落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

攻めあぐねるロシア

2022年03月25日 | 世相
ロシアのウクライナ侵攻から1ヶ月、ウクライナ軍が一部地域でロシア軍を押し戻したという。
ロシアに対する西側各国の経済制裁は、通貨ルーブルの下落をはじめロシアの体制をも揺るがしかねないものとなってきた。
ウクライナがロシア軍を一部「押し戻す」、ゼレンスキー氏は「ロシアへの抗議」世界に訴え 侵攻28日目 2022年3月24日
https://www.bbc.com/japanese/60844015

ウクライナのゼレンスキー大統領は世界中の人々にロシアに抗議するよう英語で呼びかけた。

ロシアによるウクライナ侵攻28日目の23日、ウクライナ軍が一部地域でロシア軍を押し戻したと現地市長が述べた。ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部マリウポリなど複数の都市では、計4500人以上が人道回廊を通じて避難した。こうした中、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、侵攻開始から1カ月となる翌24日に、ロシアへの抗議の声を上げるよう世界中の人々に英語で呼びかけた。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアの脅威に対応するため東欧4カ国に新部隊を配備することで合意する見通しだと明らかにした。

港湾都市マリウポリではロシア軍による砲撃が続いている。水や食料が不足しているほか、市内の建物の90%が損傷または破壊されたと推定されている。

ウクライナ当局によるとこの日、同国各地の都市から4500人以上が人道回廊を通じて避難した。首都キーウ(キエフ)のメディア「キーウ・インディペンデント」は、このうち約3000人はロシア軍に包囲されたマリウポリからザポリッジャ(ザポロジエ)へ移動したと副首相が述べたと報じた。

キーウでは、ロシアの反政府活動家でジャーナリストのオクサナ・バウリナ氏がロシア軍の銃撃により死亡した。バウリナ氏はロシア軍が砲撃したポドルスク地区の被害状況を撮影していたという。

複数メディアは、ロシアのアナトリー・チュバイス大統領特別代表が辞任したと報じた。ウクライナ侵攻開始以降で辞任したロシア政府関係者としては最高位。報道によると、チュバイス氏はすでに出国し、妻と共にトルコにいるという。ウクライナ侵攻に反対していたとされる。

ゼレンスキー氏、世界規模の抗議呼びかけ

侵攻開始から1カ月となる24日を前に、ウクライナのゼレンスキー氏は世界中の人々に向けてビデオ演説を公開した。

その中で、24日にロシアへの抗議の声を上げるよう呼びかけた。
「ロシアによる戦争は、ウクライナだけに対する戦争ではありません。その意味はもっと広範囲に及ぶものです」と、ゼレンスキー氏は初めて英語で演説した。
「ロシアは自由に対する戦争を開始した」とし、「これはロシアにとっては始まりに過ぎません」と付け加えた。・・・・・


デフォルトは目前 危機に陥るのは本当にロシア経済だけか 2022年3月15日(火)13時20分 ブレンダン・コール
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2022/03/post-98296.php

<ウクライナ侵攻が経済に及ぼす大打撃を警告する声は高まる一方。資源大国の経済破綻で、西側も大量の返り血を浴びかねない>

ロシアは4月半ばにもデフォルト(債務不履行)に陥る可能性がある──。

米金融大手モルガン・スタンレーの新興市場ソブリン債戦略部門を率いるサイモン・ウィーバーは顧客向けのメモでそう述べたと、ブルームバーグが伝えた。「私たちはデフォルトが最もあり得るシナリオだとみている」

特に金融部門を狙い撃ちにした西側の厳しい制裁措置はロシア経済に確実にダメージを与えている。ロシアの一部銀行は国際的な決済システムであるSWIFT(国際銀行間通信協会)から締め出され、通貨ルーブルは底なしの下落を続けている。

ロシアは早ければ4月15日にデフォルトする可能性があるとみられている。この日に満期2023年と2043年のドル建てロシア国債の利払い猶予期間(30日)が終わるからだ。

ロシアのデフォルトは「通常のデフォルトとは比べものにならないだろう」と、ウィーバーのメモには書かれている。ベネズエラのケースが参考になるというのだ。

ベネズエラ政府と国営のベネズエラ石油会社は600億ドルの債務残高を抱えて2017年にデフォルトし、国家経済を奈落の底に突き落とした。

「市場は通常のデフォルトに加え、近い将来において債務再編の望みが全くない壊滅的なデフォルトまでも織り込んだ価格を付け始めている」と、英調査会社オックスフォード・エコノミクスのガブリエル・スターンは本誌に語った。

ブルームバーグによると、2023年満期のロシア国債の価格は現在、額面1ドルにつき29セント前後だ。この価格は「デフォルトするかその直前の他の新興国(の国債)と比べても極端に安い」と、スターンは言う。例えばザンビアは72セント、スリナムは69セント、スリランカは39セントだ。

「今やロシア債を買うのは、ルーブルでの利払いを受け入れるロシア人だけだろう。そういう奇特な買い手がいるとしたら、この価格ならお得な買い物と言えなくもない」と、スターンは付け加えた。
「ロシアにとってこれは屈辱的な事態だ」

世界経済も景気後退に突入?

ブルームバーグによれば、ロシア政府が抱えるドル建てとユーロ建ての債務残高は約490億ドル。その一部は今後何カ月かで利払い期限を迎える。

こうした状況をにらんで、ドイツの資産運用会社・DWSグループのジョージ・カトラムボーンも「(ロシアの)デフォルトのリスクは現実のものだ」とメディアに語った。ロシア債は買い手がつかず、事実上の取引停止状態だという。
ただ、西側企業が扱う新興国の債券市場インデックスファンドにロシア債が占める割合はわずかで、西側の金融機関はロシア債のリスクにほとんど影響を受けない。

ロシアがデフォルトに陥れば、重要な同盟国、つまり中国に真っ先に影響が及ぶと、エール大学の経済学者スティーブン・ローチは米メディアに語っている。「中国に(破産した)ロシアと蜜月を続ける余裕はないだろう」

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに仕掛けた戦争が経済に及ぼす大打撃を警告する声は高まる一方だ。

ロシア軍の侵攻開始の4日後、国際金融協会(IIF)はロシアの今年のGDP成長率予想を2桁台のマイナスに修正した。格付け会社のフィッチ、ムーディーズ、S&Pは既にロシア国債の格付けをジャンク債並みに下げている。

一方、この戦争が世界経済に及ぼすより広い影響も懸念されている。欧州市場の指標となる北海ブレント原油の先物価格は3月8日、1バレル=140ドルに迫った。
ロシアは石油、天然ガスに加え、パラジウムなどレアメタルも豊富に産出する資源大国だ。

戦争の激化は西側企業の資源調達にも甚大な痛手を及ぼしかねない。起業家で投資家のニール・デベナムは言う。
「エネルギー価格が上がり続ければ、世界経済はこの3年間で2度目の景気後退に突入する恐れがある」



ゼレンスキー 国会演説へ

2022年03月19日 | 政治・外交
ゼレンスキー宇大統領が23日国会で演説するらしい。
17日、同大統領が米連邦議会でロシアのウクライナ侵攻を、WWⅡの真珠湾攻撃に例えたという。
「真珠湾攻撃」は奇襲ではなく、米の囮(おとり)であった。ルーズベルトの開戦が身辺のスパイによって吹き込まれたという説も嘘で、自身と米国民の意思であったことも明らかになっている。
ゼ大統領が日本に来て何を演説するのか、演説を許可した日本政府もどうかと思われる。
プーチンの愚挙によりウクライナ難民がさらに増え数百万人に達したことは気の毒なことには変わりなく、人道的支援だけでいいのでは。
ゼレンスキー大統領、米連邦議会で『真珠湾攻撃』例にした訴え…ネットで抗議の声「日本人として不愉快」「例えとして不適切」  3/17(木) 16:32配信 中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca4e1749dd83408c653b3cd1186530e213f5559d

 ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領が16日、米連邦議会で「真珠湾攻撃」を例に出して支援を呼び掛けたことに、ネット上で戸惑いの声が上がっている。

 リモートで行われた演説では、米国が攻撃を受けた第2次世界大戦の真珠湾攻撃や同時テロを例に出し「空から攻撃され、罪のない市民が殺されたことを思い出してほしい」と訴えた。

 日本も、ウクライナ側からゼレンスキー大統領によるリモートの国会演説の打診を受け、岸田文雄首相は前向きな意思を示している。

 日本がハワイの米軍基地に行った真珠湾攻撃を例に出してゼレンスキー大統領が演説したことに困惑する声がネット上では多く投稿された。ツイッターでは「真珠湾攻撃」がトレンド入り。

 「真珠湾攻撃を911と並べて語られた事は日本人として不愉快だし、とても残念」「日本の議会で演説させようという意見に耳を疑う」「真珠湾攻撃は民間人を的にしなかったので、例えとして不適切」と不快に感じたとして抗議する声が散見された。

 一方で「真珠湾攻撃そのものを非難するつもりは無いよ。あの時と我らは同じだ。って言いたいだけ」「当然では。なによりこの戦争ではアメリカの支援を如何に引き出すかが大事」と理解を求める声も見られた。



加古川(日岡山公園・鶴林寺)梅林

2022年03月11日 | 散歩・山歩き
梅林を訪ねて三日目。
Googleの地図で見た加古川市の梅林を訪ねてみた。
いずれも梅林と云うほどの規模ではなく、数本程度であった。
鶴林寺(山号刀田山)は聖徳太子創建といわれる古刹、壮大な伽藍には三重の塔や国宝級のお堂・仏像・文化財を保有する。
ついでに見学ではもったいないのでパスした。
境内の梅の木は1,2本だけであった。


山歩記




ウクライナ難民 100万人

2022年03月06日 | 世相
ロシアの暴挙、ウクライナ侵攻で、ウクライナ難民が100万人。この寒空に気の毒なことだ。
ウクライナ難民、1週間で100万人 国連
2022年3月3日 11:56 発信地:ジュネーブ/スイス [ スイス ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3392996?pid=24272403

【3月3日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は3日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて近隣諸国に逃れた難民が100万人を超えたと発表した。

 フィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官は「わずか7日間で100万人の難民がウクライナから近隣諸国へ逃れた」とツイッター(Twitter)に投稿。「砲火を沈黙させなければならない」と訴えた。(c)AFP

プーチン(70)の精神に疑問を持つ見方もある。
一国のリーダーが精神に異常を来す?、取り巻きは何をしていたかということになる。
プーチン氏の精神状態に異変? ウクライナ攻撃は「密室決定」か【解説委員室から】 2022年03月02日10時00分
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202203kaisetsuiin017

 ロシアのプーチン大統領が2月24日、軍部隊にウクライナ侵攻を命じ、首都キエフやハリコフで激しい包囲戦に入った。ウクライナ軍の抵抗や国際社会の制裁があっても、ひるむ気配はなく、凄惨(せいさん)な市街戦となってきた。

 プーチン大統領は核兵器運用部隊に高い警戒態勢への移行を命じており、緊張が高まっている。米国では、狂信的なプーチン氏の精神状態を疑問視する見方も出てきた。

 侵攻を決めたのは、プーチン氏ら旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元同僚とする見方が有力。外部を遮断した「密室決定」が要注意だ。(拓殖大学海外事情研究所教授・元時事通信モスクワ支局長 名越健郎)