自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
「異界の歩き方 ガタリ・中井久夫・当事者研究」村澤和多里・村澤真保呂著を途中まで読んでの感想
僕はこの本を読んでいたらちょうどべてるまつりでこの本の著者の方そしてこの本を含めたシリーズ ケアをひらくのプロデューサーの方がいらして少し話してサインもしてもらいました。人の出会いはおもしろいです。
この本を最初の3分の1ぐらい読んだ所までの感想です。
すごくよく当事者研究のことをまとめられている。
僕が10年来べてる、当事者研究のことを読んで来たことが簡潔にまとめられている。
僕はそうだ、これを僕は読んで来たのだと思いました。
そしてこれを読んで僕は浦河べてるの家に来たのだと思いました。
僕も爆発の研究をしているのだな。治すより活かす。
そうか僕も爆発をみんなで研究しよう。研究でみんなとつながれるのだ。弱さをきずなにだな。
僕も支援者だけに頼るのでなく、みんなに聴かれるつながれる開かれた聞かれ方をしよう。
本の中に「向谷地の実践は非常にどろくさくうさんくさい」とある。
これをべてるは最近はきれいなものにしようとしているから違和感を僕はべてるに来てから感じているのかなと思いました。
当事者研究はつきもの落としに似ているという。
当事者研究で言うお客さんはきつねのつきもの。
人とことを分けている。そして悩みを外在化している。
僕もまゆに包まれていると感じた時があったな。温かかった。また作ろう。
そして当事者研究が目指すものは「苦労を取り戻す」こと。
僕もいろいろな人の手助けを借りて異界に入り通過して生まれ変わった。
僕はさらにそれをべてるで進めていきたい。
僕も思春期の異界を通り越したのだな。何かなつかしくいとおしく感じる。
当事者研究では失敗することを認められていると思う。
それで失敗してももう一度一緒に頑張ろうとユーモアとともに救いの感覚が訪れる。
べてるで七夕飾りに「治りませんように」という短冊があったという。
これを言えたのは本当にそこがいい場所だったのだろうな。
中井久夫「個人症候群」
天理教の教祖は幻聴を神のお告げと言ったようだけど、それを違うと言わず周りの人はそれに合わせたという。これが回復には大切。
僕のブルース・スプリングスティーンの追っかけもこれと同じかなと思う。
当事者研究はこの回復をみんなで行う。
僕は支援者だけに頼らずメンバーのみんなに聴いてもらいながらべてるで生活していきたい。
当事者研究の醍醐味は1対1でなくて1対多なのだと思う。
それにしても僕の他人事メソッドも天理教の教祖の体験と同じかなと思いました。
ここからこの本は難しく成るようなので、とりあえずここまで読んだのをまとめました。
べてるの家を語るのにすごくいいまとめだなと読んでいて思いました。
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