落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

菊水山~鍋蓋山~市ヶ原~摩耶山(新緑の中へ)

2007年04月29日 | 散歩・山歩き
 昭和の日

HPにも掲載しております 2007/04/30)

 朝から快晴。土日は勤労者や家族連れに譲り避けているのだが、あまりに良い天気で外に出たくなった。
 バイクは置いて、自宅から菊水山~摩耶山へと足を延ばした。
 このところ左膝に違和感があって負担をかけない歩き方を習得したいということもあった。終点の森林植物園には16:40に到着、7時間余りなんとか歩き通した。膝もなんとかもってくれた。
 森林植物園から最寄り駅までは無料バスに乗った。しかし、今日は休日で小部峠まで自家用車が延々と続き10数分のところが1時間かかった。幸いお隣に座ったおばちゃんと山の話でうち解け退屈せずにすんだ。おばちゃんはもう70が近いというが、見た感じでは自分とそう違わない。孫を連れてハイキングに来ていた。近年富士登山ツアーに参加しご来光を拝んできたのよと仰っていた。
 自分はまだ登っていない。なにしろ日本一のお山、死ぬまでに一度は登らなければなぁ。(写真:再度山大龍寺参道の新緑)

今日は何の日

2007年04月28日 | 政治・外交
 毎年うっかりと通り過ぎてしまうのだが、52年前の今日、日本の主権が回復したのだった。終戦の日から昭和27年のこの日までは米軍の占領下にあった。そしてこの日、サンフランシスコ条約が発効し国家主権を完全に回復した。自分はまだ小学生で全然意識しなかったどころか、最近まで恥ずかしながら意識していなかった。
 近年の中韓朝の言いがかりが目に付くようになって否が応でも自分の国について考えさせられるようになり、反面有り難いことであった。中共の国力が増し、中共国内の矛盾が露呈してきている証拠とも思える。

 今日のことを新聞では不思議なことに余り取り上げられていないが、産経新聞正論で小堀桂一郎氏の「主権回復記念の日の意義を考へる」を読ませていただいた。安倍内閣が主張している「戦後体制からの脱却」という意味からも大切なことと思う。

 安倍首相就任後、河野・村山談話をきっぱり否定されるかと思いきや踏襲するとのことで歯切れが悪いのは残念だが色々お考えがあるのだろう。防衛庁の省への格上げ、教育基本法改正、国民投票法案、NATOとの連携、豪州との日豪安保共同宣言など、今までにない動きがあり、見守りたいと思う。

三流

2007年04月26日 | 世相
 遠い昔、国語教師が試験前に朝日新聞の「天声人語」を読んでおくように等といっていた。
 「朝日ジャーナル」等をポケットにつっこんでいる輩を見ると、何となく進歩的と思ったりしたものだ。
 インターネットをやるようになって、この朝日新聞の悪辣さ知った。「千人斬り」「従軍慰安婦」「珊瑚礁損壊」等々。そして、また売らんかなの捏造記事。
首相、週刊朝日記事に激怒「記者は恥ずかしくないのか」 産経(2007/04/25 05:02)
 安倍晋三首相は24日夜、朝日新聞社発行の「週刊朝日」(5月4日・11日号)が、長崎市長銃撃事件の発生に首相秘書のトラブルが関係していたと受け取れる記事を掲載したことについて、「まったくのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。こんな記事を書いた記者は恥ずかしくないのか。私や私の秘書が犯人や暴力団の組織と関係があれば、首相も衆院議員も辞める考えだ」と批判し、朝日新聞社に強く謝罪を求めた。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。首相が進退にまで言及し報道に抗議するのは極めて異例だ。
 首相は「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。私や私の秘書にも家族や親族がいて、子供もいる。これは言論によるテロではないか。報道ではなく(倒閣を目指す)政治運動ではないか」と述べた。
 記事は「長崎市長射殺事件と安倍首相秘書との『接点』」。警察庁幹部の証言として、首相の元秘書が市長銃撃の実行犯、城尾哲弥容疑者が所属する暴力団に脅かされ警視庁が捜査に入り、長崎県警に一切情報提供をしない中で事件が起きたというもの。

 この三流新聞がシェア2位とは・・・

丹波市 向山連山(ヒカゲツツジ探訪)

2007年04月24日 | 散歩・山歩き
HPにも掲載しております 2007/04/26)

 今日一日雨は無しという予報で、丹波市氷上町石生に向かった。

 ここに「水分れ公園」があり向山連山の登山口になっている。「水分れ(みわかれ)」とは、水が分かれるで日本一海抜の低い(95m)中央分水界がある。降った雨は向山から流れ出る細い高谷川の土手1250mを境に北側は日本海に南側は瀬戸内海に流れていくのだ。


 写真は「水分れ」交差点。左側が日本海側、右側は瀬戸内海側、画面奧に「水分れ」公園がある。背後の山が向山連山。




 ヒカゲツツジは淡い緑、クリーム色の花びらのツツジで、暖かいせいか既に散り始めていた。山の上の方はまだしっかりと付いていて、コバノミツバツツジが薄紫のアクセントを添えていた。

 連山を歩いた後、足も疲れていたが麓の資料館に立ち寄った。見学者は私たった一人だったが係員の方(女性)が親切にガイドしてくださった。「水分れ」についての説明、ビデオ、連動して注水される模型など大変面白かった。いま地球の温暖化で水没の危機にある島々があるが、仮に水位が100m上昇したとすると、ここ「水分れ」地域は本州を東西に分ける海峡となってしまうとのこと。

 バイク走行:154km 帰宅 18:30

日本の森

2007年04月19日 | 世相
  今日の「クローズアップ現代」では日本の林業の現状を取り上げていた。
クローズアップ現代「日本の森 再生のチャンスを生かせるか」2007/04/19 NHK
外材価格が高騰し、国産材復活のチャンスが訪れている。一方、放棄地の拡大や安定供給など課題も多い。貴重な資源を守り産業として再生できるか、日本の森の未来を考える。

 山歩きをしていると、荒廃した森に出くわすことがある。後継者の不足や、これまでの安い外材におされて成り立たなくなった林業の現状を目の当たりにして部外者でも心が痛む。一方美しく管理された杉や桧の森は歩いていても楽しい。

 番組によると・・・
 外材に市場を奪われる原因として、歪みが多く水分の多い国産材は敬遠される。建築方法が変わり、予め工場で加工するので材木の乾燥度が高く歪みが少ない外材が有利とのことであった。日本では零細な企業が多いため乾燥設備が整っていない。しかし徐々にではあるが乾燥設備に国の支援も始まっている。植林や林業の機械化で乗り切る業者の姿も紹介されていた。解説の遠藤鹿児島大学教授のお話では、日本の材木需要は輸入に頼らずとも充分国産でまかなえるし、国土の保全にも林業の再生は重要という。


(写真は山歩きで見た風景)

兵庫県宍粟市 空山、大甑山、後山(4月12日)

2007年04月14日 | 散歩・山歩き
 4月12日「平成之大馬鹿門」に会いに行く。
 このユニークな名前の建造物が山の頂上にあるという山の案内があった。関連の情報を検索すると、いきさつが面白く諧謔に満ちている。「平成之大馬鹿門」は空山、大甑山に設置されており、自分も馬鹿になって山歩きの励みにした。

 自宅からバイクで出発(5:30)ー滝野社IC=(中国自動車道)=山崎ICーR53、R72ー千種町中野

 空山登山口(8:30)~空山901m頂上(9:20-9:35)~空山登山口(10:25)

 バイクで次の大甑山(おごしきやま)・後山の登山口に移動

 板馬見渓谷林道終点登山口(11:00)~不動滝(11:10)~大甑山・一般コース分岐(11:35)~大甑山1095m頂上(12:20- 昼食-13:10)~後山頂上1345m(13:50-14:00)~大甑山・一般コース分岐(15:30)~板馬見渓谷林道終点登山口(16:00)

 ー板馬見渓谷林道ー松の木公園(16:30)ーR72、R53ー山崎IC=(中国自動車道)=滝野社ICー自宅(18:45)

 バイク走行距離 246km 帰宅 18:45

(詳細はHPに掲載しています)

中共温家宝首相来日

2007年04月13日 | 政治・外交
 中共首脳の来日(12日)は6年ぶりだそうだ。国会演説では満場起立の拍手だった。マスコミの扱いも大きい。昨年親日国インド・シン首相が公賓として来日したときと比較すると腑に落ちない気がする。

 マスコミが報道しないことで、拉致問題では中共は「台湾独立に反対」を条件にしたというニュースがあった。(メルマガ「台湾の声」の記事より)
「台湾」を「拉致解決」の交換条件にした温家宝 台湾研究フォーラム会長 永山英樹
4月11日に発表された日中共同プレスで日本側は、「台独反対」を盛り込めと の中国の執拗な要求を退け、単に「台湾問題で日本は日中共同声明で表明した立 場を堅持」で押し通した。

中国側は、「台独反対」表明の見返り条件として、中国が日本の拉致問題解決を 支持することを挙げたと言う。つまり「台湾」と「拉致」の交換と言うわけだっ た。首脳会談で安倍首相が拉致事件での協力を求めたところ、温首相は「台独反 対」を公に表明してくれれば、中国が北朝鮮の拉致事件で応援するのも当然と言 うことになるだろう」と言ったと言うのだ。これに対し安倍首相は「この二つは 全く関係がない」と拒絶した。

このような話を12日付の台湾紙自由時報は伝えている。

植民地の宗主国ではあるまいし、日本政府に「台独反対」を言う権利などないの だから当然だろう。
「拉致解決を応援するから、台湾併呑を認めろ」と言うのが温家宝であり、中国 政府である。こんな卑劣な国が日本の友好国などと言えるのか。これで怒らない 人間は日本人ではない。
ただ安倍首相の対応には大きな問題もある。盛り込み要求を拒絶した後、従来政 府が繰り返し言ってきたように、「台湾独立は支持しない」と明言したのだ。
「支持しない」は日中共同声明にも書かれていない。中国のご機嫌を取りたい橋 本首相が勝手に言い出したものである。いや、中国に言わされたと言うべきだろ う。
もっとも「支持しない」は「反対する」とは異なる。「支持しない」には、台独 問題には関与しないと言うことを意味するものと思われる(少なくとも米国はそ う言う立場だ)。だがそのような細かな理屈など、誰が理解できるだろう。「支 持しない」は「反対」としか受け取れない。そんなことを表明しては、国民はみ んな「わが政府は台湾の独立に反対している。なぜなら台湾問題は中国の内政問 題だからだ」と思ってしまう。中国の宣伝しだいによっては、日本は台湾を中国 領と承認していると、国際社会で誤解されることもあるだろう。実はこれこそ中 国の狙うところなのだ。

日本は中国が怖いなら、台湾独立の問題では黙っていればすむことなのだ。それ をわざわざ積極的に「支持しない」などと言ってしまうから、次には「反対しろ」 と要求されるのだ。そしてその次は「台湾は中国領と承認せよ」と来る・・・。

国民はあまり知らないことだが、台湾問題を巡って日本は、中国と言う覇権主義 国家にここまで押されているのである。「拉致」まで交換条件にしてくる中国の 必至な攻勢に、今後日本はどこまで持ちこたえられるのだろうか。(19.4.12)

 口を開けば歴史認識と仰るが、中共のチベット、ウイグル弾圧、臓器売買、偽ブランド、南京大虐殺宣伝等々、国会でどなたか一人ぐらいヤジか質問でも出るかと思ったが極めておとなしく礼儀正しかったようだ。
 その後、温首相は東京・紀尾井町のホテルニューオータニで創価学会の池田大作名誉会長と会談したとのこと。気色の悪い話ではある。

新学期

2007年04月10日 | 日常・身辺
 窓から見える歩道橋を小学校の入学式を終えた晴れ着のお母さんと新入生が帰ってくるのが見えた。花曇りの暖かい日で背景の桜も満開で入学式にふさわしい。
 自分の入学式の記憶では、当日雨であった。校庭の水たまりに桜の花が散り敷いていた。母は鮮やかな空色の着物と藤色の羽織を着ていたのを覚えている。教室に入ると油引きの床の匂いや父兄の晴れ着のナフタリンの匂いが入り交じっていたのを思い出す。私は幼稚園の後半は行っていないのでやや人見知りがつよく、また早行き(3月生)でもあり大勢の同級生に圧倒される気弱なこどもであった。・・・(とHPに書いている)

 まだ米の占領下にあったが、周囲は戦争の面影も見られず落ち着いていたように思う。少し先輩の方々の話ではGHQの教育方針で軍国主義復活を極力抑えるべく不穏な文言やページに教科書に墨が塗られていたり、仇討ちをテーマにした物語や絵本は処分されたそうだ。自分たちの歴史教科書では既に修正済みの新しいものであった。その内容は現在明らかになってきているように日本がひたすら侵略を繰り返し朝鮮や支那を不当に弾圧したというものだ。高校に至るまでその考え方で統一されてきていた。

 GHQの政策は農地解放や財閥解体などその後の日本の発展に寄与したものもあったが、昭和憲法や教育面では歪んだものになり、日本人の伝統を重んじる精神や家族郷土を守る独立精神を弱めた。
 昭和27年にサンフランシスコ条約が発効して独立国としてスタートしたものの、日米安保も締結された。軍隊の重装備をしない代わり経済発展を重視して今日に至っている。国同士のお付き合いも結局は人間同士のお付き合いの延長だ。品行方正な国もあればヤクザな国もある。それぞれに表と裏がある。所有欲、妬みや恨みはつきもので長い間にはギクシャクするし、国のありようも変わってくる。支那の経済発展、軍事脅威は増すばかり、一方世界の保安官たる米はかつての勢いにかげりが出ている。

 今日の新入生が中高年になる頃、日本はどんな国になっているだろうか。