都知事選で60万票をとった田母神俊雄氏が次世代の党から衆院選に出馬することになった。
東京12区の太田氏(公明)と激突。
自公の共通公約なるものを見ると、自民公約「日本を取り戻す」自主憲法制定・憲法改正の一字もなかった。
公明党ブレーキによって本来の自民党公約が消されたのだろう。
同様に西村眞悟氏が大阪16区で前国交相北側氏(公明)と戦う。
自公分離を目指す田母神氏・西村氏に期待する。
自公の共通公約なるものを見ると、自民公約「日本を取り戻す」自主憲法制定・憲法改正の一字もなかった。
公明党ブレーキによって本来の自民党公約が消されたのだろう。
同様に西村眞悟氏が大阪16区で前国交相北側氏(公明)と戦う。
自公分離を目指す田母神氏・西村氏に期待する。
次世代・田母神氏「自民党の右側に柱をたて、自公を分離させる」 出馬会見詳報
(産経新聞)2014年11月28日(金)19:09
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141128563.html
元航空幕僚長で太陽の党代表幹事の田母神俊雄氏が28日、国会内で記者会見し、次期衆院選に東京12区から次世代の党の公認を受けて立候補する意向を正式に表明した。記者会見には次世代の党の平沼赳夫党首と藤井孝男総務会長が同席した。詳細は以下の通り。
◇
「このたび、次世代の党の公認を受けて東京12区から衆院選に出馬することを決心した。私は安倍(晋三)自民党内閣の『日本を取り戻す』とか『戦後レジームからの脱却』を支持する立場だ。女性の社会進出とか増税の方向性とか、違う点はあるけれども、基本的に『日本を取り戻す』という考え方に賛成だ。そのために憲法を改正し、日本を取り戻すことが必要だし、集団的自衛権の公使を容認することも必要だと考える」
「しかし、自公連立政権の中で、公明党はこれら安倍総理がやろうとしていることに基本的にみんな反対だ。だから安倍首相が頑張っても、今の自公連立政権では日本を取り戻すことは無理なのではないかと私は思っている。したがって、自民党の右側にしっかりと柱を立てて「安倍首相、もっとしっかりやってくれ」という健全野党ができ、次世代の党が勢力を拡大して自公分離ができて、いわゆる保守の連合が成立するようになって初めて、日本を取り戻すことができるのではないかと思う」
「私は太陽の党を今年9月に設立したが、(来年)1月1日を過ぎないと公職選挙法の(候補者届け出)政党になれず、太陽の党から立候補できないということだった。何とか立候補の道を探っていたところ、考え方も非常に近い次世代の党から今回立候補させていただくことになり、公認をいただいた」
「私は東で現国土交通相の太田昭宏先生と戦い、西村眞吾衆院議員は大阪16区で前国交相の北側一雄さんと戦う。公明党と戦って自公分離を進めたいという思いで立候補する。自公を分離させなければ日本の将来は危ないのではないかと私は思っている」
「『公明党と戦うことはやめたほうがいい』と、ずいぶんいろんな方から注意を受けた。『ひどい嫌がらせがあるから』ということで。でも、そんなことを言っていたら戦えない。嫌なことがあったら皆さんに全てお知らせする」
--昨日の次世代の党都連大会で立候補予定者が登壇した際は田母神氏はいなかった。今日の会見とのタイムラグが生じたのはなぜか
藤井氏「短期決戦だ。12月2日公示だから時間的余裕がない。議論している余裕がない。いろいろな意見があったのは事実だが、解散後の両院議員総会で最終的には平沼党首に一任することを全会一致で決定した。今日、党首から最終的な判断が出て、それを田母神候補が引き受け、今日(の表明)になった」
--東京12区からの立候補は単に自公分離が目的なのか、地縁があるのか
田母神氏「(東京12区内にある)赤羽に1年ほどいたことがあるが、地縁は特にない。自公分離を狙いとして立候補する」
藤井氏「東京12区は自民党候補者が出ない。前回の選挙では無効票が4万票ぐらいあったようだ。それで本当に有権者の選択肢があるのかどうか。全く自民党の候補者も出さないのは、ある面ではおかしいのではないか。有権者が選択できる幅を持たせることが必要ではないか」
--党内でいろんな意見があっても田母神氏に出てほしいという最終判断をした平沼氏の思いは
平沼氏「私は党首であると同時に選挙対策本部長だ。だから、いろいろご意見があるけれども最後の決断は私にさせてほしいという形で、今日が決断する時期だと思って、決断させていただいた」
--公示以降、何を訴えるか
平沼氏「私どもは安倍さんのやり方を前向きに評価しているところもあるが、アベノミクスの第三の矢に具体性がない。東京なんかは割合景気が良くなってきているけれども地方は疲弊している。第三の矢をもっと具体的に補強すべきだと主張していきたいし、8つある(次世代の党の)基本政策の筆頭は自主憲法の制定だから、このことも訴えていかなければならない」
同「田母神さんは安全保障の専門家だ。安全保障の面でも、憲法の前文の『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』という考え方じゃなくて、軍国主義になるという形じゃなくて、われわれの安全と平和は自らの力で担保していく。そういうことも盛り込んで主張していきたい」
--西村氏も田母神氏も自公分離を訴えている。平沼氏の考えでもあるのか
平沼氏「同じ考えを私はずっと持っている」
--田母神氏は太陽の党の代表幹事だ。太陽を離党して次世代から出馬するのか
田母神氏「その通りだ」
--田母神氏が一番訴えたい政策は何か
田母神氏「国民を守れる政治にしなければいけないと思う。例えば尖閣の海は日本の漁船が操業できない。中国の船は自由に操業する。そして中国の漁船と日本の漁船の衝突が起きると大変だからということで、海上保安庁は日本漁船に『尖閣の海に近づくな』という指示をしている。そういうことが長く続くのは全くおかしいと思う。国は国民の生活を守らなければいけない。でも守られていない状態が続いて放置されている。こういうことを改善しなければいけないし、こういうことが放置されているから小笠原でサンゴがとられるとかいう事件も起きる。国際社会の中では富と資源のぶんどり合戦みたいなものだから、きちんと国を守るということを細かい部分でやっておかなければ、どんどんこういうことが起きると思う。国民を守れる政治を実現したい」
--党の認知度アップを課題としてきた。知名度の高い田母神氏にどんな役割を期待するか
平沼氏「わが党は8月1日に結党し、9月16日に結党大会をしたばかりの政党だから知名度がない。石原慎太郎最高顧問も全国的に大変有名な人だし、田母神さんも東京都知事選に出て61万票を取るぐらいの全国的に顔の広い人だから、大いに知名度を上げ、そして党のためになってくれると認識している」
--平沼氏は憲法改正についての質問に対し、首相が何も答えなかったのに不満を示していた。これも対決姿勢の理由になったのか
平沼氏「次世代の党はいいものはいい、悪いものは悪いというというのが基本姿勢だ。是は是、非は非でいくわけだから、対決はしていない。ただ、私は25年間自民党にいて、安倍首相とも深い付き合いがある。この前の所信表明演説をよくみてみたら憲法のけの字も出ていなかったので、代表質問でそのことは指摘させていただいたけれども、私の感じでは安倍さん自身は諦めていないと思っている」
(産経新聞)2014年11月28日(金)19:09
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141128563.html
元航空幕僚長で太陽の党代表幹事の田母神俊雄氏が28日、国会内で記者会見し、次期衆院選に東京12区から次世代の党の公認を受けて立候補する意向を正式に表明した。記者会見には次世代の党の平沼赳夫党首と藤井孝男総務会長が同席した。詳細は以下の通り。
◇
「このたび、次世代の党の公認を受けて東京12区から衆院選に出馬することを決心した。私は安倍(晋三)自民党内閣の『日本を取り戻す』とか『戦後レジームからの脱却』を支持する立場だ。女性の社会進出とか増税の方向性とか、違う点はあるけれども、基本的に『日本を取り戻す』という考え方に賛成だ。そのために憲法を改正し、日本を取り戻すことが必要だし、集団的自衛権の公使を容認することも必要だと考える」
「しかし、自公連立政権の中で、公明党はこれら安倍総理がやろうとしていることに基本的にみんな反対だ。だから安倍首相が頑張っても、今の自公連立政権では日本を取り戻すことは無理なのではないかと私は思っている。したがって、自民党の右側にしっかりと柱を立てて「安倍首相、もっとしっかりやってくれ」という健全野党ができ、次世代の党が勢力を拡大して自公分離ができて、いわゆる保守の連合が成立するようになって初めて、日本を取り戻すことができるのではないかと思う」
「私は太陽の党を今年9月に設立したが、(来年)1月1日を過ぎないと公職選挙法の(候補者届け出)政党になれず、太陽の党から立候補できないということだった。何とか立候補の道を探っていたところ、考え方も非常に近い次世代の党から今回立候補させていただくことになり、公認をいただいた」
「私は東で現国土交通相の太田昭宏先生と戦い、西村眞吾衆院議員は大阪16区で前国交相の北側一雄さんと戦う。公明党と戦って自公分離を進めたいという思いで立候補する。自公を分離させなければ日本の将来は危ないのではないかと私は思っている」
「『公明党と戦うことはやめたほうがいい』と、ずいぶんいろんな方から注意を受けた。『ひどい嫌がらせがあるから』ということで。でも、そんなことを言っていたら戦えない。嫌なことがあったら皆さんに全てお知らせする」
--昨日の次世代の党都連大会で立候補予定者が登壇した際は田母神氏はいなかった。今日の会見とのタイムラグが生じたのはなぜか
藤井氏「短期決戦だ。12月2日公示だから時間的余裕がない。議論している余裕がない。いろいろな意見があったのは事実だが、解散後の両院議員総会で最終的には平沼党首に一任することを全会一致で決定した。今日、党首から最終的な判断が出て、それを田母神候補が引き受け、今日(の表明)になった」
--東京12区からの立候補は単に自公分離が目的なのか、地縁があるのか
田母神氏「(東京12区内にある)赤羽に1年ほどいたことがあるが、地縁は特にない。自公分離を狙いとして立候補する」
藤井氏「東京12区は自民党候補者が出ない。前回の選挙では無効票が4万票ぐらいあったようだ。それで本当に有権者の選択肢があるのかどうか。全く自民党の候補者も出さないのは、ある面ではおかしいのではないか。有権者が選択できる幅を持たせることが必要ではないか」
--党内でいろんな意見があっても田母神氏に出てほしいという最終判断をした平沼氏の思いは
平沼氏「私は党首であると同時に選挙対策本部長だ。だから、いろいろご意見があるけれども最後の決断は私にさせてほしいという形で、今日が決断する時期だと思って、決断させていただいた」
--公示以降、何を訴えるか
平沼氏「私どもは安倍さんのやり方を前向きに評価しているところもあるが、アベノミクスの第三の矢に具体性がない。東京なんかは割合景気が良くなってきているけれども地方は疲弊している。第三の矢をもっと具体的に補強すべきだと主張していきたいし、8つある(次世代の党の)基本政策の筆頭は自主憲法の制定だから、このことも訴えていかなければならない」
同「田母神さんは安全保障の専門家だ。安全保障の面でも、憲法の前文の『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』という考え方じゃなくて、軍国主義になるという形じゃなくて、われわれの安全と平和は自らの力で担保していく。そういうことも盛り込んで主張していきたい」
--西村氏も田母神氏も自公分離を訴えている。平沼氏の考えでもあるのか
平沼氏「同じ考えを私はずっと持っている」
--田母神氏は太陽の党の代表幹事だ。太陽を離党して次世代から出馬するのか
田母神氏「その通りだ」
--田母神氏が一番訴えたい政策は何か
田母神氏「国民を守れる政治にしなければいけないと思う。例えば尖閣の海は日本の漁船が操業できない。中国の船は自由に操業する。そして中国の漁船と日本の漁船の衝突が起きると大変だからということで、海上保安庁は日本漁船に『尖閣の海に近づくな』という指示をしている。そういうことが長く続くのは全くおかしいと思う。国は国民の生活を守らなければいけない。でも守られていない状態が続いて放置されている。こういうことを改善しなければいけないし、こういうことが放置されているから小笠原でサンゴがとられるとかいう事件も起きる。国際社会の中では富と資源のぶんどり合戦みたいなものだから、きちんと国を守るということを細かい部分でやっておかなければ、どんどんこういうことが起きると思う。国民を守れる政治を実現したい」
--党の認知度アップを課題としてきた。知名度の高い田母神氏にどんな役割を期待するか
平沼氏「わが党は8月1日に結党し、9月16日に結党大会をしたばかりの政党だから知名度がない。石原慎太郎最高顧問も全国的に大変有名な人だし、田母神さんも東京都知事選に出て61万票を取るぐらいの全国的に顔の広い人だから、大いに知名度を上げ、そして党のためになってくれると認識している」
--平沼氏は憲法改正についての質問に対し、首相が何も答えなかったのに不満を示していた。これも対決姿勢の理由になったのか
平沼氏「次世代の党はいいものはいい、悪いものは悪いというというのが基本姿勢だ。是は是、非は非でいくわけだから、対決はしていない。ただ、私は25年間自民党にいて、安倍首相とも深い付き合いがある。この前の所信表明演説をよくみてみたら憲法のけの字も出ていなかったので、代表質問でそのことは指摘させていただいたけれども、私の感じでは安倍さん自身は諦めていないと思っている」