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ブルース・スプリングスティーン「THE WALL」の感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「HIGH HOPES」より
「THE WALL」の感想です。
この曲はブルースがライナーノーツで書いていた録音するべき曲なのだろう。
ブルースの地元でのロックバンドの先輩。
ベトナム戦争で行方不明になった友人。
彼を偲んで書いた曲。
戦没者慰霊碑に来て彼のことを想う。
その情景が僕にも浮かんでくる。

解説を読むとブルースが妻パティと首都ワシントンDCにある戦没者慰霊碑に来ている時の歌らしい。
僕は2012年9月にレッキングボール・ツアーを観る為にワシントンDCに行っている。
そして国会議事堂に行きホワイトハウスを眺めて、リンカーン・メモリアルにも行った。
そしてガイドさんの運転する車で戦没者墓地も通った。
窓から白い十字架の墓標の列が見えた。
「BORN IN THE U.S.A.」のビデオにも写っていたその墓標の列。
僕は実際に見た時、想像していたよりもそれぞれの墓標が小さいと感じた。
でもその大切な場所にも行ってきた。
僕は大切なものを見て感じてきた。魂のある場所なのだと思った。
実際は小さいけれど、その中身はとても重いのだと思う。

そんなことを僕はこの曲を聴いて思った。
戦争への無力感。
残された人は刑期を務めるように生き続ける。
何とも言えない曲だ。
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