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ブルース・スプリングスティーン「INDEPENDENCE DAY」感想

ブルース・スプリングスティーン「INDEPENDENCE DAY」「独立の日」
ブルース・スプリングスティーンは父のことを歌にしていることが多いと思う。
この「INDEPENDENCE DAY」もその一つ。
アメリカの人たちにとって独立記念日は特別なものだと僕は思う。
それを父からの自分の独立とした曲。

俺はお父さんが変わっていく様を見てきた。
でも俺はそうはならない。
俺はこの街を出て行く。あなたから離れて。
俺達は言葉を選び距離を置いてきた。
でもこの家に二人は一緒に居られない。
俺達二人は似ているのかもしれない。

だからさよならと言ってくれ。今日は独立記念日だから。

お父さん、今はあなたが言いたかったけれど言えなかったことが分かる。
たださよならとだけ言ってくれないか。独立記念日なのだから。
俺はその事を放り投げるつもりは決してなかったと誓う。

最後の歌詞は僕が今まで思っていた訳詞で、本当の訳は、
決してあなたが望んだものを奪うつもりはなかった
となっています。

僕も僕の父と確執があった。
僕は父が嫌いだった。父に僕の嫌な部分が見えて嫌っていた。
僕が病気の時、「僕はあなたの子供でなければよかった」とまで僕は父に言った。
でもその後、父は僕のやりたいことをやらせてくれた。
勉強が出来ないからと仕事を辞めてまでして気象予報士試験の勉強をしても、
僕のやりたいようにやらせてくれた。

父が癌で亡くなる直前に僕は父に話した。
「僕のやりたいことをやらせてくれてありがとう」
と。すると父は
「よく受かったよ。試験を受け続けなければ得意な問題は出なかった」
と言ってくれた。
そして僕が
「僕は自分のやりたいことはやるけれど、やらなければいけないこともやれればいいのだけど」
と言ったら父が
「やりたくないこともやってくれた」
と家族の仲が壊れかけた時に僕が入院して行ったことを話してくれたのだと僕は思った。
そして僕と僕の父は和解出来たと僕は思っている。

僕が父にやらなければいけないこと、話さなければいけないことを話せたのも、
僕が「INDEPENDENCE DAY」を聴いてきたからなのだと今僕は思う。
写真は僕が気象予報士試験の勉強で図書館に通っていた時に歩いた道です。
この道を通るとあの頃を思い出します。
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