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読売新聞「編集手帳」の詩

出かけた場所で偶然読んだ新聞に載っていた詩に心を引きつけられた。

あのとき
飛びおりようと思ったビルの屋上に
今日は夕陽を見に上がる

読売新聞6月11日朝刊、一面コラム欄「編集手帳」


僕の書いた詩ではないが、自分と重ね合わした。
目の前の相手にその詩のことを話している内に涙が出てきた。
きっとこの作者にはこの屋上で本当に素晴らしい夕陽が見えるのだと思う。

悩み苦しんで、苦しみ抜いた先に見えてくるものがある。
苦しんだからこそ見えるものがある。

全て順調に人生を送ってきた人には分からない
苦しんだ人にしか味わえないものがあると思う。

僕はある意味普通の人生設計からはずれてしまった生き方をしているかもしれない。
でも横道にそれたからこそ得られたものがある。
普通の人は見逃してしまうものが見えるのだと思う。

僕にとりとても大切な詩に出会えた
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コメント
 
 
 
もがき苦しんで (トム・ジョード)
2010-06-11 17:44:30
こんにちは。kantenbouさんの
ブログを読んでスプリングスティーンが
こんなことを語っていたというのを
思い出しました。
「・・・音楽をやって来て、
もがき苦しんだ後で、やっとここに
到達したんだ。俺が見出したものは、
友情と希望と、自分への信頼と目的、
そして情熱だった」

ブルースの人生は人から見れば
富も名声も得て順風満帆に見えるかもしれない。
でも彼の音楽を聴けば優しい、繊細な
性格ゆえに戸惑ったり、落ち込んだり、苦しんで
きて、葛藤しながら音楽を続けている事が
感じられるような気がします。

僕はブルースと生まれた国や育った環境も
違うけれど、そんな彼の音楽に対する想いに
ひかれるから、初めて聴いた時から今まで聴き続けて
いるのかもしれません。
 
 
 
信じる理由 (kantenbou)
2010-06-11 19:38:48
トム・ジョードさん

スプリングスティーンがもがき苦しんだ後に見出したものは、友情と希望、自分への信頼と目的、そして情熱。

僕がスプリングスティーンを好きなのは、そのサウンドが好きなのだけれど、それと伴に歌詞に含まれている希望です。

スプリングスティーンも成功と伴に葛藤、不安があったと聞いています。自分がそんな偉そうな事を言える資格があるのか悩んだとも聞いています。

そのスプリングスティーンを僕が一番好きなところは、その状況で最善を尽くす姿勢です。
いろいろあるけれど最終的には希望を持っている。
それぞれの場面で一生懸命に生きる。
それが危機を乗り越えた後に得られるささやかな幸福感だと思います。

「reason to believe」の歌詞
ひどく疲れきった、もがき苦しんだ日の終わりに、それでも人は信じる理由をみつける。
僕も信じています。
 
 
 
夕陽 (ぷに)
2010-06-16 22:27:59
ひさしぶりにのぞいてみたら…

kantenbouさんが読んだ「編集手帳」の切り抜き
私の手元、パソコンのすぐ横にあります。

毎日、反芻するように、読んでいます。

どんな夕陽が、待っているのかな…
 
 
 
自分だけが見える夕陽 (kantenbou)
2010-06-17 18:13:24
ぷにさん

その夕陽はぼやけた何でもない太陽かもしれません。
でも、その人には誇らしく温かく照らしてくれるのでしょう。

僕はこういう話がすごく好きです。
僕もいつか自分の人生を想い夕陽を眺められるかな。
 
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