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「むらさきのスカートの女」今村夏子さんを読んでの感想

「むらさきのスカートの女」今村夏子さんを読んでの感想です。
芥川賞受賞作ということ。まあ面白く読めました。
この小説は「わたし」が見たことを描写している。ずっと「わたし」が「むらさきのスカートの女」を追いかけて「わたし」が見たことを書いている。
普通、小説は主人公を見ている人は現わさない。上から登場人物をながめているような視点で客観的に描かれるのでこの作品は新しい小説の書き方かな。
僕の他人事メソッドの実況アナウンサーがこの小説の「わたし」かなと思いました。

内容はおもしろいけれどちょっと冷たい「わたし」が「むらさきのスカートの女」を見たことを書かれている。
それでも初めはやさしい好意的な視線で書かれていて、ユーモアもあり僕も喜んで楽しんだ。
「むらさきのスカートの女」の行動を応援して、そして心配もして、そしてある意味覗き見するように読んだ。
でも途中から冷たい批判的な視点に変わってしまったように僕は感じて残念だった。
読み終わった感想として、面白かったけれど薄い。まあ新人作家の作品として仕方ないのかなと思いました。

僕の本を読むペースが上がって来た。気象の勉強もして、英語の勉強でTedも聴き始めた。これから僕の本格的な浦河の生活が始まるのかな。
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