小屋があり、昔子供を連れてきたときには美しいおしどりを見たりした。いまは小屋はなく残骸の材木が道の傍らに積まれてあった。谷の湿気のため小屋の維持管理が難しいのかも知れない。池には錦鯉が放たれていた。

 そこを過ぎると東門料金所がある。バスの最終便を確認すると「もう出ました」とのこと。毎時45分のはずと思っていたが最終のみ16時10分だった。そろそろ夏至に近くまだまだ日が高いのに思うが、致し方ない。園内はまだ散策を楽しむ人が見られた。紫陽花は時期が早いようだ。
 正門でバスの時刻表を見ると確かに最終便は16時10分になっていた。

 いつもは、森林植物園にはバイクで来ていた。そのためか、この時は「バイクで20分程度だから歩いても大したことはないだろう」という考えが支配し、延々1時間余り、惣山町、小部などの町を歩いて帰った。実際は植物園から神鉄北鈴蘭台まで2.8kmで歩いても3、40分で電車が利用できできたのだ。判断が甘くバカになっていた。さすがに家に着いたときは足が棒のようだった。

 スライド写真

保守?「国立追悼施設を考える会」

2006年06月17日 | 政治・外交
無宗教の国立戦没者施設建設を提言 自公民有志議連 (06/15 21:06)産経
 自民、公明、民主3党の国会議員有志でつくる「国立追悼施設を考える会」(追悼施設議連、山崎拓会長)は15日の総会で、戦争による「死没者」を対象にした無宗教の国立追悼・平和祈念施設の建設を政府に求める中間報告をまとめた。
 中間報告で打ち出した国立追悼施設は、平成14年12月に福田康夫官房長官(当時)の私的懇談会「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」が提言した内容とほぼ同じ。中間報告は「国として戦没者の追悼を行う場合、海外とりわけ近隣諸国からどう受け取られるかも十分配慮する必要がある」と主張。政府に対し「施設の名称、内容、場所等を早急に調査すべきだ」として、19年度予算への調査費計上を求めた。
 また、靖国神社については「太平洋戦争」以前の戦没者遺族にとって「かけがえのない追悼施設」と位置付け、空襲などで亡くなった民間人や戦後、国のために殉じた人を祭っていないことや「限定された戦没者のみが祭られるのが基本なのに、戦死者でないA級戦犯が合祀(ごうし)されている」ことを問題点として列挙。首相らの公式参拝は憲法違反の疑いがあるとした。

 かつて国民はA級戦犯を多大の支持を持って合祀し、中韓も長らく問題にしていなかった。中共は外交カードにして政府の分断を狙っているのが明々白々なのに、中韓に迎合しこのような提言をする議員達。福田、山崎両氏彼らは本当の保守政党なのか。
 16日の産経抄は以下のように述べている。
 (前略)
 ▼サッカーと戦争を比べるのは不謹慎極まりないことぐらい百も承知の上だが、敗戦がどれほどみじめかはサッカーファンならずとも身にしみる。戦後60年以上たっても、首相が靖国に参るだけで他国から悪罵(あくば)を投げつけられている。
 ▼中国や韓国が「軍国主義の復活」と言い続けるのは両国の国内事情もあろう。それより理解できないのは他国に迎合して、無宗教の追悼施設をつくるため首相の靖国公式参拝を「憲法違反の疑義がある」と明記した中間報告をまとめた「国立追悼施設を考える会」の議員たちだ。
 ▼このヒトたちには、「靖国で会おう」と国や家族を守るため心ならずも散華した人々への感謝の念があるのだろうか。会長は下半身スキャンダルで週刊誌をたびたびにぎわしたセンセイである。少なくとも小欄は、こういう人物に靖国問題について指図は受けたくない。

 国会は閉会し、小泉劇場は最終章とマスコミは囃している。総裁選は盆過ぎに動きがあるとのことだが、選ばれて欲しくない人物はまず「福田康夫」と決め注目したい。

イヤガ谷尾根~鵯越~烏原貯水池~湊山温泉

2006年06月16日 | 散歩・山歩き
神戸市北区君影町・イヤガ谷尾根~鵯越~烏原貯水池~平野・湊山温泉

 まとまった雨の後、今日はまずまずの天気になった。
 先日、君影町からイヤガ谷尾根を少し歩いたが、今日は鵯越~烏原貯水池まで足を延ばした。
 イヤガ谷尾根の妙号岩にも寄ってみた。此処は新しくできた石井ダムの真上にあたる。ダムを挟んで東側向かいには菊水山があり、岩登りの菊水ルンゼが正面に見える。


 烏原貯水池ははじめて訪れた。満々と水をたたえた風景を期待したが、5月から10月までは洪水対策とかで水位を下げていた。石井ダムが本格完成すると復帰するらしい。

 烏原貯水池を下り、平野の湊山温泉で足を休めた。古くは平清盛が入ったと伝えられる。かけ流し天然温泉だが今時のスーパー銭湯のような仕掛けはない。町なかの銭湯の雰囲気で、時刻も早いせいか同年輩以上が多かった。
 もう一軒風格のある天王温泉があったのだが廃業していた。

教育基本法改正案・先送り

2006年06月14日 | 政治・外交
与党、会期延長なしを最終確認 (06/14 18:41)産経新聞
 自民、公明両党は14日午後、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、18日までの今国会の会期を延長しないことを最終確認した。同時に、政府提出の教育基本法改正案や社会保険庁改革関連法案などを継続審議とする方針を決めた。
 自民党の武部勤幹事長は「教育基本法改正案など難しい案件を国会に提出できた」と総括。公明党の冬柴鉄三幹事長は「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法案や防衛「省」昇格関連法案を早期に成立させるため、臨時国会を早期に召集するよう求めた。
 会談に出席した安倍晋三官房長官は14日午後の記者会見で、小泉純一郎首相が会期延長を拒んだ理由について「外交日程もあるし、歳出・歳入一体改革という大きな仕事もある」と説明した。

 愛国心の表現を巡って、「心」より「態度」を重視した与党案。対する民主党案はすっきりとした表現で首相も評価していたが、結局野党は廃案要求で一致したらしい。
教育基本法改正案などの廃案要求で一致、野党幹事長(2006年6月8日14時17分 読売新聞)
 民主、共産、社民、国民新の野党4党の幹事長と書記局長が8日午前、国会内で会談し、教育基本法改正案、憲法改正の手続きを定める国民投票法案など、継続審議となる見通しの法案すべてを廃案とするよう、与党に求めることで一致した。
 米国産牛肉の輸入再開阻止に向け、協力していくことも確認した。
 会談で、民主党の鳩山幹事長は「教育基本法については時間をかけて議論すべきだ」と述べ、法案審議を前提としない調査会の設置を提案した。しかし、共産、社民両党は「教育基本法は改正すべきではない」(市田共産党書記局長)などと反対した。

 民主党の鳩山幹事長の実弟の邦夫氏(自民)が兄を批判していた。
鳩山邦夫氏、祖父の言葉で兄を批判 (06/05 17:11)産経新聞
 自民党の鳩山邦夫元文相は5日の衆院教育基本法特別委員会で、祖父の鳩山一郎元首相の言葉を引いて、教育基本法改正は憲法改正後に行うべきだと主張する民主党幹事長の実兄・由紀夫氏を批判した。
 由紀夫氏は5月16日の衆院本会議で「教育基本法は憲法の付属法だから、本来、新しい憲法の教育の方針に沿って改正されるのが筋だ」と小泉純一郎首相に迫った。
 邦夫氏は、祖父が昭和31年に「現行教育制度は占領下の特異な情勢の下につくられ、わが国の実情に即さない点もある。できるだけ早く改正したい」と述べた言葉を引用。出席した民主党議員に「憲法改正を待たずに教育基本法を改正しようと鳩山一郎は言ったと、幹事長に言っておいてください」と皮肉った。

 創価・公明党は「愛国心」「宗教的情操の涵養」を否定する。その少数派公明党に鼻面を引き回される自民党は見苦しい。廃案で出直したほうがましかもしれない。

胡錦涛の訪日発言

2006年06月12日 | 政治・外交
 中共の胡錦涛主席が「条件が整えば」訪日したいといっているそうだ。
 その条件とは何ぞや。
中国・胡錦濤主席「条件が整えば訪日」 (06/10 22:49)産経
 【北京=野口東秀】中国の胡錦濤国家主席は10日、4月に着任した宮本雄二駐中国大使と会見し、「条件が整い、適当な機会に貴国を訪問することを願っている」と語った。靖国神社参拝問題が解決すれば訪問する意思があることを改めて示したといえる。宮本大使から信任状奉呈を受けた際に述べた。
 胡主席は日中関係について「(双方が)共に大切にしていくべきだ。困難な局面が生じているが、われわれとして目にしたくないものだ。中国は一貫して中日関係を重視している」と強調したうえで、「当面の政治面での障害が取り除かれ、早期に健全かつ安定的な発展の軌道に戻ることを願っている」と語った。靖国問題への直接的な言及はなかった。

胡主席の訪日発言 安倍氏「前向きに受け止める」 (06/12 11:52)産経
≪首相任期中に首脳会談実現を≫
 安倍晋三官房長官は12日午前の記者会見で、中国の胡錦濤国家主席が条件が整えば訪日したいとの意向を示したことについて、「日中関係重視の発言として前向きに受け止めている。日本側は常に扉を開いており、胡主席を歓迎したい」と述べた。
 その上で、安倍氏は「日中関係の重要性をかんがみれば、首脳同士が胸襟を開いて議論することが成熟した関係を構築していくうえで重要だ」と述べ、今年9月までの小泉純一郎首相の任期中に、日中首脳会談を実現すべきだとの考えを示した。

 反日デモ日本大使館損壊、東シナ海軍事圧力、上海総領事自殺事件、靖国参拝内政干渉、日本の国連常任理事国入り阻止等々、ド素人が知っているだけでも中共の横暴はこれだけある。にもかかわらず、先日中国への円借款740億円を決定している。
中国への円借款740億円決定、中川農相は異議(2006年6月6日12時46分 読売新聞)
 政府は6日午前、政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、2005年度中の閣議決定を見送って“凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。
 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」と異論を唱えた。政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。
 会議では、08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。05年度分の供与額は、「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」(外務省幹部)との判断で決定した。04年度分は859億円だった。
 小泉首相は6日昼、対中円借款の決定について「総合的に判断した。いつも対中関係は重視している」と首相官邸で記者団に語った。
 中川農相は同日の記者会見で、「中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない」と不満を表明した。
 支援事業は、植林、下水道施設の整備、大気汚染防止など環境、エネルギー分野に重点を置く。
 円借款は通常、年度末までに決定しており、対中円借款の決定が翌年度にずれ込んだのは、1979年度分以来。

 中川農相の異議は一般日本国民の声ではないだろうか。お人好し外交はほどほどにしてもらいたいものだ。

丹生山系の続き

2006年06月10日 | 散歩・山歩き
 先日5月31日丹生山系~花折山縦走をしたが、最後のところで神鉄大池駅に抜ける道が分からずヤムを得ず谷上駅への車道歩きをしてしまった。
 今日は大池駅から逆に歩き、黒甲越から淡河へ抜ける「黒甲越・野瀬大杣池コース」を歩いた。先日梅雨入り宣言があったばかりだが、早速近畿地方は2、3日梅雨の中休み(?)となった。
 先日より気温が低いせいか羽虫の洗礼はなく、落ち着いて歩くことが出来た。ただ、途中の山道でバイクの轍があり、道や木の根っこが痛めつけられていたところがあった。人一人がやっと通れるような険しい山道だがモトクロスでエンジンを力任せに吹かして上がってくるのだろうか。残念なことだ。

 黒甲越の深い杉林、飛鳥時代につくられたという淡河町中山の大杣池などが見所だった。

 大池駅9時スタート、淡河町中山には16時ごろ到着した。そこから神鉄道場南口駅までは神姫バスがあるが、1時間に1本しかない。農家はみな自家用車を持っているし利用者が少ないから致し方ない。たまたま時刻の回り合わせが良かったのでそれほど待つこともなかった。

HPにスライド掲載しました 2006/06/11)